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青色に金色の粉が撒かれてできたかのような美しいラピスラズリ。9月や12月の誕生石としてもお馴染みですね。幸運をもたらすと言われているラピスラズリですが、どんなご利益やいわれ・効果があるといわれているのでしょうか。
今回は、ラピスラズリについて、基本情報はもちろん、ラピスラズリの歴史、石言葉や意味、効果について詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
まずはラピスラズリの基本情報を確認しておきましょう。
ラピスラズリという名は、ペルシア語で「青」を意味する「lazhward」と「石」を意味する「lapis」に因んで付けられたと言われています。和名は、その見た目から「瑠璃」と呼ばれたり、ラピスラズリの主成分であるラジュライトの「青金石」の名で呼ばれたりすることがあります。
ラピスラズリは、実はいくつもの鉱物でできた石だということをご存知でしょうか。主成分のブルーラジュライトに微量のホワイトカルサイト、ゴールデンパイライトなどが含まれてできたものがラピスラズリなのです。 ブルーラジュライトが主成分となっていることから、ラジュライトとラピスラズリの区別がきちんとできていなかったという時代もあったそうです。
ちなみに、ラジュライトとは、ナトリウム、カルシウム、アルミニウム、ケイ酸塩に硫黄と塩素が不定量混ざってできた鉱石です。ラジュライトに含まれる硫黄原子と太陽の光が反応することで、美しい深青色が生まれるとされています。
深青色の中にキラキラと光ってみえる金色の成分は、実はパイライトによるものでした。パイライトとは、黄鉄鉱のことで、火山活動によって生み出された鉱石です。ダイヤモンドやクォーツ、エメラルドとも共生することが知られており、様々な鉱物の一部にパイライトが確認されることも珍しくありません。
パイライトはラピスラズリの中でもよく見かけることができますが、必ずしもすべてのラピスラズリの中にパイライトを確認することはできないのです。逆に言えば、パイライトがはっきりと確認できるラピスラズリは稀少価値が高いのです。 もし、ラピスラズリをお店で見る機会がありましたら、どれぐらいパイライトが入っているのかじっくり確認してみて下さいね。
オランダの有名画家、ヨハネス・フェルメール(1632-1675)が愛してやまなかった「色」をご存知でしょうか。「フェルメール・ブルー」の名でも知られる、あの青色です。実はこの青色はラピスラズリと深い関係があるのです。 「フェルメール・ブルー」の主成分であるウルトラマリンという顔料は、ラピスラズリに含まれており、ラピスラズリを粉末状にした上で青色粒子部分のみを採取することで、ウルトラマリンを確保していたそうなのです。 ラピスラズリはアフガニスタンでしか産出しておらず、海を越えてヨーロッパに渡ってくるというところから「ウルトラマリン」という名が付けられたとも言われています。
「フェルメール・ブルー」はいかにもフェルメールだけが用いていた色というような印象を与える名前ですが、ラピスラズリ(ウルトラマリン)が顔料として用いられていたのは、はるか昔の6-7世紀頃まで遡れます。現在も、アフガニスタン寺院の洞窟画にそれを確認することができ、これが鉱物顔料の始まりだとも言われています。
ちなみに、フェルメールの絵の中で「フェルメール・ブルー」が有名な作品は、「真珠の耳飾りの少女」(少女のターバン部分)以外にも、「牛乳を注ぐ女」(女性の青いエプロン)、「青衣の女」(女性の上掛け)があります。
当時のラピスラズリは金とほぼ同じ価値がある、場合によってはそれ以上の価値がある高級品として扱われていました。フェルメールは借金に借金を重ねてまで、ラピスラズリを求め、絵に沢山使用したのでした。
もし、フェルメールの絵を見る機会がありましたら、「ここにラピスラズリが使われているのか」と確認してみて下さいね。
