世界一美味しい料理とは?|日本料理は世界何位?世界一料理が美味しい国ランキングで世界の旅気分を味わおう!

世界にはたくさんの美味しい料理が存在します。各個人による好みの違いなどにより「世界一」を決めるのは難しいでしょう。

そこで本記事では、「世界一料理が美味しい国」をランキング形式で紹介していきます。
それぞれの国の料理の歴史や魅力にも迫ります。日本国内にいながら、料理をテーマに世界を旅しているような気分が味わえること間違いなしです!

目次

世界三大料理とは?

よく耳にする「世界三大〇〇」ですが、料理にも世界三大と言われるものがあることをご存知でしたか?
世界三大料理とは、フランス料理・中華料理・トルコ料理を指します。

ちなみに、世界三大料理の称号は、公的な組織が定めたものではありません。長い歴史の中で文化的な認識や世界各地での影響力により浸透したものなので、特定の誰かが決めたというわけでもないとか。ここまで一般常識のように広まっている認識なので、とても意外ですよね。それだけ多くの人の認識が共通だったということなのかもしれませんね。

それでは、世界三大料理それぞれの魅力を解説していきます。

世界三大料理1. フランス料理

世界三大料理1. フランス料理

フランス料理の特徴は、高品質な食材を使用し、洗練された技法です。食材の新鮮さや季節感を大切にし、ソースや調味料の繊細なバランスを追求します。
フランス料理の提供方式はコース料理が一般的です。前菜からメインディッシュ、デザートに至るまで食事の進行も楽しみの一つです。また、見た目の美しさや盛り付け方も大事なポイントになっています。フランス料理の歴史は中世までさかのぼり、王侯貴族の食文化として発展しました。

フランス料理について詳しく知りたい方はコチラ▼

美食の国フランス~世界のグルメ美食探検

世界三大料理2. 中華料理

世界三大料理2. 中華料理

中華料理は、中国の伝統的な料理体系でさまざまな調理法や食材を使用することで知られています。地域ごとに特色があり、広東料理・四川料理・上海料理・北京料理など、地域ごとに異なる料理スタイルがあることが特徴です。
勢いのある火力を使い中華鍋で調理するイメージの強い「炒める」手段はもちろん、蒸す・煮るなどさまざまな調理法が存在します。甘・酸・苦・辛・塩の五味をバランスよく活用し、多彩な味わいを楽しめます。中華料理は、中国4000年の歴史といわれると同様に、古代から現在まで長い歴史があるのです。

世界三大料理3. トルコ料理

世界三大料理3.トルコ料理

トルコ料理の特徴は、豊富な食材と香辛料、ハーブの使用にあります。地域ごとに異なる料理や風味を楽しめるのも魅力のひとつです。
トマトやオリーブオイルでイタリア風味の味付けにしたり、香辛料を使用しスパイシーな味わいにしたりと東洋と西洋をミックスしたような料理が多いことも特徴です。トルコ料理は、オスマン帝国時代からの影響を受け、アジアやヨーロッパ、中東の要素が融合し、独特の料理文化が発展しました。シルクロードならではの異文化が交ざり発展したと言えますね。

世界三大スープは、世界四大スープ?

どの分野でも世界的に知名度の高いものは3つ挙げられることが多いことから、一般的には世界三大スープとされています。しかし、スープの分野では、4つの美味しいスープが存在したため、3つではなく4つとされたようです。
世界四大スープと称されるスープは、トムヤムクン・フカヒレスープ・ブイヤベース・ボルシチの4つを指します。
また、世界三大スープの選定にも厳密な規定がなく、長い歴史の中で現在の形になりました。

世界四大スープ1. タイ「トムヤムクン」

世界四大スープ1. タイ「トムヤムクン」

タイのトムヤムクンは、エビを主材料としたチリペッパーの辛み、ライムジュースやレモングラスなどの酸味を活かした辛くて酸っぱいスープです。一度飲んだらやみつきになるその独特な風味と香りが世界中で人気を博しています。
一般的にはタイが発祥とされていますが、実は諸説あり、ラオスやカンボジアなど東南アジアなどでも食されていた可能性が示唆されています。日本でもタイ料理屋には必ずあるメニューで、ヌードルを入れるトムヤムヌードルなど日本でも気軽に試すことができますよ。

