人々が集う場所… 世界有数のリゾート地、ハワイ「オアフ島」

オアフ島はホノルル・ワイキキを中心に、ホテルやショッピングセンターが立ち並ぶ世界有数のリゾート地。2023年6月30日にハワイ初の鉄道「スカイライン」が開通したことでも話題になりましたね。

都会的なリゾートでありながら、貴重な歴史的建造物が数多く残されており、少し足をのばすと壮大な自然が広がっています。
今回は、多彩な表情を持つ島、オアフ島についてお届けしたいと思います。

ハワイの島 連載一覧はこちらから

オアフ島ってどんな島?

オアフ島01

オアフ島はハワイの観光・政治・経済の中心地、別名「The Gathering Place(人々が集う場所)」と呼ばれ世界中から人々が集まります。

旅行者はまずオアフ島の「ダニエル・K・イノウエ国際空港(旧ホノルル国際空港)」に到着。離島へ行く場合も、ここから国内線に乗り継ぐことになります。つまりオアフ島はハワイの玄関口というわけです。

オアフ島の基本情報

オアフ島02

ハワイ諸島で3番目に大きい島、総面積約1,545k㎡、人口は99万5638人(2022年現在)。オアフ島にはハワイ州の州都ホノルルがあり、ハワイ州の人口の約80%が暮らしています。
【島の花】はイリマ、【島の色】は黄色です。※

島の西側にワイアナエ、東側にコオラウと2つの山脈が横たわり、ワイアナエ周辺はハワイ原住民の特別居住区に指定されています。

ハワイ語で「コオラウ=風上」を意味し、その名どおり北東からの貿易風がコオラウ山脈にぶつかるため、東のカネオヘやカイルアでは降水量が多く、南西のホノルル・ワイキキでは晴天が多く1年中快適に過ごせます。

※ハワイの島の花について詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください▼
「島の花」「島の色」を知れば、ハワイがもっと好きになる!?

オアフ島の5つの主要エリア

オアフ島03

ホノルル(黄)

オアフ島の南岸に広がるハワイ州の州都。ホノルルには、ダウンタウンを中心にオフィス街やチャイナタウンなど現地の人々が暮らすエリアがあり、一方でアラモアナセンターやワイキキビーチ、ダイヤモンドヘッドなど定番の観光スポットも人気です。
「ホノルル=守られた湾」を意味し、古くから荒波や暴風雨から人々の生活を守ってきたことがうかがえます。

カイルア/ラニカイ地区(青)

島の東部カイルア・ラニカイは、ともに全米No.1ビーチに輝いたこともある静かで美しい海岸。ワイキキほど混雑していないので、ゆったりとエメラルドグリーンの海を満喫するのもいいですね。

ちなみにハワイ語で「カイ・ルア=2つの海」の意味。自然にできた2つのラグーンがあることからつけられた地名だとか…。
「ラニ・カイ=天国の海」、全米No.1ビーチにふさわしい地名ですね。

ハレイワ/ノースシュア地区(緑)

ホノルルから北西へ車で約1時間、ノースショアは世界的に有名なサーフィンの聖地。冬になるとビッグウェーブを求めて、世界中からプロサーファーや見物客が訪れます。

ノースショアの町ハレイワにはノスタルジックな街並みが残り、お洒落なレストランやアートギャラリーが立ち並んでいます。ハレイワビーチには、野生のウミガメが昼寝をしにやってくるそうですよ!

カポレイ/コオリナ地区(赤)

オアフ島の西海岸、カポレイ・コオリナ地区は近年開発が進む注目のスポット。
ハワイ語で「コ・オリナ=喜びの地」を意味し、古代ハワイ王族の保養地だったそうです。

現在は4つのラグーンや高級リゾートホテル、大型ショッピングモールやゴルフ場などが充実し、贅沢なリゾートライフが楽しめます。ディズニーのキャラクターと会える「アウラニ・ディズニーリゾート」があることでも有名です。

パールハーバー(紫)

ホノルルの西側にあるパールハーバーには、今も米軍の軍事拠点が置かれています。博物館では戦闘機や潜水艦など、第二次世界大戦の歴史的遺品が一般公開され、1941年12月日本軍による「真珠湾攻撃」で戦火につつまれた歴史を今に伝えています。

ハワイの歴史を学べる場所

オアフ島のもう一つの見どころ。ハワイの文化と歴史を残す貴重な施設を紹介します。アクセスもよいので、ぜひ足を運んでみてください。

イオラニ宮殿

イオラニ宮殿

ダウンタウンの東側にあるイオラニ宮殿はアメリカ合衆国唯一の宮殿。1882年ハワイ王朝最後の国王であるカラカウアによって建てられました。

宮殿内には豪華な調度品が飾られ、かつての王朝の繁栄をうかがい知ることができます。
当時の最先端技術を結集し建てられた宮殿には、水洗トイレがあったというのも驚きです。日本語ガイド付きツアーは要予約!

