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ALOHA. こんにちは
いかがお過ごしでしょうか? あっという間に6月に突入です。
6月と言えば“海”について考える大切な日があります。 世界海洋デー、そして海の日。
ところで2015年に国民サミットで採択された世界の変革と開発アジェンダ、「SDGs (Sustainable Development Goals)=持続可能な開発目標」はあちらこちらで話題となっていますね。 2030年までに達成すべき17の目標の中で、14番目に挙げられているのが、“海の豊かさを守る”です。
世界は海でつながっています。 青い空と透き通る美しい海や自然は人々を魅了します。 しかし今、海に住む生き物たちが大きなダメージを受けているのです。
豊かな海を守っていくために、今私たちにできることを一緒に考えていきましょう。
“世界海洋デー”をご存知ですか?
2009年から毎年6月8日に定められた国連記念日で、気候変動や海の生態系に意識を向け的、“持続可能な海の豊かさを守る”を考える日です。 1992年同日、ブラジル・リオデジャネイロ地球サミットの際に、カナダがこの提案をしたことがきっかけとなりました。
国連より毎年発表されるテーマ(注目された話題や国際問題等)に基づいて、イベントやセミナー等を通して、様々な問題解決を目指しています。 世界海洋デーをきっかけに、私たち一人ひとりが海のために取り組む姿勢も、サスティナブルな生き方に繋がりそうですね。
世界海洋デーの公式スタートから12年経過した2021年、「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」も始まりました。
SDGs14番目「海の豊かさを守ろう」の目標達成には、この“国連海洋科学の10年”の推進も大きく関わっていると言われています。
・きれいな海・健全で回復力のある海・予測できる海・生産的な海・安全な海 ・万人に開かれた海・夢のある魅力的な海
目標とされる“7つの海”の実現を期待したいですね。
海の日=7月20日(1996年から2002年まで) 2000年の祝日の法改正における“ハッピーマンデー法(第2弾)”により、2003年以降、海の日=7月の第3月曜日 に変更されました。
1876年(明治9年)、明治天皇が50日間をかけて東北地方を巡幸され、灯台巡視船“明治丸”で青森から函館を経由し、横浜港に帰着した日が7月20日。 それ以降、その日は「海の記念日」と呼ばれていましたが、120年の時を超え、1996年より「海の日」として国民の祝日に仲間入りをしました。
海に囲まれた日本。 海の恵みに感謝をする日として、この日を迎えたいものですね。
海が汚されてしまう原因として考えられるのは、大まかに4つと言われています。 1)海洋プラスチックゴミの増加:年間800万t ジャンボジェット機の約5万機分 2)過剰漁業:海のエコシステム異変が生じ、海洋生物が減少 3)船の座礁汚染:石油の流出や付着により、海洋生物に悪影響 4)生活排水による汚染:90%が未処理のまま放流され、洗剤や油等が海に行きつく
海洋汚染4大原因の一つと言われる、”海洋プラスチックゴミ“に焦点をあててみましょう。
日本沿岸で回収されるゴミは年間3~5万tと言われ、そのうち7割近くがプラスチックゴミだというのですから驚きですね。 ビニール袋やペットボトル、また漁で使用されるプラスチック製の道具等がその内訳です。
2050年までには海に浮かぶプラスチックゴミは、重量ベースで魚の量を上回ると予測されています。
プラスチックが海に流れ出ると、どんなことが起こると思いますか?
プラスチックは砕けると、直径5ミリ以下の”マイクロプラスチック“という姿になります。 有害物質であるこれらをエサと間違えて食べてしまう魚たち。 回りまわってそれらの魚が食卓に戻り、人間の健康を害すことも考えられますね。 (この有害物質はお腹の赤ちゃんへの悪影響や女性の乳がんを起こす可能性もあるようです。)
日本はプラスチックゴミの多さ“ワースト2位! 何とも悲しい事実ですが、今こそ私たち一人ひとりが海を守るために行動する時です!
海をいたわる鉄則=プラスチックの使用をなるべく減らすこと!
*エコバックの活用 レジ袋有料化でその傾向は高まっていますね。
*食品包装等(プラスチック皿)の削減 日本は包装が丁寧すぎるのも要因です。 EUでは、使い捨てプラスチック製品の流通禁止法案が2019年に可決されています。
*ポイ捨てしない ゴミの流れ着く先は“海”であることを忘れない。
*ペットボトル等はきれいに洗って捨てる 汚れたものはリサイクルできないため
*積極的なリサイクル活動 日本のリサイクル率は2018年時点で84%。数字だけ見れば高い率ですね。 でもそれは、本来のリサイクルではなく、焼却方式(サーマルリサイクル)だと言われています。 熱は火力発電や温水プールなどに利用されており、私たちの生活に役立ってはいるものの、海外では“エネルギー回収”と呼ばれ、“リサイクル”とはみなされていないようです。
プラスチックゴミから新たな製品生産など、真のリサイクルの仕組み作りをもう一度考え直す必要がありそうですね。
*特定ラベルの付いた商品を選んでみる 海をいたわる行動の一つになるかと思います。 ・MSC「海のエコラベル」:持続可能な漁業で捕られた水産物 ・ASCラベル:適切管理された養殖場
また昨今では、海の豊かさを守るため、エコな取り組みをする企業も増えていますね。 (カフェやバーガーショップでの活動の一例) ・紙製のものや溶けるストローなどの提供 ・店内飲食の際には、プラスチック製の蓋の提供を控える ・プラスチック製のおもちゃの回収 など
私たちが今できること。 それは、海を元気な姿に戻してあげること。 SDGsの全ての目標達成のために、一人一人できることから始めていきましょう。
海を守っていくのは当然のことです。 でも、無理をして生活に息苦しさを感じてしまうことになったら本末転倒ですよね。 私たち自身も“サスティナブル”であってこそ、より豊かな海を持続させていけると思うのです。
ところでアップサイクル(Upcycle)をご存知ですか?
