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皆さん、こんにちは!ノマド夫婦です。
【ノマド夫婦 nomadhoof】
伸
まこ
奄美大島・海族ファミリー(Vol.8見てね)とのお別れは寂しかったけど、すぐに切り替えてネパールへ旅立った私達!
首都カトマンズからバスで8時間余り、ヒマラヤ山麓の町ポカラに着きました。しばらくはグルン族の妹の家にお世話になります。(Vol.1の時と同様の居候生活)
姪っ子達が手作りケーキでウェルカムしてくれました。
翌朝は、朝日に輝くヒマラヤもウェルカムしてくれたね。12月も後半、ネパールも一番寒い季節を迎えています。空気が冷たくて乾燥しているからか、ヒマラヤもクリアに見えます。
家の屋上からこの風景が見えるなんて素晴らしいよね!
今年も残り数日。ネパールの実家で新年を迎えるのは初めてだね。
ネパールの新年ってどんなかな?
ネパールも地方や民族によって新年の過ごし方も違うだろうけど、それ以前に、いつがお正月かも違うらしいよ。
え? どういう事?
西暦(グレゴリオ暦)に合わせた1月1日は世界共通だけど、それ以外に各国、各民族がそれぞれの旧暦を大事にしている事も多いよね。中国の春節祭は1月下旬~2月中旬の期間で毎年変わるし、タイの旧正月ソンクラーン祭りは4月だね。ネパールはビクラム暦を採用しているので、国としては4月中旬に新年を迎えるよ。
確かに。日本も旧暦だったら“迎春”という春の兆しが感じられる時期だね。1月1日は、まだ本格的な冬が来る前の時期だから本来の時期とズレてるのかもね。
それでね、グルン族の暦では12月31日が元旦になるんだって。
という事は、12月30日が今年最後の日、大晦日って事よね?
それがね、12月31日が今年最後の日であり、新年最初の日でもあるんだって!
え? じゃあ、カウントダウンじゃなくて、一日をかけてゆっくり新年を迎えていくのね、それもまた素敵!
時間の移り変わりを、ゆっくりと感じられる風情があるね。グルン族の干支で言うと、さようなら猫年~こんにちは鷲年!
グルン歴元旦の朝一番には五色旗(LODA)を新調します。家族の名前も書いておくんだね。
その家に住む家族全員が屋上に集合。新たな旗をポールに取り付けたら、その下を一人7回ずつくぐります。
海外に住んでいる家族たちとはビデオ通話で繋げて、そのスマホを持って旗の下を7回くぐっていたよね(笑)
シンガポール・香港・日本・カナダにいる姉妹や甥っ子姪っ子達が、オンラインで五色旗くぐり!最新テクノロジーを使って、古くからの伝統行事を続けているって事だね。
五色旗くぐりの後は、近くの僧院(グンバ)に、この辺りに住むグルン族が大集合しました。
グンバは仏教の僧院。ここのお坊さん(ラマ)は全員グルン族かチベット人です。
伸さんは、ここの僧院の住職であるラマとは古くからの友人だよね?
ラマ兄さんとは自分が20代前半の頃からだね。当時はダンプス村のお坊さんだったから、家もすぐ近くでね。自分も時々アシスタントとして、読経のリズムをとる太鼓係をやらせてもらってたよ。
そのラマ兄さんによると、今年が私の厄年らしく、厄払いのお祈りとお守りをいただきました。
ラマ兄さんが、ポカラの僧院の住職を引退し自宅に戻ります。新年のお祈りの後、グンバから自宅へ。
自宅のプージャルーム(祈りの部屋)には、沢山の人が集まりラマと奥様の労をねぎらう祈りの歌が捧げられました。歌詞の内容もわからないのに、なんだか伸さんも私も感動の涙でした。
憧れのグルンドレス借りちゃった♡
今日は、どちらにお出かけですか? 舞踏会?
グルン族の新年会に行きます!
