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美しさや香りの良さで人気のジャスミン。中でも英語で「アラビアンジャスミン」と呼ばれている品種は、日本では茉莉花(マツリカ)と呼ばれ、フィリピンでは国花に指定されるなど、アジア圏でも広く親しまれています。
実はこのアラビアンジャスミン、ハワイではピカケと呼ばれ、レイ(首飾り)に使われたり、結婚式で花嫁が身に付けたりする特別な花とされています。
いったいピカケはどのような花で、ハワイの人々にとってどれほど大切な意味があるのでしょうか?
ピカケ(Pikake)は、ハワイ語で「孔雀」を意味しています。ハワイ王朝のカイウラニ王女が、ピカケの花にこの名前を付けました。ピカケの花は、白く愛らしく、香りの良い小さな花です。
ピカケの学名は「Jasminum sambac(ジャスミナム・サンバック)」です。ピカケを「サンバク」と呼ぶことがありますが、それはこの「sambac」と関係していると思われます。
ピカケはモクセイ科ジャスミン属の半耐寒性常緑低木で半つる性、高さは0.5メートルから2メートルほどです。ジャスミンの仲間で、春から秋にかけて白く香りの良い花を咲かせます。花の直径は2センチメートルから3センチメートルほどで、3個から12個ぐらいの花がまとまって咲きます。
ピカケの原産地は、インドから熱帯アジアの辺りです。そのせいか、英語ではアラビアンジャスミンと呼ばれています。
ハワイには、19世紀にやって来ました。サトウキビ畑で働く目的でハワイに渡航した中国人移民によって、中国を経由で持ち込まれたと伝えられています。もうひとつ、ポリネシア人の船員がピカケを運んだという説もあります。いずれにしても、ハワイの温暖な気候に適応したピカケはあっという間に野生化し、現地に定着することになりました。
ピカケのハワイにおける歴史は浅いのですが、花の美しさと香りの良さから、王族を始めとするハワイの人々に愛され、今日では「愛と美」の象徴とみなされています。
ピカケの花言葉は「清浄無垢」「愛らしさ」「素直」「気立ての良さ」「温和」などです。白く小さくて、清楚で魅力的なピカケの花をそのまま象徴するような単語が並んでいます。その多くは伝統的な女性の美点とされているもので、女性的なイメージの花言葉です。
ピカケの歴史は、ハワイ王朝の歴史との関係で彩られています。特に王朝最後の王位継承者であったカイウラニ王女との関係が深く、以下で示すように、王女がピカケの花を非常に好んでいたことがわかります。
英語の「アラビアンジャスミン」がハワイでは何故「ピカケ」と呼ばれるようになったのでしょうか。実は「ピカケ」という名前を付けたのは、カイウラニ王女だったようです。
ピカケの花が大好きだった王女は、飼っていた孔雀にちなんで、この花をピカケと呼ぶようになりました。ピカケはpeacock(ピーコック、孔雀)のハワイ語読みです。ピカケの花の愛らしさとペットの孔雀の優美な様子が、王女の心の中で重なったのでしょう。
ハワイ王朝の王族たちもピカケの花を好みましたが、カイウラニ王女にはかないませんでした。カイウラニ王女はピカケの花を非常に愛し、自邸の庭でピカケを栽培しただけでなく、公式の席でもピカケの花を髪に飾ったり、ピカケのレイを身に付けたりしました。
カイウラニ王女は、ハワイ王朝の最後の王位継承者でした。そのため人々は次第にピカケの花を王位の象徴ととらえるようになり、特別な行事の際に、ピカケを使うようになりました。
しかしカイウラニ王女は、不幸にも1899年に若くして病気で亡くなりました。23歳という短い生涯を駆け抜けていったカイウラニ王女の人生が、ハワイの人々の心の中に、彼女が愛したピカケの花と共に、強い印象を残したのかもしれません。
