神楽で世界を救った!芸能の女神 天宇受売命(アメノウズメ)【日本の神さま】

私たちが生きるこの時代にも、生き生きと語り継がれる日本神話の世界。
天宇受売命(アメノウズメ)が活躍する天岩戸神話は、誰もが聞いたことのある有名な物語ですよね。

岩戸に籠ってしまった天照大御神の気を引くために、とびきり魅力的な踊りで八百万の神を大いに沸かせたという、なんだか力みなぎる、はつらつとした印象の女神です。

重要な役目を担ったにもかかわらず、臆せず思わず惚れ惚れしてしまうような凛とした立ち振る舞い。

世界に光を取り戻し、日本神話の大切な場面をきっちりと収めるアメノウズメとは、一体どんな神様なのか。
さあ、その魅力について探っていきましょう。

アメノウズメとはどんな神様?

全名 天宇受売命(アメノウズメ『古事記』)、天鈿女命(アメノウズメ『日本書紀』)
神祇 天津神(アマツカミ)
別名 天乃於須女(アメノオスメ)
別称 宮比神(ミヤビノカミ)、大宮売神(オオミヤノメノカミ)、猿女君(サルメノキミ)、おかめ、お多福、
配偶者 猿田毘古神
神社 荒立神社、佐瑠女神社(猿田彦神社)、鈿女神社、千代神社、車折神社
神格 芸能神
ご神徳 芸能上達、祭祀守護、開運招福、縁結び、夫婦和合、武芸守護など

アメノウズメという名前の由来

アメノウズメという名前の由来には、いくつかの説があります。

古事記の表記、宇受(うず)。
また日本書紀での表記、鈿(うず)。
うずは、古の時代のかんざし、髻華(うず)を表しているといいます。

この髻華、細かくいうと、かんざしとして神事の際に巫女が身につけた、草木の枝葉や花をさします。
これらの植物は、巫女が神がかりする際、招いた神霊を宿らせる「依り代」としての大切な役割を持つものです。

アメノウズメは強き女⁉

また古語拾遺に、もうひとつのアメノウズメの名前の由来が記されています。

天鈿女命 古語、天乃於須女。其神強悍猛固。故以為名。今俗、強女謂之於須志、此縁也

アメノウズメ、古くは天乃於須女(アメノオスメ)という。その神は荒々しく、勇ましかった。そこで、そういう名前になった。今、強い女を於須志(オズシ)というのは、これが所以である

アメノウズメという名には、そんな勇ましく、凛々しい女神としての意味が込められてもいるようですよ。

この古語拾遺は、平安初期に成立した歴史書。
「古事記」「日本書紀」と並び、古の時代を知ることができる貴重な文献として知られています。

それでは、アメノウズメが活躍する、日本神話をのぞいてみましょう。

アメノウズメに関する神話

日本神話の大切な場面に登場し、要ともいえる役目を担うアメノウズメ。彼女なしでは、物語は成立しません。

神楽の始まり?天岩戸の神隠れで活躍

神楽の始まり?天岩戸の神隠れで活躍

天岩戸神話の流れのなかでも、一際目立つのがアメノウズメです。
物語は、天照大御神が乱暴狼藉をはたらく弟神スサノオを大いに嘆き、岩戸に引き籠もってしまったことから展開していきます。

太陽を司る天照大御神が岩穴に隠れたことで、高天原(たかまがはら=天照大御神が治める天上の世界)は闇に包まれます。
同時に、葦原中国(あしはらのなかつくに=高天原と黄泉の国にある地上の国、つまり日本)にも昼は来ず、闇夜に閉ざされてしまいました。
また、ありとあらゆる禍いが起きるようになったといいます。

天照大御神を岩戸から誘い出すため、神々は集まって策を練ります。

そして考えられたのは、「祭り」プラン。
神々は、立派な供え物を準備し、祝詞をあげ、そして、満を持してアメノウズメが踊り始めます。

アメノウズメは、天の香山のヒカゲノカズラを襷掛けにし、マサキノカズラを頭に挿しました。手には、天の香山の笹の葉を結った束。
そして、岩戸の前で、ひっくり返した桶を踏み鳴らして踊ります。