グルン族の中でも、私達の身近な家族や親せきは、ダンプス村・ポカリ地区・ゴタネ一家。今日は、そのゴタネ一家の新年会。それでも600人近く集まるらしいね。
ビュッフェスタイルで振舞われたネパール料理は、とても美味しかった!ステージでは、それぞれの婦人会グループがダンスを披露しました。
伸さんは、あっちこっちで声をかけられていたね
そうそう、20代前半の頃に村で一緒に遊んでいた奴らと30数年ぶりの再会、同窓会みたいだったね。
グルンの妹たちと、どこかショートトレッキングに行こうかと話し合った結果、行先はゴレパニ・プーンヒルに決定。8000メートル間近に見られる丘、プーンヒルを目指します。
早朝、ポカラからジープで登り口まで行き、そこから歩き始めたよ。トレッキング初級者向けと聞いていたけど、初日ゴレパニまでの3時間は結構きつかった~
ゴレパニ村で一泊、翌朝は日の出のタイミングに合わせて5時半スタート、一時間位でヒマラヤの展望台プーンヒルに到着!
朝はたぶん零下だったよね?寒い分、山が綺麗に見えたと思う。
ダウラギリからアンナプルナ山群が目の前にドーンと見えたね。高さも凄いけど、大きさの迫力に圧倒されるよ。
朝日が当たって山がピンクになってきて、すごく綺麗でプーンヒルから離れられなくなっちゃったよね。寒かったけど~
真冬で標高3200メートルだからね。富士山なら9合目かな?すっかり明るくなってからゴレパニへ下山。
登ってきたネパール人のお兄ちゃん達が、「寝坊しちゃった! サンライズを見られなかったので、写真見せてもらえますか?」だって!
伸さんが撮ったサンライズの写真を見て感動していたね、見た気分になれたみたい。(笑)
ポカラで散歩している時に、子供の写真ばっかり撮っていたね。
♡ネパールにはいろんな民族がいて、顔も雰囲気もそれぞれだけど、どの子もとっても可愛い!「写真撮らせて」って言うと、お父さんお母さんもとても喜んで対応してくれる。
ネパールは初めて会う人同士でも気持ちが近いよね。まるで前から知っている人同士みたいに。
私達はよく市営バスを利用しているけど、たまたま隣同士になった人たちが、すぐに世間話を始めているのをよく見かけるね。
この間一人で散歩していたら、オートバイのお兄ちゃんが自分の前で急停車、自分の目を指で大きく拡げながら、「今、目に虫が入っちゃったんだよ、ちょっと見て! 見える? 取ってくれる?」だって! 人と人が近いな~!
自分たち日本人には「自分の事は自分でやりなさい」「人に迷惑をかけてはいけません」という教育の影響が強すぎるのかも知れないね。
もう少し「お互い助け合ってあたりまえ」な感じに肩の力を抜く方が良さそうだね。
明日から10日間は別行動。私はポカラレイクサイドでヨガ三昧。伸さんはソロトレッキングに出かけます。
ネパール滞在後編が次回、その次はインド編になります、お楽しみに!
元アミナコレクション商品本部長の伸とヨガ先生まこの仲良し夫婦。 息子二人はそれぞれ結婚していて可愛い孫娘が一人。 生活の様な旅(旅の様な生活?)をイメージして早期退職、翌日からネパールロングステイ。次回はネパール滞在後編&その次はインド編になります、お楽しみに!
皆さん、こんにちは!ノマド夫婦です。
【ノマド夫婦 nomadhoof】
伸
まこ
仕入旅ならタダで海外に行けるかも!と
アミナコレクションで33年勤めた元パックパッカーが、
現役パックパッカーになりました。
ヨガの先生。パックパッカー生活は初めて。
目次
ネパール・ポカラの実家へ里帰り
※どうして実家なの?グルン族の家族との関わりについてはコチラまこ
奄美大島・海族ファミリー(Vol.8見てね)とのお別れは寂しかったけど、すぐに切り替えてネパールへ旅立った私達!
