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皆さんは世界に存在する「まるで夢の中のようなピンクの観光地」をご存知でしょうか?そんな場所が実在するのか、世界のどこにあるのか、どうしてピンク色なのか?
この記事では、ピンクに染まる絶景観光地を6つ厳選して紹介します。究極の映え写真を撮る秘訣も解説するので、ユニークな旅先を探している方は必見です。
記事を読み終える頃には、次に行きたいピンクの世界がきっと見つかるでしょう。
インド北部に、街全体がピンク色の不思議な場所があります。ラジャスタン州の州都ジャイプールの旧市街は、城壁も建物もピンク一色の「ピンクシティ」として知られており、2019年には世界遺産にも登録されています。
そのジャイプールのシンボルが、「ハワーマハル」。大通りに面した5階建ての建物は、ピンクシティでも最も目を引く圧倒的な存在感!
1799年にジャイプールのマハラジャがハワーマハルを建設しました。ピンク色の砂岩を外壁に使ったため、淡いピンク色の外観になったのです。
ハワーマハルは、通りに面して953枚もの小窓があります。この小窓から風が入り、暑いインドの気候でも快適に過ごせるのです。
風はヒンディー語でハワー、宮殿はマハル。つまりハワーマハルは「風の宮殿」なのです。外観だけでなく名前もファンタジーですね!
小窓にはもう一つ、重要な役割があります。当時、女性は人々に姿を見られてはいけない風習がありました。宮中の女性たちは、格子状の小窓を通して、外からは姿を見られずに街を眺めることができたのです。
ハワーマハルの内部は残念ながらピンクではありませんが、独特の建築様式をもつ興味深い建物です。イスラム文化のムガル様式と、インド文化のラージプート様式が融合し、中庭や柱の装飾、窓にはめられたステンドグラスも見どころ。
最上階のバルコニーからはピンクシティを一望でき、ハワーマハルと並ぶ名所で世界遺産の、ジャンタル・マンタル天文台やアンベール城も見ることができます。
アンベール城について知りたい方はこちら
ハワーマハルはいつ訪れても問題ありませんが、インドは全般的に暑いので、冬で乾季に当たる10月~3月に訪れると過ごしやすいでしょう。
映え写真を撮るのにおすすめの時間帯は、早朝または午後遅く。混雑を避けてゆっくり撮影でき、インドの強い日差しも避けられます。
ハワーマハルは大きいので通りからだとなかなか全景を撮影できません。ここは見上げるようなアングルで建物の巨大さが伝わる写真を撮るとよいでしょう。
どうしても全景を写真に収めたい方には、とっておきの情報が。ハワーマハルの前にあるカフェThe Tattoo Cafe & Loungeは、建物の全景を背景に撮影できる名物スポットになっています。
首都デリーから車で1時間ほどと近く、アクセスのしやすさも魅力です。ちなみにデリー、アーグラ、ジャイプールを回るコースはインド観光のゴールデントライアングルと呼ばれる定番ルートです。
ベトナム最大の都市ホーチミンに、鮮やかなピンク色に映えるコロニアル建築があります。「タンディン教会」は、フランス領インドシナ時代の1876年に建設されたカトリックの教会です。
ネオロマネスク様式で、美しいアーチ型の入口と均整の取れた左右対称の外観が青空を背景にして絵のように鮮やかに浮かび上がります。天高くそびえるのは、1929年に増築された高さ52.6mの鐘楼。
タンディン教会は初めからピンク色だったわけではなく、1957年の改装時に外装・内装ともピンク色で統一されました。その後、2017年からは内装は白色に塗装されています。
フォトジェニックスポットとしても大人気のタンディン教会。12月から4月の乾季は天候が快適で撮影におすすめです。
また、クリスマスやベトナムの旧正月(テト)などの祝祭期間中は、教会が美しく飾られるので、その時期に訪れるのもおすすめです。
タンディン教会が最も美しく映えるのは、なんといっても青空とピンクの鮮やかなコントラストでしょう。
となると、ねらい目は晴れた日の午前中。明るい日差しが、教会のピンク色を青空にくっきりと対比させます。
正面から撮影するだけでなく、スマホを地面に近づけて建物を見上げるように撮影すると、迫力のある絵を収められるでしょう。
タンディン教会から道路を挟んで目の前にあるCong Cafeは、絶好の撮影スポット。このカフェにはテラス席があり、目の前にタンディン教会を望めます。
ホーチミンの中心街ドンコイ通りから2kmほど、車なら10分程度とアクセスしやすく、ベトナム観光の人気スポットです。
タイの首都バンコクに隣接するチャチューンサオ県に、大人気のSNS映えスポットがあります。「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」というお寺です。
ここの目玉は、なんといっても境内にある巨大なピンクガネーシャ!