不要なものや廃棄物に工夫をこらし、そのモノの価値を高める。 創造的再利用とも呼ばれています。
最近ではこのアップサイクルに関心が寄せられ、私たちの生活や心を潤してくれるエコなアイテムが次々と生み出されています。
例えば、ハワイ島ヒロにあるスタジオ“Upcycle Hawaii” Reduce, Recycle, ReuseそしてCreateを目指し、積極的なエコ活動を行っています。
ハワイの海に流れ着いた海洋ゴミがビーズに姿を変え、素敵なブレスレットに生まれ変わります。 “捨てられてしまったものに、新たな命が吹き込まれた”とも言えますね。
アップサイクルのアイテムを身に付けて、好きなドリンクを入れたマイボトルをもってお出掛けタイムをエンジョイしてみませんか? たったこれだけでも、立派なエコ活動に繋がります。
一人一人の意識や行動=私たちの豊かな海を守ること
Start with what you can; take one step at a time. An eco-friendly lifestyle can preserve our beautiful sea. You too can help make a change.
無理なく楽しくできること、今からはじめてみませんか? Share Your Aloha Spirit, MAHALO.
Hawaiiのサステナビリティが気になる方におすすめ!
HAWAIIが楽園であり続けるために~Mālama ‘āina~
アップサイクルアイテムが気になる方におすすめ!
捨てられるはずの廃材をアップサイクル インド綿のファイヤースターター(着火剤)
ALOHA. こんにちは
いかがお過ごしでしょうか?
あっという間に6月に突入です。
6月と言えば“海”について考える大切な日があります。
世界海洋デー、そして海の日。
ところで2015年に国民サミットで採択された世界の変革と開発アジェンダ、「SDGs (Sustainable Development Goals)=持続可能な開発目標」はあちらこちらで話題となっていますね。
2030年までに達成すべき17の目標の中で、14番目に挙げられているのが、“海の豊かさを守る”です。
世界は海でつながっています。
青い空と透き通る美しい海や自然は人々を魅了します。
しかし今、海に住む生き物たちが大きなダメージを受けているのです。
豊かな海を守っていくために、今私たちにできることを一緒に考えていきましょう。
目次
世界海洋デー(World Oceans Day)
“世界海洋デー”をご存知ですか?
2009年から毎年6月8日に定められた国連記念日で、気候変動や海の生態系に意識を向け的、“持続可能な海の豊かさを守る”を考える日です。
1992年同日、ブラジル・リオデジャネイロ地球サミットの際に、カナダがこの提案をしたことがきっかけとなりました。
国連より毎年発表されるテーマ(注目された話題や国際問題等)に基づいて、イベントやセミナー等を通して、様々な問題解決を目指しています。
世界海洋デーをきっかけに、私たち一人ひとりが海のために取り組む姿勢も、サスティナブルな生き方に繋がりそうですね。
①国連海洋科学の10年とは?~SDGsの達成に向けて~
世界海洋デーの公式スタートから12年経過した2021年、「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年」も始まりました。
SDGs14番目「海の豊かさを守ろう」の目標達成には、この“国連海洋科学の10年”の推進も大きく関わっていると言われています。
・きれいな海・健全で回復力のある海・予測できる海・生産的な海・安全な海
・万人に開かれた海・夢のある魅力的な海
目標とされる“7つの海”の実現を期待したいですね。
海の日とは?
海の日=7月20日(1996年から2002年まで)
2000年の祝日の法改正における“ハッピーマンデー法(第2弾)”により、2003年以降、海の日=7月の第3月曜日 に変更されました。
1876年(明治9年)、明治天皇が50日間をかけて東北地方を巡幸され、灯台巡視船“明治丸”で青森から函館を経由し、横浜港に帰着した日が7月20日。
それ以降、その日は「海の記念日」と呼ばれていましたが、120年の時を超え、1996年より「海の日」として国民の祝日に仲間入りをしました。
海に囲まれた日本。
海の恵みに感謝をする日として、この日を迎えたいものですね。
海を守る~私たちにできること~
①海洋汚染が起こる4つの原因とは?
