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踊りという用語に、歌や動作、リズムなどの関連を想像する方も多いかもしれません。しかし踊りの世界はもっと深く、自然界や生き物本来の本能と想像以上の繋がりを持っています。 「躍る」と「踊る」の言葉の違いをリサーチしながら、人類のエッセンスに触れていきませんか。きっとどきどきし、あなたの胸も高鳴るように躍ることでしょう。 当記事が、そんな素敵な世界へあなたをご招待します。
まずは「躍る」と「踊る」の2種類の表記について、意味を比較してみたいと思います。オンライン辞書サービス「コトバンク」を参照しました。
躍るという言葉には、「飛び上がる」「跳ね上がる」という意味があります。ジャンプなど活発でエネルギッシュな縦方向への動きを踏まえた動作に関連するようです。 人以外にも、心や魚がおどると表記する場合には「躍る」という変換をするのが一般的です。
踊るという言葉は、「踊り」や「ダンス」などというワードを踏まえた文脈で使用されることが多いです。人間が意志を持ってするおどりのことを「踊る」と表記する傾向にあります。 また音楽やリズムが関連する動作の場合も踊りにあたるでしょう。
躍るという言葉は、上下の動きに関連している場合や、そのものの意思と動きに繋がりがない場合に使用されます。例えば「ハンバーグが鉄板の上で躍る」「どきどきして、心臓が跳ねるように躍る」などという場合にはこちらの躍るという言葉を使用するのが一般的です。 躍るという表記を使用するとき、主語は人でないケースが多く、躍っているそのものは意志を持たない場合も多いかもしれません。
一方、音楽やその他の芸術とあわせている場合や、ダンスを意味する文脈では踊るという言葉を使用します。 「ダンスを踊る」「音楽に合わせて踊る」「ダンスパーティーへ踊りに行く」などが一例です。 「おどりをおどろう!」と意識してはじまる動きは踊りという表記を使います。
踊りに関連する言葉として、「舞い」や「踏み」などがあります。 オンライン辞書を活用して、舞うと踏むの違いについても調べてみました。
日本語には、手舞足踏(しゅぶそくとう)という四字熟語があります。これは人が嬉しい時やたのしい時に自然と行う動作を表現したものです。 手を大きく動かして、弾むように足踏みをしたり足を動かしたりした経験は、あなたにもあるのではないでしょうか。手を叩いたり、わあっと手を広げることもあるかもしれません。一緒にいる人と抱き合いながらぴょんぴょん飛び跳ねることもありますね。
「手舞足踏」は、人が自分の気持ちを表現するときには、手や腕を大きく動かし、足を踏み鳴らして感情の昂りを表現するものだということわざです。 この2文字目と4文字目をとると「舞踏(ぶとう)」という言葉になります。踊りの根源もまた手足の動きからなるものであり、人が手足を動かすときは感情を表現しているときである、という繋がりがみえてきそうですね。
舞うという言葉には、ゆったり軽やかに優雅に動くことや、音楽に合わせて踊ることという意味があります。また弧を描くように宙を飛ぶことを「舞う」と表現する場合もあります。
踏むという言葉は、足で押さえつけることや、その場所に身を置くことを意味します。 発展したように「足でリズムをとること」や「舞台に立つこと」を意味するようにもなりました。 どことなく踊りを連想させるワードではないでしょうか。
踊りを熟語で表したときには、「舞踊(ぶよう)」または「舞踏(ぶとう)」と表現することが多いでしょう。2つの言葉の意味の違いも調べてみました。
舞踊とは、リズムを取ったり、音楽に合わせながら体を動かす動作のことをいいます。また体の動きを通して、感情や意思を表現する動作であるとも定義されています。 具体的には、お芝居とよばれるような舞台芸術のことです。日本舞踊や盆踊り、バレエなどは「舞踊」に分類されます。