ガネーシャは像の頭をしたヒンドゥー教の神様です。タイでは仏教徒もヒンドゥー教の神様も信仰しているのです。(実は日本のお寺も、仏法の守護神として多くのヒンドゥー教の神様をまつっています。)
ピンクガネーシャは幅16m、高さ24mあり、バンコクのワット・ポーにある有名な涅槃仏の15mをしのぐ高さです。これはインパクトありますね!
ピンクガネーシャができたのは比較的新しく、2011年です。今も絶大な人気の故プミポン国王がピンクの服を着て以来、ピンクはタイで幸運の色となりました。そしてプミポン国王が83歳になった年、記念に鮮やかなピンクガネーシャが造られたわけです。
11月~2月はタイの乾季で、雨が降りにくく、気候も安定しています。この時期にワット・サマーン・ラッタナーラームを訪れれば、映え写真を撮影しやすいでしょう。
バンコクから車で1時間半ほどとアクセスしやすく、多くの信徒や観光客でにぎわっています。
ピンクガネーシャは願いをかなえてくれるので人気ですが、その願い方が変わっています。
ピンクガネーシャの周囲には、色とりどりの14匹のネズミの像があり、人々がそのネズミ像の耳に何かささやいています。実はこれが願い事をする作法で、自分が生まれた日に対応するネズミに願い事を伝えるのです。
願い事をささやく時には、願いが耳から耳へ抜けていかないように、反対側の耳をふさぐそうです。面白いですね!
ちなみにピンクガネーシャはスマホの待ち受け画像にすると恋愛運がアップするそうです。
ガネーシャについて詳しく知りたい方はこちら
カリブ海に浮かぶ世界的リゾート、バハマ諸島にもピンクの世界があります。ハーバーアイランドにある「ピンクサンドビーチ」は、淡いピンク色の砂浜がどこまでも広がり、エメラルド色のカリブ海や紺碧の空と溶け合う奇跡的な絶景です。
バハマでも特に観光に向いているのが12月~4月。晴れの日が続き、湿度が低くて快適にすごせます。
ただ、観光客が多く、観光業界の料金が高くなる時期でもあります。穴場はオフシーズンで観光客の少ない5月~8月。たまににわか雨が降るものの、短時間でやみます。
9月~10月はハリケーンが多発するので要注意です。
映え写真を撮るなら、雲一つない青空とピンクの砂浜のコントラストをねらいたいところ。晴れた日の午前中や、昼の太陽が高く昇る時間帯がベストでしょう。
一方で、日の出直後や日没前のマジックアワーも、複雑なオレンジの空とピンクの砂浜が溶け合う幻想的な世界を写真に収められるでしょう。
ピンクサンドビーチは、そのロマンティックな景観からハネムーン先としても人気で、チャルーズ皇太子とダイアナ妃がハネムーンで訪れた地として有名です。
それにしても、どうしてピンク色の不思議な砂浜ができるのでしょう?その秘密は砂の原料にあります。
ここの砂は赤サンゴと紅色のコンク貝の貝殻、そして白のパウダーサンドからできているのです。
日本では馴染みの薄いコンク貝ですが、バハマではコンク貝のパレードや早食い大会まで行われるほどメジャーな食材なんですよ。
メキシコの東部にあるユカタン半島には、ピンク色の湖があります。その名も「ピンクラグーン」!
