奄美大島 風早丸との出会い

【奄美大島 自然と暮らす海上生活】
奄美大島の美しい自然の中、手作りの木造ヨット“風早丸”で海上生活をする、TAO、あやはっぴーの日常をお届けします。
今回は船長TAOさんが、風早丸との出会いについて語ってくれました。
過去の記事は  コチラ  です。


"なおすなら乗っていいよ〜"
2019の年末に龍ちゃんからこんな話があって、その瞬間、心はワクワク全開になった!

初めて風早丸に出会った日は、2019年2月。
長崎〜沖縄の回航(船を運ぶお仕事)に参加して、加計呂麻島に寄港した時だった。

その数日前、大雨&強風を屋久島の港で凌いでいた。ヨットに興味深々な僕は、海外の中古艇サイトでありとあらゆるヨットをシラミ潰しにチェックしていた。

"木造船ってカッコいいな〜"
"カタマラン(双胴船)カッコいいな〜"

ん?木造のカタマランヨットはあるのかな。
龍ちゃんが教えてくれたのが、ハワイのホクレア号とJames wharram designだった。

※ホクレア号とは…
古代の伝統的な航海術を再現したヨット。 古代ポリネシア人たちがヨットに乗って島々を渡り、ハワイにたどり着いたということを、科学的に立証する目的のため、建造された。

※James wharram designとは…
JamesWharramさんが自ら設計した船で世界中を旅しながら、その設計図を各地で売り渡った。

"ヨットの先人たちは、なんてカッコいい人生をおくっているんだろう〜"

そう感じていた瞬間、
"俺の持ってる船のもう1艇はJamesWarramDesignだよ。海賊長のヤマさんが作った船なんだ。"
"!!!!!"

そうして辿り着いた加計呂麻島で出会った風早丸には、マスト(ヨットについている柱。帆を展開する為に必要)が無かった。
どうやらレース中にオーバーセイル(風を受け過ぎる)して、ひっくり返して沈んだのを引き上げたとのこと。
その際にマストが海底に引っかかって折れたらしい。

確かにダメージは受けていたものの、船体のフォルムは美しくて、
"この船を見て酒が飲める"
と言った龍ちゃんの気持ちが良くわかった。

まさに、僕が求めていた理想のヨットだったのだ。

次回につづく…


【Instagram】
風早丸       @spirit_kazahaya
あやはっぴー       @aya__happy
風早丸のカメラマン     @smilistnaoki0424


【風早丸Youtube】       sailing Spirit Kazahaya



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