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皆さんは、タイを始めとして、東南アジアの国々で欠かすことのできない調味料「タマリンド」をご存知でしょうか? 「タマリンド」なんて聞いたこともないという人がほとんどだと思いますが、実は、私たちが日常的に使っているウスターソースの中にも含まれているということです。 独特の酸っぱさや甘味、渋味がある「タマリンド」は、もともとは果物で、調味料としてだけではなく、果肉を食べたり、ジュースやジャム、ドライフードなどにも加工されています。
今回は、そんな「タマリンド」のあれこれについて詳しく紹介しますので、最後まで読んでくださいね!
タマリンドは利用価値が高い果樹で、人々が住む集落周辺に多く植栽されています。
タマリンドは、マメ科のジャケツイバラ亜科タマリンド属、常緑高木に分類されています。熱帯アフリカ原産で、インドや東南アジアなどに広く分布しています。
大きいものは、高さ35m・幹の直径が2.5mにもなり、幹が濃い灰褐色。 実らせる木は、高さ6~25mほどのものが多く、古くから食用や薬木として活用し、重宝されてきました。 材木としては、耐久性が高くて虫害にも強く、黒色火薬用の微粉木炭としては最高級の品質だということです。
タマリンドの果肉は、そのまま食べることもできますし、ジュースやジャムなどに加工して食べられることも多い。
「甘さからの酸っぱさ」というあまり感じることのない味、何ともいえない独特の風味は、様々な料理との相性が抜群で、特にタイ料理のレシピに必要不可欠な存在です。 タマリンドの果肉をペースト状にした「タマリンドペースト」は、パッタイ(タイ風焼きそば)・ソムタム(パパイヤのサラダ)・カレーなどに、隠し味として使われています。
タマリンドの味ですが、果肉をそのまま食べるときは、日本では干し柿に梅干しの酸味を加えたような味と表現されることが多いです。 ほのかな甘みとフルーティーな酸味を兼ね備えているというところでしょうか。
甘味が強い品種と、酸味が強い品種がありますが、日本のイチゴでも食べてみないと判らないように、果実によって甘味・酸味のバラツキが大きく、味を確かめようと何度か食べているうちに、甘さと酸っぱさの微妙なバランスにハマってしまったというのは、よく聞く話です。
酸味が強い品種は調味料に加工されますが、甘味が強い品種は、フルーツとして食用にし、乾燥させてドライタマリンドにしたり、ジュースにしたり、ジャムなどにも加工されています。
乾燥させたタマリンドに砂糖・塩・唐辛子・梅パウダーをまぶしたものなど、何種類ものドライタマリンドがあり、人気食品です。 ただ、カロリーが高いので、食べすぎには注意しましょう。
タイでタマリンドジュースは大人気です。 タマリンドのペーストと砂糖水で作られていて、冷蔵庫で冷やし、そのまま飲んだり、炭酸で割ったりしています。 梅ジュースに似た味で、タイでは、ほとんどの家庭で常備されているですね。 市販されていますし、自宅で作る人も多いようです。
タマリンドは、熱帯アフリカが原産地ですが、古くから薬効が注目され、人々に活用されてきたといわれています。
果実には消化機能を整え、解熱作用があって、樹皮には強壮作用、葉の汁には炎症緩和や目の痛みを和らげる効果があるということです。 しかも、種まで加工して飲み物にするのと、色素として利用できるため、捨てるところがなく、人々にとっては非常にありがたみのある植物でした。
タマリンドの果実には、クエン酸・酒石酸(しゅせきさん)・AHA(アルファヒドロキシ酸)などが多く含まれています。
これらの物質には、主に疲労回復効果が期待できます。 また、私たちの消化機能をサポートしてくれる酵素や食物繊維も含まれているため、腸内環境を整えて、便秘予防にも効果を発揮してくれます。
タマリンドの果実には、鉄分とカリウムも含まれています。 鉄分には、貧血予防効果がありますし、カリウムは、私たちの体内から余分な塩分を排出してくれるので、高血圧の予防にもなるということです。
