皆さん、こんにちは！ノマド夫婦です、北海道キャンプ生活についての質問ありがとうございます。

いくつかのブロックにまとめてお答えしていきますね。

まず大前提として、外食はほとんどしていません。食材を調達して自炊をしています。毎朝土鍋で玄米を炊くので、そのおかずと夜のつまみ系を作ります。
そして、キャンプといってもレジャーではなく生活なので、あまりコストもかけません。
ツーリストの皆さんが函館に行けば、朝市で豪華海鮮丼を食べますよね？
私達はタコ足一本と塩鮭の切り落とし（アウトレット）を買って帰り、おかずとつまみを何品か作ります。

そんな生活で印象深い海鮮系トップ３は、ホタテ（湧別町サロマ湖周辺）、牡蛎（厚岸町）、鮭トバ（標津町）。
野菜系は、アスパラ、ピーマン、シシトウかな？

優勝は湧別町の漁港直売所で購入した、”活ホタテ15枚入り1000円”だよね。

週末限定の福袋的な感じよね。偶然週末に行けて良かったね。

こんなに食べきれるのかと思ったけど、二人で食べきったね。

貝柱のお刺身！ホタテの繊維が感じられて、今まで食べたことのない食感！

炭焼きガーリックバターも最高！そして貝ヒモは下処理が大変だったけど、極上のパスタソースになりました。

素材が良いので味付けはシンプルにね。

憧れの”厚岸の牡蛎”も絶品だったね。厚岸町の漁協直売所で購入しました。

こんなクリーミーな牡蛎は生まれて初めて！

一番美味しかったのは、生牡蛎と蒸し牡蛎の中間位！熱の入れ方を自分好みに調節出来るのもキッチン付きのキャンプだからこそ！

美味しい鮭トバにも出会えたね。
味付けが塩だけのシンプルな鮭トバがなかなか見つからなくて、鮭の町標津でやっと出会えました。

塩だけを使った伝統的な製法の鮭トバが大好きなんです。和洋どんなお酒にも合うしね。

5月～6月の限られた季節には旬のアスパラガスに出会えたね。

色も味も濃くて繊細な食感がたまりませんでした。

7月からは夏野菜も続々と登場。
ピーマンとシシトウはオリーブオイルで炒めて醤油をかけただけなのに絶品！

薄くてハリのある食感！これだけでご飯３杯いけます。
ご飯のお供になるキャンプ生活飯をさらに紹介すると..

醤油麹！
発酵食品を毎日必ず摂りたい。
訪れる先々の地域で美味しい麹、醤油、昆布が手に入るので、醤油麹は絶やさず作りながら常に食卓にあったね。

毎日一回かき混ぜて常温で10日間で出来上がります。これだけで味噌はなくても困らなかったね。

ご飯のお供と言えばなめたけ！細かく切ったエノキダケを酒、しょうゆ、みりん、酢でコトコト煮て出来上がり。

安くて美味しい！これだけでご飯3杯いけます！

基本的には週末キャンプ用に元々使っていた物で始めています。小さな車と、そのスペースに載せられる範囲での取捨選択。
初めて購入したのは、小さめのポータブルバッテリーと発電用のソーラーパネル。iphone/ipad/PC/室内灯等の充電用です。
大型のバッテリー＋冷蔵庫も考えましたが、クーラーボックス＋氷現地調達（板氷を買ったり、買い物したスーパーで氷をもらったり）にしました。

一番最近買い足したのは真空保存米びつ。
限られた冷蔵能力を大切にする為に、玄米、粉物、乾物はこちらに保存。動物や虫対策にもなります。

見落としがちで必須なものは、排水口用の水切りネットとそのサイズにあう小さなザルかな。
これで水場を綺麗に保てます。

古典的なハエタタキも虫の多い季節には出番が多いです。

真夏にはホースを水道につなげて水浴びをします。
洗うというよりは冷却かな？（笑）マイホース1.5ｍはマストアイテム。

外ではカラスに要注意！
岬台公園キャンプ場（初山別村）のカラスたちは、キャンパーの一瞬のスキを見逃しません。
チャック付の保冷バッグがものの3分で開けられ、私が楽しみにしていたチーズケーキを盗られてしまいました（涙）

