ネパールで偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ

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日本ではもう見かけなくなりましたが、ネパールにはまだまだ野良犬がたくさん生息しています。それもみんなとっても穏やかで、かなり人懐っこい(・ω・)
あまりにも無防備にお昼寝しているので、ちゃんと息しているか心配になることもしばしば…。

カトマンズ市街を移動していると、野良犬だけでなく野良牛にもよく遭遇します。それもかなりの数!初めて見たときはとっても新鮮で驚きましたが、その新鮮さもすぐに消え去るほど沢山うろうろしています。

ネパールに野良牛が多いことは割と有名な話かもしれませんが、なぜ野良牛が多いのかはご存じでしょうか?友人によると、そこにはネパールで農業が盛んなことと宗教が大きく絡んでいるのだとか。(諸説あり)

川で偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ01

ネパール人の多くが信仰しているヒンドゥー教において、牛は神聖な生き物として大切にされている存在です。ヒンドゥー教の人々は牛肉を食べないというのが有名な習慣ですね。
一方、農業の場においては、農耕や運搬で活躍してくれるとして重宝される存在でもあります。

そこで生まれてくるのが、農家が牛を飼育する負担の問題です。

若いうちは大活躍してくれる牛ですが、歳をとると農業で使い物になりません。使い物にならなくなった牛をそのまま飼育し続けることは農家にとって負担にしかならず、だからと言って食べることも許されない。
八方ふさがりになった農家は、泣く泣く牛を街へ放す他ないのだとか。

神聖な生き物とされているのに、使い物にならなくなったら手放すしか道がないなんてなんだか悲しいですね(;_:)

複雑な気持ちでモヤモヤしてしまいますが、単に”野良”と言っても、ネパールの野良牛は車やバイクにも道を譲られるほど普段から優先されていることがほとんんど。時には道路の真ん中に座り込んで渋滞を巻き起こすこともありますが、それでも人々は牛を追い払うようなことはしません。

そういった光景に国全体で牛を大切にしていることが感じられて、少しだけ心が救われます(´―`*)

川で偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ02
山へ行けば行くほど農家が多く、家畜と頻繁に出会います。可愛い!

こうした裏事情を持つ野良牛にはカトマンズでほぼ100%遭遇できますが、もう少し自然が多い地域に行くともっと珍しい動物にも遭遇することも珍しくありません。

カトマンズから車で6~7時間ほどの場所にあるポカラに滞在していた時には、野生のサイや、象の集団に遭遇したこともありました( *´艸`)
ちなみに、ポカラというのはネパール第二の首都と言われる地域のことで、大きな湖と美しいヒマラヤ山脈が眺められるネパール屈指のリゾート地です。

そんなポカラのどこで象に遭遇したかというと、その時滞在していたホテル付近の川辺。それはあまりにも突然の出来事で、朝食中に誰かが『川に象がいる(゚д゚)!』と叫んだことが発端でした。

象がいるってどうゆうこと!?と、最初は半ば疑っていましたが、言われるがまま川へ向かってみると目の前にはこんな光景が広がっていました…

川で偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ03

象だ…(;゚Д゚)!
柵も何もない普通の川に、本物の象がいるー!!

一緒にいたネパール人の友人にとっても珍しい光景だったようで、その場にいた全員大興奮!大騒ぎしながら近づくと、フレンドリーに芸を披露してくれました。

それだけでも感動の嵐なのに、『乗ってみる?』というなんとも優しいお誘いまで…!しかもお値段は100ルピー!日本円で約100円という破格の安さです!

そんな最高のお誘いを受けて、乗らない選択肢なんかありません。
Tシャツだけは一応脱いで、私服のまんま川へレッツゴー!

川で偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ04

私が象の背中に乗りやすいよう、象も腰を下ろしてスタンバイ!
これ、象使いの言うことをちゃんと理解して動いているんです。賢いですよね~!