伸
首都カトマンズからバスで8時間余り、ヒマラヤ山麓の町ポカラに着きました。
しばらくはグルン族の妹の家にお世話になります。(Vol.1の時と同様の居候生活)
まこ
姪っ子達が手作りケーキでウェルカムしてくれました。
伸
翌朝は、朝日に輝くヒマラヤもウェルカムしてくれたね。
12月も後半、ネパールも一番寒い季節を迎えています。空気が冷たくて乾燥しているからか、ヒマラヤもクリアに見えます。
まこ
家の屋上からこの風景が見えるなんて素晴らしいよね!
伸
今年も残り数日。ネパールの実家で新年を迎えるのは初めてだね。
グルン族の新年。大晦日が元旦?
まこ
ネパールの新年ってどんなかな?
伸
ネパールも地方や民族によって新年の過ごし方も違うだろうけど、それ以前に、いつがお正月かも違うらしいよ。
まこ
え? どういう事?
伸
西暦(グレゴリオ暦)に合わせた1月1日は世界共通だけど、それ以外に各国、各民族がそれぞれの旧暦を大事にしている事も多いよね。
中国の春節祭は1月下旬~2月中旬の期間で毎年変わるし、タイの旧正月ソンクラーン祭りは4月だね。
ネパールはビクラム暦を採用しているので、国としては4月中旬に新年を迎えるよ。
まこ
確かに。日本も旧暦だったら“迎春”という春の兆しが感じられる時期だね。
1月1日は、まだ本格的な冬が来る前の時期だから本来の時期とズレてるのかもね。
伸
それでね、グルン族の暦では12月31日が元旦になるんだって。
まこ
という事は、12月30日が今年最後の日、大晦日って事よね?
伸
それがね、12月31日が今年最後の日であり、新年最初の日でもあるんだって!
まこ
え? じゃあ、カウントダウンじゃなくて、一日をかけてゆっくり新年を迎えていくのね、それもまた素敵!
伸
時間の移り変わりを、ゆっくりと感じられる風情があるね。
グルン族の干支で言うと、さようなら猫年~こんにちは鷲年!
まこ
グルン歴元旦の朝一番には五色旗(LODA)を新調します。
家族の名前も書いておくんだね。
伸
その家に住む家族全員が屋上に集合。
新たな旗をポールに取り付けたら、その下を一人7回ずつくぐります。
まこ
海外に住んでいる家族たちとはビデオ通話で繋げて、そのスマホを持って旗の下を7回くぐっていたよね(笑)
伸
シンガポール・香港・日本・カナダにいる姉妹や甥っ子姪っ子達が、オンラインで五色旗くぐり!
最新テクノロジーを使って、古くからの伝統行事を続けているって事だね。
ラマさんの住職引退式に参加
まこ
五色旗くぐりの後は、近くの僧院(グンバ)に、この辺りに住むグルン族が大集合しました。
伸
グンバは仏教の僧院。ここのお坊さん(ラマ)は全員グルン族かチベット人です。
まこ
伸さんは、ここの僧院の住職であるラマとは古くからの友人だよね?
伸
ラマ兄さんとは自分が20代前半の頃からだね。
当時はダンプス村のお坊さんだったから、家もすぐ近くでね。自分も時々アシスタントとして、読経のリズムをとる太鼓係をやらせてもらってたよ。
まこ
そのラマ兄さんによると、今年が私の厄年らしく、厄払いのお祈りとお守りをいただきました。
伸
ラマ兄さんが、ポカラの僧院の住職を引退し自宅に戻ります。
新年のお祈りの後、グンバから自宅へ。
まこ
自宅のプージャルーム(祈りの部屋)には、沢山の人が集まりラマと奥様の労をねぎらう祈りの歌が捧げられました。
歌詞の内容もわからないのに、なんだか伸さんも私も感動の涙でした。
グルン族ゴタネ一家の新年会に600人!