ラピスラズリの美しい深青色は何千年も前から人々を魅了し、宝石として、顔料として、芸術品として用いられてきました。
紀元前5000円頃から、あらゆる地域で「聖なる石」として崇められてきたラピスラズリは、世界で初めてパワーストーンとして認識された石だとも言われています。 「最強の聖石」と言われるほど、神秘の力に溢れたラピスラズリは、古代エジプトでは夜空と霊力の象徴として崇められ、古代メソポタミアでは王権の象徴にラピスラズリが用いられていたほどです。同時に、粉末状にしたものは眼の薬として珍重されました。
各文明で、神の石として崇められてきたラピスラズリですが、キリスト教文化においては大天使ミカエルと繋がりが濃い石としてラピスラズリは大切にされてきました。また、日本では「幸せをもたらす石」として珍重されてきた歴史があります。
仏教において貴重とされる七種の宝の一つに「瑠璃」と呼ばれるものがあります。「瑠璃」とは青色の玉であるという説明があるのですが、この青色の玉はどうやらラピスラズリのことではないかと言われているのです。そこから、ラピスラズリは和名で「瑠璃」と呼ばれるようになったとも言われています。
ラピスラズリの基本情報を整理したところで、本題のラピスラズリの効果について詳しく見ていきましょう。
ラピスラズリの石言葉は、「尊厳」、「崇高」、「幸運」、「真実」です。古くから世界中で愛されてきたラピスラズリは、「幸運をもたらす石」とも「真実を教えてくれる石」とも形容されることがあるのですが、これはラピスラズリの石言葉に由来するものだと考えられています。
主なラピスラズリの効果は以下の通りです。
ラピスラズリは真に幸福を手に入れたいという人の強い味方になってくれる石です。本当の幸せとは何か、本当の幸せを手にするためには何をすべきなのかということに気付きを与えてくれますよ。
ラピスラズリは「幸運をもたらす石」とよく言われていますが、ただ幸せを持ってくるだけの石ではありません。持ち主が真に幸せになるために必要な試練を課し、そこからの成長を促すことで、結果として幸せを掴み取らせるという石なのです。ラピスラズリの、持ち主を律し、着実に財産となる幸せをもたらすその姿は、まるで厳しい教師のようなイメージを感じられますね。 ラピスラズリは試練を与えることが仕事というわけではなく、むしろその後の持ち主の半張りや成長をサポートするところにラピスラズリの力が発揮されると言われています。
パートナーのように寄り添い、難しい問題を解決する力を養うサポートをしてくれるイメージから、ラピスラズリは「問題解決の石」と呼ばれるようになりました
ラピスラズリは問題解決へと導く石であると当時に、邪悪なもの、ネガティブなものから持ち持ち主を守る強い魔除け効果も期待できます。そこから、勉強や仕事のお守りにもラピスラズリは良いと言われているのです。
ラピスラズリは、割れてしまいやすい劈開性(へきかいせい)はありませんが、衝撃に弱い鉱石です。 衝撃以外にも熱や酸、水にも弱いという性質をもっているので、扱う際には注意が必要になってきます。
モース硬度は5~5.5と決して高くはない数値です。 窓ガラス程度の硬さしかない石なので、少しの衝撃でヒビが入ったりする事があります。できるだけ衝撃を与えないよう気を付けて下さい。
水に対して弱い性質があります。さっと濡らすぐらいであれば問題ありませんが、長時間水に浸けておくようなことをしてしまうとラピスラズリの劣化に繋がるのでやめましょう。 また、ラピスラズリは酸性にもアルカリ性にも弱いため、汗に長時間触れると色の劣化や色褪せを起こす可能性があります。すぐに拭いて清潔な状態にしておくことをおすすめします。
水ではなく熱湯の場合は、ちょっとかかっただけでも石がダメになってしまいます。 熱さに弱いので、暖炉の傍や火の近く・ホッカイロの近くなどにもラピスラズリを放置しないように気を付けましょう。