舞踏という言葉は、『礼記』の「楽記編」に登場する一節に由来するそうです。ここでは式典後の儀式的動きを舞踏と表記しているのだとか。 パーティーやお祭りのあとの通例、交流の場での踊りをさすことが多いのかもしれません。社交ダンスや舞踏会での踊りは「舞踏」に分類されます。 社会的な意味合いが比較的強いダンスを舞踏と呼ぶ傾向にあるのかもしれません。
舞踊が芸術的ダンスであるのに対し、舞踏は通例的で社会的なダンスを意味しているように感じますね。一般的にダンスジャンルごとの分類は上で紹介した通りですが、ダンサーが思想をもとに、好みの方を選ぶ場合もあります。 暗黒舞踏派と呼ばれる人たちは、舞踊に近い要素を持ちながら舞踏を名乗るダンサーの一例です。暗黒舞踏派とは日本発祥の前衛芸術であり、「BUTOH」と呼ばれ世界から注目されている、ダンスとは異なる表現です。
同様に、踊るものたちが身につける衣装にも、2種類の表記があります。 一般的には舞台衣装など、ステージでのダンスで身につける場合は「衣裳」と表記され、神社などで着用される礼服を「衣装」と表記することが多いですよ。 芸術的ダンスの舞踊は衣裳と繋がりが深く、社会的ダンスの舞踏は衣装と繋がりが深いのではないでしょうか。
人の動きも、身につけるものも、周辺の文化や歴史から少しずつ影響を受けて、密接に関連しながら変化していることの現れといえるでしょう。いかに踊りが文化的要素をはらんでいるかを、よく感じられる内容だと思いませんか。
踊るように体を動かす身体表現は、古今東西多くの場所で見ることができます。いくつか一例をご紹介しますね。
自然界の動物たちは、多くの場合、異性への求愛行動としてダンスを披露するようです。 「こんなに素敵に踊れるよ」「私はこんな個性を持っているよ」とアピールするために踊りを披露するのでしょう。 歌や踊りがすきといわれている鳥類は、美しい羽根を広げ、しっぽを振ったりぴょこぴょこ跳ねたりしてボディランゲージが豊かです。ペットとしても親しまれる犬や猫は、耳やしっぽの様子で感情を表現するといわれますが、だいすきな飼い主さんにだけ見せる特別ダンスがある子も多いでしょう。
またクモが求愛行動としてダンスをすることが発見されるなど、人以外の生き物たちにも体を動かす表現が浸透していることがわかります。
神話内の神様たちも踊りを披露します。 天岩戸(あまのいわと)伝説とは、太陽の神様である天照大神が岩陰に隠れてしまったことをきっかけに、ほかの神々がダンスを披露するという神話です。太陽が出ず作物が育たない日々に苦しみ、みんなが楽しそうに踊って歌っていればきっと気になって出てきてくれるのではないかと考えたのですね。
天岩戸伝説は踊る表現の起源といわれている伝説ですが、そのほかにも筆者は、踊りがもつ「他者の気を惹く」「アピールする」「魅力を伝える」などの意味合いの起源でもあるのではないかと考えています。
舞踏のように、宗教的、社会的な意味をもつ身体表現は世界中に広まっています。 世界各国に存在する「民族舞踊」のなかには宗教的儀式をもととする踊りもあります。日本では、巫女さんが神様にお見せするために披露される舞が伝統的です。そのほか民族的繋がりを意識して踊るシーン、例えばバリ島のバロンダンスやケチャ、ハワイのフラ・カヒコなど、世界中でみられます。
舞踊として紹介したバレエやお芝居、ミュージカルなどの舞台芸術は、芸術や文化として披露されるものです。 日本では、歌や音楽をともなう身体表現は文化庁が公演を支援している場合があり、不要不急ではないものの保護するべき文化の遺産であると認識されています。 世界の舞台では、オリンピックの開会式でダンスが披露されるなど華やかな場での芸術や文化が伝統となっています。オリンピックは「スポーツ」と「文化」の祭典であり、式典では「文化」の面をより強く打ち出すプログラムとしてダンスの披露が続いているのかもしれません。
