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「ジャカード織」をご存知ですか? 着物の帯や高級カーテンなどによく使われている布の織り方のことです。 この記事では、ジャカード織りの基本的な知識から、その製法や特長、さらにはオリジナル柄のジャカード生地アイテムについても詳しくご紹介していきます。
ジャカード生地とは、その名の由来となったジャカード織機を用いて織られる生地を指します。 その最大の特長は、模様が生地自体に織り込まれていること。
模様を経糸(たていと)の複雑な上げ下げで表現し、織り上がったときに図柄が現れるというものです。 これによって模様の部分が浮き上がったり凹んだりといった立体的なテクスチャーとなり、見た目や手触りに豊かな表情と深みが表わされるのです。
織り込まれた模様は、単なるプリントや染色とは異なり、色落ちしにくく、長期間その美しさを保つことができます。
さらに、ジャカード織はその厚みとしっかりとした質感から、高級感があり、特別なアイテムとして扱われることが多いです。
これらの特長から、ジャカード織は衣服だけでなく、バッグやインテリア用品など、多岐にわたる用途で利用されています。
ジャカード織の特長は、プリント生地と比較するとわかりやすいかもしれません。
プリント生地とは、織り上がった無地の生地に図柄を印刷する方法で、比較的安価で大量生産が可能です。
使用される印刷技法はさまざまで、シルクスクリーンやロータリー捺染、デジタルプリントなどがあります。
シルクスクリーンは、ナイロンやテトロンなど目の細かい布のシートを使用してインクを生地上に押し付ける印刷方法で、鮮やかな色彩の表現が可能です。 以前はシルクを使用していたため名前にその名残が残っています。
ロータリー捺染は、シリンダー形状の版を回転させながら生地にインクを転写し、大量の生地を効率的に印刷するのに適しています。
デジタルプリントは、コンピュータを使ってデザインされた模様を直接生地に印刷し、細かいディテールや多彩な色の表現が可能です。
いずれにせよ、無地の生地に染料で印刷しているので、洗濯などで徐々に模様が薄くなったり色あせたりしていきます。 また、平面に印刷しているのでジャカード織のような立体感は生まれません。
織り方そのもので模様を表すジャカード織とはまったく違うことが、ご理解いただけたのではないでしょうか。
ジャカード織の歴史は、フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカール(Joseph Marie Jacquard)に始まります。 彼は1800年代初頭に、複雑なデザインを効率的に織り込むための「ジャカード織機」を発明しました。 この織機の革命的な点は、紋紙(パンチカード)によって機械を制御し、細かい模様まで早く効率的に織り上げることができることです。 驚くべきことに、このパンチカードのシステムは後にコンピュータの基盤となるアイディアの先駆けとなったとも言われています。
ジャカード織の名称に関しては、日常会話や商品名などで「ジャガード」と呼ばれることが多いようです。 これは、日本語では「ジャカード」より「ジャガード」の方が発音しやすかったためと考えられます。
日本にジャカード織の技法が導入されたのは、19世紀の終わり頃です。 明治時代にフランスからジャカード織機が輸入され、それを元に京都西陣での生産技術が革新されました。 それまでは、空引き機(そらびきばた)という人力で経糸を上下させる織機で紋織りを織っていたのですから、どれだけ画期的なことだったかがわかりますね。
ジャカード織機の導入により、より複雑で精密なデザインの織物を効率的に生産することが可能となりました。 西陣ではジャカード織機を使い、高級な着物の帯やネクタイ、小物などが作られています。
西陣織会館では、指定登録文化財の木製ジャカード機(国産第1号機)や、ジャカード手織機の実演を見ることができます。 模様を織り込む過程の一部が紋紙で効率化されたとはいえ、ジャカード手織機はまだまだ職人の経験に負うところが大きいもの。 職人の技と手仕事のぬくもりが、ジャカード生地をさらに魅力的にするのです。