名前からして、幻想感が漂っていますね。メキシコの強い日差しと周囲に広がる大自然の中で、ピンクの湖面と青空が世界を二分し、異世界に迷い込んだかのような感覚に襲われます。
ピンクラグーンは、野生動物の観察ツアーでも有名なリオラガルトス自然保護区にあり、「ピンクレイク」「ラス・コロラダス」とも呼ばれます。
ピンク色の秘密は、湖に住む赤い色素を持つプランクトン。ここはフラミンゴの生息地としても知られ、フラミンゴが赤いのもこのプランクトンを食べるからです。
塩湖であるピンクラグーンは塩田として使用されており、時期によっては水が抜かれてしまいます。そのため、鮮やかに映えるピンクラグーンを見るためには、訪問する時期が重要です。
訪問するのに最もおすすめの時期は、12月~2月。乾季にあたり、水が抜かれる心配もありません。場所を選ばず美しいピンクラグーンを見られるでしょう。
4月~8月には水が抜かれてしまい、しかもいつ抜かれるかは年によって違います。
ただ、この時期でもタイミング次第ではピンクラグーンを見られるでしょう。その場合は、ツアーに参加するのがおすすめです。ツアー業者は湖が鮮やかなピンクに染まっている場所を把握しており、地権者とも交渉ずみなので効率的に絶景に出会えるでしょう。
ピンクラグーンのピンク色が最も際立つのは、日差しが強くなる昼~午後2時の時間帯。ただ、ピンクラグーンは天候や時間帯によって異なる表情を見せます。
雲がない晴れた日には、真っ青な空の下にピンク一色のメルヘンな光景が広がります。雲があって風のない日は、湖面に雲が映り込み、こちらは劇的な異世界の趣。空と湖の色が溶け合うサンセットも、感動を呼び覚まさずにはおかないでしょう。
二度と会えない一度きりの光景に出会えるのも、ピンクラグーンの魅力といえます。
世界的リゾートのカンクンからバスで3時間~4時間で行ける人気スポットです。
マレーシアの行政首都、プトラジャヤの中心にあるプトラジャヤ湖のほとりに、ピンク一色のキュートなモスクがあります。その名も「ピンクモスク」!
正式名称はプトラモスクといい、1999年の開館です。天然の花崗岩でできているため、落ち着きのある上品な色合いが引き立ちます。
青空に大きなピンク色のドームが映える姿だけでも圧巻ですが、ピンクモスクの魅力は建物の色だけではありません。建物の外も中もイスラム建築の精緻な装飾で彩られ、アラビアンナイトの宮殿のようです。
内部ももちろんピンク色。ステンドグラスから差し込むカラフルな光は、息をのむほど神秘的です。
ピンクモスクはどこから見てもフォトジェニックな姿を見せます。青空を背景に大きなピンクのドームと隣接するミナレットがそびえる姿は、目の覚めるような鮮やかさ!湖を背景にした宝石のような姿も、絵画の一場面のように映えます。
3月~9月の乾季なら晴れの日が続き、明るい日差しの中でピンクモスクの最も輝く姿を撮影できるでしょう。
青空とピンクのコントラストがくっきり映えるのは午前~昼の時間帯です。
ただし、早朝や夕方のピンクモスクも見逃せません。光の加減でピンク色の奇跡的なグラデーションが見られるでしょう。日中の暑さや混雑を避けてゆっくり撮影できます。
プトラジャヤはクアラルンプール市内と空港の間にあってアクセスもよく、トランジットの合間に訪問するスポットしても最適です。
クアラルンプールにはブルーモスクという映えモスクもあり、時間があればぜひあわせて観光するとよいでしょう。
ピンクモスクは美しいだけでなく、イスラム教徒にとって神聖な礼拝堂でもあります。女性は肌や髪を露出した格好では入れません。
ですが、心配は無用!入口で無料のローブ貸出があり、観光客はみんな利用しています。男性も、短パンやタンクトップの場合はそのままでは中に入れないので、ローブを借りましょう。
モスクの中では、大声で会話したり寝転がったりすると注意されます。
世界のピンク色の観光地、いかがでしたか?新しい名所から歴史的な世界遺産、雄大な大自然まで、それぞれに個性的なピンク色の理由と魅力があります。
そこでは、誰もが驚く究極の映え写真を撮影できるでしょう。ハネムーンや女子旅はもちろん、一人旅や家族旅行にもおすすめです。
ピンク色の風景が最高に輝く瞬間に出会えるコツを押さえて、一生忘れられない絶景を見に出かけましょう!
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皆さんは世界に存在する「まるで夢の中のようなピンクの観光地」をご存知でしょうか?
そんな場所が実在するのか、世界のどこにあるのか、どうしてピンク色なのか?
この記事では、ピンクに染まる絶景観光地を6つ厳選して紹介します。
究極の映え写真を撮る秘訣も解説するので、ユニークな旅先を探している方は必見です。
記事を読み終える頃には、次に行きたいピンクの世界がきっと見つかるでしょう。
目次
インド:ハワーマハル
インド北部に、街全体がピンク色の不思議な場所があります。
ラジャスタン州の州都ジャイプールの旧市街は、城壁も建物もピンク一色の「ピンクシティ」として知られており、2019年には世界遺産にも登録されています。
そのジャイプールのシンボルが、「ハワーマハル」。
大通りに面した5階建ての建物は、ピンクシティでも最も目を引く圧倒的な存在感!
