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厄年とは、人の一生の中で災難が降りかかりやすいと言われている年齢のことです。 日本では昔から厄年に神社やお寺で厄払いや厄除けをしてもらう風習がありますが、いつ受けたらよいのでしょうか?
そこで今回は、男女別の厄年や厄年の過ごし方などについて詳しく紹介していきましょう。
「厄年」とは、人生の中で、肉体的・精神的・社会的に大きな変化があり、厄災が起こりやすいと考えられている年齢のことです。 日本では昔から厄年には神社でお祓いをしてもらうという風習がありますが、この風習はいつから始まったのでしょうか。
厄年の由来は陰陽道にあるとされていますが、定かではありません。
厄年の風習もいつから始まったのかはよく分かっていませんが、「源氏物語」の中で紫の上が37歳の厄年に加持祈祷を受けたというエピソードがあるため、平安時代には厄年の風習があったと考えられます。 平安時代には貴族が毎年厄除けの加持祈祷を行っていたとされていますが、その後人の一生の中で社会的に転換する年齢や、身体的・精神的に変化し体調を崩しやすいとされる年齢のみに厄払いをするという風習に変わっていったといわれています。
ほかにもさまざまな説があり、中には語呂合わせが厄年の年齢の由来というものもあります。
厄年は元々神祭りを行う役を受ける「役年」であったという説もあります。 昔の日本では、各村の村人たちが協力して氏神様のお祭りを行っており、決まった年齢になると神様にお仕えする大事な役目を任されていました。
神様のお仕え役をするためには、病気や怪我、そのほかのトラブルを避けるために行動を慎しんで身を清める必要があり、「役年」には厄払いをして言動に注意して過ごさなければなりませんでした。 この風習が由来となって後に「厄年」になったとされています。
厄年は、男性が数えで25歳・42歳、61歳、女性が19歳、33歳、37歳、61歳の年になります。 これらの年齢を「本厄」と呼び、その前年を「前厄」、翌年を「後厄」といいます。
「前厄」とは、厄の前兆があるとされ、少しずつ厄年に向かっていくといわれている年で、「厄入り」とも呼ばれます。 「本厄」とは、最も厄が表れるとされている年です。 「後厄」とは、厄が徐々に薄れていくとされている年で、「厄晴れ」とも呼ばれています。
数え年とは、生まれた時点で1歳とし、以後は新年を迎えるたびに1歳ずつ年を重ねる数え方です。 数え年を計算したい場合は、その年の満年齢に1を加える必要があります。
たとえば、10月に誕生日を迎える人が4月に自分の数え年を知りたい場合「現在の年齢+2」となり、11月に知りたいと思った場合「現在の年齢+1」となります。
「大厄」とは、厄年の中でも最も注意すべきとされる年で、男性は42歳、女性は33歳が大厄にあたります。 大厄が42歳と33歳になったのは、「42(死に)」「33(散々)」という語呂合わせが由来といわれています。
また、昔からこれらの年齢の頃に身体的・精神的に体調を崩しやすい人が多かったからという説もあります。
厄年の年齢とはいつなのでしょうか。 男女別の一覧表にしてみました。
※各年齢は「数え年」になります
厄年はなぜ男女で違うのでしょうか。これは、男女で人生の大きな変化が起きる年が違っているからです。
男性の厄年である25歳、42歳は、成長が落ち着き、結婚や仕事で役職が付くなど社会的な立場が変わって責任が重くなっていく年齢でもあります。
女性の19歳、33歳、37歳は、結婚や出産などで人生に大きな変化があったり、ホルモンバランスの影響で体調を崩しやすかったりする年齢です。 また、男女ともに61歳という厄年は、数えで「還暦」を迎える年齢と重なり、人生の大きな転換期とされています。
2026年(令和8年)の厄年は男女それぞれ次のようになります。
厄年には、体調を崩さないよう心身を大切にし、万事慎重に過ごすと良いとされています。 ここでは、厄年を過ごす際の注意点やより良く過ごす方法などについて紹介していきましょう。
厄年には、引っ越しや転職、結婚、家の新築、起業などの新しいことは避けた方がよいとされています。 その理由として、一般的に厄年のときには、災いが起きやすく、縁起が悪いと考えられてきたためです。 また、厄年は心身の転換期で体調を崩しやすかったり、責任ある立場でストレスが溜まりやすかったりとリスクが多い年齢でもあります。