ラピスラズリの青色は、石に含まれる硫黄原子と光の反応によって生み出されるものと説明しましたが、光を当て続けることでより深みのある青色に変化するわけではありません。 むしろ、長時間光を与え続けることで、色褪せが顕著になり、青の地色も汚い色味に変化してしまう恐れがあります。太陽光にはできるだけ晒さないようにし、美しい色味を守りましょう。
ラピスラズリは自浄作用がない石なので、定期的な浄化をしてあげなければなりません。 浄化を定期的に行うことで、石に溜まった疲れや悪い気がなくなるので、また元気な状態で持ち主のサポートを行ってくれるのです。 さて、ラピスラズリは上記で水に弱い、熱に弱い、太陽光に弱いという話をしました。そのため浄化の際に水や太陽光を用いることはできません。代わりに、水晶を用いた浄化、そして月の光を用いた浄化方法でラピスラズリの浄化をしていくのが望ましいです。
水晶での浄化はもっとも簡単で、パワーストーン初心者にもおすすめの方法になります。 お皿などに水晶のさざれ石を置き、その上にラピスラズリを乗せることで浄化が出来てしまうのです。時間制限もないので、パワーストーンの置き場所としてもちょうど良いです。 この水晶を用いて浄化を行う場合の注意点としては、用いる水晶さざれ石に尖ったものを選ばないということです。水晶のさざれ石が尖がっているとラピスラズリの方に傷が付いてしまうことがあります。大事な石を大切に、長く使っていきたいという方、水晶さざれ石は丸みのあるものを選んであげて下さい。
月光浴の浄化は、月の光で石を浄化させるものになります。直接月の光に当てなくても、窓際で夜気にあてるだけで浄化効果が期待できます。月光浴の時間というのは明確に決められたものはありませんが、大体4時間ぐらい行っていれば問題ないようです。石の疲れが多い気がする、今回はしっかり浄化したいということであれば5時間たっぷり月の光を浴びせてあげるようにすると良いでしょう。 ちなみに、新月から満月に向かう時期に月光浴を行うと、より石のパワーがチャージされると言われています。
日々の生活にラピスラズリを取り入れたいと考えている方におすすめのアイテムを3点ご紹介します。。
ラピスラズリを中心に、アメジストやムーンストーンなどと組み合わせた天然石ブレスレットです。深みのあるラピスラズリの青色とムーンストーンの白色が絶妙の美しさを出しており、とても上品なブレスレットになっています。ラピスラズリのブレスレットでおしゃれなものを探しているという方に大変おすすめです。
2.5cm×1.7cm大の雫型ラピスラズリが目を引くネックレスです。 ネックレス部分は京都絹紐が用いられており、屋久杉もワンポイントで使われている、とてもナチュラルな雰囲気が漂う一品です。ネックレス部分が絹紐なので、金属アレルギーや化繊アレルギーがある方でも安心してお使いいただけます。また、性別を問わないデザインや色味となっているので、プレゼントとしてもおすすめです。
お守り袋に入る小さなラピスラズリのタンブルです。原石を美しく磨き上げたもので、しっかりとパイライトも確認することができます。持ち運びにちょうど良い大きさなので、バッグやポケットに忍ばせておいても邪魔になることはありません。日々のお守りにいかがでしょうか。
太古の昔から人々に愛され、儀式、芸術、医学と様々な面で用いられてきたラピスラズリ。見た目の神秘的な美しさだけではなく、幸運をもたらす石、問題解決の石としての実力も発揮し、人々の生活を支えてきたのでした。
現在では、特に勉強やビジネスのお守りとして重宝されることが多くなってきたラピスラズリですが、お守りとして世代を問わず大切にされている鉱石でもあるのです。
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青色に金色の粉が撒かれてできたかのような美しいラピスラズリ。9月や12月の誕生石としてもお馴染みですね。幸運をもたらすと言われているラピスラズリですが、どんなご利益やいわれ・効果があるといわれているのでしょうか。
