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皆さん、ナマステ!
【ノマド夫婦 nomadhoof】
伸
まこ
ラクダに乗って砂丘に行こう! 今晩は砂丘で野宿して、明日またラクダに乗って帰ってくるツアーね。
めちゃめちゃ楽しみ~!
待ち合わせのジープ乗り場に到着。
私達より一回り位は年上かな? ジープには上品な感じの英国人夫妻が乗っていました。 ご夫妻と私達、4人のツアーが始まります。
ジャイサルメールをジープで出発して、郊外の遺跡などを巡りながらラクダが待つ村に向かいます。
道中、私のカタコト英語で話しかけると、 「自分達は外国語が全く喋れないのに、皆さん、英語を学んで、私達の母国語で話してくれてありがとう!」 と英国人夫妻。
英語を母国語としている人からこんな風に言ってもらえると、とっても楽な気持ちで話せるね。
焦らないで、ゆっくり話せばいいんだよね!
荒涼とした茶色い世界になって来たね。
あそこにラクダが二頭と、ラクダ使いのお兄さんらしき人がいるよ。
ラクダ使いの事を”キャメルワラ”って呼ぶんだよ。サファリツアーガイドも兼ねているね。
ご夫妻はラクダに乗らず、このままジープで砂丘に行って宿泊せずに街に戻るコースらしいわね。
大きいラクダがお父さん、小さいラクダが息子君らしいよ。どっちに乗りたい?
二頭とも、とってもイケメン!うーん、息子ラクダちゃんでお願いします。
ターバンを巻いてもらって、さあ出発!
マハラジャみたい♥
ラクダに乗るのは二回目だけど、長距離のサファリは初めて。 ラクダは脚が長いので、私が座っている位置がとにかく高い!
ラクダが歩くリズムがなかなかつかめない...振り落とされそうでちょっと怖い..
でも、乗り始めて10分も経つと慣れて来たかな、景色も綺麗でなんだか楽しい! そして、30分も経つとお尻が痛―い(笑)
キャメルワラの兄さん達は、この村の人らしいね。 ラジャスタン地方のマルワリ語が母語。そして、ヒンディー語も英語も結構上手。 サファリのお客さんと話しながら覚えたらしいよ。 道中、英語とヒンディー語ミックスでのお喋りが楽しい!
荒野を歩くこと一時間半。砂丘が見えて来たね。
サファリ中は、ずっとラクダの後頭部を見ていたので、到着して真正面から顔を見たら、 なんて可愛い!♥くちびる♥
ここで英国人夫妻と合流。 これからサンセットタイム、そして砂丘でのディナータイムだね。
砂丘を散歩して、美しいサンセットを見られたね。
キャメルワラ兄さんたちが、焚火をしながら夕食の準備をしてくれている。
手際よく、野菜カレー、チャパティー。お米も炊いてくれたね。
ひとつだけ大きなチャパティーを焼いているなと思っていたら、ハチミツやチーズをトッピングして、砂漠のバースデイケーキを作ってくれました。
ありがとう! 満月の明かりの下、砂丘での誕生日会って最高!
キャメルワラ兄さん達、英国人夫妻と私達、焚火を囲んでの砂丘ディナータイム。
英国人ご夫妻は、知りたい事を遠慮なくどんどん聞いていくね。
うん、最初は戸惑ったけど、これが新鮮な体験になったね。
「英語をどうやって覚えたの?」
「どうしてキャメルツアーガイドになったの?」
「カーストの中ではどんなポジションなの?」
「モスリムの村の人とは交流があるの?」
「学校には通ったの?」
そうそう、それでキャメルワラの兄さん達も、淡々とひとつひとつの質問に、シンプル英単語の組み合わせで答えてくれたね。
自分達の生い立ちや生活について、堂々と説明する若者達に夫妻もすっかり感心していたね。 学校には行ったことないという彼らに 「英語も上手だし、自国の事をしっかり説明できるだけでなく、自分の意見もしっかり言えている。その教養はいつどこで身に着いたの?」 と追加質問。
「Through the lifeで学んで来たよ」って答えていたよね、兄さん達。
「Through the lifeで学んで、こんなにも教養が身に着くのか」とイギリス人夫婦。
ライフを通して……「日常生活を通して」かな「人生を通じて」とも解釈できるね。 彼らが育って来た環境には、まず大家族がいて村という地域コミュニティーがある。 子供の頃から畑を耕して、家畜を育ててと、家族の一員として家の営みを担ってきているね。 そんな日常生活で、いろんな人達と関わって学んで来たのだろうね。
日本はもちろん世界に羨ましがられる程に、義務教育の環境が整っているけど、“Through the life”で学ぶ機会、“Community”から学ぶ機会はどうなのかな? 教育が大切なのは間違いないけど、ただ学校に行けば良いという事でもないよね。
今の日本。特に都会では生活を通して、感謝、信仰、道徳観を学んで、繋がりを感じる感性を身に着ける大切な機会を失ってきているよね。
なんだか月明りの砂丘、焚火を囲んで話しているうちに “人はいつどこで大切なことを学び、身に着けていくのだろう?” という素朴なテーマを深堀していました。
砂漠は夕陽が落ちると急に寒くなる。 英国人夫妻は、夕食後にジープで帰っていきました。
私達、砂丘で寝るとは聞いていたけど…… あれ?テントもタープもないのね? 砂の上にマットを敷いてブランケットをかけるだけ?
