月と太陽を象徴する石・ラブラドライト

木枯らしが厳しい季節へと入りました。
まだ朝晩の気温差があるので、体に気をつけて過ごしましょう。

そういえば皆さんは、空に浮かぶ秋の四辺形をご存知でしょうか?
今の季節になってくると、空気がとても澄んでおり、空の星々がくっきりと見えるようになります。

そんな夜空に輝く、四つの星。
一つは、アンドロメダ座のアルフェラッツ
あとの三つは、ペガスス座の胴体を構成するマルカブ・シェアト・アルゲニブ
この四つを結ぶ四辺形は、「秋の大四辺形」や「ペガススの大四辺形」とも呼ばれます。

星座にはいくつもの物語が宿ります。
四辺形を形作る星座のひとつ、アンドロメダ座のお話を少しだけしましょう。

この星座は、古代エチオピアの絶世の美女、アンドロメダ姫を象っています。
アンドロメダ姫の父、ケフェウス王とカシオペア妃は、娘こそ世界一美しいと愛しており、その美貌は海の女神にも勝る、と触れ渡っていました。それを知った海神ポセイドンが怒り、古代エチオピアを荒らしてしまったのです。

怒り狂う海神を鎮めるには、アンドロメダ姫を生贄として差し出すしかありませんでした。そしてポセイドンの遣いである巨大なくじらが、生贄のアンドロメダ姫を食べようとしたそのとき、一人の男が現れます。
ペガススに跨って現れた、英雄ペルセウスです。

巨大なくじらを見事打ち倒し、アンドロメダ姫を助けたペルセウスは、姫と結ばれ、幸せに過ごしました……というお話です。

そうだから、アンドロメダ座のそばでは、ペガスス座とペルセウス座が守るように存在しているんですね。

ラブラドライト01

このように、宇宙の星々は私たちにいくつもの物語を伝えてくれています。
秋の夜空を見上げると、様々な想像力が湧き上がることでしょう。

……と、前置きが長くなってしまいましたが、
本日は、そんな宇宙を思わせる、人気のあの石をご紹介します。

今月の石/ラブラドライト

ラブラドライト02

灰色の地肌に、黄色や青など様々な色の光を宿す石。
まるで宇宙を思わせるそれは、切り出された部位によって、また、角度によっても表情を変える、とても不思議な石です。

この不思議な輝きは、ラブラドライト特有の干渉現象で、ラブラドレッセンスと呼ばれています。これは、ラブラドライトという石が、曹長石と灰長石の二層構造で構築されているからこそ起きうる、極めて珍しい現象なのです。

ちなみに、すべてのラブラドライトにラブラドレッセンスを見られるわけでもなく、輝きがないからラブラドライトの偽物、ということではないのでご注意を。
お店で見かける美しい輝きは、厳選された奇跡の産物なのです。

さて、そんな奇跡のラブラドライトは、宇宙からのメッセージを伝える、銀河系の力を秘めた石、とも言われています。
持ち主の想像力を引き出したり、感情をコントロールする冷静さを与えることで、的確なインスピレーションを沸かせて、導いてくれるのです。

ラブラドライトが発見されたのは、石の歴史の中では近代に差し掛かります。
1970年、カナダのラブラドル沿岸、セントポール島で初めて発見されたのです。

セントポール島といえば、およそ50万頭のオットセイが生息する極北の地です。
太古の昔、この島を発見したアレウト族は「嵐の中、彼ら(オットセイ)の声に導かれた。そして島を発見した」と伝えられています。

導かれるようにして人類が発見した島で、更に人類は導きの石を発見する。
この開拓の連続には、不思議な縁を感じられます。

そんな土地の力を秘めたラブラドライトは、まだ見ぬポテンシャルを秘めていることでしょう。
今現在の自分自身に納得がいかないとき、何か新しいきっかけが欲しいとき、気持ちが急かされてどうしようもないとき、そんなときに冷静な判断を促し、導いてくれる石なのです。
環境が変わったときなどに、お守りとして持っておきたい石ですね。

