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今回紹介する天然石は、癒しと浄化の力を持った人気の高い石、『セレナイト』です。疲労がたまって念入りに癒されたい時や、特にお浄めや厄払いの力を借りたい年末のお掃除のタイミングなど、ここぞというときに頼りになってくれるセレナイトの魅力を余すことなく紹介していきます。
白く繊細な見た目のセレナイト。その月の光のように優しいシルキーな色と輝きに惹かれる方も多いはず。
実は、「セレナイト」というのは正式な鉱物名ではなく、ジプサムという石膏(石膏)の中でも透明度が高いものがセレナイトと呼ばれています。
セレナイトの仲間に、砂漠の薔薇ことデザートローズがいます。 デザートローズは、セレナイトローズとも呼ばれるようです。ふたつの石を見比べると、見た目こそまったく違えど、その石肌から親族であると納得させられるので面白いです。
「セレナイト」という名前はギリシャ神話に登場する『月の女神セレーネ』が由来とされます。 日本の月の神様といえば、月読命(ツクヨミ、もしくはツキヨミ)ですね。月読命は夜を統べる王のような印象ですが、セレーネは違います。
セレーネは額に月の飾りを着けた絶世の美女であり、全能の女神、とも呼ばれるようです。恋多き女神でもあり、想い人の願いを叶え、毎夜彼のもとへ抱き締めに向かうなど、なかなか健気で行動的な女神様です。
月は、太陽と共にあり、常に私たちを天空から優しく見守ってくれています。 そんな彼女の名を冠したセレナイトは、まさに全能の石として効果を発揮するのです。
セレナイトの輝きは、他の鉱物とみても稀な輝きを見せてくれます。 セレナイトの結晶系は、細長い繊維状の形で結晶化おり、その断面や内部を見ると一定の方向に並んだ細い線が見えます。 その細かい結晶によって、セレナイト独特の輝きや質感が生み出されているのです。
石膏といえば、美術の授業やアーティストにより彫刻として親しまれたり、医療現場ではギプスとして使用されたりと、私たちの身近に存在する鉱物ですね。 彫刻やギプスなどは、石膏の柔らかさを活かしてのことですが、宝石としてはその柔らかさが少し欠点にもなります。
セレナイトがビーズパーツとして使用されることが少ないのは、人の爪で弾くと傷がついたり、剥がれてしまうほどに脆い素材だからですね。 衝撃で割れてしまう、なんてこともあるので、扱いには注意しましょう。
セレナイトの魅力ひとつめは『浄化力』です。セレナイト特有の繊細さからもわかるように、その浄化力は周囲への優しさそのもの。 ゆったりと包み込むように浄めてくれるその力は、普段は気づかないところにまで行き届いてくれます。
さて、浄化・浄めの石というと、最も有名な石はやはり水晶(クリスタル)ではないでしょうか。クリスタルはその無垢な体に清廉な浄化の力を宿し、持ち主・空間・ほかの石など、場面を問わずに浄めてくれます。 お手入れもしやすく、流通も多い親しみ深い石。その手軽さから、水晶を持っている方は多いことでしょう。
しかし、セレナイトも浄化の石…。けっきょくどっちを持てばいいの? のちほど、ふたつの石の違いを紹介します。
セレナイトの魅力ふたつめは『ヒーリング』です。 ヒーリングといえば、石好きの方ならばまず『三大ヒーリングストーン』が思い浮かぶのではないでしょうか。
三大ヒーリングストーンとは、
の三種類の石のことで、それぞれ強い癒し効果を備えています。
三大ヒーリングストーンは、主に精神面に働き掛けてくれるといわれています。疲弊した心に特効薬としてスギライトを!なんて方も少なくないことでしょう。
セレナイトはその中に名を連ねてはいませんが、実は強い癒しの力を隠し持っているのです。 それこそが、鎮静作用です。 昂った心を鎮め、リラックスを促してくれます。
これは同じ月の名前を持つ、ムーンストーンと働き掛けが似ているかもしれません。
夜空に浮かぶ月は、優しく私たちを照らしてくれます。そんな月、そしてその化身であるセレーネのように、ゆっくりと囁くようにして癒してくれるのです。
三大ヒーリングストーンは、それぞれ癒しの力の強さや効果時間が異なります。
対してセレナイトは、月がいつでもそこにあるように、ふと気づいたときに「落ち着きなさい」と諭して癒してくれるようなイメージです。
ひと言でヒーリングストーンと言っても、それぞれに特徴があり『今、私が必要としている石』はいつも同じではありません。三大ヒーリングストーンのうちのひとつが良いときもあれば、セレナイトのような優しさが必要なときもあるかもしれません。 そのときに必要な癒しを、見比べてみてくださいね。
優れた浄化力を持つセレナイトは、浄化プレートとしてもおすすめです。 岩座では、ボウル型のうつわや、六角形・四角形など様々な形を取り揃えております。
優しい白色のうつわはどんな天然石の色合いにも合います。
特に人気なのが「セレナイトタワー」とよばれる原石です。 インテリアとして置くのももちろんですが、セレナイトタワーの下や中に光を入れ、ライトとして飾るのもおすすめです。優しい光が部屋を照らしてくれることでしょう。
