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現代でピアスは多くの人にファッションの一部として浸透しており、思い思いに楽しんでいます。 しかし、ピアスの歴史は古く、数に意味があることをご存の方は多くないかもしれません。
今回はそんなピアスの数にまつわる意味や歴史から、これからピアスを開けようとしている方向けに、ピアスを開けるおすすめの方法までご紹介します。
ピアスの正確な起源は定かになっていませんが、紀元前10,000~2,500年の新石器時代には、人はピアスをつけていたと言われています。 現代ではファッション目的でピアスを開ける方が多いと思いますが、当時は身分や富などの象徴としてつけられていました。
また、古代エジプトでは、ピアスは魔除けの意味を持っていました。 悪いものは穴から入ると考えられていたので、耳に穴を開けて悪魔が嫌うと言われる光るものをつけていたそうです。
時代が進み、古代ギリシャやローマ時代になると、社会的地位以外に美の象徴や宗教儀式などでも使われるようになりました。 中世ヨーロッパ時代には、ピアスに使われる素材やデザインが発展し、職人技と創造性をもって、より華やかなものへ変化します。 王族や貴族に限らず、庶民の間でも親しまれていたようです。
地域によっては人気が低迷した時代もありましたが、ピアスは今日までファッションアイテムとして親しまれています。
商品詳細は こちら≫
ここまで海外の歴史についてご紹介しましたが、実は日本にも古くからあり、呪術や地位の象徴として扱われていました。古墳時代の埴輪には耳環(じかん)と呼ばれるピアスがついていたり、奈良の大仏像や仏画には(じとう)と呼ばれる装身具も描かれていたりします。 このように国内外を問わず、ピアスには古い歴史があることがわかっています。
中世ヨーロッパにおいて男性は右手で武器を扱い、女性と歩くときは必ず右側を歩いていました。これは危険から女性を守れるように、という理由があります。
これが転じて、男性が左耳にピアスをするのは「勇敢さ・守る人」という意味を持つようになりました。 一方、女性が右耳にのみピアスをする場合は「優しさ・守られる人」という意味を持ちます。
では男性が右耳にのみピアスをしたり女性が左耳にのみピアスをした場合、何か意味合いはあるのでしょうか?
男性が左耳にのみ1つのピアスをつける意味は、前述したとおり勇気や誇りを意味します。一方、女性が左耳にのみ1つのピアスをつける意味は、海外では同性愛者として捉えられることがあります。 これは、男性がピアスをつけるべき場所に女性がピアスをつけているからという解釈です。
女性が右耳にのみ1つのピアスをつける意味は、優しさの他に成人女性の証明としての意味もあります。一方、男性が右耳にのみ1つのピアスをつけると、海外では同性愛者として捉えられることがあります。 こちらも左耳と同様に、女性がピアスをつけるべき場所に男性がピアスをつけているからという解釈です。
インドや東南アジアでは、左の小鼻が女性器をつかさどると考えられているそうです。 そのため、女の子は生まれたときに「出産時の痛みが減るように」と願いを込めて左のノストリル(鼻ピアス)を開けます。 現在では、10歳を過ぎたころにピアスを開け、結婚式で「ノーズティカ」と呼ばれる大きな鼻ピアスをつけるのが習慣だそうです。
日本やアメリカでも鼻ピアスを開けている男性を見かけると思いますが、インドではノーズティカのイメージから鼻ピアスは女性限定です。国によって異なる文化を持つのも、ピアスの面白い点ですね。
現代においては、ピアスを左右1つずつつけることに意味はありません。 しかし、海外では偶数が縁起が良いという考えがあることから「勇敢さ・守る人」を意味する左耳に偶数の穴を。反対の耳には魔除けや不吉なものを寄せ付けないよう奇数の穴を開ける文化があるようです。
一方、日本の伝統的な考えでは、奇数の方が縁起が良いとされています。 奇数は「喜数」と書き表すこともあり、七五三や桃の節句、端午の節句、七夕などの行事がすべて奇数に関係しているためです。
偶数は割り切れる数であるため、別れを連想させるとして弔事用と考えられています。 また、これらは古代中国から日本へ伝わった陰陽道の考えも反映されているようです。 陰陽道とは、偶数=陰、奇数=陽という教えを指します。 こうした理由から日本では、ピアスの穴の総数が奇数になることを好む文化があります。
ここまでご紹介したようにピアスには深い歴史があり、さまざまな考え方がありますが、こうした考えはあくまで一つの解釈です。 意味合いに縛られることなく、ぜひ自分の好きなスタイルでピアスを楽しんでください。
初めて開けるピアスは慎重に選びたいですよね。 ここからはピアス初心者にオススメの部位とその理由、どんなピアスでオシャレが楽しめるのか等ご紹介します。
ファーストピアスのおすすめ部位はイヤーロブ(耳たぶ)です。 一番オーソドックスな部位であり、比較的痛みが少ないと感じる方が多いからです。 骨がなくやわらかいので、ピアッサーを使えば、自分で開けるのも比較的簡単というのも魅力の一つ。 開けた穴は安定するまでに時間がかかりますが、イヤーロブの場合は約1.5カ月と、比較的短期間で安定します。
また、軟骨ならヘリックス(耳のふち)がおすすめです。 穴を開ける角度や位置によって雰囲気が変わり、ピアスのデザインも豊富にあります。 開けたい位置を狙うのが少々難しいですが、軟骨の中では自分で開けるのも比較的簡単です。 安定するには約半年から1年かかりますが、完成するとファッションの楽しみが増えること間違いなし!