神がかりし、胸をはだけさせ、履いた衣は腰の下まで押し下げて舞いました。そのアメノウズメの様子に、高天原にとどろくほど八百万の神は大ウケ。
賑やかな外の様子に、思わず天照大御神は岩戸を少し開いて尋ねます。

「私が籠ったことで、世界は闇に包まれているはず。なぜアメノウズメは舞い、神々は笑っているのですか」

アメノウズメは答えました。

「あなた様より、さらに尊い神様がいらっしゃったので、皆は喜び、私は舞っているのです。ほら、」

大きな鏡を差し出されると、天照大御神は「どんな神様か」と思わず覗き込もうとしました。
その隙に、天手力男神(アメノタヂカラオノカミ)が天照大御神を岩戸から引っ張り出し、岩戸の入り口は戻れないように注連縄(しめなわ)が渡されました。

そうして、世界には光が戻ったのです。

雑学

アメノウズメの舞は神楽の始まり

アメノウズメの舞は神楽の始まり

天照大御神を誘い出したアメノウズメの舞。これこそが、神楽の始まりといわれています。

古くは、神楽は神の宿る場所「神座(かむくら)」に神をおろし、神事を行う際に巫女が舞ったもの。そこから、この「かむくら」が「かぐら」の語源となったという説も伝わります。

また、神楽の古称として知られているのが「神遊び(かむあそび)」という言葉です。『古事記』では、アメノウズメが神がかりして舞うことを、「楽ぶ(あそぶ)」と記しています。

天照大御神を誘い出すための作戦だったとはいえ、高天原をどよめかせ神々が大いに笑い、楽しんだアメノウズメの舞。

現代では、神楽は無病息災、五穀豊穣を祈願して神に奉納する神事として伝わります。
そして、神事でありながら、また人間も大いに楽しむ芸能として、形を変えながら今の時代に受け継がれているのです。

いつのころに生まれた言葉なのか、「神人和楽」という言葉があります。
神と人とがともに、和やかに楽しむ。
神楽の真髄は、この「神人和楽」であるともいわれています。

衣を脱ぐのは、なぜなのか?

この天岩戸のアメノウズメの舞でちょっと気になるのが、胸をはだけ…という部分。神がかりして舞ううちに、つい衣が乱れてしまっただけなの?
ただ、この後にもアメノウズメ、自ら胸をあらわにする場面が登場します。

どうもここにも意味が隠されていそうです。

古の時代、女性性には非常に強い特別な力があると信じられてきました。生命を生み出し、弱ったものに活力を与え甦らせる、そして邪悪なものを祓う力です。

岩戸に籠ってしまった太陽神天照大御神を蘇らせるため、穢れを祓うために、アメノウズメは胸をあらわにし、強い力を持つ女性性を表現しているのだとも考えられるのです。

天孫降臨、サルタヒコとの出会い

アメノウズメは、もう一つとても大切な場面で登場することになります。
こちらも有名な、天孫降臨のお話。天照大御神の孫にあたる神、邇邇芸(ニニギ)が高天原から葦原中国に天降る際のお話です。

オオクニヌシによって、国造りが完成した葦原中国を譲り受けた天津神たち。その地の統治者として任命されたのはニニギでした。

ニニギは、葦原中国に向け高天原を発つことになります。
この天孫降臨には、天岩戸の際に活躍した神をはじめとする多くの神々が随行するのですが、その中にアメノウズメの姿もありました。

一行が、高天原と葦原中国の境界「天の八衢(やちまた)」という、道が幾つにも分かれた難所に差しかかった時のこと。 光輝く異形の神が待ち構え、高天原と葦原中国両方の道を煌々と照らしていました。