ジャカード織は、その独特な技法と美しいテクスチャーから、世界中のファッションやインテリア業界で高く評価されています。 しかし、この美しい織物を生み出すまでの過程は、非常に手間と時間がかかるものです。 ここでは、ジャカード織ができるまでのステップを紹介いたします。
まず、デザイン(模様)を決めることから始まります。 デザイナーは、織物に取り入れたい図案や模様を考案し、それを詳細な図面として描き出します。 この段階でのデザインは、最終的な生地の仕上がりを大きく左右しますので、細部に至るまで慎重に検討されます。 どんな色の糸を使いどんな織組織を組み合わせて模様を表現するか、模様を美しく表現しつつも生地として耐久性のあるものに織り上がるようにするにはどうしたらよいか、専門の職人が検討を重ねて紋意匠図(もんいしょうず)を作ります。
次に、紋意匠図を元に紋紙(もんがみ/パンチカード)を作成します。 紋紙とは、織機を操作するための指示を示すカードのことで、紋意匠図に基づき穴を開けたカードを糸でつないで作ります。 このカードの穴の位置と数によって、織機はどの経糸を持ち上げ、どの経糸を下げるかを判断し、模様を織り上げるのです。 以前はピアノマシンという機械を使い、厚紙に手作業で穴を開けていましたが、今はコンピュータで制御することができるようになりました。
続いて、糸を染色して準備します。 ジャカード織は先染めの織物であるため、模様に使う色の数だけ糸を染めなければなりません。 複雑な模様を表現するために、数百の色糸が準備されることもあります。 織り方や色糸の組み合わせ方によっても織り上がった時の色の見え方が違ってくるので、染色には長年の経験と織への深い理解が必要です。
最後に、織機に糸と紋紙をセットし、実際に織り上げを開始します。 織機は、紋紙の指示を綜絖(そうこう:経糸を引き上げる装置のこと)に伝えて経糸を上下に動かし、模様を織り上げていきます。 この緻密な動きによって、計画されたデザインが生地に織り込まれ、ジャカード織として完成するのです。
これらの複雑な工程を経て、美しいジャカード織が生まれます。 ジャカード織の製造過程には、多くの技術と情熱が注がれていることが伺えますね。
美しさに手間を惜しまず織り上げられるジャカード織。 その生地の特長やメリット・デメリットを見ていきましょう。
ジャカード生地は、その製法から多くの魅力的な特長を持っています。 まず挙げられるのは立体感と厚みがあること。 これは、模様がプリントではなく、織り込まれているためです。 この特性により、ジャカード織は模様に立体感があり、独特の風合いがあります。
また、ジャカード生地は、プリント生地と比べて独特の高級感を持っています。 その理由は、模様が先染めされた糸で織り込まれることによって、糸の質感や色合いが最大限に生かされるからです。 これにより、一見しただけでその豪華さと精巧さを感じることができます。
さらに、ジャカードの裏面にも色違いの模様が現れます。 これは、織りの過程で糸が交錯することによるもので、両面で楽しめるのが大きな特長です。 織り方によっては裏に模様が出ないようにすることもできます。
最後に、ジャカード生地は色落ちがしにくいというメリットもあります。 プリントされた模様とは異なり、先染めの糸を織り込むことによって模様の色が定着しているため、洗濯や摩擦による色落ちが少ないのです。
ジャカード生地の美しさや高級感は多くの人々に愛されていますが、デメリットもいくつかあります。
まず、コストの面で言えば、プリント生地と比較してジャカード生地の製造は高価になります。 その理由は、織りの工程が複雑であり、使用する糸の質や量、そして製造にかかる時間が多くなるためです。 このため、ジャカード生地のアイテムは高価になることが一般的です。
次に、ジャカード生地は織り込みの特性上、厚手で硬い傾向があります。 そのため、柔らかく軽い素材が必要な真夏の衣類には不向きです。 特に高温多湿の日本の夏には、ジャカード生地の衣類は暑苦しく感じることがあるかもしれません。
このように、ジャカード生地には多くのメリットがありますが、デメリットも理解して用途を選ぶことが大切です。
