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1年を通して天岩戸神話に触れ、学び、伝えていくことを目的に展開する学びの場「あまのいわと学校」。 皆様のおかげで2023年、とうとう3年目を迎えることができました。
本記事は、8月19日(土)-20日(日)に宮崎県高千穂町にて開催された、「あまのいわと学校 第1回/神話に飛び込む!フィールドワーク」の様子をお届け!
レポートは今回初参加の私、学校スタッフ『usa』がお伝えいたします。
【過去のレポート記事はこちら】
晴天の中、宮崎県の山あい…というか山の奥の奥、秘境高千穂へ到着!
ちょうど集合時間の少し前に着いたのですが、山の緑を濡らすように突然雨が降り注ぎ、これから始まる神話の世界に出迎えられているようでした。
雨はすっかり上がり、再び晴天の中。
参加者の皆さんが各地より続々集まり、会場の斎館の中で自己紹介やあまのいわと学校説明、軽い座学を行いました。
ここには先生と呼ばれる人は居らず、神様や神社、自然が先生そのもので、指南役の中村真さんは皆と「共に学ぶ委員長」という事でした。
今回は昨年までの卒業生『語り部』の方も4名参加されており、頼もしいばかりです。
何度目かの方も初参加の方も、皆さん気さくで飾らない方達ばかりで場は和み、初参加の私も一安心。また天岩戸神社24代宮司である、佐藤宮司の明るいお人柄と笑顔に心を掴まれて、いよいよ始まる『神話に飛び込む!あまのいわと学校』が益々楽しみになったのでした。
早速、天岩戸神社西本宮にて佐藤宮司からあまのいわと学校と皆様の無事をご祈祷して頂きます。
御祈祷は心身が引き締まり、感慨深く、更にご神体の天岩戸が見える「遥拝所」からも神様へご挨拶させて頂きました。
ご神域の光景と高千穂の自然に包まれて、各々思い思いに引き込まれているようでした。
ここでは前年12月にあまのいわと学校の生徒の皆さまとお手伝いさせて頂いた「しめ縄」が綺麗にかかっております。そのしめ縄を観ながら、中村さんから毎年12月に行われる「天岩戸注連縄張り神事」のお話などを伺うことが出来ました。
集合前の午前中に、中村さんがお祭りに出会ったという御霊神社へ。
周囲には水の透き通った小川が流れ、すぐ側には上岩戸地区の水源もあるという神聖な場所で、こじんまりとした不思議な雰囲気の神社でした。
こちらは訪れる予定のなかった神社ですが、中村さんの偶然の(または必然の)ご縁から皆で参拝することが出来ました。午前中までは舞が行われていたというその場所は、何もなかったかの様なひっそりとした佇まいで、それがかえって日常の中にある祈りを感じさせてくれました。
その後は予定していた場所を巡ります。
神様や信仰の様々なお話を中村さんにして頂きながら、それぞれ神秘的な神社をめぐり、最後は天岩戸神社の東本宮へ。ここでも中村さんのお祈りや参拝にまつわるお話が聞けて勉強になりました。
一旦夕ご飯と休憩を挟み、19時過ぎに再び斎館へ集まりました。日本中にファンも多い、わら細工たくぼさんのお話と実演です。
前半はたくぼさんの仕事の内容やしめ縄についてお話頂きました。後半は実際に縄をなう(=ねじり合わせる)ところを、説明しながら見せて頂きました。
想像を超える探求心で仕事をされており、手さばきも美しく、なぜたくぼさんの作品が私たち日本人の心を打つのか、お話を聞いて、また作成する姿を拝見させて頂いて感じ取ることが出来ました。
出来上がった鳥の飾り物。あまのいわと神話にも登場する長鳴鳥(ながなきとり)は神の使いとも云われています。
さて皆様、禊(みそぎ)という言葉はご存じでしょうか。
禊とは、清らかな川の水につかり心身を祓い清める儀式です。神社に参拝する前に手水舎で手や口を浄めるのは、この禊を簡略化したものになります。
意外と禊に触れる機会は多くあることがわかりましたが、しかし本当の禊を行うという機会は中々ないのではないでしょうか。
8月に行われるあまのいわと学校では、実際に岩戸川に入って禊を行います。参加者様の中には去年の学校で経験した方もいらっしゃいましたが、やはり緊張感が高まっているのを感じました。
朝5時の暗い時間に白装束を着て、一同西本宮へ参拝します。
そして歩いて天安河原宮へ向かいます。
天照大御神が天岩戸へお隠れになった時、八百万の神が相談したという天安河原で参拝し、佐藤宮司から禊に入る為の祝詞と作法を教えて頂きます。
まだ暗い中、洞窟の下で輪になり、大祓祝詞(おおはらえのことば)を唱え、体を動かして禊の準備をします。
いよいよ岩戸川へ。しかしまだまだ川沿いを先へ進みます。