耳に穴を開けるにはニードルもしくはピアッサーを使います。 それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分が重視する要素によって使い分けるのもおすすめです。 以下で詳しく見ていきましょう。
ピアッサーのメリットは何といっても準備の手軽さにあります。 またニードルが怖いという方や、薬局で手軽に入手できる点もメリットとして挙げられます。 ただし肉の組織を押しつぶして穴を開けるため、炎症が起きやすいのが一番のデメリット。ピアッシングの際に大きな音が鳴るため、音が怖い方にもオススメできません。
ニードルのメリットは皮膚を割くようにピアッシングを行うため、肌への負担が少なく、安定しやすい点が挙げられます。ピアッサーでは難しい軟骨部分は、ニードルで開けるのが一般的です。
ただし準備が少々複雑というデメリットと、鋭い見た目から「使うのが怖い」と思う方も少なくありません。その場合は無理せずピアッサーを使ったり、病院や友人に手伝ってもらうのも一つの手段です。
どちらも一長一短ですが、手軽に開けたい場合やニードルが怖い方はピアッサー。 開ける位置の調整がしたい場合や、炎症を少しでも抑えて早く安定させたい方はニードルがおすすめです。
今回はピアスの数にまつわる意味や歴史、ピアスを開けるおすすめの方法などをご紹介しました。 ピアスはファッションとして多くの人に愛されている一方で、歴史が長く、つける位置や数に意味が込められています。古代エジプトや日本では魔除けや地位の象徴として用いられ、また奇数、偶数には縁起の良し悪しが反映されています。
自分の個性を引き立てるピアス選びができれば、よりファッションを充実して楽しめます。本コラムが自分らしいファッションを楽しむお手伝いになれば幸いです。
現代でピアスは多くの人にファッションの一部として浸透しており、思い思いに楽しんでいます。
しかし、ピアスの歴史は古く、数に意味があることをご存の方は多くないかもしれません。
今回はそんなピアスの数にまつわる意味や歴史から、これからピアスを開けようとしている方向けに、ピアスを開けるおすすめの方法までご紹介します。
目次
ピアスはいつ頃から着けられていた?
ピアスの正確な起源は定かになっていませんが、紀元前10,000~2,500年の新石器時代には、人はピアスをつけていたと言われています。
現代ではファッション目的でピアスを開ける方が多いと思いますが、当時は身分や富などの象徴としてつけられていました。
魔除けや美の象徴としてのピアス
また、古代エジプトでは、ピアスは魔除けの意味を持っていました。
悪いものは穴から入ると考えられていたので、耳に穴を開けて悪魔が嫌うと言われる光るものをつけていたそうです。
時代が進み、古代ギリシャやローマ時代になると、社会的地位以外に美の象徴や宗教儀式などでも使われるようになりました。
中世ヨーロッパ時代には、ピアスに使われる素材やデザインが発展し、職人技と創造性をもって、より華やかなものへ変化します。
王族や貴族に限らず、庶民の間でも親しまれていたようです。
地域によっては人気が低迷した時代もありましたが、ピアスは今日までファッションアイテムとして親しまれています。
商品詳細は こちら≫
埴輪もピアスを着けていた⁈
ここまで海外の歴史についてご紹介しましたが、実は日本にも古くからあり、呪術や地位の象徴として扱われていました。古墳時代の埴輪には耳環(じかん)と呼ばれるピアスがついていたり、奈良の大仏像や仏画には(じとう)と呼ばれる装身具も描かれていたりします。
このように国内外を問わず、ピアスには古い歴史があることがわかっています。
片耳だけピアスをする意味は?
中世ヨーロッパにおいて男性は右手で武器を扱い、女性と歩くときは必ず右側を歩いていました。これは危険から女性を守れるように、という理由があります。
これが転じて、男性が左耳にピアスをするのは「勇敢さ・守る人」という意味を持つようになりました。
一方、女性が右耳にのみピアスをする場合は「優しさ・守られる人」という意味を持ちます。
では男性が右耳にのみピアスをしたり女性が左耳にのみピアスをした場合、何か意味合いはあるのでしょうか?
左耳のピアス
男性が左耳にのみ1つのピアスをつける意味は、前述したとおり勇気や誇りを意味します。一方、女性が左耳にのみ1つのピアスをつける意味は、海外では同性愛者として捉えられることがあります。
これは、男性がピアスをつけるべき場所に女性がピアスをつけているからという解釈です。
右耳のピアス
女性が右耳にのみ1つのピアスをつける意味は、優しさの他に成人女性の証明としての意味もあります。一方、男性が右耳にのみ1つのピアスをつけると、海外では同性愛者として捉えられることがあります。
こちらも左耳と同様に、女性がピアスをつけるべき場所に男性がピアスをつけているからという解釈です。
インドの女性は何故鼻ピアスを開ける?