ですから、新しいことや大きなことを必ず行ってはいけないというわけではなく、普段よりも慎重に物事を進めるよう心掛けるとよいでしょう。
厄年を過ごす際に重要なのは、心身共に無理をしないということです。 厄年をより良く過ごすために、次のようなことをやってみるのはどうでしょうか。
厄年を迎えたら、神社やお寺で厄除けや厄払いの祈祷を受けると良いでしょう。 昔から行われてきた儀式で必ず受ける必要はありませんが、祈祷を受けたことで精神的に安心できる人も多いので、おすすめです。
健康診断や人間ドックを受けたりして、自分の体調を知っておくと良いでしょう。 また、運動や趣味などで適度にストレスを発散し、リラックスして過ごせるようにしてください。
厄年には、普段しない場所の掃除や断捨離などをして環境を整えると良いでしょう。 気になっていた場所を掃除したり、要らないものを処分したりすることでストレスが発散でき、その後の掃除も楽になって快適に過ごせるようになるのでおすすめです。
厄年を過ごすのに1番大切なのは、厄年だからと気にし過ぎず、ポジティブな気持ちで過ごすことです。 例えば、厄年なので健康に気を付けて普段よりも運動量を増やしたら健康診断で良い結果が出た、だとか、旅行を控えてみたら、読書や映画鑑賞など家でのんびり過ごす楽しさに気づけた、のような嬉しいことや今まで知らなかった楽しみに出会えるかもしれません。 ポジティブに過ごすことでストレスを溜めることなく、心穏やかに過ごしてください。
厄年には厄払いや厄除けをする風習があります。 ここでは、神社での厄払いや持っておくと良いお守りなどについて解説していきます。
厄年は、「本厄」の年にいきなり厄が訪れるわけではなく、徐々に表れて段々と回復していくと考えられています。 そのため、前厄、本厄、後厄の3年間それぞれに厄払いのご祈祷を受けると良いとされています。
厄払いの時期は、元旦から節分までが良いとされていますが、都合のつく時期でも問題ありません。
厄払いのご祈祷を受ける際には、神社の受付で用紙に住所・氏名・祈祷内容を記入し、初穂料を納めます。 初穂料は神社によって違いますが、5,000円~10,000円が一般的です。
服装は、スーツやワンピースなどのフォーマルなものが望ましいですが、派手過ぎたり露出が多すぎたりしなければ普段着でもOKです。 但し、本殿で祈祷を受ける際に裸足で上がることは神様に失礼とされるので、必ず靴下やストッキングを履くようにしてください。
ご祈祷で頂いたお札は、神棚か家の中の高い場所に置いておくと良いでしょう。
厄を寄せ付けないようにするためには、神社やお寺で頂いたお守りを持っておくと良いでしょう。
また、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の虹と同じ七色は、厄除けの効果があるとされています。 七色は「七福神」通じる幸福の色であり、さらに「7」は「8と9」の前のあることから、「8(や)9(く)=厄」の前に立ち、厄を避ける数字だからという説もあります。 そのため、厄年には七色を使った小物やアクセサリーを身に着けるのも良いでしょう。
昔から、厄年を迎える人に、厄除けモチーフのもの・長いもの・七色のものを贈ると良いと言われています。 これらが良いとされる理由やおすすめの品などを紹介していきましょう。
厄除けのお守り代わりになるものには、勾玉やパワーストーン、鱗模様のもの、瓢箪、フクロウなどがあります。
勾玉は日本最古のお守りの一つとされ、三種の神器の一つにも数えられています。 太古の時代から厄除けや魔除けの強い力があると信じられてきた勾玉は、厄年を迎える人のお守りとしてぴったりのモチーフです。
パワーストーンの中でも、水晶やブラックオニキス、ラピスラズリ、マラカイト(孔雀石)、翡翠、タイガーアイなどが厄除けの効果があるとされ、昔からお守りとして使用されてきました。 厄年を迎える人には、これらのパワーストーンを使ったアクセサリーや小物などを身に付けられるものをおすすめします。
日本の伝統的な文様である「鱗模様(うろこもよう)」は、三角形が連続して並ぶデザインで、「厄や悪霊を退ける」意味を持ちます。 これは、鱗模様は「ヘビの鱗」を表しているとされるからです。
昔からヘビは神様のお使いだといわれていることや、脱皮することから「厄を落とす」という意味があることなどから、悪霊を退ける効果があるとされてきました。 そのため、昔から厄年を迎える人への贈り物として鱗模様の小物や着物などが選ばれてきたのです。