日本の義務教育にダンスの授業が取り入れられるなど、踊る行為にスポーツやエクササイズ、健康維持としての一面も認められています。楽しくからだを動かし、心も躍るひと時をより多くの人が体験しやすくなったひとつの出来事ではないでしょうか。
宗教的要素や芸術的要素を追求しなくても、踊るという言葉には気の向くままに楽しく身体表現を行うという意味も含まれています。難しく考えすぎず、思いっきり体を動かしてみるのもよいですね。 すきな音楽のリズムに合わせて自室でひとり体を動かす時間は、よいエクササイズとなり、きっと気分も晴れやかになるはずです。心が軽くなり、思わぬインスピレーションや創造性が生まれることもあるでしょう。
当記事では「踊る」という動作と、踊りに関連する用語をオンライン辞書の力を借りて掘り下げながら、人や生き物が持つ本来の身体表現について考えてみました。 誰でも自由に参加できる踊りの世界との出会いは、あなたを深く表現してくれるかけがえのない時間となるかもしれません。また人が踊っている姿を観て、胸が躍る瞬間に立ち会うことができる可能性も秘めています。
神様や生き物たちの動きをより身近に感じ、時にはアートに触れながら、踊りの世界にリーチしていただけたら嬉しいです。
1981年、中華街の片隅に、赤い木で縁取られ通りから中が覗けるガラス張りの舞踏館が誕生しました。 チャイハネがこころをときめかせる刺激の場所ならば、舞踏館はからだを動かし自分と向き合う意識の場所。 対であり影響しあう存在です。
街並みも暮らしぶりも行き交う人も変容していくなか、1993年に余儀なく閉館となりましたが、2001年月に旧舞踏館のあった隣で再び産声を上げました。 地下階に作られた今度の舞踏館は、ネイティブ・アメリカンの神聖な場所キヴァを模しています。 ネイティブ・アメリカンたちは屋根から出入りする半地下のキヴァの中で、そこにこもって、そして大地の懐に抱かれ、祭の歌詞を作り、歌を歌い、踊りを習い、お話を聞き、布を織り、瞑想をし、体を清めたりします。
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シルクロード舞踏館では2か月に一度(奇数月20ごろ発行)スケジュールや教室の紹介などを掲載した機関紙(フリーペーパー)を発行しています。 関東近郊のチャイハネや系列店で配布していますので、気になる方はどうぞお手に取ってください。
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踊りという用語に、歌や動作、リズムなどの関連を想像する方も多いかもしれません。しかし踊りの世界はもっと深く、自然界や生き物本来の本能と想像以上の繋がりを持っています。
「躍る」と「踊る」の言葉の違いをリサーチしながら、人類のエッセンスに触れていきませんか。きっとどきどきし、あなたの胸も高鳴るように躍ることでしょう。
当記事が、そんな素敵な世界へあなたをご招待します。
目次
躍ると踊る
まずは「躍る」と「踊る」の2種類の表記について、意味を比較してみたいと思います。オンライン辞書サービス「コトバンク」を参照しました。
「躍る」言葉の意味
躍るという言葉には、「飛び上がる」「跳ね上がる」という意味があります。ジャンプなど活発でエネルギッシュな縦方向への動きを踏まえた動作に関連するようです。
人以外にも、心や魚がおどると表記する場合には「躍る」という変換をするのが一般的です。
「踊る」言葉の意味
踊るという言葉は、「踊り」や「ダンス」などというワードを踏まえた文脈で使用されることが多いです。人間が意志を持ってするおどりのことを「踊る」と表記する傾向にあります。
また音楽やリズムが関連する動作の場合も踊りにあたるでしょう。
「躍る」と「踊る」の使い分けをマスターしよう!