今回は、ラピスラズリについて、基本情報はもちろん、ラピスラズリの歴史、石言葉や意味、効果について詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
目次
ラピスラズリとは
まずはラピスラズリの基本情報を確認しておきましょう。
ラピスラズリの基本情報
ラピスラズリの名前の由来
ラピスラズリという名は、ペルシア語で「青」を意味する「lazhward」と「石」を意味する「lapis」に因んで付けられたと言われています。和名は、その見た目から「瑠璃」と呼ばれたり、ラピスラズリの主成分であるラジュライトの「青金石」の名で呼ばれたりすることがあります。
ラピスラズリは青色結晶の集合体
ラピスラズリは、実はいくつもの鉱物でできた石だということをご存知でしょうか。主成分のブルーラジュライトに微量のホワイトカルサイト、ゴールデンパイライトなどが含まれてできたものがラピスラズリなのです。
ブルーラジュライトが主成分となっていることから、ラジュライトとラピスラズリの区別がきちんとできていなかったという時代もあったそうです。
ちなみに、ラジュライトとは、ナトリウム、カルシウム、アルミニウム、ケイ酸塩に硫黄と塩素が不定量混ざってできた鉱石です。ラジュライトに含まれる硫黄原子と太陽の光が反応することで、美しい深青色が生まれるとされています。
金色斑点はパイライトによるもの
深青色の中にキラキラと光ってみえる金色の成分は、実はパイライトによるものでした。パイライトとは、黄鉄鉱のことで、火山活動によって生み出された鉱石です。ダイヤモンドやクォーツ、エメラルドとも共生することが知られており、様々な鉱物の一部にパイライトが確認されることも珍しくありません。
パイライトはラピスラズリの中でもよく見かけることができますが、必ずしもすべてのラピスラズリの中にパイライトを確認することはできないのです。逆に言えば、パイライトがはっきりと確認できるラピスラズリは稀少価値が高いのです。
もし、ラピスラズリをお店で見る機会がありましたら、どれぐらいパイライトが入っているのかじっくり確認してみて下さいね。
「フェルメール・ブルー」はラピスラズリから出来ていた
オランダの有名画家、ヨハネス・フェルメール(1632-1675)が愛してやまなかった「色」をご存知でしょうか。「フェルメール・ブルー」の名でも知られる、あの青色です。実はこの青色はラピスラズリと深い関係があるのです。
「フェルメール・ブルー」の主成分であるウルトラマリンという顔料は、ラピスラズリに含まれており、ラピスラズリを粉末状にした上で青色粒子部分のみを採取することで、ウルトラマリンを確保していたそうなのです。
ラピスラズリはアフガニスタンでしか産出しておらず、海を越えてヨーロッパに渡ってくるというところから「ウルトラマリン」という名が付けられたとも言われています。
「フェルメール・ブルー」はいかにもフェルメールだけが用いていた色というような印象を与える名前ですが、ラピスラズリ(ウルトラマリン)が顔料として用いられていたのは、はるか昔の6-7世紀頃まで遡れます。現在も、アフガニスタン寺院の洞窟画にそれを確認することができ、これが鉱物顔料の始まりだとも言われています。
ちなみに、フェルメールの絵の中で「フェルメール・ブルー」が有名な作品は、「真珠の耳飾りの少女」(少女のターバン部分)以外にも、「牛乳を注ぐ女」(女性の青いエプロン)、「青衣の女」(女性の上掛け)があります。
当時のラピスラズリは金とほぼ同じ価値がある、場合によってはそれ以上の価値がある高級品として扱われていました。フェルメールは借金に借金を重ねてまで、ラピスラズリを求め、絵に沢山使用したのでした。
もし、フェルメールの絵を見る機会がありましたら、「ここにラピスラズリが使われているのか」と確認してみて下さいね。
世界最古のパワーストーン?
