掲載日：2023.11.24

ヨーロッパのレトロなファッション雑貨

ここ数年で耳がいたくなるほど聞いたはず！のレトロという言葉。
モノや音楽など、暮らしの中で目に入ったり、耳にすることが少なくないのではないでしょうか。
年代を感じる、過去のモノや音楽に触れると、懐かしい気持ちになって幸福感を感じる不思議な魅力がありますよね。日本ではレトロブームといえば昭和の時代の産物が代表されますが、他の国のレトロとはどんなものなのか。今回は日本とは違う、ヨーロッパのレトロとともに、関連するアイテムをご紹介します！

ヨーロッパのレトロな一面

昨今のレトロブームは、日本だけで流行しているのではありません。アジアや欧米にもそのブームは同じように訪れています。ヨーロッパのレトロな一面とは。

ヨーロッパの街並みを見てみると、伝統建築が残っていることも少なくなく、暮らしの中に古き良き伝統が存在しています。建築をはじめ遥か昔より発展してきた、西洋美術がヨーロッパの芸術を育んできました。
誰もが知っている「モナリザ」を描いたレオナルドダヴィンチやミケランジェロが活躍した、14世紀のルネサンス美術、17世紀から18世紀初期のバロック美術、18世紀のロコ古美術、18世紀中ごろから19世紀初期の新古典主義、それに反発して個性・創造・感情を大切にした作品が多く生み出されたロマン主義。見たものそのままの美しさを描くことを追求した写実主義等々。
長い歴史の中で、時代時代で彩ってきた多くの芸術は沢山の意味や願いをもっていろいろな手法で表現されてきました。その美しさが時代を超えて、現代の私たちの心に届いているのです。

その中でも日本でも広く人気なもののひとつであるポスターは、レトロなデザインの代表格ともいえるのではないでしょうか。
ポスターとは、宣伝用の印刷物（美術的な）です。今では、コンピューターを駆使して制作されるものが多いですが、テクノロジーが発展していない昔は手描きされていました。特に、ヨーロッパには魅力的なポスターが多く、日本でも展示会が数々開催されている、とても人気のあるアルフォンス・ミュシャを始め、多くの芸術家が魅力的なポスターを制作してきました。手描きならではの風合いや、ヨーロッパならではの色彩が日本のそれらとは異なるノスタルジックな魅力をもっています。