人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
ハワイと言えば、みなさんは何をイメージしますか?サンサンと降り注ぐ太陽の光、美しい海やビーチ、雄大な自然など、さまざまだと思います。
しかし、ハワイに「出雲大社」があることを知っている方はそれほど多くないのではないでしょうか。このコラムでは、ハワイに出雲大社がある目的や歴史、参拝方法、お参りの際に気をつけることなどをわかりやすく解説していきたいと思います!
このコラムを最後まで読んで、もっとハワイに詳しくなりましょう♪
「出雲大社」と「ハワイ」はなかなかイメージが結びつかないですよね。まずは、出雲大社ハワイ分院がどのような目的で建てられ、どのような歴史をたどってきたのか、チェックしていきましょう!
ハワイ出雲大社の御祭神は、大国主大伸(おおくにぬしのおおかみ)とハワイ産土神です。大国主大神は、とても優しくて相手を思いやる気持ちの強い神様だと言われています。出雲大社は縁結びの神様として有名ですが、ここでの「縁結び」とは人と人との縁だけでなく、仕事との縁や健康との縁など、幸せにつながるものとの縁を指すそうです。
そのほか、沖縄県出身移民の氏神として沖縄神社・波上宮・普天満宮の分霊、のちに恵美須神社、ワイアナエ氏神、稲荷神社・祖霊社も合祀されています。
ハワイ出雲大社が建てられたのは、ハワイにやってきた日本人移民のためです。1830年ごろから、サトウキビ畑や製糖工場で働く人を集めるため、他国からハワイへと多くの人が移住しました。
中国、ドイツ、ポルトガルなど、さまざまな国の移民がいましたが、一番多かったのが日本人だったと言います。特に西日本出身の人が多かったこともあり、当時の出雲大社教官長の命を受けて、1906年に広島出身の神職・宮王勝良氏が初代ハワイ出雲大社分院長を務めるために来布。日系移民への神道布教を目的として、出雲大社教会所が開設されました。
地道な布教活動を経て、1919年には ハワイ政府より法人組織として認められました。1922には、現在の社殿が完成しさらに繁栄していきます。しかし、1941年の日米開戦により活動はすべて停止され、財産の没収、神職の身柄拘束などを受けました。
終戦後、神職は教団を再建し、社殿の返還を求めて署名運動を開始。約10年の法廷闘争に勝利し、返還された社殿を現在地に移築しました。2006年には100周年、2016年には創祀110周年の記念大祭が行われました。
ハワイ出雲大社の参拝方法は、日本とは少し異なります。多少間違えてしまっても注意されることはありませんが、マナーとしてぜひ覚えてみましょう。神主さんがいる場合は、直接参拝方法を教えてくれることもあります。
参拝方法は以下のとおりです。
ちなみに、参拝の際には出雲大社に伝わる以下の「神語」を唱えることが推奨されています。 「さきみたま、くしみたま、まもりたまい、さきはえたまえ(幸魂 奇魂 守給 幸給)」
ハワイ出雲大社では、通常の参拝や初詣のほかに、初宮参りや七五三、良縁成就、厄除、交通安全などの御祈願(予約制です)なども行えます。さらに結婚式、地鎮祭、事務所祓い、神葬祭なども受け付けています。
出雲大社は縁結びの神様として知られていますが、ハワイの出雲大社には日本の神様とハワイの神様も祀られているため、ご利益が2倍あるのではないかと言われています。また、神主さんにお会いできるとご利益があるとも言われていますよ。
ハワイ出雲大社でも御朱印をもらうことができます。いただく際には「初穂料」を神様にお供えしましょう。金額の決まりはありませんが、5,000円からが一般的。ハワイなので、米ドルに換算するのを忘れずに。
御朱印は参拝の証として、参拝した本人に授けられるものですので、お土産として扱わないようにしてくださいね。
ハワイ出雲大社を訪れたらぜひチェックしたいのが、オリジナルのお守りです。
ハイビスカスやモンステラの葉がデザインされた、ハワイらしいお守りがあります。また、ホノルルマラソンも有名ですが、「マラソンお守り」もあるんですよ。
そのほか、交通安全、縁結び、学業成就、商売繁盛、金運、安全など一般的なお守りもそろっています。
ハワイ出雲大社へお参りに行くときには、いくつか注意した方が良いことがあります。
ハワイ出雲大社があるのは、チャイナタウンの近く、ダウンタウンエリア。残念ながら少し治安が悪いことで有名なエリアなので、トラブルに遭わないように気をつけましょう。特に日本人はお金を持っている・大人しいというイメージがあるため、被害に遭いやすいです。
一人では歩かないようにし、夜は集団であっても歩かないようにしましょう。ちなみに、ハワイ出雲大社は午後5時には閉門されます。
初宮参りや七五三、良縁成就、厄除、交通安全などの御祈願も受け付けていますが、これらは予約が必要です。いきなり行ってお願いしても受け付けてもらえないため、気をつけましょう。日にちに余裕を持って、事前に電話またはメールで問い合わせてくださいね。