タマリンドの果実には、ビタミンC・E・Bを始め、ミネラルや酵素が豊富に含まれて、痛み止めになり、抗炎症作用や解熱作用もあるんです。
その中に含まれているクエン酸や酒石酸には、皮膚の結合力を弱める働きもありますので、角質の新陳代謝を促進する効果が期待できます。 また、タマリンドの種をペースト状にしたものを肌に塗れば、吹き出物の緩和やシミ・ソバカス対策にもなり、美白効果もあるといわれています。
タマリンドの効能は果実だけではありません。 葉っぱや樹皮、種ですら、様々な効能を秘めているのです。
タマリンドの葉っぱを湿布のようにして、打撲したところに巻いておくと、治りが早くなるということです。
また、タイ以外の東南アジア諸国では、葉っぱはお茶として飲まれたり、タイ古式マッサージのときに焚かれるハーブとして使用されたりしています。
樹皮には、肌の収れん作用や強壮作用があるということです。
タマリンドの種は、大変硬いです。 ジューサーに入れると、ジューサーが壊れてしまうほどの硬さですが、捨てるところがないタマリンドには、硬い種もしっかりと活用できます。
代表的なものは「オーリアン」と呼ばれるコーヒーの代用品です。 タマリンドの種を炒って挽き、コーヒーのようにして飲みます。 最近は、タマリンド100%ではなく、コーヒー豆などがブレンドされていることが多いようですが、味は、コーヒーにかなり似ているということです。
さらに、種にはタンニンが含まれているので、色素としても利用されているということです。
「タマリンドを食べたことがない。」 そう思っている人も、もしかしたら、知らないうちに食べている可能性はあります。 なぜなら、タイ料理のほとんどにタマリンドペーストが使われているからです。 タイ旅行にいったり、タイ料理店でお食事をしたことはありませんか?
タイ料理は色々ありますが、日本人の私たちがとっつき易いのは『パッタイ』と『ソムタム』でしょう。 日本では、パッタイはタイ風焼きそば、ソムタムはパパイヤのサラダと呼ばれています。 タマリンドペーストを隠し味に使うことで、フルーティーでまろやかな味付けになり、酢やケチャップなどの調味料では、あの味は、なかなか出すことができません。
タイの人々は、酸味・甘味・辛味が交じり合った微妙な味が大好きです。 タイ料理店にいくと、各テーブルには、ナンプラー・砂糖・唐辛子の酢漬け・粉唐辛子が調味料セットとして置いてあり、各自でお好みの味に調整するようになっています。 甘味と酸味が絶妙なタマリンドは、そのベースの味として丁度いいようです。
タイの人々は、タマリンドジュースが大好きです。 タマリンドジュースには体を冷やす効果があるので、タイのように一年中暑い国には、ピッタリの飲み物ですね。 ただ、利尿作用もあるので、飲みすぎには注意しましょう。
タイ料理の基本的な調味料であるタマリンドを、そのまま食べたことのある人は、そんなに多くないかもしれませんが、日常飲食の中にタマリンドが潜んでいます。 ウスターソースには風味づけとトロみを作るために、また、カレーにはスパイスの一つとしてタマリンドが使用されています。
実は、皆さんも気づいていないだけで、タマリンドを口にしている可能性が高いのです。 商品の成分表示に記載されているか、確認してみましょう。 カレーは難しいかもしれませんが、ウスターソースにはかなりの確率で表記されていると思いますよ。
タマリンドは、タイを始めとする東南アジア諸国の料理に欠かせない存在です。 最近は、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含む健康食材として、世界的に人気が高まってきています。 健康志向・アンチエイジング志向の人々から、支持が集まっているのです。
皆さんも、健康と美容、どちらも欲張って手に入れたいと思いますよね! その答えの一つが『タマリンド』なのではないでしょうか!
皆さんは、タイを始めとして、東南アジアの国々で欠かすことのできない調味料「タマリンド」をご存知でしょうか?
