掲載日：2023.10.15

半世紀ぶりのネッシー大捜索

20世紀最大のミステリーとして名高いネッシー。どこに生息しているかご存じですか？
ネッシーがいるのはネス湖。スコットランド北部にある淡水湖に潜んでいると言われています。

実は先日このネス湖で大規模なネッシー捜索が行われました。今回はネッシーとネス湖、そしてネス湖に行ったら絶対に訪れて欲しいアーカート城の魅力をお伝えします！

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半世紀ぶりの本格的なネッシー捜索

スコットランドのネス湖。この湖は未確認生物ネッシーがいることで知られています。
先日このネス湖で2日間にわたる大規模なネッシー捜索が行われました。前回、大規模調査が行われたのは1972年なので、実に半世紀ぶりの大捜索です。

今回の調査では遠赤外線カメラを搭載したドローンや水中聴音装置など最新の機材が導入されたほか、世界各国から集ったボランティアが「モンスターハンター」として観測に協力。最新の機材と人の手で、空・陸・水中のすべてで捜索が行われました。
残念ながらネッシー発見には至りませんでしたが、YouTubeで公開された参加者たちの笑顔といったら！老若男女関わらず皆がネッシーに夢中になっていました。

片道4時間？ちょっと遠いネス湖

ネス湖はイギリス最大の淡水湖。スコットランドの北の方に位置しています。一大観光地なので交通手段はたくさんありますが、ちょっと遠いのが難点です。

首都エディンバラからは、列車＋タクシーで4時間ちょっと、バスなら乗り継ぎで5時間、自家用車でも3時間半と、片道だけで結構な時間がかかります。
なので、もしエディンバラからネス湖を目指すなら、日帰りや宿泊付きバスツアーや観光客向けの送迎バスの利用がおすすめ。ちょっと辺ぴな場所にあるネス湖は、効率的に巡る方が便利だと思います。

静寂に包まれた世界的な観光スポット

訪れてみて驚きました。ネス湖はとても静かな場所。周辺には野原と山しかありません。巨大なネッシーの模型がなければ、そこがネス湖だとは思わないほど、ひっそりとしています。

もちろん観光客も大勢訪れていますが、ネス湖は巨大な湖（全長なんと35キロ！でも幅は2キロしかない細長い湖です）なので、人が密集することはありません。
世界中から人が集まる一大観光スポットであるにも関わらず、どことなく寂しさや廃れた感じさえ漂います。

湖を見渡していると、遊覧船が一隻ゆったりと走り去っていきます。どうやらネッシーを探す遊覧船が出ているらしく、結構な数の人がデッキから湖を眺めていました。
彼らは果たしてネッシーを見つけることはできるのでしょうか。悠々と進む船は、やがて湖と空の間へ消えていってしまいました。

少し暗めのネス湖の水面。何かが潜んでいそうな気がします

ネッシーよりネス湖の絶景に夢中！

はるばるネス湖に行った訳なので、ちょっとは期待していました「ネッシーに会えるかも」と。
有名なあのモノクロ写真はヤラセであると判明していますが、これまでネッシーの目撃情報は1000を超えているといいます。もしかしたら、私も…。
ですがネス湖の絶景を見た瞬間、私のハンター熱は冷めてしまいました。冷めてしまったというより、ネス湖の美しさに心打たれてしまい、他の事は考えられなくなってしまいました。

ゆるやかに続く荒涼とした丘、破壊されたまま佇むお城、背景にそびえる深く広い湖…。
そのすべてが美しく調和していて、じっと見つめていると絵本の世界に迷い込んだような、中世にタイムスリップしたような感覚さえ覚えます。なんて静かで美しい場所なんでしょう。