掲載日:2024.05.25
更新日:2025.02.27

6月の満月「ストロベリームーン」を解説!2025年は何時に見られる?おすすめの願い事も紹介

満月のことを「ストロベリームーン」と呼ぶのを聞いたことはありませんか?元々は太陰暦を使用するアメリカ先住民に由来しており、日本では6月に見られます。

そこで本記事では、6月の満月「ストロベリームーン」について解説します。見える方角や合わせて観測できる星座、スピリチュアル的な意味まで紹介するので、ぜひ満月の日を楽しんでみてくださいね。

6月の満月「ストロベリームーン」とは?

6月の満月「ストロベリームーン」とは?

6月の満月は、ネイティブアメリカンのあいだでは「ストロベリームーン(Strawberry Moon)」と呼ばれています。野苺の収穫時期であったことに加え、大気の影響で赤っぽく見えることがあり、ヨーロッパでは「ローズムーン(薔薇月)」と呼ばれることも。

日本だと苺は2月~4月が旬なのであまりイメージには無いかもしれませんが、野苺は5月~6月に多く見られます。野苺は山の中などでよく見られるので、初夏のハイキングがてら探してみてはいかがでしょうか。

2025年のストロベリームーンが見れる日・方角・時間

2025年のストロベリームーンは、6月11日(水)の16時44分に満月となります。まだ明るい時間帯なので、夕方暗くなってから東の空を観測してみましょう。

また、6月は梅雨が始まる時期なので雲に隠れて見えない可能性もあり、満月を見たい方は天気予報をチェックしてみてください。

ストロベリームーンにおすすめの願い事

ストロベリームーンにおすすめの願い事

ストロベリームーンのスピリチュアル的な意味やジンクス、おすすめの願い事を紹介します。

  • 恋愛成就
  • 金運

古くから満月にはさまざまなスピリチュアル的な効果があるとされています。ぜひ6月22日は、ストロベリームーンを観測しながら満月に向かって願い事をしてみましょう。

それぞれの願いごとについて簡単に解説します。

恋愛成就

ストロベリームーンは「永遠の愛」という、スピリチュアル的な意味があるとされています。そのため、6月22日はぜひ恋愛運アップや恋愛成就に関する願い事をしてみてください。

「好きな人と一緒にストロベリームーンを見ると結ばれる」といったジンクスもあるので、気になる相手がいる方は天体観測に誘ってみてはいかがでしょうか。

金運

ストロベリームーンに限らず、満月には金運アップのジンクスがあるといわれています。そのため、金運についての願い事もおすすめです。

金運アップには、以下のようなおまじないの方法があります。

  • 財布の中身を空にして綺麗に掃除する
  • 月明かりが当たる場所で数回財布を振る
  • 振りながら感謝の気持ちを伝えてお願いごとをする
  • 翌日朝に中身を綺麗に戻す

細かな作法には諸説ありますが、財布を綺麗にして振りながら願い事をするのがオーソドックスな方法です。金運アップしたい方は、ぜひ試してみてくださいね。

ストロベリームーン以外にもある!6月の満月の別名

6月の満月には、ストロベリームーン以外にも以下のような呼び方があります。

呼び名 意味・由来
ローズムーン
(Rose Moon/薔薇月)
薔薇の咲く月であることからヨーロッパで呼ばれる
ホットムーン(Hot Moon/暑気月) 夏の最初の満月であることから
ハニームーン(Honey Moon/はちみつ月) はちみつを収穫する時期であることから
LROムーン(Lunar Reconnaissance Orbiter Moon) 2009年6月に打ち上げられた月周回無人衛星が由来で、NASA職員からそう呼ばれることがある

地域だけでなく、NASAが打ち上げた衛星が由来となっている呼び名もあります。6月以外の満月にも別名があるので、興味がある方はチェックしてみましょう。

ストロベリームーンムーンの時期に一緒に観測できる星座や天体現象

2025年6月にストロベリームーンと合わせて観測できる星座や天体現象について、以下の3点を解説します 。

  • •金星が西方最大離角
  • •月が土星、金星と接近
  • •6月に一緒に観測できる星座は?