ラピスラズリの美しい深青色は何千年も前から人々を魅了し、宝石として、顔料として、芸術品として用いられてきました。
多くの文明で愛された「聖なる石」
紀元前5000円頃から、あらゆる地域で「聖なる石」として崇められてきたラピスラズリは、世界で初めてパワーストーンとして認識された石だとも言われています。
「最強の聖石」と言われるほど、神秘の力に溢れたラピスラズリは、古代エジプトでは夜空と霊力の象徴として崇められ、古代メソポタミアでは王権の象徴にラピスラズリが用いられていたほどです。同時に、粉末状にしたものは眼の薬として珍重されました。
各文明で、神の石として崇められてきたラピスラズリですが、キリスト教文化においては大天使ミカエルと繋がりが濃い石としてラピスラズリは大切にされてきました。また、日本では「幸せをもたらす石」として珍重されてきた歴史があります。
「瑠璃」と呼ばれる七宝の一つ
仏教において貴重とされる七種の宝の一つに「瑠璃」と呼ばれるものがあります。「瑠璃」とは青色の玉であるという説明があるのですが、この青色の玉はどうやらラピスラズリのことではないかと言われているのです。そこから、ラピスラズリは和名で「瑠璃」と呼ばれるようになったとも言われています。
ラピスラズリ主な効果【石言葉】
ラピスラズリの基本情報を整理したところで、本題のラピスラズリの効果について詳しく見ていきましょう。
ラピスラズリの石言葉
ラピスラズリの石言葉は、「尊厳」、「崇高」、「幸運」、「真実」です。古くから世界中で愛されてきたラピスラズリは、「幸運をもたらす石」とも「真実を教えてくれる石」とも形容されることがあるのですが、これはラピスラズリの石言葉に由来するものだと考えられています。
ラピスラズリの主な効果
主なラピスラズリの効果は以下の通りです。
ラピスラズリは真に幸福を手に入れたいという人の強い味方になってくれる石です。本当の幸せとは何か、本当の幸せを手にするためには何をすべきなのかということに気付きを与えてくれますよ。
「問題解決」の石
ラピスラズリは「幸運をもたらす石」とよく言われていますが、ただ幸せを持ってくるだけの石ではありません。持ち主が真に幸せになるために必要な試練を課し、そこからの成長を促すことで、結果として幸せを掴み取らせるという石なのです。ラピスラズリの、持ち主を律し、着実に財産となる幸せをもたらすその姿は、まるで厳しい教師のようなイメージを感じられますね。
ラピスラズリは試練を与えることが仕事というわけではなく、むしろその後の持ち主の半張りや成長をサポートするところにラピスラズリの力が発揮されると言われています。
パートナーのように寄り添い、難しい問題を解決する力を養うサポートをしてくれるイメージから、ラピスラズリは「問題解決の石」と呼ばれるようになりました
こんな時におすすめ
ラピスラズリは問題解決へと導く石であると当時に、邪悪なもの、ネガティブなものから持ち持ち主を守る強い魔除け効果も期待できます。そこから、勉強や仕事のお守りにもラピスラズリは良いと言われているのです。
ラピスラズリを扱う際の注意点・手入れ方法
ラピスラズリは、割れてしまいやすい劈開性(へきかいせい)はありませんが、衝撃に弱い鉱石です。
衝撃以外にも熱や酸、水にも弱いという性質をもっているので、扱う際には注意が必要になってきます。
取り扱い方法
モース硬度は5~5.5と決して高くはない数値です。
窓ガラス程度の硬さしかない石なので、少しの衝撃でヒビが入ったりする事があります。できるだけ衝撃を与えないよう気を付けて下さい。
●水はNG
水に対して弱い性質があります。さっと濡らすぐらいであれば問題ありませんが、長時間水に浸けておくようなことをしてしまうとラピスラズリの劣化に繋がるのでやめましょう。
また、ラピスラズリは酸性にもアルカリ性にも弱いため、汗に長時間触れると色の劣化や色褪せを起こす可能性があります。すぐに拭いて清潔な状態にしておくことをおすすめします。
●熱湯や熱は絶対にNG
水ではなく熱湯の場合は、ちょっとかかっただけでも石がダメになってしまいます。
