「立春」ってどんなもの?2026年の立春はいつ?|二十四節気の最初の役割、春の始まりの日

春先になると、「立春(りっしゅん)」という言葉をよく聞く方も多いと思います。
実はこの立春という日は、「節分」と縁深い日であり、古くから重要な日として扱われています。

今回の記事では、節分との関係も一緒に解説していきますので、是非ご覧ください。

「立春」とはどんな日?

立春とは、春に立つと書くように、暦の上で春の最初の日になります。
二十四節気(にじゅうよんせっき)において、日本人の暮らしや考え方に深く根づいてきた節目の日です。

立春は春の始まりの日

まだまだ寒いのに「春」…?と思うかもしれませんが、「立」は始まるという意味。これから春が始まっていく日なのです。

また、明治時代ごろまでは立春の事を「正月節」と呼び、立春に近い新月の日を一年の始まりとする考え方がありました。

暦の数え方が今とは異なり旧暦(太陽太陰暦)を使用していたため、お正月の開催日が年によって違っていましたが、明治政府が1872年に「来月からカレンダーを太陽暦に変える!」と発表し、1873年(明治6年)か「1月1日」をお正月として祝うようになりました。

2026年の立春はいつ?二十四節気のルール

今年2026年の立春は2月4日~2月18日。
次の節気は雪が雨に変わるという意味の「雨水」であり、2月19日から始まります。

二十四節気とは

立春は春の始まりの日

改めて、二十四節季を解説していきます。
「二十四節気(にじゅうしせっき)」とは、太陽の動きをもとに、1年を24等分した季節ごとの区分になります。いちばん知られているのは祝日にもなっている「春分」と「秋分」でしょうか。

春分と秋分は、地域差はあれど「昼と夜の長さが同じ日」でおなじみです。一年で昼が一番長いのは「夏至」、夜が一番長い「冬至」というのも、実は二十四節気という区切りの1つです。

立春が擁する「七十二候」

二十四節気をさらに細かく区切る「七十二候」というものもあります。
2026年の立春は2月4日から15日間を指しますが、その時期をさらに3つに分け、初旬、中旬、下旬がそれぞれ東風解凍(はるかぜこおりをとく)、黄鶯睍睆(うぐいすなく)、魚上氷(うおこおりをいづる)と呼ばれています。

立春が擁する「七十二候」

2月の初旬と下旬に入る時期を比べると、下旬の方がだいぶ春めいてきますよね。

立春と節分の関係

春の始まりの日「立春」の前日には、季節を分けるために「節分」が存在し、新しい季節を迎える準備をします。

節分は本来「季節を分ける」という意味で、立春・立夏・立秋・立冬の4つすべてを指していました。しかし、現代では立春(春の始まり)の前日だけを節分と呼ぶのが一般的です。
旧暦の立春がお正月だったころ、その前日の節分は大晦日に当たります。新年を迎える前に、一年の汚れや災いを祓い清めるという意味で、特に重要視されるようになりました。
この払い浄める行為が、やがて豆まきにかわり、今に続いているのです。

節分についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

昔の人は、病気、災害、飢饉などの不幸は「鬼」の仕業だと信じていました。季節が大きく変わる時期は、体調を崩しやすかったり、気候が不安定になったりします。
これを「邪気が入り込む隙間」と考え、豆をまいて鬼を追い出し、家族の健康と幸せを願う儀式が定着ともいわれています。

「立春」に根付く、ゲン担ぎの「縁起の良い事」を紹介

立春に行うと縁起がよいとされている行事・物事をご紹介します。
意外にも身近な所にあるかもしれません。

「立春大吉」のお札を飾る

「立春大吉」のお札を飾る

厄除けのお守りとして「立春大吉」のお札を見かけた事はありませんか?
「立春大吉」の文字は左右対称で表からみても、裏から見ても同じ文字。そこが立春大吉が縁起物とされる理由に由来します。

昔、鬼が悪さをしようと、とある家の門に入っていきますが、門には「立春大吉」というお札が貼ってあります。やがて鬼が家の中に入り振り返ると、「立春大吉」という文字が見えます。

鬼は「あれ?さっき入ったはずなのに、また門の前に戻ってきたぞ、ここはまだ家の外だ!」と勘違いして、そのまま外へ出て行ってしまうのです。
そんなお話から、「立春大吉のお札があれば、鬼が家の中に入ってこない」と伝えられています。