ビショップミュージアム

ビショップミュージアム

ワイキキからおよそ10kmのカリヒ地区にあり、ハワイのルーツを学ぶことができるハワイ最大級のミュージアムです。

王朝最後の末裔バニース・パウアヒ・ビショップ王女の没後、彼女が所有する王族のコレクションや美術工芸品を文化教育に役立てるため、夫のチャールズ・リード・ビショップ氏が1889年に設立。現在はハワイの文化遺産と自然環境を学ぶための拠点となっています。

フラが見られる場所

フラが見られる場所

せっかくハワイに来たのなら、本場のフラを見に出かけませんか?
オアフ島ではいたるところで本格的なフラショーを無料で楽しむことができます。

夕暮れとともに始まるショーは、どれも趣向を凝らしていて幻想的。
旅の忘れられない思い出になることでしょう。

クヒオビーチパーク

ワイキキビーチ沿いにあるデューク・カハナモク像が目印。クヒオビーチの芝生ステージで夕暮れ時に開催されるフラショーです。海に沈む夕日につつまれ、波の音を聞きながらショーを堪能できると大人気!
近くで見たいなら早めに行くことをおすすめします。

開催日:(火)(土)※毎月最期の(日)
2月~10月 PM18:30~PM19:30
11月~1月 PM18:00~PM19:00
アクセス:Kalakaua Avenue, Honolulu, HI 96815

アラモアナセンター

ホノルルにあるアラモアナセンターでは、毎日夕方から無料でフラショーが楽しめます。約20分間のショーは伝統的なカヒコ(古典フラ)とアウアナ(現代フラ)。
日曜日には子どもたちによるケイキフラショーもありますよ。お買い物ついでに気軽にのぞいてみては?

開催日:毎日 PM17:00~PM17:20
(子どもたちによるケイキフラショー:日曜 PM13:00~)
アクセス:1450 Ala Moana Boulevard Honolulu, HI 96814

ロイヤルハワイアンセンター

ワイキキにほど近いロイヤルハワイアンセンターでは、さまざまな無料参加型イベントを開催しています。
中でも現地パフォーマーによる本格的なフラショーは大人気!土曜日のカヒコ(古典フラ)も必見です。

開催日:(火)(水)(金)(土)
PM17:30~PM18:30
アクセス:2201 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815

インターナショナルマーケットプレイス

ワイキキから歩いて行けるインターナショナルマーケットプレイス。1階クイーンズ・コートでは週3回「オ・ナ・ラニ・サンセット・ストーリーズ・フラ・ショー」が無料で楽しめます。ショーが始まる夕刻になると、カラカウア通り沿いのトーチタワーからクイーンズコートまでトーチに順番に火が灯され南国のムードを盛り上げてくれます。

開催日:(月)(水)(金)
3月~8月  PM19:00~PM19:30
9月~2月  PM18:30~PM19:00
アクセス:2330 Kalakaua Ave, Honolulu, HI 96815

ワイキキビーチウォーク

中央芝生エリアでは無料のフラショー「ク ハアヘオ」を開催。フラ形式の伝統的なダンスとクラシックのダンスで構成された本格的なショーでアロハの精神を楽しめます。

開催日:(火) PM16:30~PM18:00
アクセス:Beach Walk Honolulu, HI 96815

※各フラショーは天候やイベントなどにより予告なく変更になる場合があります。

オアフ島を歌った曲

※曲名/アーティスト

①Oʻahu(オアフ)/Raiatea Helm

マノアの虹、ワイキキの海、ホノルルの景色をアロハの地と讃える歌。

②Henehene kou ʻaka(ヘネヘネ・コウアカ)/Josh Tatofi

有名すぎるトラディショナルソング。電車に乗って、ビーフシチューを食べて、ワイキキへ!

③Na Pua Lei Ilima(ナプア・レイ・イリマ)/Hoku Zuttermeister

オアフ島の花、イリマで編んだレイの気品あふれる姿を讃えた曲。

④Kaimana Hila(カイマナ・ヒラ)/Auntie Geri

カイマナ・ヒラ(ダイヤモンドヘッド)、カピオラニパークなどオアフの地名が登場。

⑤Waikīkī(ワイキキ)/Na Leo Pilimehana

忘れられないワイキキの海を、別れた恋人になぞらえ歌った英語の曲。

オアフ島まとめ

オアフ島は別名「The Gathering Place(人々が集う場所)」と呼ばれ、ハワイ州の人口の約80%が暮らす、観光・政治・経済の中心地。世界有数のリゾート地で、いつも活気にあふれています。

しかし、少し足をのばすと雄大な自然が広がり、ハワイ王朝時代の歴史的建造物が残るなどさまざまな表情を見せてくれます。

島のいたるところで文化体験や本格的なフラショーが開催され、無料で楽しめるのも魅力。ハワイの風に吹かれながら、本場のフラを堪能するのもおすすめです。

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