ピカケは、その芳香で人々に知られています。ジャスミンの仲間らしく甘く官能的なフローラル系の香りを放っています。そのため香水・アロマオイル・ボディケア製品に加工されて、人々を楽しませています。ジャスミンティーの原材料のひとつです。
またハワイでは、伝統儀式に用いられたり、結婚式に使われたり、レイの材料に使われたりして、文化面でも大きな役割を果たしています。
ピカケの花は、優しいフローラルベースの香りがします。甘く濃厚であるにもかかわらず、軽やかで気分をリフレッシュさせる、不思議な香りです。
その魅力的な香りの主成分は「リナロール」です。フローラル系の香りでリラックス効果があります。同じようにリラックス効果があるラベンダーなどにも含まれていますが、ピカケには特に多く含まれています。
「インドール」も忘れてはいけません。ピカケのようなジャスミンの仲間に多く含まれる香り成分で、濃厚な甘さで官能的な雰囲気を演出します。
他にも「ベンジルアセテート」というフルーティーかつフローラルな成分など、多数の成分が含まれていて、香りに複雑さと奥行きを与えています。
ピカケの花の香りは、人間の心身にさまざまな良い効果をもたらすことも、知られています。
まず、リラックス効果です。ピカケに含まれているリナロールやベンジルアセテートには、ストレスを軽減して、心を落ち着かせる効果があるといわれています。そのためピカケの香りは、アロマセラピーにも利用されています。
またピカケの甘い香りには、脳内のセロトニンの分泌を促す効果があるそうです。セロトニンは幸福感を司る脳内ホルモンで、不足するとうつ症状を引き起こします。何故だかわからない重苦しい気分をポジティブなものに転換するのにも、ピカケの香りが効果的かもしれません。
ピカケの香りは、ただ精神の安定に役立つだけではありません。ジャスミンの仲間であるピカケの濃厚な香りは、人に官能的な思いをかき立てるともいわれています。ハワイにおいてピカケが「愛と美」の象徴とされているのも、そのためかもしれません。
この他にも、ピカケの香りの効能には「集中力を高める」「女性ホルモンの分泌を安定させる」「睡眠の質を良くする」など、人間に好影響をあたえるものが、そろっています。(ただし、以上の効果がどの程度まで発揮されるかは、個人によって差があります。注意してください。)
現在でも、ピカケの花はハワイでレイを作るのに用いられています。レイはハワイの伝統文化に欠かせない存在であり、その意味からも、ピカケの存在は特別です。
ハワイでレイというと、飛行機から降り立った観光客にかけられる花の首飾りを連想します。しかしこれは単なるイベントではありません。愛・友情・尊敬・歓迎など、ハワイの「アロハ」精神を体現した、立派な文化行事なのです。
ハワイにおけるレイは、単なる装飾品でありません。「アロハ」精神を表わしたり、誕生日・卒業式・結婚式など人生の節目に祝福の意味を込めて贈られたりするなど、深い文化的意義を持っています。フラダンスのショーで踊り子が身に付けるレイでさえ、「アロハ」精神の象徴です。同じフラであっても、伝統的な儀式で踊り手が身に付けるレイは、さらに深い意味を持っています。
レイにはさまざまな種類があり、花でいえばプルメリアやオーキッドが良く使われます。ピカケはこれらと比べて派手な花ではありませんが、レイの材料としてよく使われます。
ピカケレイの人気が高いのは、なによりも小さく香りの高い花を繋げて作る、その繊細な美しさのためです。そしてハワイの人々にとって、ピカケはカイウラニ王女がこの花を特に好んだように、王族や伝統文化と強い結びつきがあるからです。
ピカケは「愛と美」の象徴とみなされているため、特に結婚式で花嫁がよく用いることも、ピカケレイの人気の高さに一役かっています。フラダンス(特に伝統的なフラ)で、踊り手の動きを引き立てるために用いられることもあります。特にカイウラニ王女について踊る際にもピカケレイが用いられます。日常生活においても「特別な想い」を伝えるアイテムとして、ピカケのレイは使われます。