先日の大雨の影響で川の流れも変わり、昨年と禊をする場所も深さも変わっているとのこと。そんな自然の摂理にも改めて気付かされました。
足場の不安定な川沿いを進み、ようやく開けた河原へ。空もいつの間にか明るくなっています。
ここからは自分と自然、神様との対話の時間です。川音に包まれながら祝詞を唱え、教えて頂いた作法で体を動かします。そしていよいよ川の中へ。
川に肩まで入り、宮司の凛とした力強い声に合わせて皆で祝詞を唱えます。
自然の中に包まれながら自分自身も声を出して、祝詞を唱え、禊をして、各々何を感じ取ったのでしょうか。川から上がってきた皆様のお顔が清々しく、「まだ入っていたかったな…」という声が多かったという事はお伝えしておきます。
天気や水のコンディション含めて、すべてが想像以上に優しく穏やかで、、、。この世界はこんなにも優しいのか、と冷たい水もあたたかく感じた時間でした。本当に毎日禊したい!と思えるのも、しっかりとした手順のご指導や、祓い言葉があってこそと思います。神聖な秘儀を、佐藤宮司が何も知らない私たちにも丁寧に優しく伝えてくださったおかげで叶った禊・早朝参拝です。
朝食休憩後、 ・落立(おちたち)神社 ・二上山 三ヶ所神社 奥宮 へ、フィールドワークに向かいます。
落立神社で今から登拝する神様のお話を聞いてご挨拶をし、イザナギノミコト・イザナキノミコトをお祀りする二上山の奥宮へ。
COTOAGEの活動の中でよく出てくる「登拝(とうはい)」という言葉。登拝とは神様への祈りの気持ちを持って山に登る事です。
眼下の景色の良さに心が洗われつつも汗だくで息が上がります。
奥宮に到着後はしばらく思い思いに散策した後、中村さんのプチ講義もありました。現地で学ぶ講義は頭で理解するのではなく、実際に体感するような感覚です。捉え方は人それぞれあると思いますが、連綿と続いてきた人と自然の関わりの中で、「祈りや信仰とはどういう事か」自分なりに感じ取ることが出来ました。
麻の飾りやアクセサリーなどを製作販売されている、麻の種さんのお話とワークショップです。
麻は魔除けや縁起物として使われ、神社のご神事にも欠かせないものですが、今は生産する農家さんも限られてしまっているとのことでした。
麻のお話は深く、古来より日本人の衣食住に欠かせない身近な農作物である事もここで知りました。
私ももっと麻のことを知り、沢山の方に麻の魅力をお伝えしていきたいと思いました。後半は麻を撚って(よって)紐を作るワークショップを開催して頂きました。
昨日のわら細工たくぼさんのしめ縄や、麻の飾りの背景を知る事は、今の社会に生きる私たちの心の拠り所になる大切な事なのではないかと感じました。
昼食休憩後、神楽殿の舞台である「神庭(こうにわ)」に飾られる「彫り物(えりもの)」を作成するワークショップを行いました。高千穂町のお神楽の時には、四方を彫り物でぐるっと囲み、その中で舞うそうです。
天岩戸神社では18種類の彫り物があり、その中から各々好きな絵柄を選んで作成しました。佐藤宮司に彫り方を教わり、いざ開始です。
さすが経験者の『語り部※』の方たちは難しい絵柄に挑戦されています。初めての方も皆楽しそうに没頭されていて、時間内で素晴らしい彫り物を作ることが出来ました。高千穂には高千穂地区と岩戸地区の神楽があり、同じものではないそうです。また神楽についても次回学んでみたいなと思いました。
天岩戸神社で12月に行われる、ご神域の天岩戸注連縄張り神事について佐藤宮司と中村さんからお話して頂きました。
しめ縄を張るきっかけになった宮司の思いやご苦労など様々なお話をして下さいました。興味のある方はぜひ12月のあまのいわと学校にご参加頂けますと、またとない体験をして頂けると思います。
12月の天岩戸注連縄張り神事のレポートはこちら
天岩戸神社西本宮で佐藤宮司に2日間のあまのいわと学校の無事終了と皆様が作成した彫り物のご祈祷をして頂きました。今回で卒業となり、『語り部』を授与されるお二人が代表で玉串の奉納をされました。
西本宮は35年程前に造営されたそうですが、今も桧の香りが強く立ち込めています。
あっという間の2日間でしたが、神社や信仰について沢山学びがあり、とても貴重な体験をさせて頂いたことを神様に感謝して祈りました。
最後に遥拝所からご神体にご挨拶させて頂き、無事に2日間のあまのいわと学校が終わりました。
初めての参加で最初は緊張もありましたが皆様と楽しく勉強でき、天岩戸から神様がひょっこり覗きに来たくなるような笑顔咲き誇る楽しい2日間になったのではないかと思います。
このポーズには意味があります…。(詳しくはあまのいわと学校で!!)