天照大御神と高木神(=高御産巣日神)は、多くの神々がいる中、アメノウズメに命じます。

「そなたはか弱い女ではあるが、他の神に面勝つ力を持つ神である。行って、『我が子が天降る道を邪魔するものは誰か』と聞いてきなさい」

そこでアメノウズメが相対したのが、猿田毘古神(サルタビコノカミ)でした。 天照大御神たち高天原の神々が天津神(あまつかみ)であるのに対し、サルタヒコは葦原中国に出現した神、国津神(くにつかみ)になります。

日本書紀が伝えるところによると、サルタヒコはとても大柄で、ものすごく長い鼻。眼は鏡のように爛々と光り、まるで真っ赤な鬼灯のようだといいます。

天孫降臨、サルタヒコとの出会い

そんな強面のサルタヒコに他の神々は動けずにいる中、アメノウズメは怯むことなく対峙します。

アメノウズメはこの時、天岩戸の舞の時と同様、胸元をはだけ、履いている衣を腰の下まで押し下げていました。そしてなんと大笑いしていたのだとか。 アメノウズメの問い詰めに、サルタヒコは思わず名乗り、 「天津神の御子(=ニニギ)が天下りなさるとお聞きしたので、先導をさせていただこうと、お迎えにあがり待っておりました」 と伝えます。

サルタヒコと結婚?

サルタヒコの案内もあり、無事に葦原中国 高千穂(現在の宮崎県高千穂町)の地に降りたニニギ一行。

ニニギはアメノウズメに、サルタヒコを伊勢の地に送っていくよう、そしてサルタヒコの名を継いで名乗り仕えるよう、命じます。 そしてアメノウズメが継いだ名は、「猿女君(さるめのきみ)」。名を継いだことを、アメノウズメとサルタヒコの結婚であると捉える説もあります。

この結婚はあまりに急だったため、二人で暮らす宮を建てるにあたって、周りにあった皮を剥いで製材していない材木、つまり荒木を使ったのとか。 これが、天孫降臨の地、高千穂の「荒立神社」の由来です。この荒立神社には、アメノウズメとサルタヒコが暮らしたという伝承が残ります。

ナマコの口ってどんな口?

日本神話には、アメノウズメのこんなエピソードも。
サルタヒコを伊勢まで送りとどけたアメノウズメは、海であらゆる魚たちを集め、問うたそうです。

「お前たちは、天の神の御子(=ニニギ)にお仕えするか、どうか」

魚たちは皆
「お仕えしましょう」
と答えたものの、ナマコだけは一向に返事をしません。

アメノウズメは怒り、
「返事をしないのはこの口か!」
と、小刀でナマコの口を切り裂いたのだそう。それ以来、ナマコの口は大きく裂けているのです。

神話はそんなふうに伝えています。アメノウズメが切り裂いたというナマコの口、ちょっと気になりますよね。

確かに、大きく裂けているようにも見えるナマコの口。
でも実際には、ナマコの口は伸縮自在。口の中にたくさんの触手があり、エサを捉える時などはその触手を使うため、大きく口が開き、まるで裂けているようにも見えるのです。

このなんとも独特な口の形状。昔の人々は、それがまるで神様に切り裂かれてしまったかのようだ、と思いを馳せたのかもしれませんね。

サルタヒコの力を継承したのか?それとも奪ったのか?

このアメノウズメとサルタヒコの間には、さまざまな説があります。

●天孫降臨の際、天津神のアメノウズメが対峙し、国津神の代表サルタヒコの名を顕かしたことから、サルタヒコの天孫への服属を表しているといわれます。

●八咫鏡のような眼を持ち、天の八衢で辺りを照らしていたサルタヒコは、伊勢の地の太陽神であったという説も。天孫に服属することによって、この地の太陽神は天照大御神となったと考えられます。

●高千穂の荒立神社で暮らしたという説がある一方で、アメノウズメはニニギに命じられた通り、サルタヒコを本拠地とされる伊勢に送りとどけ、そのまま五十鈴川の川上で共に暮らしたという説も伝わります。