ピカケレイには、使う花の状態やレイの編み方によって、以下のように、いくつかのバリエーションがあります。
ピカケの花(開きかけのものを含む)をつないで作ったレイです。ピカケはプルメリアやオーキッドといった花よりも小さく繊細なので、1本のレイを作成するのに100個以上のピカケの花を必用とします。花を繋げる手間は大変ですが、その代わりでき上がったレイは繊細で香り高く仕上がります。複数本のレイを身に付けると、繊細さとゴージャスさのバランスが取れて、とても魅力的です。
レイは、首にかける本数によって、相手に伝える意味が異なります。ピカケレイの場合、1~2本だと友情の証、3~4本だとデートの誘い、5~6本だと愛情の告白を表します。7本以上の場合は結婚の際に新郎から新婦に贈るものとされています。
リコピカケレイはピカケのまだ開いていない蕾(リコ)を用いて作るレイです。開いた花を使用するピカケレイに比べて、リコピカケレイは、さらに繊細で上品な印象に仕上がります。ピカケの蕾を何重にも重ねて作るのでボリュームも十分ですが、その分ピカケレイよりも、作成の手間が何倍もかかります。
ハワイで「ピカケ」と呼ばれるアラビアンジャスミン(マツリカ)は、小さく可憐な白い花から放たれる甘く複雑な香りが特徴で、文化の上でも「愛と美」の象徴として人気です。
ピカケはハワイ王朝の若い王女の伝説に彩られ、今日でもレイに用いられるなど、その香りと花の美しさが、人々の心に深い印象を与え続けています。
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美しさや香りの良さで人気のジャスミン。中でも英語で「アラビアンジャスミン」と呼ばれている品種は、日本では茉莉花(マツリカ)と呼ばれ、フィリピンでは国花に指定されるなど、アジア圏でも広く親しまれています。
実はこのアラビアンジャスミン、ハワイではピカケと呼ばれ、レイ(首飾り)に使われたり、結婚式で花嫁が身に付けたりする特別な花とされています。
いったいピカケはどのような花で、ハワイの人々にとってどれほど大切な意味があるのでしょうか?
目次
ピカケの花とは
ピカケ(Pikake)は、ハワイ語で「孔雀」を意味しています。ハワイ王朝のカイウラニ王女が、ピカケの花にこの名前を付けました。ピカケの花は、白く愛らしく、香りの良い小さな花です。
ピカケの学名と分類
ピカケの学名は「Jasminum sambac(ジャスミナム・サンバック)」です。ピカケを「サンバク」と呼ぶことがありますが、それはこの「sambac」と関係していると思われます。
ピカケはモクセイ科ジャスミン属の半耐寒性常緑低木で半つる性、高さは0.5メートルから2メートルほどです。ジャスミンの仲間で、春から秋にかけて白く香りの良い花を咲かせます。花の直径は2センチメートルから3センチメートルほどで、3個から12個ぐらいの花がまとまって咲きます。
原産地やハワイへの伝来
ピカケの原産地は、インドから熱帯アジアの辺りです。そのせいか、英語ではアラビアンジャスミンと呼ばれています。
ハワイには、19世紀にやって来ました。サトウキビ畑で働く目的でハワイに渡航した中国人移民によって、中国を経由で持ち込まれたと伝えられています。もうひとつ、ポリネシア人の船員がピカケを運んだという説もあります。いずれにしても、ハワイの温暖な気候に適応したピカケはあっという間に野生化し、現地に定着することになりました。
ピカケのハワイにおける歴史は浅いのですが、花の美しさと香りの良さから、王族を始めとするハワイの人々に愛され、今日では「愛と美」の象徴とみなされています。
ピカケの花言葉