「チャイハネ」は、ネパールの伝統的な手織り技術を活かし、LOVE&PEACEをテーマにしたオリジナル柄のジャカード生地を製作しています。
ネパールのジャカード織機は、電気を使わずに操作される伝統的な手織り機です。 そのため、停電が頻繁に起こるネパールでも、生産に問題はありません。
ネパールの生産現場。実際に商品になるジャカードを織っています。
このオリジナルジャカード生地を使ったアイテムをご紹介します。
デニム地にジャガード織りのポケットがポイントのエプロン。首回りの紐の長さは三段階変えられ、足元中心はスリット入りで動きやすいデザイン。
使いやすいミトン型のなべつかみ(左)と、キッチンや車、アウトドアシーンで吊るしたり、持ち運びに便利なロープ付きのティッシュペーパーカバー(右)。
大きいサイズのプレイスマット。ボタンとループ付きなので丸めてループをボタンで留めることができる。玄関の靴箱の上など食卓以外の場所でもインテリアとして使うのもおすすめ。
レディースはヴィンテージ感のあるブーツカットシルエット。
メンズはリデザインしたサルエルシルエット、カジュアルで着やすい。
高級感のあるジャカード織のオリジナルアイテムを、長く手元に置いて愛用していただきたいと思います。
ジャカード織は、19世紀初頭に生まれた画期的な技術で、パンチカードは現在のコンピュータの源流をなすアイディアだったともいわれています。
先染めされた経糸と横糸を複雑に織り上げることで生まれる立体感ある美しいテクスチャーは、高級織物として多くの人々に愛されてきました。
ネパールで、ジャカード織機を使って織られたオリジナル生地で作られたチャイハネの商品は、長く使っても色あせることなく、使い込むほどに愛着がわく逸品です。
美しい布への飽くなき探求心から生まれたジャカード織。 その歴史や技法を知るほどに、積み重ねられてきた多くの人の志が偲ばれて、感嘆の想いがするのでした。
「ジャカード織」をご存知ですか?
着物の帯や高級カーテンなどによく使われている布の織り方のことです。
この記事では、ジャカード織りの基本的な知識から、その製法や特長、さらにはオリジナル柄のジャカード生地アイテムについても詳しくご紹介していきます。
目次
ジャカード生地とは?
ジャカード生地とは、その名の由来となったジャカード織機を用いて織られる生地を指します。
その最大の特長は、模様が生地自体に織り込まれていること。
模様を経糸(たていと)の複雑な上げ下げで表現し、織り上がったときに図柄が現れるというものです。
これによって模様の部分が浮き上がったり凹んだりといった立体的なテクスチャーとなり、見た目や手触りに豊かな表情と深みが表わされるのです。
織り込まれた模様は、単なるプリントや染色とは異なり、色落ちしにくく、長期間その美しさを保つことができます。
さらに、ジャカード織はその厚みとしっかりとした質感から、高級感があり、特別なアイテムとして扱われることが多いです。
これらの特長から、ジャカード織は衣服だけでなく、バッグやインテリア用品など、多岐にわたる用途で利用されています。
ほかの生地との比較
ジャカード織の特長は、プリント生地と比較するとわかりやすいかもしれません。
プリント生地とは、織り上がった無地の生地に図柄を印刷する方法で、比較的安価で大量生産が可能です。
使用される印刷技法はさまざまで、シルクスクリーンやロータリー捺染、デジタルプリントなどがあります。
シルクスクリーンは、ナイロンやテトロンなど目の細かい布のシートを使用してインクを生地上に押し付ける印刷方法で、鮮やかな色彩の表現が可能です。
以前はシルクを使用していたため名前にその名残が残っています。
ロータリー捺染は、シリンダー形状の版を回転させながら生地にインクを転写し、大量の生地を効率的に印刷するのに適しています。
デジタルプリントは、コンピュータを使ってデザインされた模様を直接生地に印刷し、細かいディテールや多彩な色の表現が可能です。
いずれにせよ、無地の生地に染料で印刷しているので、洗濯などで徐々に模様が薄くなったり色あせたりしていきます。
また、平面に印刷しているのでジャカード織のような立体感は生まれません。