夜はキタキツネに要注意。
ちょっとした隙間から中に入って食材を持っていきます。
出しっぱなしにせず、こちらにスキさえなければ狙われません。

出会ってテンション上がったのは、身近に現れたアナグマと遠くに見えたラッコやタンチョウ鶴かな。

おすすめアクティビティは？の答えにもつながるのだけど、野生のヒグマに出会えたのは、ガイドさんとしか入れないヒグマの森を歩いていたからです。
7月初旬の知床五湖ウォーキングツアー。この時期に知床五湖周辺はヒグマ密度が高くなるそうです。
ヒグマとツキノワグマの性質の違いの話など、解説も充実していて勉強になりました。
有料のアクティビティに参加したのはこの時くらいかな？

基本はいつも自分達で自然の中をハイキングしています。（熊ベル、熊スプレーを携帯。そして大声で歌いながら歩く）
それぞれ人によって違う”使えるお金と使える時間のバランス”で自分に合ったアクティビティを選んでみてください。

6月～9月は梅雨だったり猛暑だったりする地域が多いです。
そんな時は標高を上げる（＝高原とか）か緯度を上げる(＝北へ向かう）のが一番。
この二年間、夏は北海道一択でした。
今後はこの時期に標高3500ｍ以上のレー・ラダック地方（インド。チベット文化圏）など他の地域でも過ごしてみたいです。

北海道の郊外は渋滞もなく信号も少なくて燃費がとっても良いですよ。早めの給油を心がければOK。
フェリーは最短最安で大間（青森県）～函館です。予算と持ち時間のバランスでちょうど良いフェリーを探してみてくださいね。

北海道キャンプ生活では特に危険がない様に気をつけていますが..

いまどきは天気予報の精度が高いけど、直前になってどんどん予報が変わって..(涙）

低気圧が通る時に風速10m位の強風は覚悟していたのだけど、実際には台風直撃並みだったね。

暴風雨…風速20ｍ以上の強風でテントが潰されそうになって..

テントのフレームが折れない様に、暴風雨の中、二時間支え続けました。

伸さんが外でずぶ濡れのままテントを支え続けて、私はテント内から支えつつ、スマホで雨雲の動きを見て「あと30分で抜けるよー！」
って励まし合いながら凌いだね。

命の危険までは感じなかったけど、相当必死になった数時間だったね。余裕なかったな～

テントが壊れてしまったら、キャンプ旅生活が終わってしまうところだったしね。

いただいた質問が北海道キャンプ生活中だけでなく、今までの全ての旅体験が対象だとしたら
当時内戦中だった中米ニカラグアで銃撃戦に巻き込まれた時が一番身の危険を感じた瞬間です、危なかったな～

初めてのバックパッカー的海外旅行という事であれば、デヴューはタイ、もしくはどこか東南アジアの国を一人で一週間以上行ってみるのがおすすめ。
二回目で是非ネパールに行ってみてください。最低10日間、出来れば二週間。
慣れて来た頃にリスクを覚悟で行ってみたいと思うところがあるなら、そこがあなたにとっての上級者コースでしょう。

私の日々のヨーガプラクティスはキャンプ中だけではなく結構”筋トレ”が入ります。
腰痛持ちなので、体幹の筋肉を維持するのが必須。長距離ドライブやテント泊でも筋肉さえあれば大丈夫。
北海道の豊かな自然に包まれてのアウトドアヨーガは、インドアヨーガより深く呼吸が出来ている気がします。
（虫が多い時は蚊取り線香をつけちゃうんですけどね）

私達のテントは2ルーム。室内が広いので、悪天候でもテント内にヨガマットを2人分余裕で敷けるのです。
北海道の温泉は空いていることが多くて、湯船でヨーガも気持ち良かったでーす。

Q&A形式での北海道キャンプ生活レポート、いかがだったでしょうか？

読んでくださっている皆様からの声が聞けて嬉しかったです。

12月からネパール、新年が明けて私達は今インドに来ています。

これから向かうのは初めての南インド、ワクワクです。

次回またレポートしますね！