お札は神社やお寺で頂く事ができますが、「立春大吉」のお札をいただける期間は限定されている事もあります。

立春大吉のお札をいただいたら

一般的に立春の日の午前に飾るとよいとされます。
2026年は2月4日。もし無事に頂く事ができたら、自分の目線より高い場所においておくようにしましょう。

初午(2月1日)に稲荷ずしを食べる

初午(2月1日)に稲荷ずしを食べる

初午(はつうま)は「2月に入って最初の午(うま)の日」と決まっています。2026年は2月1日です。
初午の日は全国の稲荷神社で以下のような願いを込めてお祭りが行われます。

  • 五穀豊穣(ごこくほうじょう): お米や野菜がたくさんとれますように
  • 商売繁盛(しょうばいはんじょう): お仕事がうまくいきますように
  • 家内安全(かないあんぜん): 家族が元気に過ごせますように

お稲荷様の使いであるキツネは「油揚げ」が大好物と言い伝えられていました。油揚げの中に、神様がもたらしてくれた大切なお米(酢飯)を詰めてお供えしたのが、いなり寿司の始まりです。

初午にいなり寿司を食べることは、神様への感謝と、豊作を願う意味があります。全国の稲荷神社で祝われる場合も。

初午について詳しくはこちら

立春朝絞りをいただく

立春朝搾りとは無病息災・家内安全・商売繁盛を祈願して作られた、立春に搾り上げられる縁起酒です。立春の日の午前0時から搾ると決められており、すぐに瓶詰めしてお祓いを受け、その日の夜には飲む人の手元に届くよう出荷されます。

新春の喜びと春の訪れを感じられる、大変縁起の良いお酒です。
立春朝搾りは全国で買える店がありますので、是非お近くのお店で購入できるか見てみてくださいね。

立春朝生菓子を味わう

立春生菓子は、立春の朝につくった生菓子で、その日のうちに食べる縁起物とされています。梅をかたどったものや桜餅、うぐいす餅、椿餅など、春を感じさせる生菓子が中心です。
立春の日に多くの和菓子屋で並ぶ彩り豊かな生菓子を通じて、春の訪れを感じられるでしょう。

立春生菓子のなかでも大福や豆大福を「立春大福」といいます。小豆や餅、蓬(よもぎ)などには、けがれ邪気を払う力があると言われ、餅を丸めた立春大福には「ものごとを丸く収める」という意味が込められています。

節分におすすめのアイテム

日本には古くから「縁起」を担ぐ文化があります。新年に熊手や破魔矢をいただくように、節分にも厄を払い福を呼び込むための「開運アイテム」を手に入れて、すがすがしい気持ちで立春を迎えてみませんか?

節分升

節分升

節分の豆まき用に作られた升です。
「枡」は「増す」に通じ、福が増える、運気が増すという意味があります。

豆まきをする直前まで、神棚や目線より高い清浄な場所に白い紙を敷いて供えておきましょう。
豆まきが終わった後、枡に少しだけ豆を残して、恵方(南南東)に向けて置いておくと、しばらくの間「福」を留めておけると言われています。

鬼の面

鬼の面

張り子で丁寧に作られた、シンプルながらもどこか威厳のある赤鬼のお面です。
赤鬼、青鬼、黒鬼等、鬼は人間の悪い心の象徴。豆をぶつけることで、自分の中の悪い心が取り除かれるといわれています。
赤鬼が象徴するものは、何かを強く望んだり、執着したりする心。欲望・渇望はあらゆる悪の象徴であり、最も身近な煩悩とされています。

紅梅

紅梅

ローズタイガーアイ(桃虎目石)のブレスレットです。
ローズタイガーアイは良縁を成就させるための力を持ち主に与えると言われています。
人間関係の円滑化や人との縁を繋ぐ力があるとも。仕事や金運に対する情熱を高め、行動力や決断力を増強させ、目標達成をサポートするでしょう。
天然石は古代から、願いを叶えるためや魔除けのために身につけられていた、いわば天然のお守りともいわれる存在です。
冬から春へ、滞っていた運気を動かし、幸運を引き寄せるお手伝いをしてくれるかもしれません。

鬼守り

鬼守り

鬼の顔が厳めしい、赤と青のお守り袋です。
鬼瓦が自宅のお守りになるように、力の象徴としても描かれることがある鬼を味方につけてみませんか?裏には力強い「怨敵退散」の文字が描かれています。

立春は新たなスタートの日、春の訪れで気持ちもリセット

暦の上では春とはいえ、まだ寒さのピークはこれからです。しかし立春からは確実に冬から春へと切り替わります。1年のスタートをうまく切れていなかった方も、再スタートのチャンスです。
2月4日は特別な日!良い1年を願いましょう。


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