Rainbow State HAWAII~ハワイの幸せの虹~

Aloha! こんにちは
暑い夏は終わりを告げ、秋の訪れを感じ始めました。
秋の長雨とも言われるように、雨が降る日も多いですね。

“雨”と聞いてどんなことを思い浮かべますか?
ハワイの人々なら、“幸せに出合えるチャンス!”と答えるかもしれません。
なぜでしょう?
それは、雨の後には“虹(Rainbow)”が出るから…!

虹はハワイ語で、アヌエヌエ(Anuenue)。
ハワイに虹をもたらしたとされる“虹の女神”とも呼ばれています。
また、虹の州(Rainbow State)と言われるハワイは、虹ととても深い縁があるのです。

今回は、虹の仕組みや色にまつわるハワイの伝説なども織り交ぜながら、“幸せをもたらすハワイの虹”についてお話したいと思います。

ハワイと虹

ハワイと虹

“虹”を見たことはありますか?
日本ではお目にかかるタイミングが難しい虹ですが、ハワイでは頻繁に見られます。
突然のスコールの後に太陽の光が降り注ぎ、空を見上げると大きな虹が!
とても幸せな気持ちになったのを覚えています。

虹が見られるのはいつ?~虹ができる仕組みは?~

雨季がチャンス!

ご存知の通り、虹は雨が降ったあとに姿を現します。
ハワイでは年間を通じて見られる機会は多いのですが、もっとチャンスを増やしたい方におすすめなのは、“雨季”です‼
ハワイには日本のような四季は無く、5月~9月頃の夏(乾季)と10月~4月頃の冬(雨季)の二季に分かれます。
ハワイでは10月頃から雨の季節が始まり、虹を何度も見られるチャンス到来!
「太陽が似合うハワイなのに、雨季に訪れるのってどうなの?」
そんな声も聞こえてきそうですね。
しかし、雨といってもすぐ止んで晴れることも多いですし、何より “幸せな虹のプレゼント”がもれなく?ついてくるので雨季のハワイもおすすめです。

虹の現象(仕組み)

雨が上がった直後に見えることが多い虹。
止んだかと思われた雨はまだ近くで降っているため、沢山の水滴が空中に浮かんでいます。
この細かい水滴が太陽の光に当たりプリズムの役割をしてカラフルな帯に見える。
この現象が虹なんですね!

虹を見つけやすくなるポイントとしては、雨が降ったらまず太陽の位置を探すこと。
確認できたら、太陽と反対側の方向を見て待ちましょう。
雨が止んだらきっと、虹があなたに微笑んでくれる確率アップです!

ダブルレインボー

見れたらラッキー!~ダブルレインボー~

ダブルレインボーって知っていますか?
名前の通り“二重に見える虹”のことですが、これを見た人はダブルラッキー⁉だと言われています。

ダブルレインボーとは?

鮮明な虹の外側(上部)に、もう一つ弱めの光を放つ薄色の虹が見えることがあります。
このように二重に現われる虹の現象のことを“ダブルレインボー”と呼んでいます。
その場合、

  • 主虹(しゅにじ)→太陽光が空気中の水滴の中で、1回反射でできる虹。ハッキリ見える。
  • 副虹(ふくにじ)→2回反射で主虹の外側(上部)にできる弱光の虹。

と区別しています。

ちなみに、副虹の幅は主虹の2倍程で、虹色の配列は主虹と逆並びです!

トリプルレインボー

その他、“トリプルレインボー”というかなりレアな虹が出ることもあるのだとか!
お目にかかって、幸せを掴みたいですね!

No Rain, No Rainbowってどんな意味?

日本をはじめ、世界の国々には日常生活に密着した“ことわざ”が沢山ありますね。
この“No Rian, No Rainbow”は、虹の州とも言われるハワイの有名な言葉。
直訳すると、

No Rain (雨が無い。降らない。)
No Rainbow(虹が無い。虹が出ない)
“雨が降らなければ、虹も出ない”という意味です。

つまり、
“苦しい(困難な)ことの後には、きっと良いことが待っている”
私たちに生きる希望を持たせてくれるような、とても素敵なことわざですね。

虹にまつわるハワイの伝説や神話

“レインボーステイト”~ハワイと虹の縁~

雨が降っても幸せな気持ちにしてくれるのがハワイの虹。それは、虹にまつわる“ことわざ”からも伝わってきますね。
ハワイ州のニックネームは、レインボーステイト。
ハワイでは車の免許証やナンバープレート、市バスの車体には虹が描かれています。
ハワイと言えば、ロコや観光客にも人気のレインボー味のシェーブアイス。
見た目はもちろん、舌もレインボーカラーに大変身!

