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ヨーロッパ中央部に位置する、共和制国家のチェコ。首都のプラハを中心に、中世の街並みが広がっています。中央ヨーロッパの伝統と文化を受け継ぐ街を歩くと、ふと目を奪われるのはガラス製の品々。ボヘミアガラス、通称チェコガラスは中世ヨーロッパから続く伝統の産業として知られており、ガラス製のアイテムは現在もチェコの人々に大切にされているんだとか。
学生時代の1年間をヨーロッパで過ごしたタクミが、旅行で訪れた際に心を奪われたチェコについて記します。中世のような街並み、溢れる自然とチェコの人々、一際輝きを放っていたチェコガラスなどを知れば、きっとあなたもチェコに行ってみたくなりますよ。
皆さんはチェコという国名を聞いて何を思い浮かべるでしょうか?ポーランド、スロバキア、ドイツ、オーストリアと国境を接する内陸国で、20世紀には共産主義国家の「チェコスロヴァキア」が建国されていました。共産主義政権の崩壊後は、「チェコ共和国」が設立され、現在に至っています。 観光地としてもヨーロッパでは非常に有名です。歴史的な街並みを歩くだけで日常を忘れさせてくれる感覚は、中世の街並みが残っているからでしょうか。街を歩き続けると自然を目にする機会も多く、現地の人々は自然に囲まれながら犬のお散歩やランニングを楽しんでいるようです。食は世界的に有名というわけではありませんが、街中に点在しているチェコ料理のお店は日本人の舌に絶妙にマッチしており、絶品です。お土産に大人気なチョコレートもあちこちで見られます。
実際にチェコ・プラハを訪れると、英語を話せる方々の多さに驚かされました。現地の人々と英語で会話を交わすと、チェコの人々の性格などに親近感を覚えます。私のような日本人は、「外国人はフレンドリーである」という固定観念に捉われがちですが、チェコの人々とコミュニケーションを取ると少し違う感覚がわかります。向こうから積極的に話しかけてくるわけではないけれども、こちらが話しかけると親切に答えてくれる姿勢。お互いに母国語ではないけれど、拙いながらも英語で会話を続けようとしてくれます。少しシャイだけど、実はフレンドリー。何だか日本人に近い気質を持っているのではと感じてしまいました。
チェコガラスの起源は、12世紀まで遡ります。当時のチェコを中心とする中央ヨーロッパでは教会内のステンドグラスが作られており、当時の技法が時間を経て日用品にまで発展することとなるのです。
時は現在に戻ります。中世の街並みの中に自然が溢れる、少々ノスタルジックとも言えるようなプラハの街を歩きます。幻想的な旧市街広場を少し逸れると、小さいながらもオシャレな品が並ぶ雑貨屋さんが。ふと興味を惹かれて立ち寄ってみると、ショーケースの中に宝石のような雑貨が並びます。どれも非常に素敵なデザインです。
幻想的な街並みと、溢れる自然。さらには心惹かれるチェコガラスに、夕方でも多くの人々で賑わいも見せるバル。数日間の滞在でも、“世界有数の美しい街“として知られるプラハの魅力を存分に堪能することができました。次はプラハだけでなく、地方の街にも立ち寄り、街ごとの文化を楽しむための時間を作ろうと固く決心しています。「歴史についても学びを深めるとより一層観光が楽しめるだろうなあ」と考えると、今からワクワクが止まりません。
ヨーロッパ雑貨店「欧州航路」では、 チェコ現地の職人がひとつひとつ丁寧に手で作るチェコガラスのアイテムを 取り扱っております。 気になる方はオンラインショップ、もしくは実店舗まで。
▼欧州航路 オンラインショップ▼
欧州航路 ショップリストは コチラ▼
欧州各地にはそれぞれの歴史に紐づく伝統に裏打ちされた、ストーリーとそれにまつわる素敵なモノに溢れています。 そんな素敵なモノが生活のなかにあることで毎日がちょっと豊かに。 「日常の中の小さな幸せ」を感じてもらえるようなモノづくりを目指しています。
ヨーロッパ中央部に位置する、共和制国家のチェコ。首都のプラハを中心に、中世の街並みが広がっています。中央ヨーロッパの伝統と文化を受け継ぐ街を歩くと、ふと目を奪われるのはガラス製の品々。ボヘミアガラス、通称チェコガラスは中世ヨーロッパから続く伝統の産業として知られており、ガラス製のアイテムは現在もチェコの人々に大切にされているんだとか。
学生時代の1年間をヨーロッパで過ごしたタクミが、旅行で訪れた際に心を奪われたチェコについて記します。中世のような街並み、溢れる自然とチェコの人々、一際輝きを放っていたチェコガラスなどを知れば、きっとあなたもチェコに行ってみたくなりますよ。
歴史と自然が混在する「チェコ共和国」
皆さんはチェコという国名を聞いて何を思い浮かべるでしょうか?ポーランド、スロバキア、ドイツ、オーストリアと国境を接する内陸国で、20世紀には共産主義国家の「チェコスロヴァキア」が建国されていました。共産主義政権の崩壊後は、「チェコ共和国」が設立され、現在に至っています。
観光地としてもヨーロッパでは非常に有名です。歴史的な街並みを歩くだけで日常を忘れさせてくれる感覚は、中世の街並みが残っているからでしょうか。街を歩き続けると自然を目にする機会も多く、現地の人々は自然に囲まれながら犬のお散歩やランニングを楽しんでいるようです。食は世界的に有名というわけではありませんが、街中に点在しているチェコ料理のお店は日本人の舌に絶妙にマッチしており、絶品です。お土産に大人気なチョコレートもあちこちで見られます。