織り方そのもので模様を表すジャカード織とはまったく違うことが、ご理解いただけたのではないでしょうか。
ジャカード織機の発明
ジャカード織の歴史は、フランスの発明家ジョゼフ・マリー・ジャカール(Joseph Marie Jacquard)に始まります。
彼は1800年代初頭に、複雑なデザインを効率的に織り込むための「ジャカード織機」を発明しました。
この織機の革命的な点は、紋紙(パンチカード)によって機械を制御し、細かい模様まで早く効率的に織り上げることができることです。
驚くべきことに、このパンチカードのシステムは後にコンピュータの基盤となるアイディアの先駆けとなったとも言われています。
ジャカード織の名称に関しては、日常会話や商品名などで「ジャガード」と呼ばれることが多いようです。
これは、日本語では「ジャカード」より「ジャガード」の方が発音しやすかったためと考えられます。
西陣織は日本製ジャカード
日本にジャカード織の技法が導入されたのは、19世紀の終わり頃です。
明治時代にフランスからジャカード織機が輸入され、それを元に京都西陣での生産技術が革新されました。
それまでは、空引き機(そらびきばた)という人力で経糸を上下させる織機で紋織りを織っていたのですから、どれだけ画期的なことだったかがわかりますね。
ジャカード織機の導入により、より複雑で精密なデザインの織物を効率的に生産することが可能となりました。
西陣ではジャカード織機を使い、高級な着物の帯やネクタイ、小物などが作られています。
西陣織会館では、指定登録文化財の木製ジャカード機(国産第1号機)や、ジャカード手織機の実演を見ることができます。
模様を織り込む過程の一部が紋紙で効率化されたとはいえ、ジャカード手織機はまだまだ職人の経験に負うところが大きいもの。
職人の技と手仕事のぬくもりが、ジャカード生地をさらに魅力的にするのです。
ジャカード織ができるまで
ジャカード織は、その独特な技法と美しいテクスチャーから、世界中のファッションやインテリア業界で高く評価されています。
しかし、この美しい織物を生み出すまでの過程は、非常に手間と時間がかかるものです。
ここでは、ジャカード織ができるまでのステップを紹介いたします。
デザイン
まず、デザイン(模様)を決めることから始まります。
デザイナーは、織物に取り入れたい図案や模様を考案し、それを詳細な図面として描き出します。
この段階でのデザインは、最終的な生地の仕上がりを大きく左右しますので、細部に至るまで慎重に検討されます。
どんな色の糸を使いどんな織組織を組み合わせて模様を表現するか、模様を美しく表現しつつも生地として耐久性のあるものに織り上がるようにするにはどうしたらよいか、専門の職人が検討を重ねて紋意匠図(もんいしょうず)を作ります。
紋紙
次に、紋意匠図を元に紋紙(もんがみ/パンチカード)を作成します。
紋紙とは、織機を操作するための指示を示すカードのことで、紋意匠図に基づき穴を開けたカードを糸でつないで作ります。
このカードの穴の位置と数によって、織機はどの経糸を持ち上げ、どの経糸を下げるかを判断し、模様を織り上げるのです。
以前はピアノマシンという機械を使い、厚紙に手作業で穴を開けていましたが、今はコンピュータで制御することができるようになりました。
糸の用意
続いて、糸を染色して準備します。
ジャカード織は先染めの織物であるため、模様に使う色の数だけ糸を染めなければなりません。
複雑な模様を表現するために、数百の色糸が準備されることもあります。
織り方や色糸の組み合わせ方によっても織り上がった時の色の見え方が違ってくるので、染色には長年の経験と織への深い理解が必要です。
織りあげる
最後に、織機に糸と紋紙をセットし、実際に織り上げを開始します。
織機は、紋紙の指示を綜絖(そうこう:経糸を引き上げる装置のこと)に伝えて経糸を上下に動かし、模様を織り上げていきます。
この緻密な動きによって、計画されたデザインが生地に織り込まれ、ジャカード織として完成するのです。
これらの複雑な工程を経て、美しいジャカード織が生まれます。
ジャカード織の製造過程には、多くの技術と情熱が注がれていることが伺えますね。