1799年にジャイプールのマハラジャがハワーマハルを建設しました。
ピンク色の砂岩を外壁に使ったため、淡いピンク色の外観になったのです。
ハワーマハルは、通りに面して953枚もの小窓があります。
この小窓から風が入り、暑いインドの気候でも快適に過ごせるのです。
風はヒンディー語でハワー、宮殿はマハル。
つまりハワーマハルは「風の宮殿」なのです。
外観だけでなく名前もファンタジーですね!
953枚もの小窓に隠された重要な役割
小窓にはもう一つ、重要な役割があります。
当時、女性は人々に姿を見られてはいけない風習がありました。
宮中の女性たちは、格子状の小窓を通して、外からは姿を見られずに街を眺めることができたのです。
ハワーマハルの内部は残念ながらピンクではありませんが、独特の建築様式をもつ興味深い建物です。
イスラム文化のムガル様式と、インド文化のラージプート様式が融合し、中庭や柱の装飾、窓にはめられたステンドグラスも見どころ。
最上階のバルコニーからはピンクシティを一望でき、ハワーマハルと並ぶ名所で世界遺産の、ジャンタル・マンタル天文台やアンベール城も見ることができます。
アンベール城について知りたい方はこちら
訪れるなら冬!映え写真を撮るにはカフェがオススメ⁈
ハワーマハルはいつ訪れても問題ありませんが、インドは全般的に暑いので、冬で乾季に当たる10月~3月に訪れると過ごしやすいでしょう。
映え写真を撮るのにおすすめの時間帯は、早朝または午後遅く。
混雑を避けてゆっくり撮影でき、インドの強い日差しも避けられます。
ハワーマハルは大きいので通りからだとなかなか全景を撮影できません。
ここは見上げるようなアングルで建物の巨大さが伝わる写真を撮るとよいでしょう。
どうしても全景を写真に収めたい方には、とっておきの情報が。
ハワーマハルの前にあるカフェThe Tattoo Cafe & Loungeは、建物の全景を背景に撮影できる名物スポットになっています。
首都デリーから車で1時間ほどと近く、アクセスのしやすさも魅力です。
ちなみにデリー、アーグラ、ジャイプールを回るコースはインド観光のゴールデントライアングルと呼ばれる定番ルートです。
ベトナム:タンディン教会
ベトナム最大の都市ホーチミンに、鮮やかなピンク色に映えるコロニアル建築があります。
「タンディン教会」は、フランス領インドシナ時代の1876年に建設されたカトリックの教会です。
ネオロマネスク様式で、美しいアーチ型の入口と均整の取れた左右対称の外観が青空を背景にして絵のように鮮やかに浮かび上がります。
天高くそびえるのは、1929年に増築された高さ52.6mの鐘楼。
タンディン教会は初めからピンク色だったわけではなく、1957年の改装時に外装・内装ともピンク色で統一されました。
その後、2017年からは内装は白色に塗装されています。
訪れるなら冬!または旧正月に訪れるのもおすすめ
フォトジェニックスポットとしても大人気のタンディン教会。
12月から4月の乾季は天候が快適で撮影におすすめです。
また、クリスマスやベトナムの旧正月(テト)などの祝祭期間中は、教会が美しく飾られるので、その時期に訪れるのもおすすめです。
※ただし上記のイベント期間中は混雑が予想されます。迫力のある写真を撮るコツは?
タンディン教会が最も美しく映えるのは、なんといっても青空とピンクの鮮やかなコントラストでしょう。
となると、ねらい目は晴れた日の午前中。
明るい日差しが、教会のピンク色を青空にくっきりと対比させます。
正面から撮影するだけでなく、スマホを地面に近づけて建物を見上げるように撮影すると、迫力のある絵を収められるでしょう。
タンディン教会から道路を挟んで目の前にあるCong Cafeは、絶好の撮影スポット。
このカフェにはテラス席があり、目の前にタンディン教会を望めます。
ホーチミンの中心街ドンコイ通りから2kmほど、車なら10分程度とアクセスしやすく、ベトナム観光の人気スポットです。
タイ:ワット・サマーン・ラッタナーラーム
タイの首都バンコクに隣接するチャチューンサオ県に、大人気のSNS映えスポットがあります。
「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」というお寺です。
ここの目玉は、なんといっても境内にある巨大なピンクガネーシャ!
