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2022年チャイハネとのコラボで音楽×パロサントが楽しめるアイテムの販売をスタートしたレオマツモトさん。2023年3月末よりチャイハネにて、レオマツモトの世界観にどっぷり浸れるドープなアルバム2枚の取扱いがスタートしました。
それを記念して、レオマツモトさんに音楽制作について語っていただきました。文面からも伝わる世界観をご堪能ください!
REO MATSUMOTOとは? パロサント発売時のコラムはこちらから
まずは、チャイハネで取り扱うことになった2つのアルバムをご紹介します。
『Journey』 松本族で世界中のフェスティバルに出演しParty Peopleを熱狂させるREO MATSUMOTOのAlternative Chill out Album。楽曲がNational GeographicチャンネルやHistory Documentaryチャンネルに使用されるなど、日々の生活も彩りを豊かにする内容となっている。
『Timeless』 REO MATSUMOTO(松本族)とNory(digda)による新鋭インストゥルメンタルバンド。 アーバンであり大自然を彷彿させる音の旅は聴く者をどこか遠くへ案内する。 春風-Spring Love Festival- に2年連続で出演。また2018年のリンゴ音楽祭やアースガーデン、TAKIBI CLUBにも出演し結成2年で活躍の幅を広げる。
どのようにして音楽が創られるのか? いよいよレオマツモトさんに音楽創りについて語っていただきましょう!
どうも、こんにちは。アミナコレクションとコラボレーションでパロサントの音楽を制作してます、ハンドパン奏者・ビートメイカーのREO MATSUMOTOです。
突然ですが、皆さんは英語を話すようになるために勉強する時、耳で聴いて英語を取得しますか? それとも紙に書いて英語を取得しますか?
どっちも取り入れることが大切だと思うんですが、僕は耳で聞いたことを一度紙に書き起こして目で見て覚えないとダメなタイプだったんです。
僕は音楽家なんですが、どうも聴覚より視覚的感覚が強いみたいなんです。 このコラムを読んでる人の中には正直その程度の音楽家かと思われる方もいるかもしれません。笑
まぁ、だけどそう思われてもそれが僕なんでしょうがないっす。笑
何事も自分の下手さを知ってからが上達への一歩と言いますし、ハンデに感じることもあるんですが、逆にそんな視覚感覚の方が強い僕にしか観えない音の配列や曲全体のビジョンもあると信じてるんですね~。
なんにしても表現は自由なもので、魂込めて音楽すれば必ず誰か1人でも心や魂に響く。そこが本質的に大切にしたいこと。
例えば彼女や彼氏の誕生日や記念日にプレゼントやお花を渡すときって何を想像しながら選んだり買ったりしますか?
そう、彼女彼氏の喜んだ顔を想像するはずです。次の日のランチの定食のことを考えながらプレゼント選びなんてしたら、プレゼントは魚の定食か何かになってしまうはず。
彼氏彼女の喜んだ顔。この顔が見たくて、日々の言動から欲しそうなプレゼントを選定したり、相手が好きな色や種類の花を選んだり、とにかく喜んでる顔をイメージとして持ってから実際に選択する行動を取るはず。
僕の音楽制作、特に企画のコラボレーションでは、このプロセスで音楽が形成される場合が多いんです。
相手方の要望やイメージ、雰囲気やムードなどヒアリングしてるうちに、頭の中にだんだんクッキリと全体の音楽の雰囲気や曲構成、メロディーラインや、テンポ、リズムパターンなんかが数パターン滝のように溢れ出てくるんですね。
その出てきたイメージを言語化してアイディアとして出してみる。すると思いもよらない角度からのアイディアをまた頂けたりする。
そうしてキャッチボールを繰り返してるうちに最初は乱雑に観えていたイメージが段々クッキリとハッキリとイメージとして現れてくるんです。
そしたらそれを音にすれば完成!! ……なんてうまくいくものではなく、スタジオに戻ってイメージを元に一音目を出した瞬間に、その「音」にインスピレーションを受けて、さっきまで頭の中にできていたイメージからまた新しいアイディアや閃き、偶発さから生まれる産物が出てくるんです。
こういう話って抽象度が高い話なんでなんとも掴み所がなくなってしまうんですが笑
山登りに置き換えると、目指すゴールは頂上=観えていた曲のイメージ。だけどゴールに到達するまでに何通りも登り方ってあるんです。
山登りの途中で見つけた綺麗な花に見惚れてみたり、二手に別れる道を直感で決めてみたり、思いがけない雨に降られて雨宿りした大きな木の下で野良猫に出会ったりと。
ゴールを目指すのは目的であっても、山登りの醍醐味は予想していなかった偶発性による出会いや思い出、山があって谷があって、楽しい思いと大変な思いの両方があるからゴールに辿り着いた時に見る景色は美しいんです。
音楽作りも一緒だと僕は思うんです。頭の中にイメージは出来てる。この音楽を手にとって聴いてくれた人の顔もイメージに出てくる。だけど、そのゴールまでの間に寄り道したりチャレンジしたり、上手くいったりいかなかったり、偶発的に新しい発想が生まれたり、クネクネと歩みを進めることで、人生の一端を感じてもらえる魂のこもった音楽が生まれると信じてるんです。
山の頂上まで車でピューっと行ったよって人の話と、頂上に着くまでに色々な出会いや経験があった人の話は、どっちが聞いていて興味をそそられるだろう?