セレナイトと水晶の違いを端的に述べると、浄化を及ぼす力の範囲になります。
先ほど、水晶は「場面を問わずに浄めてくれる」といいましたが、それは水晶が様々な形・色・加工された姿を持っているからです。このシーンではこの水晶、と選ぶのが楽しいのも水晶の長所。
その点、セレナイトはそのままの姿で様々な場面に働き掛けます。 石膏ですので、特にインテリアとして優れた見た目に加工されることが多いセレナイト。その見た目から、空間の浄化に適していると考えられるかもしれません。 それも間違いではないのですが、空間だけでなく、その場にいる人・石、それぞれを浄めてくれます。 さすがは万能の女神の名を持つセレナイト……侮れません。
水晶とセレナイト、どちらを使うべきかはどのように使いたいかで選ぶと良いでしょう。
・シーンごとに使い分けたいならば『水晶』
・バランスよく満遍なく使いたいならば『セレナイト』
など、実際にあなたがその石を持っているところをイメージすると、わかりやすいかもしれません。
セレナイトを浄化させたいときは、以下の方法がおすすめです。
相性の良い浄化法
相性の悪い浄化法
セレナイトの魅力である、包み込むような癒しの力は、なんだか心がふわふわ、そわそわと、落ち着かなくなる時にこそ頼りがいがあります。まずはセレナイトの力で気持ちを落ち着け、家や目に付く場所を隅々まで浄化してみましょう。
心地よい空間には、きっとセレーネのように麗らかな神様が……もしくは、月読命がツキとともに訪れてくれるかもしれません。
好きな石:神居古潭石 座右の銘:明日死ぬと思って生きよ
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銀河系の力を秘めた石?ラブラドライトの意味や効果とは
岩座の原石はどうやって仕入れられている?▼
ツーソン初出張記
今回紹介する天然石は、癒しと浄化の力を持った人気の高い石、『セレナイト』です。
疲労がたまって念入りに癒されたい時や、特にお浄めや厄払いの力を借りたい年末のお掃除のタイミングなど、ここぞというときに頼りになってくれるセレナイトの魅力を余すことなく紹介していきます。
目次
セレナイトの基本情報
白く繊細な見た目のセレナイト。その月の光のように優しいシルキーな色と輝きに惹かれる方も多いはず。
実は、「セレナイト」というのは正式な鉱物名ではなく、ジプサムという石膏(石膏)の中でも透明度が高いものがセレナイトと呼ばれています。
セレナイトの仲間に、砂漠の薔薇ことデザートローズがいます。
デザートローズは、セレナイトローズとも呼ばれるようです。ふたつの石を見比べると、見た目こそまったく違えど、その石肌から親族であると納得させられるので面白いです。
セレナイトの名は月の女神から?
「セレナイト」という名前はギリシャ神話に登場する『月の女神セレーネ』が由来とされます。
日本の月の神様といえば、月読命(ツクヨミ、もしくはツキヨミ)ですね。月読命は夜を統べる王のような印象ですが、セレーネは違います。
セレーネは額に月の飾りを着けた絶世の美女であり、全能の女神、とも呼ばれるようです。恋多き女神でもあり、想い人の願いを叶え、毎夜彼のもとへ抱き締めに向かうなど、なかなか健気で行動的な女神様です。
セレーネと羊飼いのエンディミオンを描いた絵画
月は、太陽と共にあり、常に私たちを天空から優しく見守ってくれています。
そんな彼女の名を冠したセレナイトは、まさに全能の石として効果を発揮するのです。
セレナイトの、天然石としての特徴
独特な輝き・質感
セレナイトの輝きは、他の鉱物とみても稀な輝きを見せてくれます。
セレナイトの結晶系は、細長い繊維状の形で結晶化おり、その断面や内部を見ると一定の方向に並んだ細い線が見えます。
その細かい結晶によって、セレナイト独特の輝きや質感が生み出されているのです。
柔らかく、繊細
石膏といえば、美術の授業やアーティストにより彫刻として親しまれたり、医療現場ではギプスとして使用されたりと、私たちの身近に存在する鉱物ですね。
彫刻やギプスなどは、石膏の柔らかさを活かしてのことですが、宝石としてはその柔らかさが少し欠点にもなります。
セレナイトがビーズパーツとして使用されることが少ないのは、人の爪で弾くと傷がついたり、剥がれてしまうほどに脆い素材だからですね。
衝撃で割れてしまう、なんてこともあるので、扱いには注意しましょう。
パワーストーンとしての魅力・効果
優れた浄化力
セレナイトの魅力ひとつめは『浄化力』です。セレナイト特有の繊細さからもわかるように、その浄化力は周囲への優しさそのもの。
ゆったりと包み込むように浄めてくれるその力は、普段は気づかないところにまで行き届いてくれます。
さて、浄化・浄めの石というと、最も有名な石はやはり水晶(クリスタル)ではないでしょうか。クリスタルはその無垢な体に清廉な浄化の力を宿し、持ち主・空間・ほかの石など、場面を問わずに浄めてくれます。
お手入れもしやすく、流通も多い親しみ深い石。その手軽さから、水晶を持っている方は多いことでしょう。
しかし、セレナイトも浄化の石…。けっきょくどっちを持てばいいの?