タイ料理について詳しくはこちら▼

エスニック料理の大定番!自宅で本格タイ料理を楽しもう

世界四大スープ2. 中国「フカヒレスープ」

世界四大スープ2. 中国「フカヒレスープ」

フカヒレスープは、乾燥させたサメのヒレで作られる中華料理の中でも特に豪華な一品です。テレビの高級料理特集でその黄金のスープと肉厚のフカヒレを目にする機会は少なくありませんが、日常でフカヒレが丸ごと入ったスープを味わう機会はなかなかありませんよね。フカヒレの特徴は、コラーゲン質でプリプリとした食感です。スープのベースには、鶏ガラやシーフードなどが使用され深い旨味が引き出されています。
中国でも現代だけでなく古来から高級なスープでした。フカヒレスープの歴史は古く、中国の宋朝までさかのぼります。当時から八大珍味の一つとされ、主に宮廷料理として提供されていました。明代には、潮州料理などで高級食材として広く利用されるようになりました。

フカヒレスープは日頃から気軽に味わうことができるスープではありませんが、何か特別な日のディナーとして中華料理コースの中で召し上がってみてはいかがでしょうか♪

世界四大スープ3. フランス「ブイヤベース」

世界四大スープ3. フランス「ブイヤベース」

ブイヤベースは、フランスのマルセイユ地方を代表する伝統的な魚介スープです。新鮮な貝や魚を使用して大きな鍋で煮込んで調理します。大きな鍋で海鮮を煮込むというだけで出汁文化に馴染みのある私たち日本人としては、美味しそうに感じませんか?
スープはトマトベースににんにくを加え、数種類のハーブやスパイスが使われ、複雑な味わいが楽しめます。
ブイヤベースは南フランスのプロヴァンス地方が発祥で、もともとは地元の漁師たちが余った魚を使って作った素朴な料理ですが、現在では高級料理としても知られています。

諸説ありますが、四大スープの冒頭で紹介したタイのトムヤムクンは、ブイヤベースを参考に作られたのではないか、とも云われているんだとか♪

世界四大スープ4. ウクライナ「ボルシチ」

世界四大スープ4. ウクライナ「ボルシチ」

ボルシチは、東ヨーロッパ、とくにウクライナやロシアで広く親しまれているビーツ(赤かぶ)を使用したスープです。ビーツは砂糖の原料になる甜菜の一種でほんのりと甘みが特徴です。最近日本でもおしゃれなカフェのサンドウィッチやサラダなどでお目にかかる機会が増えたのではないかと思います。
ボルシチはビーツ以外には具材の決まりはなく、キャベツ、じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどの野菜が入っています。また、牛肉や豚肉、ハムやベーコンなどの加工肉を加える場合もあります。乳酸発酵させたビーツやサワークリームを添えるのが一般的で独特の酸味が特徴です。

ボルシチの起源は、中世までさかのぼります。もともとはウクライナの農民の中で食されていましたが、19世紀になると、ボルシチはロシア帝国全土に広まり、さまざまなバリエーションが生まれました。

【番外編】世界の高級食材「世界三大珍味」とは?

世界三大珍味とは、キャビア・フォアグラ・トリュフの3つの高級食材を指します。
それぞれが独自の風味と高級感を持ち、フランス料理で使用されることが多く、世界中で愛されています。日本では結婚式のコース料理など豪華な席で、世界三大珍味のどれかが出てくるイメージがあるのではないでしょうか。最近はトリュフの香りを活かしたパンやスナックが増えてきたので、以前よりは近い存在になりましたね。

世界三大珍味 詳しくはコチラ▼

食べてビックリ!「世界三大珍味」をはじめ、世界の奇妙な食べ物を紹介

世界一料理がおいしい国ランキング

ここからは、料理が美味しい「国」のランキングを紹介していきます。
私たちの国の日本料理も、海外メディアなどで「美食大国」と言われるだけあって、なんとランクイン!果たして何位なのでしょうか。
それでは見ていきましょう♪