僕は山の頂上まで車で行った人の話でもウケちゃうかもしれないけど、途中にストーリーがある人の話が聞きたいな。
だって、ワクワク、ドキドキ、ハラハラ、ソワソワ、イエーイイエーイって感じで色々な感情体験が人生生きていて楽しいと感じることなんだもん。
だから音楽が完成する山の頂上に辿り着くまでに起こった色々な体験を音を通して、少しでも、僅かでも一端でも感じてもらえるよう日々、技術を磨く。
いくら山の頂上に着くまでに色々な体験をしても人に上手く話す技術がなかったら、誰も楽しく聞いてくれない。
音楽も技術はあくまで手段。作者の背景にある何かを伝える為の手段。手段だからこそ卓越した技術を磨く必要があるんです。
卓越した技術が、伝えたい何かとピタッとハマったとき、奇跡的な美しさとなって人に感動を与えると信じてる。
そんなことを日々思い、感じながら、来るべき時に備えて毎日技術と感性を磨く。
僕はまだまだその道の途中だけど、きっとこの道の途中の未完成さにも何かを感じてくれるリスナーがいると信じてるし、そういうリスナーの存在が僕にまた前に進む力をくれる。
パロサントでのアミナコレクションさんとのコラボも、「今」のベストを尽くした内容であるし、制作の山の頂上に辿り着くまでに右往左往した制作体験の一端がなんかしらの形で感じてもらえる内容になってると思う。
パロサントの煙のゆらぎと匂いと共に音楽の背景に少しの時間だけでも耳と感覚を寄せてみてほしいな!
きっと素敵な体験となると思う。
横浜生まれのAminaとREO MATSUMOTOが音楽とアロマでコラボレーション。パロサントの香りと、このコラボのためだけの書き下ろしオリジナルサウンドと共に、朝・昼・夜を特別なひとときに。それぞれの時間帯にマッチした楽曲ダウンロード用QRコードが封入されています。 現在完売しておりますが、大好評につき2023年夏頃再入荷が決定しています!お楽しみに!
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2022年チャイハネとのコラボで音楽×パロサントが楽しめるアイテムの販売をスタートしたレオマツモトさん。2023年3月末よりチャイハネにて、レオマツモトの世界観にどっぷり浸れるドープなアルバム2枚の取扱いがスタートしました。
それを記念して、レオマツモトさんに音楽制作について語っていただきました。文面からも伝わる世界観をご堪能ください!
REO MATSUMOTOとは?
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目次
チャイハネで取扱いがスタートしたアルバム『Journey』『Timeless』のご紹介
まずは、チャイハネで取り扱うことになった2つのアルバムをご紹介します。
『Journey』
松本族で世界中のフェスティバルに出演しParty Peopleを熱狂させるREO MATSUMOTOのAlternative Chill out Album。楽曲がNational GeographicチャンネルやHistory Documentaryチャンネルに使用されるなど、日々の生活も彩りを豊かにする内容となっている。
『Timeless』
REO MATSUMOTO(松本族)とNory(digda)による新鋭インストゥルメンタルバンド。 アーバンであり大自然を彷彿させる音の旅は聴く者をどこか遠くへ案内する。 春風-Spring Love Festival- に2年連続で出演。また2018年のリンゴ音楽祭やアースガーデン、TAKIBI CLUBにも出演し結成2年で活躍の幅を広げる。
どのようにして音楽が創られるのか?