ピカケの花言葉は「清浄無垢」「愛らしさ」「素直」「気立ての良さ」「温和」などです。白く小さくて、清楚で魅力的なピカケの花をそのまま象徴するような単語が並んでいます。その多くは伝統的な女性の美点とされているもので、女性的なイメージの花言葉です。
ピカケの歴史
ピカケの歴史は、ハワイ王朝の歴史との関係で彩られています。特に王朝最後の王位継承者であったカイウラニ王女との関係が深く、以下で示すように、王女がピカケの花を非常に好んでいたことがわかります。
ピカケの名前の由来
英語の「アラビアンジャスミン」がハワイでは何故「ピカケ」と呼ばれるようになったのでしょうか。実は「ピカケ」という名前を付けたのは、カイウラニ王女だったようです。
ピカケの花が大好きだった王女は、飼っていた孔雀にちなんで、この花をピカケと呼ぶようになりました。ピカケはpeacock(ピーコック、孔雀)のハワイ語読みです。
ピカケの花の愛らしさとペットの孔雀の優美な様子が、王女の心の中で重なったのでしょう。
ハワイ王族との歴史的なつながり
ハワイ王朝の王族たちもピカケの花を好みましたが、カイウラニ王女にはかないませんでした。カイウラニ王女はピカケの花を非常に愛し、自邸の庭でピカケを栽培しただけでなく、公式の席でもピカケの花を髪に飾ったり、ピカケのレイを身に付けたりしました。
カイウラニ王女は、ハワイ王朝の最後の王位継承者でした。そのため人々は次第にピカケの花を王位の象徴ととらえるようになり、特別な行事の際に、ピカケを使うようになりました。
しかしカイウラニ王女は、不幸にも1899年に若くして病気で亡くなりました。23歳という短い生涯を駆け抜けていったカイウラニ王女の人生が、ハワイの人々の心の中に、彼女が愛したピカケの花と共に、強い印象を残したのかもしれません。
ピカケの香りが人気の理由
ピカケは、その芳香で人々に知られています。ジャスミンの仲間らしく甘く官能的なフローラル系の香りを放っています。そのため香水・アロマオイル・ボディケア製品に加工されて、人々を楽しませています。ジャスミンティーの原材料のひとつです。
またハワイでは、伝統儀式に用いられたり、結婚式に使われたり、レイの材料に使われたりして、文化面でも大きな役割を果たしています。
ピカケの花はどんな香り?
ピカケの花は、優しいフローラルベースの香りがします。甘く濃厚であるにもかかわらず、軽やかで気分をリフレッシュさせる、不思議な香りです。
その魅力的な香りの主成分は「リナロール」です。フローラル系の香りでリラックス効果があります。同じようにリラックス効果があるラベンダーなどにも含まれていますが、ピカケには特に多く含まれています。
「インドール」も忘れてはいけません。ピカケのようなジャスミンの仲間に多く含まれる香り成分で、濃厚な甘さで官能的な雰囲気を演出します。
他にも「ベンジルアセテート」というフルーティーかつフローラルな成分など、多数の成分が含まれていて、香りに複雑さと奥行きを与えています。
ピカケの香りの効果
ピカケの花の香りは、人間の心身にさまざまな良い効果をもたらすことも、知られています。
まず、リラックス効果です。ピカケに含まれているリナロールやベンジルアセテートには、ストレスを軽減して、心を落ち着かせる効果があるといわれています。そのためピカケの香りは、アロマセラピーにも利用されています。
またピカケの甘い香りには、脳内のセロトニンの分泌を促す効果があるそうです。セロトニンは幸福感を司る脳内ホルモンで、不足するとうつ症状を引き起こします。何故だかわからない重苦しい気分をポジティブなものに転換するのにも、ピカケの香りが効果的かもしれません。
ピカケの香りは、ただ精神の安定に役立つだけではありません。ジャスミンの仲間であるピカケの濃厚な香りは、人に官能的な思いをかき立てるともいわれています。ハワイにおいてピカケが「愛と美」の象徴とされているのも、そのためかもしれません。