ハワイ出雲大社には、多くの人が参拝しますが、敷地は広くありません。そのため、走ったりすると人とぶつかり、トラブルになることも。まわりの人に気を遣いながら、穏やかな気持ちでゆっくりと参拝しましょう。
最後に、ハワイ出雲大社へのアクセスをご紹介します。
ワイキキから少し離れているため、トロリーバスや車を使って行くのがおすすめです。車の場合は約15~20分。「The Bus」を使う場合は19・20・42番に乗って約30分、Beretania & River下車、徒歩2分です。または2・13番に乗ってHotel & River下車、徒歩5分です。
ちなみに、近くにはカメハメハ大王像やイオラニ宮殿などがありますよ。
ハワイ出雲大社の敷地内には駐車場があります。しかし広くはなく、10台ほどしかとめられないため、満杯であれば近くのコインパーキングを利用しましょう。特に初詣期間中は混むため、神社の周囲に多くの臨時駐車場が用意されます。
ハワイ出雲大社は、もともと日系移民のために建てられ、さまざまな歴史をたどってきた由緒ある神社です。神聖なたたずまいを感じられるとともに、狛犬に「レイ」がかけられていたり、オリジナルのお守りがあったりと、ハワイらしさもある神社。
ハワイ旅行に行ったときには、心を落ち着かせながら日本を感じられるハワイ出雲大社に、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。
ハワイと言えば、みなさんは何をイメージしますか?サンサンと降り注ぐ太陽の光、美しい海やビーチ、雄大な自然など、さまざまだと思います。
しかし、ハワイに「出雲大社」があることを知っている方はそれほど多くないのではないでしょうか。このコラムでは、ハワイに出雲大社がある目的や歴史、参拝方法、お参りの際に気をつけることなどをわかりやすく解説していきたいと思います!
このコラムを最後まで読んで、もっとハワイに詳しくなりましょう♪
目次
出雲大社ハワイ分院の目的と歴史
「出雲大社」と「ハワイ」はなかなかイメージが結びつかないですよね。まずは、出雲大社ハワイ分院がどのような目的で建てられ、どのような歴史をたどってきたのか、チェックしていきましょう!
ハワイ出雲大社の御祭神や合祀
ハワイ出雲大社の御祭神は、大国主大伸(おおくにぬしのおおかみ)とハワイ産土神です。大国主大神は、とても優しくて相手を思いやる気持ちの強い神様だと言われています。出雲大社は縁結びの神様として有名ですが、ここでの「縁結び」とは人と人との縁だけでなく、仕事との縁や健康との縁など、幸せにつながるものとの縁を指すそうです。
そのほか、沖縄県出身移民の氏神として沖縄神社・波上宮・普天満宮の分霊、のちに恵美須神社、ワイアナエ氏神、稲荷神社・祖霊社も合祀されています。
ハワイ出雲大社が建てられた理由
ハワイ出雲大社が建てられたのは、ハワイにやってきた日本人移民のためです。1830年ごろから、サトウキビ畑や製糖工場で働く人を集めるため、他国からハワイへと多くの人が移住しました。
中国、ドイツ、ポルトガルなど、さまざまな国の移民がいましたが、一番多かったのが日本人だったと言います。特に西日本出身の人が多かったこともあり、当時の出雲大社教官長の命を受けて、1906年に広島出身の神職・宮王勝良氏が初代ハワイ出雲大社分院長を務めるために来布。日系移民への神道布教を目的として、出雲大社教会所が開設されました。
ハワイ出雲大社の歴史
地道な布教活動を経て、1919年には ハワイ政府より法人組織として認められました。1922には、現在の社殿が完成しさらに繁栄していきます。しかし、1941年の日米開戦により活動はすべて停止され、財産の没収、神職の身柄拘束などを受けました。
終戦後、神職は教団を再建し、社殿の返還を求めて署名運動を開始。約10年の法廷闘争に勝利し、返還された社殿を現在地に移築しました。2006年には100周年、2016年には創祀110周年の記念大祭が行われました。
ハワイ出雲大社の参拝方法
ハワイ出雲大社の参拝方法は、日本とは少し異なります。多少間違えてしまっても注意されることはありませんが、マナーとしてぜひ覚えてみましょう。神主さんがいる場合は、直接参拝方法を教えてくれることもあります。
古式作法のやり方とご利益
参拝方法は以下のとおりです。
ちなみに、参拝の際には出雲大社に伝わる以下の「神語」を唱えることが推奨されています。
「さきみたま、くしみたま、まもりたまい、さきはえたまえ(幸魂 奇魂 守給 幸給)」
ハワイ出雲大社では、通常の参拝や初詣のほかに、初宮参りや七五三、良縁成就、厄除、交通安全などの御祈願(予約制です)なども行えます。さらに結婚式、地鎮祭、事務所祓い、神葬祭なども受け付けています。
出雲大社は縁結びの神様として知られていますが、ハワイの出雲大社には日本の神様とハワイの神様も祀られているため、ご利益が2倍あるのではないかと言われています。また、神主さんにお会いできるとご利益があるとも言われていますよ。
御朱印ももらえる?