昔から、厄年には長いものを貰うと良いといわれています。長いものを贈るというのは「長寿を願う」という意味が込められているためです。
現在でも、厄年の贈り物に「長いもの」は定番とされ、男性にはネクタイやベルト、女性にはネックレスやスカーフなどが人気となっています。
「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の七色は、厄除けや開運に効果があるとされています。また、七つの色は「七福神」を連想させるため、厄除けや開運などの効果があるとも考えられています。
厄年とは、人生において厄災が降りかかりやすいといわれる年齢のことですが、だからといって、過度に不安に思う必要はありません。 厄年は、男女それぞれ人生の中で大きな変化が訪れやすい年齢としてとらえ、いつもよりも少しだけ慎重に丁寧に生活し、心身ともに健康に過ごすことをおすすめします。
日本特有のお守り「勾玉」について▼
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厄年とは、人の一生の中で災難が降りかかりやすいと言われている年齢のことです。
日本では昔から厄年に神社やお寺で厄払いや厄除けをしてもらう風習がありますが、いつ受けたらよいのでしょうか?
そこで今回は、男女別の厄年や厄年の過ごし方などについて詳しく紹介していきましょう。
目次
厄年とは?
「厄年」とは、人生の中で、肉体的・精神的・社会的に大きな変化があり、厄災が起こりやすいと考えられている年齢のことです。
日本では昔から厄年には神社でお祓いをしてもらうという風習がありますが、この風習はいつから始まったのでしょうか。
厄年の由来
厄年の由来は陰陽道にあるとされていますが、定かではありません。
厄年の風習もいつから始まったのかはよく分かっていませんが、「源氏物語」の中で紫の上が37歳の厄年に加持祈祷を受けたというエピソードがあるため、平安時代には厄年の風習があったと考えられます。
平安時代には貴族が毎年厄除けの加持祈祷を行っていたとされていますが、その後人の一生の中で社会的に転換する年齢や、身体的・精神的に変化し体調を崩しやすいとされる年齢のみに厄払いをするという風習に変わっていったといわれています。
ほかにもさまざまな説があり、中には語呂合わせが厄年の年齢の由来というものもあります。
厄年は元々神祭りを行う役を受ける「役年」であったという説もあります。
昔の日本では、各村の村人たちが協力して氏神様のお祭りを行っており、決まった年齢になると神様にお仕えする大事な役目を任されていました。
神様のお仕え役をするためには、病気や怪我、そのほかのトラブルを避けるために行動を慎しんで身を清める必要があり、「役年」には厄払いをして言動に注意して過ごさなければなりませんでした。
この風習が由来となって後に「厄年」になったとされています。
前厄・本厄・後厄の意味
厄年は、男性が数えで25歳・42歳、61歳、女性が19歳、33歳、37歳、61歳の年になります。
これらの年齢を「本厄」と呼び、その前年を「前厄」、翌年を「後厄」といいます。
「前厄」とは、厄の前兆があるとされ、少しずつ厄年に向かっていくといわれている年で、「厄入り」とも呼ばれます。
「本厄」とは、最も厄が表れるとされている年です。
「後厄」とは、厄が徐々に薄れていくとされている年で、「厄晴れ」とも呼ばれています。
数え年とは、生まれた時点で1歳とし、以後は新年を迎えるたびに1歳ずつ年を重ねる数え方です。
数え年を計算したい場合は、その年の満年齢に1を加える必要があります。
たとえば、10月に誕生日を迎える人が4月に自分の数え年を知りたい場合「現在の年齢+2」となり、11月に知りたいと思った場合「現在の年齢+1」となります。
大厄について
「大厄」とは、厄年の中でも最も注意すべきとされる年で、男性は42歳、女性は33歳が大厄にあたります。
大厄が42歳と33歳になったのは、「42(死に)」「33(散々)」という語呂合わせが由来といわれています。
また、昔からこれらの年齢の頃に身体的・精神的に体調を崩しやすい人が多かったからという説もあります。
男女別厄年の年齢一覧
厄年の年齢とはいつなのでしょうか。
男女別の一覧表にしてみました。
男女別厄年一覧(数え年)
(大厄)
(大厄)
※各年齢は「数え年」になります
なぜ男女で違う?
