人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
チャイハネの出張は最高に面白い。
インドやネパール、タイやバリ、といった空港に着くと、 そこからホテルに向かう車でテンションが一気に上がる。 目に飛び込んでくる異文化満載の景色に五感が圧倒される。 ワクワクする。
年間延べ100名を超える出張メンバーを送り出し、生産者とも顔を合わせる。 技術が発達してもメールだけではつながれない何かがある。 お互いの信頼から、メーカーからも良い商品を産み出したいというモチベーションは引き出される。
そうやって現地で高揚し、現地で現地ならではのモチーフや素材を拾い上げながら、生産者との切磋琢磨で商品につながっていく。
それは今もあまり変わってない。とてもエキサイティングだ。
アミナコレクションでは、コロナ禍の世の中になる前までは100名を超える出張メンバーが心揺さぶられる可愛い商品を発掘すべく、世界各国へと足を運んでいました。
一日でも早く、また世界各国へと飛び立てる日が来ることを願って、空飛ぶ企画室第六弾の今回は、アミナコレクション雑貨デザイナー奥原の、ネパール出張記をお送りいたします!
2016年12月。初めての海外出張はネパールでした。この時期は、昼は暖かく、夜は少し肌寒い、とても過ごしやすい気候でした。 道に野良犬はもちろん、野良牛もたくさんいます。何人も一緒に乗ったバイク、中から人が溢れ出ているバス、鳴り響くクラクション など、テレビで見たことのある光景が広がっていました。想像はしていたけれど、こんなにも日本と交通整備が違うなんて…! とカルチャーショックではなく、何故かとてもワクワクしました。
企画部の出張は、メーカーさんと直接会い、今作ってもらっているサンプルのチェック、条件などのすり合わせ、現地企画(私が最も好きな作業!)が主な仕事です。また、メーカーさんの計らいで、工場見学へも行きます。
今回は、工場見学の出来事をお話しします。
この日は、織りが得意なメーカーさんへ会いに行きました。その時に連れて行ってもらったのは、チャイハネの定番の商品、カラフルなボーダーが特徴のネパールシリーズの織り工場。
工場は、織り上がっている生地の大きなロールが積みあがっていたり、パタンパタンと鳴り響く手織り機、その周りでは織り職人さん達の子供達が遊んでいます。 たまに織りの手を止めて子供をあやす親の姿。あぁ、この空気の中で作られているから、温もりのある優しい商品ができるんだ……!と胸がきゅんっとなりました。
「少し織ってみるかい」と勧められ、織りの体験をさせてもらいました。
生地の端から端へシャトル(糸巻き)を伝わす為にレバーを引きます。それがなかなか難しく、引く力が弱いと途中で止まり、強過ぎると勢い余って遠くへ飛んでいってしまいます。 職人さん達は、素早い動きで織っているのに!と思いながら、わぁわぁしながら、どうにか(無理矢理)織れたのは3センチぽっち。
やれやれ とした織り職人が私の織りの出来をチェック。何を言われるか楽しみにしていた矢先……。無表情のまま、とてつもないスピードで、私の織った部分を解いていきます。「ええぇえ!!」と驚きが声に出てしまいました。
あの職人さんの無表情、スピードは今でも忘れる事ができません。
けれど、職人さんの厳しいチェックの中で、商品が作られていると思うと安心した工場見学でした。
空飛ぶ企画室
チャイハネの出張は最高に面白い。
インドやネパール、タイやバリ、といった空港に着くと、
そこからホテルに向かう車でテンションが一気に上がる。
目に飛び込んでくる異文化満載の景色に五感が圧倒される。
ワクワクする。
年間延べ100名を超える出張メンバーを送り出し、生産者とも顔を合わせる。
技術が発達してもメールだけではつながれない何かがある。
お互いの信頼から、メーカーからも良い商品を産み出したいというモチベーションは引き出される。
そうやって現地で高揚し、現地で現地ならではのモチーフや素材を拾い上げながら、生産者との切磋琢磨で商品につながっていく。
それは今もあまり変わってない。とてもエキサイティングだ。
アミナコレクションでは、コロナ禍の世の中になる前までは100名を超える出張メンバーが心揺さぶられる可愛い商品を発掘すべく、世界各国へと足を運んでいました。
一日でも早く、また世界各国へと飛び立てる日が来ることを願って、空飛ぶ企画室第六弾の今回は、アミナコレクション雑貨デザイナー奥原の、ネパール出張記をお送りいたします!
ネパールの織り工場へ!
2016年12月。初めての海外出張はネパールでした。この時期は、昼は暖かく、夜は少し肌寒い、とても過ごしやすい気候でした。
道に野良犬はもちろん、野良牛もたくさんいます。何人も一緒に乗ったバイク、中から人が溢れ出ているバス、鳴り響くクラクション など、テレビで見たことのある光景が広がっていました。想像はしていたけれど、こんなにも日本と交通整備が違うなんて…! とカルチャーショックではなく、何故かとてもワクワクしました。
企画部の出張は、メーカーさんと直接会い、今作ってもらっているサンプルのチェック、条件などのすり合わせ、現地企画(私が最も好きな作業!)が主な仕事です。また、メーカーさんの計らいで、工場見学へも行きます。
今回は、工場見学の出来事をお話しします。
この日は、織りが得意なメーカーさんへ会いに行きました。その時に連れて行ってもらったのは、チャイハネの定番の商品、カラフルなボーダーが特徴のネパールシリーズの織り工場。
工場は、織り上がっている生地の大きなロールが積みあがっていたり、パタンパタンと鳴り響く手織り機、その周りでは織り職人さん達の子供達が遊んでいます。
たまに織りの手を止めて子供をあやす親の姿。あぁ、この空気の中で作られているから、温もりのある優しい商品ができるんだ……!と胸がきゅんっとなりました。
「少し織ってみるかい」と勧められ、織りの体験をさせてもらいました。
生地の端から端へシャトル(糸巻き)を伝わす為にレバーを引きます。それがなかなか難しく、引く力が弱いと途中で止まり、強過ぎると勢い余って遠くへ飛んでいってしまいます。
職人さん達は、素早い動きで織っているのに!と思いながら、わぁわぁしながら、どうにか(無理矢理)織れたのは3センチぽっち。
やれやれ とした織り職人が私の織りの出来をチェック。何を言われるか楽しみにしていた矢先……。無表情のまま、とてつもないスピードで、私の織った部分を解いていきます。「ええぇえ!!」と驚きが声に出てしまいました。
あの職人さんの無表情、スピードは今でも忘れる事ができません。
けれど、職人さんの厳しいチェックの中で、商品が作られていると思うと安心した工場見学でした。