「タマリンド」なんて聞いたこともないという人がほとんどだと思いますが、実は、私たちが日常的に使っているウスターソースの中にも含まれているということです。
独特の酸っぱさや甘味、渋味がある「タマリンド」は、もともとは果物で、調味料としてだけではなく、果肉を食べたり、ジュースやジャム、ドライフードなどにも加工されています。
今回は、そんな「タマリンド」のあれこれについて詳しく紹介しますので、最後まで読んでくださいね!
目次
「タマリンド」とは
タマリンドは利用価値が高い果樹で、人々が住む集落周辺に多く植栽されています。
熱帯地域の植物
タマリンドは、マメ科のジャケツイバラ亜科タマリンド属、常緑高木に分類されています。熱帯アフリカ原産で、インドや東南アジアなどに広く分布しています。
大きいものは、高さ35m・幹の直径が2.5mにもなり、幹が濃い灰褐色。
実らせる木は、高さ6~25mほどのものが多く、古くから食用や薬木として活用し、重宝されてきました。
材木としては、耐久性が高くて虫害にも強く、黒色火薬用の微粉木炭としては最高級の品質だということです。
東南アジアの定番調味料
タマリンドの果肉は、そのまま食べることもできますし、ジュースやジャムなどに加工して食べられることも多い。
「甘さからの酸っぱさ」というあまり感じることのない味、何ともいえない独特の風味は、様々な料理との相性が抜群で、特にタイ料理のレシピに必要不可欠な存在です。
タマリンドの果肉をペースト状にした「タマリンドペースト」は、パッタイ(タイ風焼きそば)・ソムタム(パパイヤのサラダ)・カレーなどに、隠し味として使われています。
タマリンドはどんな味?
タマリンドの味ですが、果肉をそのまま食べるときは、日本では干し柿に梅干しの酸味を加えたような味と表現されることが多いです。
ほのかな甘みとフルーティーな酸味を兼ね備えているというところでしょうか。
甘味が強い品種と、酸味が強い品種がありますが、日本のイチゴでも食べてみないと判らないように、果実によって甘味・酸味のバラツキが大きく、味を確かめようと何度か食べているうちに、甘さと酸っぱさの微妙なバランスにハマってしまったというのは、よく聞く話です。
酸味が強い品種は調味料に加工されますが、甘味が強い品種は、フルーツとして食用にし、乾燥させてドライタマリンドにしたり、ジュースにしたり、ジャムなどにも加工されています。
ドライタマリンド
乾燥させたタマリンドに砂糖・塩・唐辛子・梅パウダーをまぶしたものなど、何種類ものドライタマリンドがあり、人気食品です。
ただ、カロリーが高いので、食べすぎには注意しましょう。
タマリンドジュース
タイでタマリンドジュースは大人気です。
タマリンドのペーストと砂糖水で作られていて、冷蔵庫で冷やし、そのまま飲んだり、炭酸で割ったりしています。
梅ジュースに似た味で、タイでは、ほとんどの家庭で常備されているですね。
市販されていますし、自宅で作る人も多いようです。
タマリンドはなぜ人気なのか?
タマリンドは、熱帯アフリカが原産地ですが、古くから薬効が注目され、人々に活用されてきたといわれています。
果実には消化機能を整え、解熱作用があって、樹皮には強壮作用、葉の汁には炎症緩和や目の痛みを和らげる効果があるということです。
しかも、種まで加工して飲み物にするのと、色素として利用できるため、捨てるところがなく、人々にとっては非常にありがたみのある植物でした。
豊富な栄養成分と効能・効果
「クエン酸・酒石酸・AHA・酵素」
タマリンドの果実には、クエン酸・酒石酸(しゅせきさん)・AHA(アルファヒドロキシ酸)などが多く含まれています。
これらの物質には、主に疲労回復効果が期待できます。
また、私たちの消化機能をサポートしてくれる酵素や食物繊維も含まれているため、腸内環境を整えて、便秘予防にも効果を発揮してくれます。
「カリウム・鉄分」
タマリンドの果実には、鉄分とカリウムも含まれています。
鉄分には、貧血予防効果がありますし、カリウムは、私たちの体内から余分な塩分を排出してくれるので、高血圧の予防にもなるということです。
「ビタミン・ミネラル・酵素」
タマリンドの果実には、ビタミンC・E・Bを始め、ミネラルや酵素が豊富に含まれて、痛み止めになり、抗炎症作用や解熱作用もあるんです。
その中に含まれているクエン酸や酒石酸には、皮膚の結合力を弱める働きもありますので、角質の新陳代謝を促進する効果が期待できます。
また、タマリンドの種をペースト状にしたものを肌に塗れば、吹き出物の緩和やシミ・ソバカス対策にもなり、美白効果もあるといわれています。
果実だけじゃない!樹皮・葉・種にまで!