厄年はなぜ男女で違うのでしょうか。これは、男女で人生の大きな変化が起きる年が違っているからです。
男性の厄年である25歳、42歳は、成長が落ち着き、結婚や仕事で役職が付くなど社会的な立場が変わって責任が重くなっていく年齢でもあります。
女性の19歳、33歳、37歳は、結婚や出産などで人生に大きな変化があったり、ホルモンバランスの影響で体調を崩しやすかったりする年齢です。
また、男女ともに61歳という厄年は、数えで「還暦」を迎える年齢と重なり、人生の大きな転換期とされています。
【2026年版】厄年早見表
2026年(令和8年)の厄年は男女それぞれ次のようになります。
2026年(令和8年)の男性の厄年年齢早見表
2026年(令和8年)の女性の厄年年齢早見表
厄年の過ごし方・注意点
厄年には、体調を崩さないよう心身を大切にし、万事慎重に過ごすと良いとされています。
ここでは、厄年を過ごす際の注意点やより良く過ごす方法などについて紹介していきましょう。
やってはいけないこと
厄年には、引っ越しや転職、結婚、家の新築、起業などの新しいことは避けた方がよいとされています。
その理由として、一般的に厄年のときには、災いが起きやすく、縁起が悪いと考えられてきたためです。
また、厄年は心身の転換期で体調を崩しやすかったり、責任ある立場でストレスが溜まりやすかったりとリスクが多い年齢でもあります。
ですから、新しいことや大きなことを必ず行ってはいけないというわけではなく、普段よりも慎重に物事を進めるよう心掛けるとよいでしょう。
前向きに過ごすためにできること
厄年を過ごす際に重要なのは、心身共に無理をしないということです。
厄年をより良く過ごすために、次のようなことをやってみるのはどうでしょうか。
●厄除け・厄払い
厄年を迎えたら、神社やお寺で厄除けや厄払いの祈祷を受けると良いでしょう。
昔から行われてきた儀式で必ず受ける必要はありませんが、祈祷を受けたことで精神的に安心できる人も多いので、おすすめです。
●健康管理
健康診断や人間ドックを受けたりして、自分の体調を知っておくと良いでしょう。
また、運動や趣味などで適度にストレスを発散し、リラックスして過ごせるようにしてください。
●環境整備
厄年には、普段しない場所の掃除や断捨離などをして環境を整えると良いでしょう。
気になっていた場所を掃除したり、要らないものを処分したりすることでストレスが発散でき、その後の掃除も楽になって快適に過ごせるようになるのでおすすめです。
●ポジティブな気持ちで過ごす
厄年を過ごすのに1番大切なのは、厄年だからと気にし過ぎず、ポジティブな気持ちで過ごすことです。
例えば、厄年なので健康に気を付けて普段よりも運動量を増やしたら健康診断で良い結果が出た、だとか、旅行を控えてみたら、読書や映画鑑賞など家でのんびり過ごす楽しさに気づけた、のような嬉しいことや今まで知らなかった楽しみに出会えるかもしれません。
ポジティブに過ごすことでストレスを溜めることなく、心穏やかに過ごしてください。
厄払いの方法
厄年には厄払いや厄除けをする風習があります。
ここでは、神社での厄払いや持っておくと良いお守りなどについて解説していきます。
神社での厄払い祈祷
厄年は、「本厄」の年にいきなり厄が訪れるわけではなく、徐々に表れて段々と回復していくと考えられています。
そのため、前厄、本厄、後厄の3年間それぞれに厄払いのご祈祷を受けると良いとされています。
厄払いの時期は、元旦から節分までが良いとされていますが、都合のつく時期でも問題ありません。
厄払いのご祈祷を受ける際には、神社の受付で用紙に住所・氏名・祈祷内容を記入し、初穂料を納めます。