風ないし、雨降らないし、空気が乾燥していて夜露も降りないから大丈夫!
満天の星を眺めながら眠る…眠れなーい! 星を数え続けちゃったわよ(笑)
翌朝は砂丘でのサンライズを拝みつつ、ゆっくり散策してからラクダに乗って帰路につきました。
また来たいね。 お尻が痛くならないようにクッションを足して、ロングサファリに行ってみたい!
元アミナコレクション商品本部長の伸とヨガ先生まこの仲良し夫婦。 息子二人はそれぞれ結婚していて可愛い孫娘が一人。 生活の様な旅(旅の様な生活?)をイメージして早期退職、翌日からネパールロングステイ。 次はどこに行くかはおたのしみ!
皆さん、ナマステ!
【ノマド夫婦 nomadhoof】
伸
まこ
仕入旅ならタダで海外に行けるかも!と
アミナコレクションで33年勤めた元パックパッカーが、
現役パックパッカーになりました。
ヨガの先生。パックパッカー生活は初めて。
目次
キャメルサファリの始まり
伸
ラクダに乗って砂丘に行こう!
今晩は砂丘で野宿して、明日またラクダに乗って帰ってくるツアーね。
まこ
めちゃめちゃ楽しみ~!
伸
待ち合わせのジープ乗り場に到着。
まこ
私達より一回り位は年上かな? ジープには上品な感じの英国人夫妻が乗っていました。
ご夫妻と私達、4人のツアーが始まります。
伸
ジャイサルメールをジープで出発して、郊外の遺跡などを巡りながらラクダが待つ村に向かいます。
まこ
道中、私のカタコト英語で話しかけると、
「自分達は外国語が全く喋れないのに、皆さん、英語を学んで、私達の母国語で話してくれてありがとう!」
と英国人夫妻。
伸
英語を母国語としている人からこんな風に言ってもらえると、とっても楽な気持ちで話せるね。
まこ
焦らないで、ゆっくり話せばいいんだよね!
伸
荒涼とした茶色い世界になって来たね。
まこ
あそこにラクダが二頭と、ラクダ使いのお兄さんらしき人がいるよ。
伸
ラクダ使いの事を”キャメルワラ”って呼ぶんだよ。サファリツアーガイドも兼ねているね。
まこ
ご夫妻はラクダに乗らず、このままジープで砂丘に行って宿泊せずに街に戻るコースらしいわね。
伸
大きいラクダがお父さん、小さいラクダが息子君らしいよ。どっちに乗りたい?
まこ
二頭とも、とってもイケメン!うーん、息子ラクダちゃんでお願いします。
伸
ターバンを巻いてもらって、さあ出発!
まこ
マハラジャみたい♥
まこ
ラクダに乗るのは二回目だけど、長距離のサファリは初めて。
ラクダは脚が長いので、私が座っている位置がとにかく高い!
ラクダが歩くリズムがなかなかつかめない...振り落とされそうでちょっと怖い..
でも、乗り始めて10分も経つと慣れて来たかな、景色も綺麗でなんだか楽しい!
そして、30分も経つとお尻が痛―い(笑)
伸
キャメルワラの兄さん達は、この村の人らしいね。
ラジャスタン地方のマルワリ語が母語。そして、ヒンディー語も英語も結構上手。
サファリのお客さんと話しながら覚えたらしいよ。
道中、英語とヒンディー語ミックスでのお喋りが楽しい!