象って本当に頭が良いらしく、動物界ではトップクラスの知能の持ち主とも言われています。
人間の言葉を理解するだけでなく、言語を聞き分けたり、喜怒哀楽を表現したり、記憶力も凄まじいのだとか。頭が良すぎて人間として肩身が狭くなります(*_*)

無事に私が象の背中の上に乗れたことを確認すると、象使いのお兄さんは大声で象に向かって何かを指示。その声を合図に、象は一気に水を吸い込んで、私に向かって勢いよくザバーーーッ!!

川で偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ05
川で偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ06

水をかけられるとは思っておらず、私はびっくり仰天大絶叫!!
想像以上に勢いが凄く、顔にかかると痛いくらいです。

そしてそのパフォーマンスは1回だけでなく、何回も何回もエンドレス。
まだ続くのか!?ツッコミを入れたくなるほど、長い時間水を浴び続けました(;’∀’)笑

その時点で既に大満足なのに、象使いのお兄さんのサービス精神はまだまだ止まりません。
記念写真を撮ろう~♪と、今度は私に向かって『象の上に立て!早く立て!!』と指示を開始!言われるがまま立とうと試みますが、象の背中の上では3秒と持ちません。

なんでも、全力でパフォーマンスをしてくれている象の背中の上はすっごく揺れる!大きくて硬くてゴツゴツしてて、座っているだけでもバランスを保つのが難しいんです。
象の背中の上に立つだけでなく、飛び跳ねながら象に(私にも)指示を出せる象使いのお兄さんはやっぱりプロですね。。体幹皆無の私には真似できませんでした(;_:)

そんなこんなで、無事に象乗り体験は終了!
偶然の巡り合わせではありましたが、最っ高に楽しかったです!!

...ですが、その直後先ほどまで私を乗せてくれていた象が、いきなりぐったりと川に横たわってしまうというアクシデントが発生!何か大変なことが起きているんじゃないかと私はプチパニック!

象使いのお兄さんによると、象は疲れて休んでいるだけなんだとか。
散々楽しませてもらったけど、この姿をみるとちょっと可哀想なことをしてしまったなと心がズキズキ...。いきなりだったのに無理をさせ過ぎちゃいました。

クタクタになるまで頑張ってくれた象さんたち本当にありがとう(;_:)
一生忘れられない経験をさせてもらいました!

最後は仲間の象達が、前足をひょいっとあげたポーズでお見送り。
バイバイ~と手を振っているみたいで可愛い!

川で偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ07

こんなに大きな体を後ろ足だけで支えられるなんて凄いですよね。
最後の最後までサービス精神旺盛な象のみんなに拍手喝采です!

散々楽しんだ後の私はというと、全身びしょ濡れで川のいやーな臭いがプンプン!

あの時は興奮して全く気にしていませんでしたが、川の水には沢山の細菌や危ない生物が生息しているのでまぁまぁ危険です。もし川に入ることがあれば、自己責任のうえ十分気をつけて楽しんでください!(私はこの後、水当たりで1週間腹痛と高熱に悶えました…。)

象に遭遇したのは本当にたまたまだったので、ここに行ったら会える!というのはないのですが、象に乗ってみたい方は是非ポカラから車で数時間の場所にあるチトワンという地域へ遊びに行ってください!

チトワン国立公園は世界遺産にも登録されているジャングルで、そこでは象の背中に乗ってジャングル探検をする『エレファント・サファリ』というアクティビティーが体験できます(*’’▽’’)

川で偶然象に出会って、背中に乗せてもらった時のハナシ08
こんな感じで、象の背中に数人で座らせてもらえます。

運が良いと、トラとかサイとかヒョウとか…希有な野生動物に会えることもあるのだとか!日本からツアーに申し込むと少し高めですが、現地で申し込むと4,000円ほどで体験できるみたいです。

象に水をかけられたい!直接象の背中にまたがって交流したい!という方は、早朝の川辺を散策してみるのがいいかも。
運が良ければ、優しい象使いの集団に巡り会えるかもしれません…(‘ω’)

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ライタープロフィール:こころ

大学卒業後ネパールに行くつもりで就活してなかったのに、コロナで行けなくなって人生迷子。巡り巡ってアミナに入社。
コーディングしたり執筆したり、日々奮闘中。
食べるの大好き!飲むのも大好き!ネパールも大好き!


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