6月は梅雨に入り、天体観測が難しい季節なので、晴れたタイミングでぜひ夜空を眺めてみましょう。

金星が西方最大離角

6月1日の明け方ごろ、金星が太陽から離れた位置にある西方最大離角を迎え、観測に絶好のチャンスとなります。

「明けの明星」としてうお座近くの南東の空に明るく輝く金星が見られるでしょう。

月が土星、金星に接近

6月19日から6月23日にかけて、月が土星と金星に近づく様子が見られます。まずは19日の3時ごろ、南東の空に浮かぶ土星と月が接近します。

続いて22日から23日にかけて、月と金星が接近するのでこちらも注目です。金星は明けの明星ともよばれて強い輝きを放ち、夜中の3時ごろ東の空に月と並ぶ様子が見られるでしょう。

6月に一緒に観測できる星座は?

ストロベリームーンムーンの時期に一緒に観測できる星座や天体現象

6月には、以下のような星座がストロベリームーンとともに観測できます。

  • おおぐま座
  • うしかい座
  • おとめ座
  • しし座
  • てんびん座
  • こと座
  • へびつかい座

また、「春の大三角」や「春の大曲線」も5月に続き観測可能で、さらに新たに「夏の大三角」も見え始める季節です。

春の大三角
以下の3つの星を結ぶ三角形
・うしかい座の1等星「アークトゥルス」
・おとめ座の1等星「スピカ」
・しし座の2等星「デネボラ」
春の大曲線
以下の3点を通る曲線
・うしかい座の1等星「アークトゥルス」
・おとめ座の1等星「スピカ」
・おおくま座の「北斗七星」
夏の大三角
以下の3つの星を結ぶ三角形
・わし座のアルタイル
・こと座のベガ
・はくちょう座のデネブ

2025年は6月21日が夏至の日となり、夏の始まりを意味する日となっています。
夏の星座も少しずつ現れるので、季節の移り変わりを感じられますよ。

ネイティブアメリカンの満月

ネイティブアメリカンの文化では、月の満ち欠けで暦を把握する「太陰暦」を使用していました。彼らはストロベリームーン以外の満月にも、季節に応じた呼び名を付けていたので紹介します。

呼び名 日本語での呼び名
1月 ウルフムーン(Wolf Moon) 狼月
2月 スノームーン(Snow Moon) 雪月
3月 ワームムーン(Worm Moon) 芋虫月
4月 ピンクムーン(Pink Moon) 桃色月
5月 フラワームーン(Flower Moon) 花月
6月 ストロベリームーン(Strawberry Moon) 苺月
7月 バックムーン(Buck Moon) 牡鹿月
8月 スタージョンムーン(Sturgeon Moon) チョウザメ月
9月 ハーベストムーン(Harvest Moon) 収穫月
10月 ハンターズムーン(Hunter’s Moon) 狩猟月
11月 ビーバームーン(Beaver Moon) ビーバー月
12月 コールドムーン(Cold Moon) 寒月

4月にはピンク色の花が咲くことから「ピンクムーン」、狩猟の時期である10月には「ハンターズムーン」といった具合です。各月それぞれに複数の呼び名があるので、他の月もぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

ストロベリームーンは2025年6月11日に観測可能!恋愛成就の願い事がおすすめ

本記事では、6月の満月「ストロベリームーン」について解説しました。ネイティブアメリカンが野苺を収穫する時期であることが名前の由来となっています。

また、「恋愛成就」などのスピリチュアルなジンクスがあるとされているので、恋愛に関する願い事がおすすめです。日本では6月11日(水)の16時44分に観測できるので、他の星座と合わせて天体観測を楽しんでくださいね。


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