まこ
憧れのグルンドレス借りちゃった♡
伸
今日は、どちらにお出かけですか? 舞踏会?
まこ
グルン族の新年会に行きます!
伸
グルン族の中でも、私達の身近な家族や親せきは、ダンプス村・ポカリ地区・ゴタネ一家。
今日は、そのゴタネ一家の新年会。それでも600人近く集まるらしいね。
まこ
ビュッフェスタイルで振舞われたネパール料理は、とても美味しかった!
ステージでは、それぞれの婦人会グループがダンスを披露しました。
まこ
伸さんは、あっちこっちで声をかけられていたね
伸
そうそう、20代前半の頃に村で一緒に遊んでいた奴らと30数年ぶりの再会、同窓会みたいだったね。
ヒマラヤの展望台 プーンヒルへトレッキング
伸
グルンの妹たちと、どこかショートトレッキングに行こうかと話し合った結果、行先はゴレパニ・プーンヒルに決定。
8000メートル間近に見られる丘、プーンヒルを目指します。
まこ
早朝、ポカラからジープで登り口まで行き、そこから歩き始めたよ。
トレッキング初級者向けと聞いていたけど、初日ゴレパニまでの3時間は結構きつかった~
伸
ゴレパニ村で一泊、翌朝は日の出のタイミングに合わせて5時半スタート、一時間位でヒマラヤの展望台プーンヒルに到着!
まこ
朝はたぶん零下だったよね?
寒い分、山が綺麗に見えたと思う。
伸
ダウラギリからアンナプルナ山群が目の前にドーンと見えたね。
高さも凄いけど、大きさの迫力に圧倒されるよ。
まこ
朝日が当たって山がピンクになってきて、すごく綺麗でプーンヒルから離れられなくなっちゃったよね。寒かったけど~
伸
真冬で標高3200メートルだからね。富士山なら9合目かな?
すっかり明るくなってからゴレパニへ下山。
登ってきたネパール人のお兄ちゃん達が、「寝坊しちゃった! サンライズを見られなかったので、写真見せてもらえますか?」だって!
まこ
伸さんが撮ったサンライズの写真を見て感動していたね、見た気分になれたみたい。(笑)
民族多様。人と人が近いね。
伸
ポカラで散歩している時に、子供の写真ばっかり撮っていたね。
まこ
♡ネパールにはいろんな民族がいて、顔も雰囲気もそれぞれだけど、どの子もとっても可愛い!
「写真撮らせて」って言うと、お父さんお母さんもとても喜んで対応してくれる。
伸
ネパールは初めて会う人同士でも気持ちが近いよね。まるで前から知っている人同士みたいに。
まこ
私達はよく市営バスを利用しているけど、たまたま隣同士になった人たちが、すぐに世間話を始めているのをよく見かけるね。
伸
この間一人で散歩していたら、オートバイのお兄ちゃんが自分の前で急停車、自分の目を指で大きく拡げながら、
「今、目に虫が入っちゃったんだよ、ちょっと見て! 見える? 取ってくれる?」
だって! 人と人が近いな~!
まこ
自分たち日本人には「自分の事は自分でやりなさい」「人に迷惑をかけてはいけません」という教育の影響が強すぎるのかも知れないね。
伸
もう少し「お互い助け合ってあたりまえ」な感じに肩の力を抜く方が良さそうだね。
まこ
明日から10日間は別行動。
私はポカラレイクサイドでヨガ三昧。伸さんはソロトレッキングに出かけます。
伸
ネパール滞在後編が次回、その次はインド編になります、お楽しみに!
筆者プロフィール:ノマド夫婦 伸&まこ
元アミナコレクション商品本部長の伸とヨガ先生まこの仲良し夫婦。
息子二人はそれぞれ結婚していて可愛い孫娘が一人。
生活の様な旅(旅の様な生活?)をイメージして早期退職、翌日からネパールロングステイ。
次回はネパール滞在後編&その次はインド編になります、お楽しみに!