「里山を元気にしていく」事業への想い

今年の8月、千葉県富津市の里山のふもとにグランピング&サウナの新業態を開業する運びとなりました。

5/24(土)午後11:00まで
クラファン開催中!

応援をよろしくお願いします。
事業内容詳細はこちら。

アミナコレクションらしく自然との一体感あふれるグランピング、アウトドアサウナ革命を掲げるサウナがお楽しみいただけます。

自然豊かな房総半島

千葉県の房総半島はもともと豊かな自然にあふれ、そのことで巨大な地下水が蓄えられ人々の生活を潤し、東京湾の工業地帯すらもその清浄な地下水によって支えられてきたのです。

しかしながら房総半島を運転してみますと分かるのが、現代においては里山という里山が荒廃し竹やぶ化したりしています。いろいろな方から学びましたが、近代的土木工事の弊害や、里山を保全してきた住民の減少などが原因として挙げられます。

荒廃し竹やぶ化した里山 荒廃し竹やぶ化した里山

コンクリートで固める式の近代土木をやると、地下の水脈が循環しなくなります。
水脈が弱まれば、木が倒れ、土が痩せて、竹ぐらいしか生えませんし、土砂崩れの要因となります。

逆に水脈を蘇らせるためには、いたずらにコンクリートで固めたりしないことはもちろん、地中に雨水が浸透しやすいように、山に段々を作って柵を打ち込んだり、池や水路を作ったりします。昔の日本人は当たり前のようにやっていたそうです。

私はこの話をはじめて聞いた時に、涙をこらえるのに必死でした。

豊かな自然や農作物への恩恵と、そのお世話になってきた自然に対してなんという仕打ちか、と。
例えば大事な家族が誤った薬を処方され死んでしまう、とかそういうイメージとオーバーラップし、やるせない気持ちになりました。

新しいビジネスモデルの挑戦「事業と里山再生の両立」

そこで今回の施設の開発において、長期にわたり里山を元気にしていくことを中心に置くことにしました。
里山が元気であれば、豊かな水源が守られ、土はほどよく湿り居心地の良い空気や気温を保ち、グランピングやサウナに最高の環境ともなります。事業と里山再生の両立、里山にとってもビジネスにとってもうまく回ることになれば、一つのモデルケースとなると思っています。

建築においては、なるべく里山の麓の斜面を削らず、斜面に沿って建築しています。
なので建物の中に階段が多く段々の作りになっています。
また地中に水脈を形成するために、山の斜面に柵を設置したり、池や水路を造成しています。

オープンまでに全てをやり切ることは到底不可能なので、オープン後、10年かけて、ときにお客様と一緒に、ワークショップを重ねて里山再生をやり切りたいと考えています。

実際の造成写真 実際の造成写真

そして里山が元気になるほど、滞在空間が真に居心地の良いものとなり、グランピングやサウナの質が最高のものになっていく。それが私たちのビジョンですし、お客様との関係性でもあります。

最後に、里山再生の手法は定形化されていません。
専門の方々もそれぞれ主張する意見も違います。
私どもは学びながらも、実際にワークショップをやりながら試行錯誤をすることになります。

もちろん、ビジネスとの両立を目指しているので、純然たる原理主義ではうまくいかないし、現実と格闘しながらやっていくことになるでしょう。
つまり手法においては答えがまだ分からないのです。

自然の恵みに感謝する心を育む

生かされている恵みに感謝を捧げる 生かされている恵みに感謝を捧げる

ただ一つ、私が確実なものとして思うことは、テクニックも大事ですが、心も大事だということです。
そこは里山を守ってきた昔の日本人に学びたい。
自然の恵みを当たり前と思わず、水が出れば水神様を祀り感謝を捧げ、神が宿るとして山を大切にしてきた心があってこそ、守られてきたのです。
この自然の恵み、生かされているという感性、そこにある感謝の心こそ、この事業を通して伝えていきたいとも考えております。

里山テラスと末長くお付き合いください。
よろしくお願いいたします。

里山を再生し、人と自然が共に息づく滞在を。―STAY&SAUNA―

事業内容詳細はこちら。

生かされている恵みに感謝を捧げる

クラファン|サウナで応援 サウナ記念入浴招待券2枚プレゼント

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クラファン|里山にハーブの苗を献木してみませんか?

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このほかにも様々なプランがありますので、ご検討の程どうぞよろしくお願いします。

統括プロフィール画像

筆者プロフィール:進藤さわと

アミナコレクション創業者 進藤幸彦の次男坊。2010年に社長に就任。
1975年生まれ。自然と歴史と文化、それを巡る旅が好き。


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