●古事記では、アメノウズメが猿女君の名を継ぐことになったと記されたすぐ後に、サルタヒコのこんなエピソードが続きます。 伊勢に戻ったサルタヒコが、阿邪詞(あざか=現在の三重県松阪市の海沿い)で、漁をしていたところ、大きな貝比良夫貝に手を挟まれ、溺れてしまいます。 サルタヒコは亡くなり、アメノウズメが継いだことによって猿田君の名が残ることに。

天孫降臨の物語の中に、実はさまざまな意味合いが隠されていそうですね。

アメノウズメが芸能の神と呼ばれる由縁とは

アメノウズメは日本のあらゆる芸能の神として、広く信仰を集めています。
その理由には、ふたつのポイントがありそうです。

この国の芸能の始まり

天岩戸の前で、アメノウズメが繰り広げた舞。これが、神楽が初めて舞われた瞬間だったともいわれます。

神楽は、日本最古の芸能といわれ、歌舞伎や能などといった伝統芸能の起源であるともいわれます。

日本書紀には、この時のアメノウズメについて「巧みに俳優(わざおき)をなし」との記述があります。
わざおきとは、滑稽な動きで神や人々を楽しませ、喜ばせること。現代の俳優は、このわざおき、に由来しています。

アメノウズメの舞ったものは、すべての芸能の発芽ともいえるのです。

サルタヒコから継いだ名「猿女君」

そしてもう一つは、アメノウズメがサルタヒコから「猿女君」という名を継いだこと。

ニニギから継ぐように、と命じられた「猿(さる)」、この名には「=戯る(さる)」という意味があるともいわれます。
戯るという言葉には、「ふざける」「はしゃぐ」「才気がある」「色気がある」などの意味があり、先ほどの「俳優(わざおき)」にも通じる意味合いを持っているのです。

アメノウズメは、猿女君(サルメノキミ)という名を継ぎ、その子孫は朝廷の祭祀、大嘗祭や鎮魂祭などで神楽を担う巫女を出す氏族となりました。

この猿女君、伊勢土着のシャーマンの一族であったという説もあります。神がかりして舞い、ご神託を受ける、特別な力を持つ集団ともいわれているのです。

アメノウズメをお祀りしている神社

ありとあらゆる芸能を司る神として知られるアメノウズメ。
天津神と国津神の出会いの橋渡しをしたことから、縁結びの神様としても、全国の神社でお祀りされています。

荒立神社/宮崎県

荒立神社/宮崎県

天孫降臨、神々が降り立ったとされる高千穂の地。のどかな里山を進んだ先、杉木立の中に佇む荒立神社は、アメノウズメと猿田彦が夫婦となって、暮らしたと伝わる場所です。

暮らすための宮は、急ごしらえで、切り出したままの皮がついた木材、荒木を使って建てたことから「荒立宮」と呼ばれるようになりました。

境内の林の小径には、さまざまな板木がかけられており、その中の七福徳寿板木は、木槌で力強く7回打って願うと、天孫降臨の神々のご利益を受けることができるとされていますよ。

この神社は、多くの芸能関係者が訪れることでも有名。
また、アニメ化され大人気となった漫画「推しの子」には、芸能人である登場人物が荒立神社を参拝するシーンが描かれていることで、芸能の神様として広く知られるようになりました。漫画には、高千穂の町の風景もそのまま描写され、この漫画のファンも多く訪れています。

【荒立神社】

所在地:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井667

佐瑠女神社(猿田彦神社)/三重県

三重県伊勢市、天照大御神を祀る伊勢神宮の内宮のほど近くにある猿田彦神社。

先ほども触れたように、サルタヒコは伊勢土着の神です。この猿田彦神社の境内に建つのが、アメノウズメを祀る佐瑠女神社。 地元では「さるめさん」との愛称で親しまれています。