ジャカード生地の特長
美しさに手間を惜しまず織り上げられるジャカード織。
その生地の特長やメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
ジャカード生地は、その製法から多くの魅力的な特長を持っています。
まず挙げられるのは立体感と厚みがあること。
これは、模様がプリントではなく、織り込まれているためです。
この特性により、ジャカード織は模様に立体感があり、独特の風合いがあります。
また、ジャカード生地は、プリント生地と比べて独特の高級感を持っています。
その理由は、模様が先染めされた糸で織り込まれることによって、糸の質感や色合いが最大限に生かされるからです。
これにより、一見しただけでその豪華さと精巧さを感じることができます。
さらに、ジャカードの裏面にも色違いの模様が現れます。
これは、織りの過程で糸が交錯することによるもので、両面で楽しめるのが大きな特長です。
織り方によっては裏に模様が出ないようにすることもできます。
最後に、ジャカード生地は色落ちがしにくいというメリットもあります。
プリントされた模様とは異なり、先染めの糸を織り込むことによって模様の色が定着しているため、洗濯や摩擦による色落ちが少ないのです。
デメリット
ジャカード生地の美しさや高級感は多くの人々に愛されていますが、デメリットもいくつかあります。
まず、コストの面で言えば、プリント生地と比較してジャカード生地の製造は高価になります。
その理由は、織りの工程が複雑であり、使用する糸の質や量、そして製造にかかる時間が多くなるためです。
このため、ジャカード生地のアイテムは高価になることが一般的です。
次に、ジャカード生地は織り込みの特性上、厚手で硬い傾向があります。
そのため、柔らかく軽い素材が必要な真夏の衣類には不向きです。
特に高温多湿の日本の夏には、ジャカード生地の衣類は暑苦しく感じることがあるかもしれません。
このように、ジャカード生地には多くのメリットがありますが、デメリットも理解して用途を選ぶことが大切です。
オリジナルデザインのLOVE&PEACE~
チャイハネのジャカード生地アイテム
「チャイハネ」は、ネパールの伝統的な手織り技術を活かし、LOVE&PEACEをテーマにしたオリジナル柄のジャカード生地を製作しています。
ネパールのジャカード織機
ネパールのジャカード織機は、電気を使わずに操作される伝統的な手織り機です。
そのため、停電が頻繁に起こるネパールでも、生産に問題はありません。
ネパールの生産現場。実際に商品になるジャカードを織っています。
このオリジナルジャカード生地を使ったアイテムをご紹介します。
テーブルウェア・エプロン
デニム地にジャガード織りのポケットがポイントのエプロン。首回りの紐の長さは三段階変えられ、足元中心はスリット入りで動きやすいデザイン。
使いやすいミトン型のなべつかみ(左)と、キッチンや車、アウトドアシーンで吊るしたり、持ち運びに便利なロープ付きのティッシュペーパーカバー(右)。
大きいサイズのプレイスマット。ボタンとループ付きなので丸めてループをボタンで留めることができる。玄関の靴箱の上など食卓以外の場所でもインテリアとして使うのもおすすめ。
ウエア
レディースはヴィンテージ感のあるブーツカットシルエット。
メンズはリデザインしたサルエルシルエット、カジュアルで着やすい。
高級感のあるジャカード織のオリジナルアイテムを、長く手元に置いて愛用していただきたいと思います。
愛すべきジャカード織
ジャカード織は、19世紀初頭に生まれた画期的な技術で、パンチカードは現在のコンピュータの源流をなすアイディアだったともいわれています。
先染めされた経糸と横糸を複雑に織り上げることで生まれる立体感ある美しいテクスチャーは、高級織物として多くの人々に愛されてきました。
ネパールで、ジャカード織機を使って織られたオリジナル生地で作られたチャイハネの商品は、長く使っても色あせることなく、使い込むほどに愛着がわく逸品です。
美しい布への飽くなき探求心から生まれたジャカード織。
その歴史や技法を知るほどに、積み重ねられてきた多くの人の志が偲ばれて、感嘆の想いがするのでした。