のちほど、ふたつの石の違いを紹介します。
優しく広がる鎮静作用
セレナイトの魅力ふたつめは『ヒーリング』です。
ヒーリングといえば、石好きの方ならばまず『三大ヒーリングストーン』が思い浮かぶのではないでしょうか。
三大ヒーリングストーンとは、
の三種類の石のことで、それぞれ強い癒し効果を備えています。
三大ヒーリングストーンは、主に精神面に働き掛けてくれるといわれています。疲弊した心に特効薬としてスギライトを!なんて方も少なくないことでしょう。
セレナイトはその中に名を連ねてはいませんが、実は強い癒しの力を隠し持っているのです。
それこそが、鎮静作用です。
昂った心を鎮め、リラックスを促してくれます。
これは同じ月の名前を持つ、ムーンストーンと働き掛けが似ているかもしれません。
夜空に浮かぶ月は、優しく私たちを照らしてくれます。そんな月、そしてその化身であるセレーネのように、ゆっくりと囁くようにして癒してくれるのです。
三大ヒーリングストーンは、それぞれ癒しの力の強さや効果時間が異なります。
対してセレナイトは、月がいつでもそこにあるように、ふと気づいたときに「落ち着きなさい」と諭して癒してくれるようなイメージです。
ひと言でヒーリングストーンと言っても、それぞれに特徴があり『今、私が必要としている石』はいつも同じではありません。三大ヒーリングストーンのうちのひとつが良いときもあれば、セレナイトのような優しさが必要なときもあるかもしれません。
そのときに必要な癒しを、見比べてみてくださいね。
おすすめのセレナイトの使い方
浄化のうつわとして
優れた浄化力を持つセレナイトは、浄化プレートとしてもおすすめです。
岩座では、ボウル型のうつわや、六角形・四角形など様々な形を取り揃えております。
優しい白色のうつわはどんな天然石の色合いにも合います。
インテリアとして
特に人気なのが「セレナイトタワー」とよばれる原石です。
インテリアとして置くのももちろんですが、セレナイトタワーの下や中に光を入れ、ライトとして飾るのもおすすめです。優しい光が部屋を照らしてくれることでしょう。
セレナイトと水晶の使い分けについて
セレナイトと水晶の違いを端的に述べると、浄化を及ぼす力の範囲になります。
先ほど、水晶は「場面を問わずに浄めてくれる」といいましたが、それは水晶が様々な形・色・加工された姿を持っているからです。このシーンではこの水晶、と選ぶのが楽しいのも水晶の長所。
その点、セレナイトはそのままの姿で様々な場面に働き掛けます。
石膏ですので、特にインテリアとして優れた見た目に加工されることが多いセレナイト。その見た目から、空間の浄化に適していると考えられるかもしれません。
それも間違いではないのですが、空間だけでなく、その場にいる人・石、それぞれを浄めてくれます。
さすがは万能の女神の名を持つセレナイト……侮れません。
水晶とセレナイト、どちらを使うべきかはどのように使いたいかで選ぶと良いでしょう。
・シーンごとに使い分けたいならば『水晶』
・バランスよく満遍なく使いたいならば『セレナイト』
など、実際にあなたがその石を持っているところをイメージすると、わかりやすいかもしれません。
セレナイトの手入れ・浄化方法
セレナイトを浄化させたいときは、以下の方法がおすすめです。
相性の良い浄化法
相性の悪い浄化法
まとめ:その年の締めくくりに
セレナイトの魅力である、包み込むような癒しの力は、なんだか心がふわふわ、そわそわと、落ち着かなくなる時にこそ頼りがいがあります。
まずはセレナイトの力で気持ちを落ち着け、家や目に付く場所を隅々まで浄化してみましょう。
心地よい空間には、きっとセレーネのように麗らかな神様が……もしくは、月読命がツキとともに訪れてくれるかもしれません。
ライタープロフィール:Gagiu
好きな石:神居古潭石
座右の銘:明日死ぬと思って生きよ
唯一無二の輝きを持つラブラドライドを解説!▼
銀河系の力を秘めた石?ラブラドライトの意味や効果とは
岩座の原石はどうやって仕入れられている?▼
ツーソン初出張記