この他にも、ピカケの香りの効能には「集中力を高める」「女性ホルモンの分泌を安定させる」「睡眠の質を良くする」など、人間に好影響をあたえるものが、そろっています。
(ただし、以上の効果がどの程度まで発揮されるかは、個人によって差があります。注意してください。)
ピカケとレイについて
現在でも、ピカケの花はハワイでレイを作るのに用いられています。レイはハワイの伝統文化に欠かせない存在であり、その意味からも、ピカケの存在は特別です。
ハワイとレイの関係
ハワイでレイというと、飛行機から降り立った観光客にかけられる花の首飾りを連想します。しかしこれは単なるイベントではありません。愛・友情・尊敬・歓迎など、ハワイの「アロハ」精神を体現した、立派な文化行事なのです。
ハワイにおけるレイは、単なる装飾品でありません。「アロハ」精神を表わしたり、誕生日・卒業式・結婚式など人生の節目に祝福の意味を込めて贈られたりするなど、深い文化的意義を持っています。フラダンスのショーで踊り子が身に付けるレイでさえ、「アロハ」精神の象徴です。同じフラであっても、伝統的な儀式で踊り手が身に付けるレイは、さらに深い意味を持っています。
ピカケレイが人気の理由
レイにはさまざまな種類があり、花でいえばプルメリアやオーキッドが良く使われます。ピカケはこれらと比べて派手な花ではありませんが、レイの材料としてよく使われます。
ピカケレイの人気が高いのは、なによりも小さく香りの高い花を繋げて作る、その繊細な美しさのためです。そしてハワイの人々にとって、ピカケはカイウラニ王女がこの花を特に好んだように、王族や伝統文化と強い結びつきがあるからです。
ピカケレイの持つ意味
ピカケは「愛と美」の象徴とみなされているため、特に結婚式で花嫁がよく用いることも、ピカケレイの人気の高さに一役かっています。フラダンス(特に伝統的なフラ)で、踊り手の動きを引き立てるために用いられることもあります。特にカイウラニ王女について踊る際にもピカケレイが用いられます。日常生活においても「特別な想い」を伝えるアイテムとして、ピカケのレイは使われます。
様々なピカケレイをご紹介
ピカケレイには、使う花の状態やレイの編み方によって、以下のように、いくつかのバリエーションがあります。
ピカケレイ
ピカケの花(開きかけのものを含む)をつないで作ったレイです。ピカケはプルメリアやオーキッドといった花よりも小さく繊細なので、1本のレイを作成するのに100個以上のピカケの花を必用とします。花を繋げる手間は大変ですが、その代わりでき上がったレイは繊細で香り高く仕上がります。複数本のレイを身に付けると、繊細さとゴージャスさのバランスが取れて、とても魅力的です。
レイは、首にかける本数によって、相手に伝える意味が異なります。ピカケレイの場合、1~2本だと友情の証、3~4本だとデートの誘い、5~6本だと愛情の告白を表します。7本以上の場合は結婚の際に新郎から新婦に贈るものとされています。
リコピカケレイ
リコピカケレイはピカケのまだ開いていない蕾(リコ)を用いて作るレイです。開いた花を使用するピカケレイに比べて、リコピカケレイは、さらに繊細で上品な印象に仕上がります。ピカケの蕾を何重にも重ねて作るのでボリュームも十分ですが、その分ピカケレイよりも、作成の手間が何倍もかかります。
ピカケはハワイの伝説に彩られた花
ハワイで「ピカケ」と呼ばれるアラビアンジャスミン(マツリカ)は、小さく可憐な白い花から放たれる甘く複雑な香りが特徴で、文化の上でも「愛と美」の象徴として人気です。
ピカケはハワイ王朝の若い王女の伝説に彩られ、今日でもレイに用いられるなど、その香りと花の美しさが、人々の心に深い印象を与え続けています。
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