金色の春財布を迎える

春に買う「春財布」は、お金で財布がパンパンになる「張る財布」とも云われ縁起がいいと云われています。春にこそ、新しい財布を迎え入れる良い機会なのです。
チャイハネで取り扱っている財布の1つに、職人が丹念に作った山羊革細工の財布があります。今回は、山羊革細工に宿る職人の魂と、
伝統的な技術の結晶を紹介します。

インド・コルカタ地方の伝統工芸のひとつといえば、「山羊革細工」があり、財布やカバンなど、カラフルに加工されて今や世界中に輸出されている。元々はコルカタ地方から200キロほど離れた、シャンティニケタンでノーベル文学賞の詩人「タゴール」がヨーロッパで取得した技術を、地域の職人に教えたのが始まりで、代々受け継がれている技法です。

山羊革? ゴート? 革といえば、皆さん思い浮かべるのは「牛」でしょうか。しかし、コルカタ地方で作られている工芸品で使用する革は「山羊(やぎ)」。一般的に革は強く、使うほどに味が出る。更に山羊革になると「薄くて、強度を保てて耐久性がある」という加工に適した性質が特徴的です。

もちろん使うほどにツヤが出て、味がある風合いになり手に馴染む。特に、インドの山羊革工芸はカラフルでとても鮮やか。また、加工法によっては、ツヤのある美しいガラスのような光沢が出る。ひとつひとつ手作業で磨き、筆で着色した一品。長く愛用したい小物にぴったりの素材なのです。


「金の気」を持つ黄色の財布は金運を呼び込むと人気があります。
干支が描かれた山羊革の小銭入れは、生まれ年の干支が「無病息災・厄除け」のお守りに。その年の干支を飾り「家内安全・商売繁盛」を願い、人に贈ることで「招福・長寿」を授かる縁起物となります。


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