ガネーシャは像の頭をしたヒンドゥー教の神様です。
タイでは仏教徒もヒンドゥー教の神様も信仰しているのです。
(実は日本のお寺も、仏法の守護神として多くのヒンドゥー教の神様をまつっています。)
ピンクガネーシャは幅16m、高さ24mあり、バンコクのワット・ポーにある有名な涅槃仏の15mをしのぐ高さです。
これはインパクトありますね!
ピンクガネーシャができたのは比較的新しく、2011年です。
今も絶大な人気の故プミポン国王がピンクの服を着て以来、ピンクはタイで幸運の色となりました。
そしてプミポン国王が83歳になった年、記念に鮮やかなピンクガネーシャが造られたわけです。
訪れるなら11月~2月がおすすめ!
11月~2月はタイの乾季で、雨が降りにくく、気候も安定しています。
この時期にワット・サマーン・ラッタナーラームを訪れれば、映え写真を撮影しやすいでしょう。
バンコクから車で1時間半ほどとアクセスしやすく、多くの信徒や観光客でにぎわっています。
ガネーシャではなくネズミに願い事をする?
ピンクガネーシャは願いをかなえてくれるので人気ですが、その願い方が変わっています。
ピンクガネーシャの周囲には、色とりどりの14匹のネズミの像があり、人々がそのネズミ像の耳に何かささやいています。
実はこれが願い事をする作法で、自分が生まれた日に対応するネズミに願い事を伝えるのです。
願い事をささやく時には、願いが耳から耳へ抜けていかないように、反対側の耳をふさぐそうです。面白いですね!
ちなみにピンクガネーシャはスマホの待ち受け画像にすると恋愛運がアップするそうです。
ガネーシャについて詳しく知りたい方はこちら
バハマ:ピンクサンドビーチ
カリブ海に浮かぶ世界的リゾート、バハマ諸島にもピンクの世界があります。
ハーバーアイランドにある「ピンクサンドビーチ」は、淡いピンク色の砂浜がどこまでも広がり、エメラルド色のカリブ海や紺碧の空と溶け合う奇跡的な絶景です。
バハマでも特に観光に向いているのが12月~4月。
晴れの日が続き、湿度が低くて快適にすごせます。
ただ、観光客が多く、観光業界の料金が高くなる時期でもあります。
穴場はオフシーズンで観光客の少ない5月~8月。
たまににわか雨が降るものの、短時間でやみます。
9月~10月はハリケーンが多発するので要注意です。
ハネムーン写真を撮るなら晴れた日の午前中
映え写真を撮るなら、雲一つない青空とピンクの砂浜のコントラストをねらいたいところ。
晴れた日の午前中や、昼の太陽が高く昇る時間帯がベストでしょう。
一方で、日の出直後や日没前のマジックアワーも、複雑なオレンジの空とピンクの砂浜が溶け合う幻想的な世界を写真に収められるでしょう。
ピンクサンドビーチは、そのロマンティックな景観からハネムーン先としても人気で、チャルーズ皇太子とダイアナ妃がハネムーンで訪れた地として有名です。
何故ピンク色の砂浜ができるの?
それにしても、どうしてピンク色の不思議な砂浜ができるのでしょう?
その秘密は砂の原料にあります。
ここの砂は赤サンゴと紅色のコンク貝の貝殻、そして白のパウダーサンドからできているのです。
日本では馴染みの薄いコンク貝ですが、バハマではコンク貝のパレードや早食い大会まで行われるほどメジャーな食材なんですよ。
メキシコ:ピンクラグーン
メキシコの東部にあるユカタン半島には、ピンク色の湖があります。
その名も「ピンクラグーン」!
名前からして、幻想感が漂っていますね。
メキシコの強い日差しと周囲に広がる大自然の中で、ピンクの湖面と青空が世界を二分し、異世界に迷い込んだかのような感覚に襲われます。
ピンクラグーンは、野生動物の観察ツアーでも有名なリオラガルトス自然保護区にあり、「ピンクレイク」「ラス・コロラダス」とも呼ばれます。
ピンク色の秘密は、湖に住む赤い色素を持つプランクトン。
ここはフラミンゴの生息地としても知られ、フラミンゴが赤いのもこのプランクトンを食べるからです。
ピンクラグーンには水が抜かれる前に訪問を!