唯一無二の世界観

ラブラドライトの輝きは、二つとして同じものは存在しません。

ラブラドライトの原石を見たことはありますか?
黒っぽい灰色のゴツゴツとした地肌に、光沢ある断面……
大理石とも、アスファルトとも違った、不思議な鉱物です。

ラブラドライト03

唯一無二の世界観といえば、先月ご紹介したアンバーや、大地を閉じ込めたガーデンクォーツもそうですね。
その二つと決定的に違うのは、表面で描かれるところです。

アンバーは、樹脂が自然を巻き込んで生み出す世界観。
ガーデンクォーツは、水晶が岩石を巻き込んで生み出す世界観。
上記二つは、周囲を巻き込んで生み出される造形美ですが、ラブラドライトはそれとは異なります。

前述の通り、ラブラドライトは二種類の岩石から構成されています。
曹長石と灰長石、そのふたつが半分ずつ混ざりあっていることから、曹灰長石と呼ばれます。
二層の石が交互に折り重なることにより、光の屈折が生まれ、干渉し合い、神秘的な輝きを生み出すのです。

その重なり方は、石ごとに異なります。
宇宙の星々の輝き方がそれぞれ異なるように、ひと言にラブラドライトといっても、ひとつの石の中に個性が輝くのです。

ラブラドライトのファンは、たくさんのラブラドライトを集めています。
どのラブラドライトも違った表情を見せてくれて、みんな違った世界観を持っているからこそ、楽しみ方が広がり、ファンの心を掴んで離さないのですね。

対照的な月の石・ムーンストーンとラブラドライト

そういえば、ラブラドライトは『月と太陽を象徴する石』と挙げましたが、『月の石』と聞くと、皆さん思い浮かぶ石があるのではないでしょうか。

そう、ムーンストーンです。

ラブラドライトとムーンストーンの相性は非常に良く、比較されることもしばしば。秋の夜長、十五夜でムーンストーンに力を貯める、なんて方もいることでしょう。
そのムーンストーンのヒーリング効果と、ラブラドライトのインスピレーション……二つが揃うと、判断力と共に心の強化にも繋がります。

さて、そんなムーンストーンですが、皆さんは『レインボームーンストーン』という名前を聞いたことはありませんか?
白い地肌に、青いシラー効果のある美しい石です。

ラブラドライト04

あれ?青い光……?

ご想像の通り、この青い光はラブラドレッセンスです。
ラブラドレッセンスはラブラドライト特有の輝き……つまり。
レインボームーンストーンとは俗称で、鉱物名は『ホワイトラブラドライト』なのです。

その白い地肌がムーンストーンとそっくりで、青い光が虹色を彷彿とさせることから、レインボームーンストーンと呼ばれるようになったようです。

ムーンストーンは希少な石なので、ムーンストーンに憧れた人たちが代わりに用い始めたのがきっかけでしょうか。
ほかのラブラドライトよりも優しげな光を放つことから、柔らかな印象の女性にもぴったりな石です。

ラブラドライトを男性に、ホワイトラブラドライトを女性に、とカップルで持つと、より深く惹かれ合い、絆を強固にできるかもしれません。

いつもと違う自分になりたいときに

銀河系宇宙的パワー、といわれても、あまりピンと来ないかもしれません。
私自身、宇宙に行ったことはないので、どんな力なのか、想像に乏しいです。

しかし、ラブラドライトは手元で小さな宇宙を演出してくれます。
見た目も楽しく、雄大さすら感じられる石。

少し背伸びをしたいとき、ファッションにスパイスを取り入れたいとき、ラブラドライトはいつもと違ったあなたを演出してくれることでしょう。

ラブラドライトと共に、夜空を見上げてみませんか。
小さな悩みは昇華されて、立ち止まっているのも勿体なく感じるかもしれません。
革新的お守りに、あなただけのラブラドライトを探してみてくださいね。

ラブラドライト アクセサリー

ラブラドライト05
天地(あめつち)ラブラドライト ブレスレット 税込¥6,050
ラブラドライト06
常若(とこわか)ラブラドライト ブレスレット 税込¥5,500
ラブラドライト07
志(こころざし)ラブラドライト ブレスレット 税込¥4,620

通販にない場合でも店舗にある場合がございますので、お近くの岩座店舗までお問合せいただけますと幸いです。

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ラブラドライト08

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