世界一料理がおいしい国ランキングトップ5 中華料理

5位にランクインしたのは中華料理です。中華料理は先ほど世界三大料理としても紹介しましたが、こちらのランキングでも堂々の5位を獲得しました。

中華料理は四川料理・広東料理・北京料理と分かれており、その土地の気候や風土に大きく影響され独自の進化を遂げました。中華料理店を選ぶときは、四川・広東・北京のどこの地域なのかを意識して選んでみてくださいね。ちなみに、辛いものが好きな人には四川風がおすすめですよ♪

世界一料理がおいしい国ランキングトップ4 ポルトガル料理

世界一料理がおいしい国ランキングトップ4 ポルトガル料理

4位にランクインしたのはポルトガル料理です。ポルトガル料理は多様な風味とオリーブオイル、ニンニク、玉ねぎなどを使用したシンプルな味付けが特徴です。

ポルトガル国内でも、地域によって料理の特色が異なります。北部は山岳地帯であるため、肉料理が多く、中央部は穀物や野菜が豊富で、南部は海岸線が長く、魚介料理が中心です。

世界一料理がおいしい国ランキングトップ3 ギリシャ料理

世界一料理がおいしい国ランキングトップ3 ギリシャ料理

3位にランクインしたのはギリシャ料理です。ギリシャ料理は、地中海の豊かな風土と歴史的な背景に基づく多彩な料理が特徴です。新鮮な食材とシンプルながらも風味豊かな調理法が特徴で、健康的な食事としても注目されています。
地中海側と山岳地帯では気候が大きく異なるため、地中海側ではオリーブやトマトなどの栽培、山岳地帯では羊やヤギの牧畜が盛んでチーズなどの乳製品が多く生産されています。

世界一料理がおいしい国ランキングトップ2 日本料理

世界一料理がおいしい国ランキングトップ2 日本料理

日本料理が2位にランクイン!日本料理は、繊細な味わいと美しい見た目、季節感の旬を大切にした素材選びや料理法が特徴です。

日本は四季がはっきりしており、季節ごとに栽培できる野菜が変わるので、料理には常に季節感が反映されています。島国で周辺を海に囲まれているため海洋資源も豊富です。素材を活かした調理が多いので、ヘルシーな料理としても海外からの注目が集まっていますよね。私たちが美味しいと感じている日本の料理が世界的にも認められていることは、喜ばしいことですね♪

具体的に何が美味しいとされているのかは、後ほど詳しく解説していきますので、お楽しみに♪

外国人が世界で最も美味しい!と感じたことがある日本の食べ物

日本料理は、その繊細な見た目や味わいで多くの外国人を魅了しています。

その中でも多くの外国人が「世界で最も美味しい」と感じたことのある日本料理は、寿司、和牛ステーキ、ラーメン。
下記のコラムで理由などを解説していますので是非読んでみてくださいね♪

海外の反応が面白い!世界から見た「日本のいいところ」といえば?

また、エスニック風はない日本のカレーも海外から注目が集まっているとか!?

日本の美しい出汁(だし)文化

それ以外にも、出汁を取る食文化に感動する方もいるようです。

出汁は、日本料理の基盤となるものです。深い味わいと風味を与え、その料理を一層美味しくします。昆布・かつお・煮干し・しいたけなどの数多くのだしの素になる食材があり、食材の多様性も特徴です。

出汁の歴史は古代にさかのぼります。奈良時代にはすでに昆布やかつお節が使われていたと言われています。独自の旨味成分であるグルタミン酸が含まれていることから、世界中の料理研究者にも注目されています。

世界一料理がおいしい国ランキングトップ1 イタリア料理

世界一料理がおいしい国ランキングトップ1 イタリア料理

1位は日本でも馴染みの深いイタリア料理でした。イタリア料理は、新鮮な食材を使い、その持ち味を引き出す調理法が特徴です。パスタソースやピザは少ない材料で作られることが多く、スパゲッティ、ラザニア、マルゲリータピザなどが代表的です。

地中海性気候はオリーブオイルやブドウの栽培に適しており、地域ごとに異なる料理が楽しめます。長い海岸線により魚介類を使った料理が豊富で、山岳地帯ではチーズやハムの加工食品が発展しました。