初穂料は神社によって違いますが、5,000円~10,000円が一般的です。
服装は、スーツやワンピースなどのフォーマルなものが望ましいですが、派手過ぎたり露出が多すぎたりしなければ普段着でもOKです。
但し、本殿で祈祷を受ける際に裸足で上がることは神様に失礼とされるので、必ず靴下やストッキングを履くようにしてください。
ご祈祷で頂いたお札は、神棚か家の中の高い場所に置いておくと良いでしょう。
お守りや厄除けの色を身に着ける
厄を寄せ付けないようにするためには、神社やお寺で頂いたお守りを持っておくと良いでしょう。
また、「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の虹と同じ七色は、厄除けの効果があるとされています。
七色は「七福神」通じる幸福の色であり、さらに「7」は「8と9」の前のあることから、「8(や)9(く)=厄」の前に立ち、厄を避ける数字だからという説もあります。
そのため、厄年には七色を使った小物やアクセサリーを身に着けるのも良いでしょう。
厄年におすすめのアイテム
昔から、厄年を迎える人に、厄除けモチーフのもの・長いもの・七色のものを贈ると良いと言われています。
これらが良いとされる理由やおすすめの品などを紹介していきましょう。
厄除けモチーフ
厄除けのお守り代わりになるものには、勾玉やパワーストーン、鱗模様のもの、瓢箪、フクロウなどがあります。
●勾玉
勾玉は日本最古のお守りの一つとされ、三種の神器の一つにも数えられています。
太古の時代から厄除けや魔除けの強い力があると信じられてきた勾玉は、厄年を迎える人のお守りとしてぴったりのモチーフです。
●パワーストーン
パワーストーンの中でも、水晶やブラックオニキス、ラピスラズリ、マラカイト(孔雀石)、翡翠、タイガーアイなどが厄除けの効果があるとされ、昔からお守りとして使用されてきました。
厄年を迎える人には、これらのパワーストーンを使ったアクセサリーや小物などを身に付けられるものをおすすめします。
●鱗模様
日本の伝統的な文様である「鱗模様(うろこもよう)」は、三角形が連続して並ぶデザインで、「厄や悪霊を退ける」意味を持ちます。
これは、鱗模様は「ヘビの鱗」を表しているとされるからです。
昔からヘビは神様のお使いだといわれていることや、脱皮することから「厄を落とす」という意味があることなどから、悪霊を退ける効果があるとされてきました。
そのため、昔から厄年を迎える人への贈り物として鱗模様の小物や着物などが選ばれてきたのです。
長いものを貰う
昔から、厄年には長いものを貰うと良いといわれています。長いものを贈るというのは「長寿を願う」という意味が込められているためです。
現在でも、厄年の贈り物に「長いもの」は定番とされ、男性にはネクタイやベルト、女性にはネックレスやスカーフなどが人気となっています。
七色のもの
「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」の七色は、厄除けや開運に効果があるとされています。また、七つの色は「七福神」を連想させるため、厄除けや開運などの効果があるとも考えられています。
厄年は災いが来るのではなく人生の転換期
厄年とは、人生において厄災が降りかかりやすいといわれる年齢のことですが、だからといって、過度に不安に思う必要はありません。
厄年は、男女それぞれ人生の中で大きな変化が訪れやすい年齢としてとらえ、いつもよりも少しだけ慎重に丁寧に生活し、心身ともに健康に過ごすことをおすすめします。
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