塩湖であるピンクラグーンは塩田として使用されており、時期によっては水が抜かれてしまいます。
そのため、鮮やかに映えるピンクラグーンを見るためには、訪問する時期が重要です。
訪問するのに最もおすすめの時期は、12月~2月。
乾季にあたり、水が抜かれる心配もありません。
場所を選ばず美しいピンクラグーンを見られるでしょう。
4月~8月には水が抜かれてしまい、しかもいつ抜かれるかは年によって違います。
ただ、この時期でもタイミング次第ではピンクラグーンを見られるでしょう。
その場合は、ツアーに参加するのがおすすめです。
ツアー業者は湖が鮮やかなピンクに染まっている場所を把握しており、地権者とも交渉ずみなので効率的に絶景に出会えるでしょう。
曇りでも幻想的な写真が撮れる⁈
ピンクラグーンのピンク色が最も際立つのは、日差しが強くなる昼~午後2時の時間帯。
ただ、ピンクラグーンは天候や時間帯によって異なる表情を見せます。
雲がない晴れた日には、真っ青な空の下にピンク一色のメルヘンな光景が広がります。
雲があって風のない日は、湖面に雲が映り込み、こちらは劇的な異世界の趣。
空と湖の色が溶け合うサンセットも、感動を呼び覚まさずにはおかないでしょう。
二度と会えない一度きりの光景に出会えるのも、ピンクラグーンの魅力といえます。
世界的リゾートのカンクンからバスで3時間~4時間で行ける人気スポットです。
マレーシア:プトラモスク
マレーシアの行政首都、プトラジャヤの中心にあるプトラジャヤ湖のほとりに、ピンク一色のキュートなモスクがあります。
その名も「ピンクモスク」!
正式名称はプトラモスクといい、1999年の開館です。
天然の花崗岩でできているため、落ち着きのある上品な色合いが引き立ちます。
青空に大きなピンク色のドームが映える姿だけでも圧巻ですが、ピンクモスクの魅力は建物の色だけではありません。
建物の外も中もイスラム建築の精緻な装飾で彩られ、アラビアンナイトの宮殿のようです。
内部ももちろんピンク色。
ステンドグラスから差し込むカラフルな光は、息をのむほど神秘的です。
訪れるなら3月~9月がオススメ
ピンクモスクはどこから見てもフォトジェニックな姿を見せます。
青空を背景に大きなピンクのドームと隣接するミナレットがそびえる姿は、目の覚めるような鮮やかさ!
湖を背景にした宝石のような姿も、絵画の一場面のように映えます。
3月~9月の乾季なら晴れの日が続き、明るい日差しの中でピンクモスクの最も輝く姿を撮影できるでしょう。
青空とピンクのコントラストがくっきり映えるのは午前~昼の時間帯です。
ただし、早朝や夕方のピンクモスクも見逃せません。
光の加減でピンク色の奇跡的なグラデーションが見られるでしょう。
日中の暑さや混雑を避けてゆっくり撮影できます。
プトラジャヤはクアラルンプール市内と空港の間にあってアクセスもよく、トランジットの合間に訪問するスポットしても最適です。
クアラルンプールにはブルーモスクという映えモスクもあり、時間があればぜひあわせて観光するとよいでしょう。
プトラモスク観光の際は服装に注意
ピンクモスクは美しいだけでなく、イスラム教徒にとって神聖な礼拝堂でもあります。
女性は肌や髪を露出した格好では入れません。
ですが、心配は無用!
入口で無料のローブ貸出があり、観光客はみんな利用しています。
男性も、短パンやタンクトップの場合はそのままでは中に入れないので、ローブを借りましょう。
モスクの中では、大声で会話したり寝転がったりすると注意されます。
鮮やかなピンクの観光地で夢のような旅を
世界のピンク色の観光地、いかがでしたか?
新しい名所から歴史的な世界遺産、雄大な大自然まで、それぞれに個性的なピンク色の理由と魅力があります。
そこでは、誰もが驚く究極の映え写真を撮影できるでしょう。
ハネムーンや女子旅はもちろん、一人旅や家族旅行にもおすすめです。
ピンク色の風景が最高に輝く瞬間に出会えるコツを押さえて、一生忘れられない絶景を見に出かけましょう!
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