躍るという言葉は、上下の動きに関連している場合や、そのものの意思と動きに繋がりがない場合に使用されます。例えば「ハンバーグが鉄板の上で躍る」「どきどきして、心臓が跳ねるように躍る」などという場合にはこちらの躍るという言葉を使用するのが一般的です。
躍るという表記を使用するとき、主語は人でないケースが多く、躍っているそのものは意志を持たない場合も多いかもしれません。
一方、音楽やその他の芸術とあわせている場合や、ダンスを意味する文脈では踊るという言葉を使用します。
「ダンスを踊る」「音楽に合わせて踊る」「ダンスパーティーへ踊りに行く」などが一例です。
「おどりをおどろう!」と意識してはじまる動きは踊りという表記を使います。
舞うと踏む
踊りに関連する言葉として、「舞い」や「踏み」などがあります。
オンライン辞書を活用して、舞うと踏むの違いについても調べてみました。
手舞足踏(手の舞い足の踏む所を知らず)のことわざの解説
日本語には、手舞足踏(しゅぶそくとう)という四字熟語があります。これは人が嬉しい時やたのしい時に自然と行う動作を表現したものです。
手を大きく動かして、弾むように足踏みをしたり足を動かしたりした経験は、あなたにもあるのではないでしょうか。手を叩いたり、わあっと手を広げることもあるかもしれません。一緒にいる人と抱き合いながらぴょんぴょん飛び跳ねることもありますね。
「手舞足踏」は、人が自分の気持ちを表現するときには、手や腕を大きく動かし、足を踏み鳴らして感情の昂りを表現するものだということわざです。
この2文字目と4文字目をとると「舞踏(ぶとう)」という言葉になります。踊りの根源もまた手足の動きからなるものであり、人が手足を動かすときは感情を表現しているときである、という繋がりがみえてきそうですね。
「舞う」言葉の意味
舞うという言葉には、ゆったり軽やかに優雅に動くことや、音楽に合わせて踊ることという意味があります。また弧を描くように宙を飛ぶことを「舞う」と表現する場合もあります。
「踏む」言葉の意味
踏むという言葉は、足で押さえつけることや、その場所に身を置くことを意味します。
発展したように「足でリズムをとること」や「舞台に立つこと」を意味するようにもなりました。
どことなく踊りを連想させるワードではないでしょうか。
舞踊と舞踏
踊りを熟語で表したときには、「舞踊(ぶよう)」または「舞踏(ぶとう)」と表現することが多いでしょう。2つの言葉の意味の違いも調べてみました。
舞踊について
舞踊とは、リズムを取ったり、音楽に合わせながら体を動かす動作のことをいいます。また体の動きを通して、感情や意思を表現する動作であるとも定義されています。
具体的には、お芝居とよばれるような舞台芸術のことです。日本舞踊や盆踊り、バレエなどは「舞踊」に分類されます。
舞踏について
舞踏という言葉は、『礼記』の「楽記編」に登場する一節に由来するそうです。ここでは式典後の儀式的動きを舞踏と表記しているのだとか。
パーティーやお祭りのあとの通例、交流の場での踊りをさすことが多いのかもしれません。社交ダンスや舞踏会での踊りは「舞踏」に分類されます。
社会的な意味合いが比較的強いダンスを舞踏と呼ぶ傾向にあるのかもしれません。
舞踊と舞踏の違い
舞踊が芸術的ダンスであるのに対し、舞踏は通例的で社会的なダンスを意味しているように感じますね。一般的にダンスジャンルごとの分類は上で紹介した通りですが、ダンサーが思想をもとに、好みの方を選ぶ場合もあります。
暗黒舞踏派と呼ばれる人たちは、舞踊に近い要素を持ちながら舞踏を名乗るダンサーの一例です。暗黒舞踏派とは日本発祥の前衛芸術であり、「BUTOH」と呼ばれ世界から注目されている、ダンスとは異なる表現です。
同様に、踊るものたちが身につける衣装にも、2種類の表記があります。
一般的には舞台衣装など、ステージでのダンスで身につける場合は「衣裳」と表記され、神社などで着用される礼服を「衣装」と表記することが多いですよ。
芸術的ダンスの舞踊は衣裳と繋がりが深く、社会的ダンスの舞踏は衣装と繋がりが深いのではないでしょうか。
人の動きも、身につけるものも、周辺の文化や歴史から少しずつ影響を受けて、密接に関連しながら変化していることの現れといえるでしょう。いかに踊りが文化的要素をはらんでいるかを、よく感じられる内容だと思いませんか。
体を動かし表現するということ
踊るように体を動かす身体表現は、古今東西多くの場所で見ることができます。いくつか一例をご紹介しますね。
動物による特有のダンス
自然界の動物たちは、多くの場合、異性への求愛行動としてダンスを披露するようです。
「こんなに素敵に踊れるよ」「私はこんな個性を持っているよ」とアピールするために踊りを披露するのでしょう。