熱さに弱いので、暖炉の傍や火の近く・ホッカイロの近くなどにもラピスラズリを放置しないように気を付けましょう。
●太陽光はNG
ラピスラズリの青色は、石に含まれる硫黄原子と光の反応によって生み出されるものと説明しましたが、光を当て続けることでより深みのある青色に変化するわけではありません。
むしろ、長時間光を与え続けることで、色褪せが顕著になり、青の地色も汚い色味に変化してしまう恐れがあります。太陽光にはできるだけ晒さないようにし、美しい色味を守りましょう。
おすすめの浄化方法
ラピスラズリは自浄作用がない石なので、定期的な浄化をしてあげなければなりません。
浄化を定期的に行うことで、石に溜まった疲れや悪い気がなくなるので、また元気な状態で持ち主のサポートを行ってくれるのです。
さて、ラピスラズリは上記で水に弱い、熱に弱い、太陽光に弱いという話をしました。そのため浄化の際に水や太陽光を用いることはできません。代わりに、水晶を用いた浄化、そして月の光を用いた浄化方法でラピスラズリの浄化をしていくのが望ましいです。
●水晶
水晶での浄化はもっとも簡単で、パワーストーン初心者にもおすすめの方法になります。
お皿などに水晶のさざれ石を置き、その上にラピスラズリを乗せることで浄化が出来てしまうのです。時間制限もないので、パワーストーンの置き場所としてもちょうど良いです。
この水晶を用いて浄化を行う場合の注意点としては、用いる水晶さざれ石に尖ったものを選ばないということです。水晶のさざれ石が尖がっているとラピスラズリの方に傷が付いてしまうことがあります。大事な石を大切に、長く使っていきたいという方、水晶さざれ石は丸みのあるものを選んであげて下さい。
●月光浴
月光浴の浄化は、月の光で石を浄化させるものになります。直接月の光に当てなくても、窓際で夜気にあてるだけで浄化効果が期待できます。月光浴の時間というのは明確に決められたものはありませんが、大体4時間ぐらい行っていれば問題ないようです。石の疲れが多い気がする、今回はしっかり浄化したいということであれば5時間たっぷり月の光を浴びせてあげるようにすると良いでしょう。
ちなみに、新月から満月に向かう時期に月光浴を行うと、より石のパワーがチャージされると言われています。
ラピスラズリのおすすめアイテム
日々の生活にラピスラズリを取り入れたいと考えている方におすすめのアイテムを3点ご紹介します。。
月華【月華ラピスラズリ】
ラピスラズリを中心に、アメジストやムーンストーンなどと組み合わせた天然石ブレスレットです。深みのあるラピスラズリの青色とムーンストーンの白色が絶妙の美しさを出しており、とても上品なブレスレットになっています。ラピスラズリのブレスレットでおしゃれなものを探しているという方に大変おすすめです。
絹紐のネックレス【ラピスラズリ絹紺紐ネックレス】
2.5cm×1.7cm大の雫型ラピスラズリが目を引くネックレスです。
ネックレス部分は京都絹紐が用いられており、屋久杉もワンポイントで使われている、とてもナチュラルな雰囲気が漂う一品です。ネックレス部分が絹紐なので、金属アレルギーや化繊アレルギーがある方でも安心してお使いいただけます。また、性別を問わないデザインや色味となっているので、プレゼントとしてもおすすめです。
小さな石をお守りに【磨石ラピスラズリ】
お守り袋に入る小さなラピスラズリのタンブルです。原石を美しく磨き上げたもので、しっかりとパイライトも確認することができます。持ち運びにちょうど良い大きさなので、バッグやポケットに忍ばせておいても邪魔になることはありません。日々のお守りにいかがでしょうか。
まとめ
太古の昔から人々に愛され、儀式、芸術、医学と様々な面で用いられてきたラピスラズリ。見た目の神秘的な美しさだけではなく、幸運をもたらす石、問題解決の石としての実力も発揮し、人々の生活を支えてきたのでした。
現在では、特に勉強やビジネスのお守りとして重宝されることが多くなってきたラピスラズリですが、お守りとして世代を問わず大切にされている鉱石でもあるのです。
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