料理単体に注目!世界一美味しい料理5選

世界一美味しい料理ランキングは、さまざまな料理を国単位ではなく料理単位で評価し、その中から最も優れたものを選ぶものです。日本のレストランで食べられるものもありますので、今後の食事の参考にしてみてください♪

世界一美味しい料理トップ5. イタリア 「ナポリピッツァ」

世界一美味しい料理トップ5. イタリア 「ナポリピッツァ」

5位はイタリアのナポリピッツァです。イタリアのナポリ地方が発祥のシンプルな味わいの誰の口にも合う伝統的なピザです。

ナポリピッツァの生地は、強力粉・水・塩・イースト菌のみで作られます。手で延ばされることで独自のもっちりとした食感が生まれます。トッピングは、シンプルで新鮮なトマトソースやモッツァレラチーズ、バジルやオリーブオイルが基本です。

世界一美味しい料理トップ4. タイ 「マッサマン・カレー」

世界一美味しい料理トップ4.タイ 「マッサマン・カレー」

4位はタイのマッサマン・カレーです。世界で最も美味しい料理に選出されたこともあるマッサマン・カレーは、タイ南部を代表する伝統的なカレーです。

ブレンドしたスパイス、ココナッツミルクがベースでコクのあるクリーミーな風味が特徴です。タマリンドペーストやパームシュガーなどが加わり、酸味と甘みのバランスがとれた絶妙な味わいになります。具材はじゃがいもやピーナッツ、肉類はイスラム教のハラールに従って鶏肉など豚肉以外で作られることが多いです。

世界一美味しい料理トップ3. 日本 「寿司」

世界一美味しい料理トップ3. 日本 「寿司」

3位は日本の寿司でした。寿司は日本料理の中でも特に有名で世界中から愛されています。新鮮な魚介類や野菜を、酢飯(すめし)と組み合わせて作られるのが特徴です。

握り寿司や巻き寿司などさまざまな種類があり、近年では回転寿司店の増加やデリバリー専門店の誕生などの背景から手軽に食べられる料理になりました。

一昔前は、生魚を食べるなんて…と海外の多くの方が敬遠していましたが、今ではヘルシー料理としても注目を集めています。海外だけでなく、日本人にとっても、多くの人が大好きなご馳走ですよね!

世界一美味しい料理トップ2. インドネシア 「ナシゴレン」

世界一美味しい料理トップ2. インドネシア 「ナシゴレン」

2位はインドネシアのナシゴレンです。ナシゴレンはインドネシアやマレーシアで広く愛されている炒めご飯を基本とする料理で起源は中国のチャーハンにあるといわれています。

白米にエビや肉類、玉ねぎなどの好みに合わせた具材に、甘辛いケチャップ、マニス(甘い醤油)、サンバル(チリペースト)、ニンニクで味付けされた焼き飯です。

トッピングには目玉焼きやエビせんべいを添えられることが多く、相性抜群です。

世界一美味しい料理トップ1. インドネシア 「ルンダン」

世界一美味しい料理トップ1. インドネシア 「ルンダン」

1位は2位のナシゴレンに続き、インドネシアのルンダンです。なんと、インドネシアがワンツートップを独占しました!ルンダンは世界一美味しい料理に選ばれたこともあるスマトラ島で発展したとされる伝統的な料理です。長時間煮込むことで深い風味を持ち、世界中で愛されています。一般的には牛肉をココナッツミルクをベースにブレンドしたスパイスを加え長時間煮込みます。パームシュガーやタマリンドペーストが加わり、甘味や辛味のバランスのとれた味わいになります。

世界には各国の食文化が育てた様々な美味しい料理が存在する

世界一料理が美味しい国、世界一美味しい料理をランキング形式で紹介してきました。

一度は口にしたいなと思う料理が見つかったのではないでしょうか?
旅行に行くときに楽しみなものの1つがグルメだと思います。日本はもちろん世界各地の料理を見つける喜び、好きな料理を作る楽しさ、大切な人たちと美味しいものを食べる幸福感、これからも料理を通してもたらされる幸せな感情を大切に、世界の様々な料理に触れて、より人生に彩りを与えましょう。

お腹がすいてきましたね( *´艸`)

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