実際にチェコ・プラハを訪れると、英語を話せる方々の多さに驚かされました。現地の人々と英語で会話を交わすと、チェコの人々の性格などに親近感を覚えます。私のような日本人は、「外国人はフレンドリーである」という固定観念に捉われがちですが、チェコの人々とコミュニケーションを取ると少し違う感覚がわかります。向こうから積極的に話しかけてくるわけではないけれども、こちらが話しかけると親切に答えてくれる姿勢。お互いに母国語ではないけれど、拙いながらも英語で会話を続けようとしてくれます。少しシャイだけど、実はフレンドリー。何だか日本人に近い気質を持っているのではと感じてしまいました。
プラハの街を歩くと、観光客向けのお店から、ちょっと値が張るお店まで、至る所でガラス工芸品が並んでいる光景に目を奪われます。チェコガラスは中世の時代から続く、国を代表する伝統産業です。見ているだけでも幸せな気分になれるガラス工芸品には、数々の歴史があることをご存知でしょうか?中世の伝統を受け継ぐチェコガラス。その歴史を探る
チェコガラスの起源は、12世紀まで遡ります。当時のチェコを中心とする中央ヨーロッパでは教会内のステンドグラスが作られており、当時の技法が時間を経て日用品にまで発展することとなるのです。
ステンドグラスの製造で徐々に技術が磨き上げられると、ガラス工房の規模も広がりを見せます。実際、16世紀には約100ものガラス工房があったのだとか。チェコがガラス産業の中心部として地位を確立すると、ヨーロッパ中の優れた職人たちもチェコへと移住しました。当時の神聖ローマ帝国ではプラハが首都となっており、国家規模でガラス文化の発展を推進したことから、規模が大きくなっていったと言われています。
時の流れとともにガラス産業も発展を続け、ステンドグラスの製造だけでなく、日用品の素材としてもチェコガラスが使用されるようになります。ガラスの製造技法を受け継ぐために、当時のチェコでは各地に職人を育成する教育機関が設立。政治や経済の影響によってガラス産業が危機に陥ったこともありましたが、職人や愛好家たちの伝統と文化を守り抜く姿勢が、現在のチェコガラス工芸品に反映されているのです。
美しい街並みの中で輝きを放つ、
チェコガラスの色彩豊かなデザイン
時は現在に戻ります。中世の街並みの中に自然が溢れる、少々ノスタルジックとも言えるようなプラハの街を歩きます。幻想的な旧市街広場を少し逸れると、小さいながらもオシャレな品が並ぶ雑貨屋さんが。ふと興味を惹かれて立ち寄ってみると、ショーケースの中に宝石のような雑貨が並びます。どれも非常に素敵なデザインです。
お店の中を覗いてみると、チェコの街並みが表現されているようなデザインのマグネット、自然由来の石鹸、可愛らしいデザインの文房具、アーティスティックで小ぶりな陶器など、多種多様な商品が所狭しと並んでいます。陳列方法も、ショーケースの中に並んでいるガラス製品や、テーブルの上やカゴの中に積み上げられた雑貨など、一見乱雑なようにも見えますが、お店の神秘的な雰囲気と相まって非常に素敵な印象を持ちました。
宝石のように輝いて見えたガラス製アイテムのコーナーを見てみると、小ぶりなお皿だけやインテリア雑貨だけでなく、アクセサリー類も充実していることに気が付きます。職人さん手作りのガラスボタンも置いてあるそうです。小ぶりな雑貨やガラスボタンはどれもデザインが凝っており、お土産にぴったりの品なのでしょう。
結局、アクセサリーを購入して店を出ることに。散歩を続けると、夕方でもバルが非常に賑わっていることに気が付かされます。チェコガラスだけでなく、ビールも国を代表する大きな産業の1つ。スーパーに売っている水よりも安くビールが飲めてしまうことに、異国に来たことを実感しました。
休憩を終えて路地歩きを再開すると、やはりガラス製品のお店が多く立ち並んでいます。「さっき小物を買ったんだけどなあ」と思いつつも、異国の地では積極的に行動するのが私流。食事用のお皿コップが並ぶ店の中へと歩みを進めます。
品を物色していると、非常に丁寧な英語で店員さんが話しかけてくれます。目を奪われたデザインのガラス製品が何なのか聞いてみると、「ガラス香水瓶」であると教えてくれました。無知な私は「香水瓶」と言われても具体的なイメージを持つことができませんでしたが、使い方は人それぞれなのだとか。名前の通り香水を保管するために使う人、お部屋を彩る置き物として購入する人、調味料など香水以外の液体を保管する人もいるそうです。
幻想的な街並みと、溢れる自然。さらには心惹かれるチェコガラスに、夕方でも多くの人々で賑わいも見せるバル。数日間の滞在でも、“世界有数の美しい街“として知られるプラハの魅力を存分に堪能することができました。次はプラハだけでなく、地方の街にも立ち寄り、街ごとの文化を楽しむための時間を作ろうと固く決心しています。「歴史についても学びを深めるとより一層観光が楽しめるだろうなあ」と考えると、今からワクワクが止まりません。
ヨーロッパ雑貨店「欧州航路」では、
チェコ現地の職人がひとつひとつ丁寧に手で作るチェコガラスのアイテムを
取り扱っております。
気になる方はオンラインショップ、もしくは実店舗まで。
▼欧州航路 オンラインショップ▼
欧州航路 ショップリストは コチラ▼
欧州各地にはそれぞれの歴史に紐づく伝統に裏打ちされた、ストーリーとそれにまつわる素敵なモノに溢れています。
そんな素敵なモノが生活のなかにあることで毎日がちょっと豊かに。
「日常の中の小さな幸せ」を感じてもらえるようなモノづくりを目指しています。