ハワイ出雲大社でも御朱印をもらうことができます。いただく際には「初穂料」を神様にお供えしましょう。金額の決まりはありませんが、5,000円からが一般的。ハワイなので、米ドルに換算するのを忘れずに。
御朱印は参拝の証として、参拝した本人に授けられるものですので、お土産として扱わないようにしてくださいね。
ハワイ出雲大社オリジナルのお守り
ハワイ出雲大社を訪れたらぜひチェックしたいのが、オリジナルのお守りです。
ハイビスカスやモンステラの葉がデザインされた、ハワイらしいお守りがあります。また、ホノルルマラソンも有名ですが、「マラソンお守り」もあるんですよ。
そのほか、交通安全、縁結び、学業成就、商売繁盛、金運、安全など一般的なお守りもそろっています。
ハワイ出雲大社へのお参りで気を付けること
ハワイ出雲大社へお参りに行くときには、いくつか注意した方が良いことがあります。
治安が悪い地域にある
ハワイ出雲大社があるのは、チャイナタウンの近く、ダウンタウンエリア。残念ながら少し治安が悪いことで有名なエリアなので、トラブルに遭わないように気をつけましょう。特に日本人はお金を持っている・大人しいというイメージがあるため、被害に遭いやすいです。
一人では歩かないようにし、夜は集団であっても歩かないようにしましょう。ちなみに、ハワイ出雲大社は午後5時には閉門されます。
一部予約や申し込みが必要
初宮参りや七五三、良縁成就、厄除、交通安全などの御祈願も受け付けていますが、これらは予約が必要です。いきなり行ってお願いしても受け付けてもらえないため、気をつけましょう。日にちに余裕を持って、事前に電話またはメールで問い合わせてくださいね。
敷地があまり広くない
ハワイ出雲大社には、多くの人が参拝しますが、敷地は広くありません。そのため、走ったりすると人とぶつかり、トラブルになることも。まわりの人に気を遣いながら、穏やかな気持ちでゆっくりと参拝しましょう。
ハワイ出雲大社への行き方
最後に、ハワイ出雲大社へのアクセスをご紹介します。
ワイキキから少し離れているため、トロリーバスや車を使って行くのがおすすめです。車の場合は約15~20分。「The Bus」を使う場合は19・20・42番に乗って約30分、Beretania & River下車、徒歩2分です。または2・13番に乗ってHotel & River下車、徒歩5分です。
ちなみに、近くにはカメハメハ大王像やイオラニ宮殿などがありますよ。
駐車場
ハワイ出雲大社の敷地内には駐車場があります。しかし広くはなく、10台ほどしかとめられないため、満杯であれば近くのコインパーキングを利用しましょう。特に初詣期間中は混むため、神社の周囲に多くの臨時駐車場が用意されます。
ハワイに行ったらぜひハワイ出雲大社に参拝しよう
ハワイ出雲大社は、もともと日系移民のために建てられ、さまざまな歴史をたどってきた由緒ある神社です。神聖なたたずまいを感じられるとともに、狛犬に「レイ」がかけられていたり、オリジナルのお守りがあったりと、ハワイらしさもある神社。
ハワイ旅行に行ったときには、心を落ち着かせながら日本を感じられるハワイ出雲大社に、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。