レインボーステイト

その他、レインボーを起用した商品やお店も沢山あります。

幸せの象徴として捉える虹は、ハワイの人々にとって日常生活そのもの。
とても深い縁で結ばれているんですね。

ハワイの虹は6色って知ってた?~妖精メネフネ伝説~

“七色の虹”と言われるように、日本では虹は7色と言われています。
でもハワイで見られる虹は、なんと“6色”!驚きですね。
なぜハワイの虹は6色なのか?その誕生秘話をお伝えします。

ハワイの神話に出てくる小人族“妖精メネフネ”。
(メネフネは6世紀頃にカウアイ島に移住してきたハワイの先住民という説もあり。)
雨上がりの鉛色の空が寂しく、何か素敵なものをかけたいと思った彼らは、材料探しへ出掛けました。

その材料(色)とは?

*宮殿の赤色の羽根 → `ULA`ULA

*黄色いバナナ →MELEMELE

*山や谷の緑色のシダの葉 →OMA`OMA`O

*オレンジ色のイリマの花 → `ALANI

*深海の青色の水 → ULIULI

*女王の紫色のシルク布 → PONI

友人である僧侶のカフナは、彼らの集めてきた材料を混ぜ合わせたものを矢尻につけ、雲をめがけて放ちました。その後雨が降り始めると、“6色の虹”が現れたのです。
この虹の美しさに、人々には雨と水への感謝の念も生まれたと言います。

女神ヒナとムーンボウ

女神ヒナとムーンボウの関係~夜に見られる幸せの虹~

“女神ヒナ”ってどんな女神か知っていますか?
この女神ヒナは、ハワイに伝わる数々の伝説の中ではとても有名。
当然、この虹にまつわるお話にも登場しているんです。
そして今回ご紹介するのは、女神ヒナととても縁のある月虹“ムーンボウ”の伝説です。

*ムーンボウってどんな虹?

ムーンは月を意味しますね。ということは?
月がハッキリ見えるのは夜。
つまり、“月虹(げっこう)”といって、特に月明かりの強い満月前後に見えることが多い虹のことなんです。
昼間に見える虹と違うのは、光の源が太陽ではなく、月の光だということ。
また、月の光は太陽の光に比べてとても弱いことや、月の満ち欠けや大気の状態等の条件が揃わないと見られないため、ムーンボウはとても珍しい虹と言われています。

*女神ヒナとムーンボウの伝説

人間の男性アイカナカと結婚していた、美しい女神ヒナ。
良妻賢母の彼女でしたが、悲しいことに夫は暴力的な人。耐えかねた彼女は、夫から逃亡するため虹に登ろうとします。
しかし日中の虹は暑くて渡れません。
途方に暮れていたある日の夜、月夜に照らされるムーンボウの姿を目にした彼女。
何度目かのチャンスでムーンボウを渡り、マヒナ(月)へ辿り着きました。
その後、女神ヒナは月でとても幸せに暮らしているということです。

女神ヒナとムーンボウの伝説

この伝説の結末やムーンボウの出る条件を重ねてみると、ムーンボウを見ることができた人にはこの上ない幸せが訪れる!と言われているのも頷けます。

ハワイを訪れたら是非、夜空を見上げてみて下さいね!

幸せを運んでくれる虹モチーフ“Kahiko”のアイテムをご紹介!

幸せを運んでくれると言われるハワイの虹。
雨が降っても虹に癒されると、希望が湧いてきます。
ハワイの幸せに包まれた日常を送りたい方へ、とっておきのアイテムをご紹介します。

ハワイアンコーデュミニトート

ポップでカラフル、ハワイらしいデザインのボタン付きミニトート。
内側の小さなポケットは小物収納に便利です。お散歩やお買い物はもちろん、ランチバッグにもピッタリ。
トートを持ってお出掛けすれば、虹に出合えるチャンスが来るかも⁈

ハワイアンコーデュミニトート

アロレインボータンブラー

家ではもちろん、お出掛けにも毎日使えるタンブラー。内容量はたっぷり約350ml。
冷たいジュースや温かい飲み物まで、保温保冷の効く優れもの。
虹とヤシの木、Alohaの文字が幸せと開放感を漂わせます。

アロレインボータンブラー

アーヌエヌエホヌMAT

ふかふか素材で肌触りも心地良い半円形パイルマット。
虹をモチーフに海の守り神“ホヌ”やヤシの木のデザインが施され、ハワイモードたっぷりです。

アーヌエヌエホヌMAT

まとめ

いかがでしたか?

ハワイはRainbow Stateと呼ばれるほど、“虹”と深い縁で結ばれています。
人々に優しさや笑顔、幸せをもたらすと言われる虹。
太陽の光だけでなく、月の光によっても虹は姿をあらわし、たとえ落ち込んだ時があったとしても、“ケセラセラ~”とほほ笑んでくれる…

そんな幸せのハワイの虹に会いたいと思ったら、雨季に訪れるのもおすすめです。
虹を見つけたら、“メネフネが生み出した6色”かどうかも是非チェックしてみて下さいね!

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