日本のあらゆる芸能を司る女神、天宇受売命（アメノウズメ）。ここでは、その魅力に迫ります。アメノウズメの舞は、天岩戸に籠ってしまった天照大御神を惹きつけ、世界に光を取り戻しました。日本神話の要ともいえる場面で活躍する、どこかカリスマ的な雰囲気を纏う神様でもあります。

日本神話でもひときわ有名な八岐大蛇（ヤマタノオロチ）伝説。ヤマタノオロチは出雲国にやってきては、娘たちを襲った化け物です。スサノオに退治された際、その尾からは三種の神器の一つ、草薙の剣が出てきました。ここでは、この伝説と、そのさまざまな興味深い解釈もご紹介します。

日本神話の中でも、広く知られたヤマタノオロチ退治に登場するクシナダヒメ。スサノオに救われ、妻となりました。「櫛名田比売」という名からもわかるように、田んぼの豊かな実りを司り、夫婦和合や良縁のご利益がある神様。両親に大切に育てられ、スサノオにも愛された女神のお話です。

日本神話には登場しない、ヴェールに包まれた瀬織津姫について解説します。瀬織津姫は、とても大きな力を持ちながら、歴史にはほとんど伝えられていません。神社などで数多く奏上される大祓詞の中でだけ、その姿を知ることができる神様です。そのご利益をはじめ、なぜ記紀には登場しないのかなど、瀬織津姫の謎に迫ります。

暮らしのあらゆるところ、あらゆる物事に、八百万の神が宿ると考えられてきた日本。
日本神話には、混沌とした中で天と地が分かれ、この国が生まれ、神々が生み出される物語が綴られています。

今回紹介するのは、そんな中で誕生した神様のひとり、シナツヒコ。風を司る神様です。