タマリンドの効能は果実だけではありません。
葉っぱや樹皮、種ですら、様々な効能を秘めているのです。
樹皮や葉
タマリンドの葉っぱを湿布のようにして、打撲したところに巻いておくと、治りが早くなるということです。
また、タイ以外の東南アジア諸国では、葉っぱはお茶として飲まれたり、タイ古式マッサージのときに焚かれるハーブとして使用されたりしています。
樹皮には、肌の収れん作用や強壮作用があるということです。
種
タマリンドの種は、大変硬いです。
ジューサーに入れると、ジューサーが壊れてしまうほどの硬さですが、捨てるところがないタマリンドには、硬い種もしっかりと活用できます。
代表的なものは「オーリアン」と呼ばれるコーヒーの代用品です。
タマリンドの種を炒って挽き、コーヒーのようにして飲みます。
最近は、タマリンド100%ではなく、コーヒー豆などがブレンドされていることが多いようですが、味は、コーヒーにかなり似ているということです。
さらに、種にはタンニンが含まれているので、色素としても利用されているということです。
タイ料理の基本
「タマリンドを食べたことがない。」
そう思っている人も、もしかしたら、知らないうちに食べている可能性はあります。
なぜなら、タイ料理のほとんどにタマリンドペーストが使われているからです。
タイ旅行にいったり、タイ料理店でお食事をしたことはありませんか?
甘さと酸っぱさのハーモニー
タイ料理は色々ありますが、日本人の私たちがとっつき易いのは『パッタイ』と『ソムタム』でしょう。
日本では、パッタイはタイ風焼きそば、ソムタムはパパイヤのサラダと呼ばれています。
タマリンドペーストを隠し味に使うことで、フルーティーでまろやかな味付けになり、酢やケチャップなどの調味料では、あの味は、なかなか出すことができません。
タイの人々は、酸味・甘味・辛味が交じり合った微妙な味が大好きです。
タイ料理店にいくと、各テーブルには、ナンプラー・砂糖・唐辛子の酢漬け・粉唐辛子が調味料セットとして置いてあり、各自でお好みの味に調整するようになっています。
甘味と酸味が絶妙なタマリンドは、そのベースの味として丁度いいようです。
暑い国々でのクールダウン効果も!
タイの人々は、タマリンドジュースが大好きです。
タマリンドジュースには体を冷やす効果があるので、タイのように一年中暑い国には、ピッタリの飲み物ですね。
ただ、利尿作用もあるので、飲みすぎには注意しましょう。
タマリンドは、日本でも使われています!
タイ料理の基本的な調味料であるタマリンドを、そのまま食べたことのある人は、そんなに多くないかもしれませんが、日常飲食の中にタマリンドが潜んでいます。
ウスターソースには風味づけとトロみを作るために、また、カレーにはスパイスの一つとしてタマリンドが使用されています。
実は、皆さんも気づいていないだけで、タマリンドを口にしている可能性が高いのです。
商品の成分表示に記載されているか、確認してみましょう。
カレーは難しいかもしれませんが、ウスターソースにはかなりの確率で表記されていると思いますよ。
まとめ:健康効果に世界の注目が集まっているタマリンド、私たちも乗っかってみませんか!
タマリンドは、タイを始めとする東南アジア諸国の料理に欠かせない存在です。
最近は、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含む健康食材として、世界的に人気が高まってきています。
健康志向・アンチエイジング志向の人々から、支持が集まっているのです。
皆さんも、健康と美容、どちらも欲張って手に入れたいと思いますよね!
その答えの一つが『タマリンド』なのではないでしょうか!