海が汚されてしまう原因として考えられるのは、大まかに4つと言われています。
1)海洋プラスチックゴミの増加:年間800万t ジャンボジェット機の約5万機分
2)過剰漁業:海のエコシステム異変が生じ、海洋生物が減少
3)船の座礁汚染:石油の流出や付着により、海洋生物に悪影響
4)生活排水による汚染:90%が未処理のまま放流され、洗剤や油等が海に行きつく
②プラスチックゴミの姿を知る~海へのダメージ~
海洋汚染4大原因の一つと言われる、”海洋プラスチックゴミ“に焦点をあててみましょう。
日本沿岸で回収されるゴミは年間3~5万tと言われ、そのうち7割近くがプラスチックゴミだというのですから驚きですね。
ビニール袋やペットボトル、また漁で使用されるプラスチック製の道具等がその内訳です。
2050年までには海に浮かぶプラスチックゴミは、重量ベースで魚の量を上回ると予測されています。
プラスチックが海に流れ出ると、どんなことが起こると思いますか?
プラスチックは砕けると、直径5ミリ以下の”マイクロプラスチック“という姿になります。
有害物質であるこれらをエサと間違えて食べてしまう魚たち。
回りまわってそれらの魚が食卓に戻り、人間の健康を害すことも考えられますね。
(この有害物質はお腹の赤ちゃんへの悪影響や女性の乳がんを起こす可能性もあるようです。)
③海をいたわるエコライフ~私たちができること~
日本はプラスチックゴミの多さ“ワースト2位!
何とも悲しい事実ですが、今こそ私たち一人ひとりが海を守るために行動する時です!
海をいたわる鉄則=プラスチックの使用をなるべく減らすこと!
*エコバックの活用
レジ袋有料化でその傾向は高まっていますね。
*食品包装等(プラスチック皿)の削減
日本は包装が丁寧すぎるのも要因です。
EUでは、使い捨てプラスチック製品の流通禁止法案が2019年に可決されています。
*ポイ捨てしない
ゴミの流れ着く先は“海”であることを忘れない。
*ペットボトル等はきれいに洗って捨てる
汚れたものはリサイクルできないため
*積極的なリサイクル活動
日本のリサイクル率は2018年時点で84%。数字だけ見れば高い率ですね。
でもそれは、本来のリサイクルではなく、焼却方式(サーマルリサイクル)だと言われています。
熱は火力発電や温水プールなどに利用されており、私たちの生活に役立ってはいるものの、海外では“エネルギー回収”と呼ばれ、“リサイクル”とはみなされていないようです。
プラスチックゴミから新たな製品生産など、真のリサイクルの仕組み作りをもう一度考え直す必要がありそうですね。
*特定ラベルの付いた商品を選んでみる
海をいたわる行動の一つになるかと思います。
・MSC「海のエコラベル」:持続可能な漁業で捕られた水産物
・ASCラベル:適切管理された養殖場
また昨今では、海の豊かさを守るため、エコな取り組みをする企業も増えていますね。
(カフェやバーガーショップでの活動の一例)
・紙製のものや溶けるストローなどの提供
・店内飲食の際には、プラスチック製の蓋の提供を控える
・プラスチック製のおもちゃの回収 など
私たちが今できること。
それは、海を元気な姿に戻してあげること。
SDGsの全ての目標達成のために、一人一人できることから始めていきましょう。
サスティナブルアイテムのすすめ~Upcycleを取り入れる~
海を守っていくのは当然のことです。
でも、無理をして生活に息苦しさを感じてしまうことになったら本末転倒ですよね。
私たち自身も“サスティナブル”であってこそ、より豊かな海を持続させていけると思うのです。
ところでアップサイクル(Upcycle)をご存知ですか?
不要なものや廃棄物に工夫をこらし、そのモノの価値を高める。
創造的再利用とも呼ばれています。
最近ではこのアップサイクルに関心が寄せられ、私たちの生活や心を潤してくれるエコなアイテムが次々と生み出されています。
例えば、ハワイ島ヒロにあるスタジオ“Upcycle Hawaii”
Reduce, Recycle, ReuseそしてCreateを目指し、積極的なエコ活動を行っています。
ハワイの海に流れ着いた海洋ゴミがビーズに姿を変え、素敵なブレスレットに生まれ変わります。
“捨てられてしまったものに、新たな命が吹き込まれた”とも言えますね。
アップサイクルのアイテムを身に付けて、好きなドリンクを入れたマイボトルをもってお出掛けタイムをエンジョイしてみませんか?
たったこれだけでも、立派なエコ活動に繋がります。
さいごに
一人一人の意識や行動=私たちの豊かな海を守ること
Start with what you can; take one step at a time.
An eco-friendly lifestyle can preserve our beautiful sea.
You too can help make a change.
無理なく楽しくできること、今からはじめてみませんか?
Share Your Aloha Spirit, MAHALO.
Hawaiiのサステナビリティが気になる方におすすめ!
HAWAIIが楽園であり続けるために~Mālama ‘āina~
アップサイクルアイテムが気になる方におすすめ!
捨てられるはずの廃材をアップサイクル インド綿のファイヤースターター(着火剤)