次回のあまのいわと学校は神話が繋ぐ祈りのネットワークを辿り、信州戸隠神社で行われます。神話の世界が初めてでも、楽しく学べる学校です。皆様のご参加をお待ちしております!
あまのいわと学校は季節ごとに、座学やフィールドワークを交えた講義を開催し、1年を通して天岩戸神話に触れ、学び、伝えていくことを目的に展開する学びの場です。
体験し学ぶことで神話の語り部となり、古来より紡がれた「咲き笑う」神さま達の物語を大切な方々に伝えて頂ける事を目的としています。
1年を通して天岩戸神話に触れ、学び、伝えていくことを目的に展開する学びの場「あまのいわと学校」。
皆様のおかげで2023年、とうとう3年目を迎えることができました。
本記事は、8月19日(土)-20日(日)に宮崎県高千穂町にて開催された、「あまのいわと学校 第1回/神話に飛び込む!フィールドワーク」の様子をお届け!
レポートは今回初参加の私、学校スタッフ『usa』がお伝えいたします。
※プチ自己紹介…『usa』は福岡県在住でルーツは大分県宇佐市にあります。神様や神社について興味を持ち始めた、色々知りたい初心者です!【過去のレポート記事はこちら】
目次
1日目/8月19日(土)
晴天の中、宮崎県の山あい…というか山の奥の奥、秘境高千穂へ到着!
ちょうど集合時間の少し前に着いたのですが、山の緑を濡らすように突然雨が降り注ぎ、これから始まる神話の世界に出迎えられているようでした。
13:00/自己紹介・学校の説明
雨はすっかり上がり、再び晴天の中。
参加者の皆さんが各地より続々集まり、会場の斎館の中で自己紹介やあまのいわと学校説明、軽い座学を行いました。
ここには先生と呼ばれる人は居らず、神様や神社、自然が先生そのもので、指南役の中村真さんは皆と「共に学ぶ委員長」という事でした。
今回は昨年までの卒業生『語り部』の方も4名参加されており、頼もしいばかりです。
何度目かの方も初参加の方も、皆さん気さくで飾らない方達ばかりで場は和み、初参加の私も一安心。
また天岩戸神社24代宮司である、佐藤宮司の明るいお人柄と笑顔に心を掴まれて、いよいよ始まる『神話に飛び込む!あまのいわと学校』が益々楽しみになったのでした。
14:45/天岩戸神社 西本宮正式参拝
早速、天岩戸神社西本宮にて佐藤宮司からあまのいわと学校と皆様の無事をご祈祷して頂きます。
御祈祷は心身が引き締まり、感慨深く、更にご神体の天岩戸が見える「遥拝所」からも神様へご挨拶させて頂きました。
ご神域の光景と高千穂の自然に包まれて、各々思い思いに引き込まれているようでした。
ここでは前年12月にあまのいわと学校の生徒の皆さまとお手伝いさせて頂いた「しめ縄」が綺麗にかかっております。
そのしめ縄を観ながら、中村さんから毎年12月に行われる「天岩戸注連縄張り神事」のお話などを伺うことが出来ました。
15:00/フィールドワーク 神社周辺散策・参拝
集合前の午前中に、中村さんがお祭りに出会ったという御霊神社へ。
周囲には水の透き通った小川が流れ、すぐ側には上岩戸地区の水源もあるという神聖な場所で、こじんまりとした不思議な雰囲気の神社でした。
こちらは訪れる予定のなかった神社ですが、中村さんの偶然の(または必然の)ご縁から皆で参拝することが出来ました。
午前中までは舞が行われていたというその場所は、何もなかったかの様なひっそりとした佇まいで、それがかえって日常の中にある祈りを感じさせてくれました。
その後は予定していた場所を巡ります。
神様や信仰の様々なお話を中村さんにして頂きながら、それぞれ神秘的な神社をめぐり、最後は天岩戸神社の東本宮へ。
ここでも中村さんのお祈りや参拝にまつわるお話が聞けて勉強になりました。
19:30/わら細工たくぼさんのお話と実演
