奄美大島 ヨットと出会い

今週はいつものayahappyの代わりに、船長Taoが執筆しています。

何かにハマる瞬間は、心が踊り、瞳孔が開き、脳が覚醒するということが起きる。

より大事なことはその何かより、誰から伝わるかということかもしれない。

ヨットもそうだった。

美しい沖縄の離島に住んでいた時に、ある男が現れた。
50代の男前。島の人ではない。観光客の雰囲気はない。白髪ロン毛で誰よりも黒い。金持ちにも見えるが、ど貧乏にも見えた。ハダシだったから。

 

おっちゃん何の人??

 

俺は~ヨットだよ~

仲間には龍ちゃんって呼ばれてるよ~

 

それが龍ちゃんとの出会いだった。

龍ちゃんの船ラフィキで基本的な操船方法を教わった。(ほとんど見て覚えた)
3ヶ月間一緒に過ごしたうちの2週間は長崎~沖縄の回航(船を運ぶ仕事)を経験して、何に注意すべきかを学んだ。
 

真後ろから風とウネリを受けて船でサーフィンしながら九州を下った。
夜光虫で船の周りが光っていたこともあった。クジラが真横に現れたこともあった。

そして大島海峡の楽園に到着した。

 

いつも居るところだよ~と言って上陸して、ビーチから見た景色は絶景!

男とこんなに長くいるのは初めてだと言って笑っていた。
見渡す限り海で男2人きり(笑)こんな美しいところに美女がいないなんておかしい!心の底からそう思った。

 

この航海で龍ちゃんにヨットにハメられた。
そして初めて人に憧れた!

―出会いから3年―
”お兄さんは何者?”と聞かれると”俺はヨットの人だよ~”と答えている。 
自分がヨットで海上生活している最も若い世代。
龍ちゃんやそれ以前の世代の皆さんから受け継いだこの文化を、次世代にも繋げていきたいと思う。


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