砂丘に到着 砂漠飯、満月の明かり
伸
荒野を歩くこと一時間半。砂丘が見えて来たね。
まこ
サファリ中は、ずっとラクダの後頭部を見ていたので、到着して真正面から顔を見たら、
なんて可愛い!♥くちびる♥
伸
ここで英国人夫妻と合流。
これからサンセットタイム、そして砂丘でのディナータイムだね。
まこ
砂丘を散歩して、美しいサンセットを見られたね。
伸
キャメルワラ兄さんたちが、焚火をしながら夕食の準備をしてくれている。
まこ
手際よく、野菜カレー、チャパティー。お米も炊いてくれたね。
伸
ひとつだけ大きなチャパティーを焼いているなと思っていたら、ハチミツやチーズをトッピングして、砂漠のバースデイケーキを作ってくれました。
ありがとう!
満月の明かりの下、砂丘での誕生日会って最高!
Learning through the life「学校には行かなかった、ライフを通して学んできたよ」
伸
キャメルワラ兄さん達、英国人夫妻と私達、焚火を囲んでの砂丘ディナータイム。
まこ
英国人ご夫妻は、知りたい事を遠慮なくどんどん聞いていくね。
伸
うん、最初は戸惑ったけど、これが新鮮な体験になったね。
「英語をどうやって覚えたの?」
「どうしてキャメルツアーガイドになったの?」
「カーストの中ではどんなポジションなの?」
「モスリムの村の人とは交流があるの?」
「学校には通ったの?」
まこ
そうそう、それでキャメルワラの兄さん達も、淡々とひとつひとつの質問に、シンプル英単語の組み合わせで答えてくれたね。
伸
自分達の生い立ちや生活について、堂々と説明する若者達に夫妻もすっかり感心していたね。
学校には行ったことないという彼らに
「英語も上手だし、自国の事をしっかり説明できるだけでなく、自分の意見もしっかり言えている。その教養はいつどこで身に着いたの?」
と追加質問。
まこ
「Through the lifeで学んで来たよ」って答えていたよね、兄さん達。
伸
「Through the lifeで学んで、こんなにも教養が身に着くのか」とイギリス人夫婦。
ライフを通して……「日常生活を通して」かな「人生を通じて」とも解釈できるね。
彼らが育って来た環境には、まず大家族がいて村という地域コミュニティーがある。
子供の頃から畑を耕して、家畜を育ててと、家族の一員として家の営みを担ってきているね。
そんな日常生活で、いろんな人達と関わって学んで来たのだろうね。
まこ
日本はもちろん世界に羨ましがられる程に、義務教育の環境が整っているけど、“Through the life”で学ぶ機会、“Community”から学ぶ機会はどうなのかな?
教育が大切なのは間違いないけど、ただ学校に行けば良いという事でもないよね。
伸
今の日本。特に都会では生活を通して、感謝、信仰、道徳観を学んで、繋がりを感じる感性を身に着ける大切な機会を失ってきているよね。
なんだか月明りの砂丘、焚火を囲んで話しているうちに
“人はいつどこで大切なことを学び、身に着けていくのだろう?”
という素朴なテーマを深堀していました。
伸
砂漠は夕陽が落ちると急に寒くなる。
英国人夫妻は、夕食後にジープで帰っていきました。
まこ
私達、砂丘で寝るとは聞いていたけど……
あれ?テントもタープもないのね?
砂の上にマットを敷いてブランケットをかけるだけ?
伸
風ないし、雨降らないし、空気が乾燥していて夜露も降りないから大丈夫!
まこ
満天の星を眺めながら眠る…眠れなーい!
星を数え続けちゃったわよ(笑)
伸
翌朝は砂丘でのサンライズを拝みつつ、ゆっくり散策してからラクダに乗って帰路につきました。
まこ
また来たいね。
お尻が痛くならないようにクッションを足して、ロングサファリに行ってみたい!
筆者プロフィール:ノマド夫婦 伸&まこ
元アミナコレクション商品本部長の伸とヨガ先生まこの仲良し夫婦。
息子二人はそれぞれ結婚していて可愛い孫娘が一人。
生活の様な旅(旅の様な生活?)をイメージして早期退職、翌日からネパールロングステイ。
次はどこに行くかはおたのしみ!