一旦夕ご飯と休憩を挟み、19時過ぎに再び斎館へ集まりました。
日本中にファンも多い、わら細工たくぼさんのお話と実演です。
前半はたくぼさんの仕事の内容やしめ縄についてお話頂きました。
後半は実際に縄をなう(=ねじり合わせる)ところを、説明しながら見せて頂きました。
想像を超える探求心で仕事をされており、手さばきも美しく、なぜたくぼさんの作品が私たち日本人の心を打つのか、お話を聞いて、また作成する姿を拝見させて頂いて感じ取ることが出来ました。
出来上がった鳥の飾り物。
あまのいわと神話にも登場する長鳴鳥(ながなきとり)は神の使いとも云われています。
2日目/8月20日(日)
5:00/フィールドワーク 禊(みそぎ)
さて皆様、禊(みそぎ)という言葉はご存じでしょうか。
禊とは、清らかな川の水につかり心身を祓い清める儀式です。
神社に参拝する前に手水舎で手や口を浄めるのは、この禊を簡略化したものになります。
意外と禊に触れる機会は多くあることがわかりましたが、しかし本当の禊を行うという機会は中々ないのではないでしょうか。
8月に行われるあまのいわと学校では、実際に岩戸川に入って禊を行います。
参加者様の中には去年の学校で経験した方もいらっしゃいましたが、やはり緊張感が高まっているのを感じました。
朝5時の暗い時間に白装束を着て、一同西本宮へ参拝します。
そして歩いて天安河原宮へ向かいます。
天照大御神が天岩戸へお隠れになった時、八百万の神が相談したという天安河原で参拝し、佐藤宮司から禊に入る為の祝詞と作法を教えて頂きます。
まだ暗い中、洞窟の下で輪になり、大祓祝詞(おおはらえのことば)を唱え、体を動かして禊の準備をします。
いよいよ岩戸川へ。
しかしまだまだ川沿いを先へ進みます。
先日の大雨の影響で川の流れも変わり、昨年と禊をする場所も深さも変わっているとのこと。
そんな自然の摂理にも改めて気付かされました。
足場の不安定な川沿いを進み、ようやく開けた河原へ。
空もいつの間にか明るくなっています。
ここからは自分と自然、神様との対話の時間です。
川音に包まれながら祝詞を唱え、教えて頂いた作法で体を動かします。
そしていよいよ川の中へ。
川に肩まで入り、宮司の凛とした力強い声に合わせて皆で祝詞を唱えます。
自然の中に包まれながら自分自身も声を出して、祝詞を唱え、禊をして、各々何を感じ取ったのでしょうか。
川から上がってきた皆様のお顔が清々しく、「まだ入っていたかったな…」という声が多かったという事はお伝えしておきます。
参加者様の感想をご紹介
天気や水のコンディション含めて、すべてが想像以上に優しく穏やかで、、、。この世界はこんなにも優しいのか、と冷たい水もあたたかく感じた時間でした。
本当に毎日禊したい!と思えるのも、しっかりとした手順のご指導や、祓い言葉があってこそと思います。
神聖な秘儀を、佐藤宮司が何も知らない私たちにも丁寧に優しく伝えてくださったおかげで叶った禊・早朝参拝です。
7:50/朝食休憩後、フィールドワーク 二上山(ふたがみやま)へ
朝食休憩後、 ・落立(おちたち)神社 ・二上山 三ヶ所神社 奥宮 へ、フィールドワークに向かいます。
落立神社で今から登拝する神様のお話を聞いてご挨拶をし、イザナギノミコト・イザナキノミコトをお祀りする二上山の奥宮へ。
COTOAGEの活動の中でよく出てくる「登拝(とうはい)」という言葉。
登拝とは神様への祈りの気持ちを持って山に登る事です。
眼下の景色の良さに心が洗われつつも汗だくで息が上がります。
奥宮に到着後はしばらく思い思いに散策した後、中村さんのプチ講義もありました。
現地で学ぶ講義は頭で理解するのではなく、実際に体感するような感覚です。