一般的に神社は南か東を向くことが多いのですが、この佐瑠女神社は、猿田彦神社の本殿と向かい合わせに建ち、北向きです。

芸能の神として知られるアメノウズメですが、天孫降臨の際、天津神と国津神の間を取り持ったとして、男女の縁だけではなく、人と人、人と仕事など、良縁、縁結びのご利益がある神様としても知られています。

【佐瑠女神社(猿田彦神社)】

所在地:三重県伊勢市宇治浦田2-1-10 猿田彦神社境内

鈿女神社/長野県

北アルプスの山々を間近に望める安曇野の地。松川村にある鈿女神社は、桓武天皇から有明山の麓に住むという鬼賊八面大王の征伐を命じられた坂上田村麻呂が、この地に建立したと伝わる神社です。

神社としての創建は、明治になってからと伝わります。
大正から昭和はじめには、「おかめさま」として信仰を集め、五穀豊穣・商売繁盛・芸事繁栄などのご利益があるとして、多くの参拝者が集まったといいます。あまりの賑わいに、近くには参拝者のための「おかめまへ駅」が作られました。

参道には多くの茶店やお土産物店が並んだといいますが、時代とともにその賑わいは落ち着き、駅も国営化にともなって「北細野駅」となりました。

アメノウズメは猿田彦と合祀されることが多い神ですが、この神社では本殿にはアメノウズメのみが祀られ、猿田彦は境内にある末社に祀られています。
今は、田園に囲まれた静かな神社です。

【鈿女神社】

所在地:長野県北安曇郡松川村6695−1

千代神社/滋賀県

彦根市で最も長い歴史を持つ神社ともいわれる、千代神社。
古くは佐和山の麓にありましたが、天正13年、佐和山城を築く際、信心深い石田三成が神様を見下ろすことを憚り、彦根山の麓に遷座。彦根城築城の際にはまた元の場所に遷されました。

境内からはほとんど見えない本殿は、国の重要文化財に指定されています。意匠が見事で、極彩色が施された彫刻などがとても華やかです。

また、この神社で人気なのが「扇おみくじ」。
手のひらに乗るほどの小さな翁ですが、京都の扇専門店「舞翁堂」製の特注品なのだそう。
とても細やかで丁寧なつくり。藤や牡丹などの花々が描かれた美しい絵柄が9種類あるとのことです。

【千代神社】

所在地:滋賀県彦根市京町2丁目9-33

芸能神社(車折神社)/京都府

京都市右京区、車折神社の境内にある15の末社のうちの一つが、芸能神社です。

芸能神社は撮影所がある京都という場所柄もあり、参拝する芸能関係者も多いことで知られます。 ずらりと並ぶ朱の玉垣は4,500枚ほど。参道にずらりと並ぶ様子は圧巻です。その中には、きっとお気に入りの芸能人も。ゆっくり歩きながら、お名前を見るのも楽しそうです。

車折神社のお参りの際には、手水舎で穢れを清めた後に、「清めの社」にお参りするのがおすすめです。 心の穢れを祓い、悪運浄化や厄除けのご利益がある、境内随一ともいわれるパワースポットとして知られますよ。

【芸能神社(車折神社)】

所在地:京都市右京区嵯峨朝日町23

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誰にとってもありがたい神さま

日本神話の超難題で指名され、臆することなくどこか楽しげにクリアするアメノウズメ。
ちょっとうらやましくなるほど、頼もしい女神でした。

きっと芸能の神様であるのは、芸能のルーツである神楽を舞ったこと、どこかカリスマ性があって、人を惹きつける力を持つこと。もう一つ、あるのかもしれません。

自分の力を信じる、その後押しをしてくれること。
芸能の神様ではありますが、きっと、誰にとっても頼れる神様なのです。

これから、少し太陽の力が弱くなる季節。
背中もちょっと丸まりがちです。

でも、こんな神様がついていてくれたら、少し顎を上げて、よし!力が湧いてきそうです。

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