インドや東南アジアでは、左の小鼻が女性器をつかさどると考えられているそうです。
そのため、女の子は生まれたときに「出産時の痛みが減るように」と願いを込めて左のノストリル(鼻ピアス)を開けます。
現在では、10歳を過ぎたころにピアスを開け、結婚式で「ノーズティカ」と呼ばれる大きな鼻ピアスをつけるのが習慣だそうです。
日本やアメリカでも鼻ピアスを開けている男性を見かけると思いますが、インドではノーズティカのイメージから鼻ピアスは女性限定です。国によって異なる文化を持つのも、ピアスの面白い点ですね。
商品詳細は こちら≫
ピアスの数に意味はある?(海外の場合)
現代においては、ピアスを左右1つずつつけることに意味はありません。
しかし、海外では偶数が縁起が良いという考えがあることから「勇敢さ・守る人」を意味する左耳に偶数の穴を。反対の耳には魔除けや不吉なものを寄せ付けないよう奇数の穴を開ける文化があるようです。
ピアスの数に意味はある?(日本の場合)
一方、日本の伝統的な考えでは、奇数の方が縁起が良いとされています。
奇数は「喜数」と書き表すこともあり、七五三や桃の節句、端午の節句、七夕などの行事がすべて奇数に関係しているためです。
偶数は割り切れる数であるため、別れを連想させるとして弔事用と考えられています。
また、これらは古代中国から日本へ伝わった陰陽道の考えも反映されているようです。
陰陽道とは、偶数=陰、奇数=陽という教えを指します。
こうした理由から日本では、ピアスの穴の総数が奇数になることを好む文化があります。
ここまでご紹介したようにピアスには深い歴史があり、さまざまな考え方がありますが、こうした考えはあくまで一つの解釈です。
意味合いに縛られることなく、ぜひ自分の好きなスタイルでピアスを楽しんでください。
ピアス初心者にオススメの部位は?
初めて開けるピアスは慎重に選びたいですよね。
ここからはピアス初心者にオススメの部位とその理由、どんなピアスでオシャレが楽しめるのか等ご紹介します。
ピアスの王道!イヤーロブ
ファーストピアスのおすすめ部位はイヤーロブ(耳たぶ)です。
一番オーソドックスな部位であり、比較的痛みが少ないと感じる方が多いからです。
骨がなくやわらかいので、ピアッサーを使えば、自分で開けるのも比較的簡単というのも魅力の一つ。
開けた穴は安定するまでに時間がかかりますが、イヤーロブの場合は約1.5カ月と、比較的短期間で安定します。
商品詳細は こちら≫
軟骨初心者ならヘリックスはいかが?
また、軟骨ならヘリックス(耳のふち)がおすすめです。
穴を開ける角度や位置によって雰囲気が変わり、ピアスのデザインも豊富にあります。
開けたい位置を狙うのが少々難しいですが、軟骨の中では自分で開けるのも比較的簡単です。
安定するには約半年から1年かかりますが、完成するとファッションの楽しみが増えること間違いなし!
商品詳細は こちら≫
ニードルとピアッサーどちらが良い?
耳に穴を開けるにはニードルもしくはピアッサーを使います。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、自分が重視する要素によって使い分けるのもおすすめです。
以下で詳しく見ていきましょう。
手軽に開けたいならピアッサー
ピアッサーのメリットは何といっても準備の手軽さにあります。
またニードルが怖いという方や、薬局で手軽に入手できる点もメリットとして挙げられます。
ただし肉の組織を押しつぶして穴を開けるため、炎症が起きやすいのが一番のデメリット。ピアッシングの際に大きな音が鳴るため、音が怖い方にもオススメできません。
早く安定させたいならニードル
ニードルのメリットは皮膚を割くようにピアッシングを行うため、肌への負担が少なく、安定しやすい点が挙げられます。ピアッサーでは難しい軟骨部分は、ニードルで開けるのが一般的です。
ただし準備が少々複雑というデメリットと、鋭い見た目から「使うのが怖い」と思う方も少なくありません。その場合は無理せずピアッサーを使ったり、病院や友人に手伝ってもらうのも一つの手段です。
どちらも一長一短ですが、手軽に開けたい場合やニードルが怖い方はピアッサー。
開ける位置の調整がしたい場合や、炎症を少しでも抑えて早く安定させたい方はニードルがおすすめです。
自分らしくピアスを楽しもう
今回はピアスの数にまつわる意味や歴史、ピアスを開けるおすすめの方法などをご紹介しました。
ピアスはファッションとして多くの人に愛されている一方で、歴史が長く、つける位置や数に意味が込められています。古代エジプトや日本では魔除けや地位の象徴として用いられ、また奇数、偶数には縁起の良し悪しが反映されています。
自分の個性を引き立てるピアス選びができれば、よりファッションを充実して楽しめます。本コラムが自分らしいファッションを楽しむお手伝いになれば幸いです。