捉え方は人それぞれあると思いますが、連綿と続いてきた人と自然の関わりの中で、「祈りや信仰とはどういう事か」自分なりに感じ取ることが出来ました。
11:00/麻の種さん 座学&ワークショップ
麻の飾りやアクセサリーなどを製作販売されている、麻の種さんのお話とワークショップです。
麻は魔除けや縁起物として使われ、神社のご神事にも欠かせないものですが、今は生産する農家さんも限られてしまっているとのことでした。
麻のお話は深く、古来より日本人の衣食住に欠かせない身近な農作物である事もここで知りました。
私ももっと麻のことを知り、沢山の方に麻の魅力をお伝えしていきたいと思いました。
後半は麻を撚って(よって)紐を作るワークショップを開催して頂きました。
昨日のわら細工たくぼさんのしめ縄や、麻の飾りの背景を知る事は、今の社会に生きる私たちの心の拠り所になる大切な事なのではないかと感じました。
13:00/ワークショップ 彫り物(えりもの)作り
昼食休憩後、神楽殿の舞台である「神庭(こうにわ)」に飾られる「彫り物(えりもの)」を作成するワークショップを行いました。
高千穂町のお神楽の時には、四方を彫り物でぐるっと囲み、その中で舞うそうです。
天岩戸神社では18種類の彫り物があり、その中から各々好きな絵柄を選んで作成しました。
佐藤宮司に彫り方を教わり、いざ開始です。
さすが経験者の『語り部※』の方たちは難しい絵柄に挑戦されています。
※語り部…あまのいわと学校の全講義に出席し、卒業された方を指す言葉。初めての方も皆楽しそうに没頭されていて、時間内で素晴らしい彫り物を作ることが出来ました。
高千穂には高千穂地区と岩戸地区の神楽があり、同じものではないそうです。
また神楽についても次回学んでみたいなと思いました。
卒業と同時にそれぞれの日常において、大切なご家族やお仲間に「天岩戸神話」を伝えていただく「語りべの証」が授与されます。
14:00/天岩戸注連縄張り神事 報告会
天岩戸神社で12月に行われる、ご神域の天岩戸注連縄張り神事について佐藤宮司と中村さんからお話して頂きました。
しめ縄を張るきっかけになった宮司の思いやご苦労など様々なお話をして下さいました。
興味のある方はぜひ12月のあまのいわと学校にご参加頂けますと、またとない体験をして頂けると思います。
12月の天岩戸注連縄張り神事のレポートはこちら
15:00/彫り物ご祈祷・卒業式
天岩戸神社西本宮で佐藤宮司に2日間のあまのいわと学校の無事終了と皆様が作成した彫り物のご祈祷をして頂きました。
今回で卒業となり、『語り部』を授与されるお二人が代表で玉串の奉納をされました。
西本宮は35年程前に造営されたそうですが、今も桧の香りが強く立ち込めています。
あっという間の2日間でしたが、神社や信仰について沢山学びがあり、とても貴重な体験をさせて頂いたことを神様に感謝して祈りました。
最後に遥拝所からご神体にご挨拶させて頂き、無事に2日間のあまのいわと学校が終わりました。
初めての参加で最初は緊張もありましたが皆様と楽しく勉強でき、天岩戸から神様がひょっこり覗きに来たくなるような笑顔咲き誇る楽しい2日間になったのではないかと思います。
このポーズには意味があります…。(詳しくはあまのいわと学校で!!)
次回のあまのいわと学校は神話が繋ぐ祈りのネットワークを辿り、信州戸隠神社で行われます。
神話の世界が初めてでも、楽しく学べる学校です。皆様のご参加をお待ちしております!
次のあまのいわと学校の開催予定は?
あまのいわと学校は季節ごとに、座学やフィールドワークを交えた講義を開催し、1年を通して天岩戸神話に触れ、学び、伝えていくことを目的に展開する学びの場です。
体験し学ぶことで神話の語り部となり、古来より紡がれた「咲き笑う」神さま達の物語を大切な方々に伝えて頂ける事を目的としています。