歌や踊りがすきといわれている鳥類は、美しい羽根を広げ、しっぽを振ったりぴょこぴょこ跳ねたりしてボディランゲージが豊かです。ペットとしても親しまれる犬や猫は、耳やしっぽの様子で感情を表現するといわれますが、だいすきな飼い主さんにだけ見せる特別ダンスがある子も多いでしょう。
またクモが求愛行動としてダンスをすることが発見されるなど、人以外の生き物たちにも体を動かす表現が浸透していることがわかります。
天岩戸伝説
神話内の神様たちも踊りを披露します。
天岩戸(あまのいわと)伝説とは、太陽の神様である天照大神が岩陰に隠れてしまったことをきっかけに、ほかの神々がダンスを披露するという神話です。太陽が出ず作物が育たない日々に苦しみ、みんなが楽しそうに踊って歌っていればきっと気になって出てきてくれるのではないかと考えたのですね。
天岩戸伝説は踊る表現の起源といわれている伝説ですが、そのほかにも筆者は、踊りがもつ「他者の気を惹く」「アピールする」「魅力を伝える」などの意味合いの起源でもあるのではないかと考えています。
宗教的儀礼
舞踏のように、宗教的、社会的な意味をもつ身体表現は世界中に広まっています。
世界各国に存在する「民族舞踊」のなかには宗教的儀式をもととする踊りもあります。日本では、巫女さんが神様にお見せするために披露される舞が伝統的です。そのほか民族的繋がりを意識して踊るシーン、例えばバリ島のバロンダンスやケチャ、ハワイのフラ・カヒコなど、世界中でみられます。
芸術・文化
舞踊として紹介したバレエやお芝居、ミュージカルなどの舞台芸術は、芸術や文化として披露されるものです。
日本では、歌や音楽をともなう身体表現は文化庁が公演を支援している場合があり、不要不急ではないものの保護するべき文化の遺産であると認識されています。
世界の舞台では、オリンピックの開会式でダンスが披露されるなど華やかな場での芸術や文化が伝統となっています。オリンピックは「スポーツ」と「文化」の祭典であり、式典では「文化」の面をより強く打ち出すプログラムとしてダンスの披露が続いているのかもしれません。
スポーツ・エクササイズ
日本の義務教育にダンスの授業が取り入れられるなど、踊る行為にスポーツやエクササイズ、健康維持としての一面も認められています。楽しくからだを動かし、心も躍るひと時をより多くの人が体験しやすくなったひとつの出来事ではないでしょうか。
宗教的要素や芸術的要素を追求しなくても、踊るという言葉には気の向くままに楽しく身体表現を行うという意味も含まれています。難しく考えすぎず、思いっきり体を動かしてみるのもよいですね。
すきな音楽のリズムに合わせて自室でひとり体を動かす時間は、よいエクササイズとなり、きっと気分も晴れやかになるはずです。心が軽くなり、思わぬインスピレーションや創造性が生まれることもあるでしょう。
踊りの世界には、胸が躍るたのしい要素がいっぱい!
当記事では「踊る」という動作と、踊りに関連する用語をオンライン辞書の力を借りて掘り下げながら、人や生き物が持つ本来の身体表現について考えてみました。
誰でも自由に参加できる踊りの世界との出会いは、あなたを深く表現してくれるかけがえのない時間となるかもしれません。また人が踊っている姿を観て、胸が躍る瞬間に立ち会うことができる可能性も秘めています。
神様や生き物たちの動きをより身近に感じ、時にはアートに触れながら、踊りの世界にリーチしていただけたら嬉しいです。
「芸能の庭」シルクロード舞踏館について
1981年、中華街の片隅に、赤い木で縁取られ通りから中が覗けるガラス張りの舞踏館が誕生しました。
チャイハネがこころをときめかせる刺激の場所ならば、舞踏館はからだを動かし自分と向き合う意識の場所。
対であり影響しあう存在です。
街並みも暮らしぶりも行き交う人も変容していくなか、1993年に余儀なく閉館となりましたが、2001年月に旧舞踏館のあった隣で再び産声を上げました。
地下階に作られた今度の舞踏館は、ネイティブ・アメリカンの神聖な場所キヴァを模しています。
ネイティブ・アメリカンたちは屋根から出入りする半地下のキヴァの中で、そこにこもって、そして大地の懐に抱かれ、祭の歌詞を作り、歌を歌い、踊りを習い、お話を聞き、布を織り、瞑想をし、体を清めたりします。
▼シルクロード舞踏館
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「機関紙(フリーペーパー)」シルクロード舞踏館について
シルクロード舞踏館では2か月に一度(奇数月20ごろ発行)スケジュールや教室の紹介などを掲載した機関紙(フリーペーパー)を発行しています。
関東近郊のチャイハネや系列店で配布していますので、気になる方はどうぞお手に取ってください。
配布店舗は こちら
▼シルクロード舞踏館について、詳細はこちら