いよいよレオマツモトさんに音楽創りについて語っていただきましょう!
REO MATSUMOTOの音楽が形成されるプロセス
どうも、こんにちは。アミナコレクションとコラボレーションでパロサントの音楽を制作してます、ハンドパン奏者・ビートメイカーのREO MATSUMOTOです。
突然ですが、皆さんは英語を話すようになるために勉強する時、耳で聴いて英語を取得しますか? それとも紙に書いて英語を取得しますか?
どっちも取り入れることが大切だと思うんですが、僕は耳で聞いたことを一度紙に書き起こして目で見て覚えないとダメなタイプだったんです。
僕は音楽家なんですが、どうも聴覚より視覚的感覚が強いみたいなんです。
このコラムを読んでる人の中には正直その程度の音楽家かと思われる方もいるかもしれません。笑
まぁ、だけどそう思われてもそれが僕なんでしょうがないっす。笑
何事も自分の下手さを知ってからが上達への一歩と言いますし、ハンデに感じることもあるんですが、逆にそんな視覚感覚の方が強い僕にしか観えない音の配列や曲全体のビジョンもあると信じてるんですね~。
なんにしても表現は自由なもので、魂込めて音楽すれば必ず誰か1人でも心や魂に響く。そこが本質的に大切にしたいこと。
例えば彼女や彼氏の誕生日や記念日にプレゼントやお花を渡すときって何を想像しながら選んだり買ったりしますか?
そう、彼女彼氏の喜んだ顔を想像するはずです。次の日のランチの定食のことを考えながらプレゼント選びなんてしたら、プレゼントは魚の定食か何かになってしまうはず。
彼氏彼女の喜んだ顔。この顔が見たくて、日々の言動から欲しそうなプレゼントを選定したり、相手が好きな色や種類の花を選んだり、とにかく喜んでる顔をイメージとして持ってから実際に選択する行動を取るはず。
僕の音楽制作、特に企画のコラボレーションでは、このプロセスで音楽が形成される場合が多いんです。
相手方の要望やイメージ、雰囲気やムードなどヒアリングしてるうちに、頭の中にだんだんクッキリと全体の音楽の雰囲気や曲構成、メロディーラインや、テンポ、リズムパターンなんかが数パターン滝のように溢れ出てくるんですね。
その出てきたイメージを言語化してアイディアとして出してみる。すると思いもよらない角度からのアイディアをまた頂けたりする。
そうしてキャッチボールを繰り返してるうちに最初は乱雑に観えていたイメージが段々クッキリとハッキリとイメージとして現れてくるんです。
音楽という抽象的なイメージの閃きと偶発が出会い、生まれる音楽
そしたらそれを音にすれば完成!! ……なんてうまくいくものではなく、スタジオに戻ってイメージを元に一音目を出した瞬間に、その「音」にインスピレーションを受けて、さっきまで頭の中にできていたイメージからまた新しいアイディアや閃き、偶発さから生まれる産物が出てくるんです。
こういう話って抽象度が高い話なんでなんとも掴み所がなくなってしまうんですが笑
山登りに置き換えると、目指すゴールは頂上=観えていた曲のイメージ。だけどゴールに到達するまでに何通りも登り方ってあるんです。
山登りの途中で見つけた綺麗な花に見惚れてみたり、二手に別れる道を直感で決めてみたり、思いがけない雨に降られて雨宿りした大きな木の下で野良猫に出会ったりと。
ゴールを目指すのは目的であっても、山登りの醍醐味は予想していなかった偶発性による出会いや思い出、山があって谷があって、楽しい思いと大変な思いの両方があるからゴールに辿り着いた時に見る景色は美しいんです。
音楽作りも一緒だと僕は思うんです。頭の中にイメージは出来てる。この音楽を手にとって聴いてくれた人の顔もイメージに出てくる。だけど、そのゴールまでの間に寄り道したりチャレンジしたり、上手くいったりいかなかったり、偶発的に新しい発想が生まれたり、クネクネと歩みを進めることで、人生の一端を感じてもらえる魂のこもった音楽が生まれると信じてるんです。
山の頂上まで車でピューっと行ったよって人の話と、頂上に着くまでに色々な出会いや経験があった人の話は、どっちが聞いていて興味をそそられるだろう?
僕は山の頂上まで車で行った人の話でもウケちゃうかもしれないけど、途中にストーリーがある人の話が聞きたいな。
だって、ワクワク、ドキドキ、ハラハラ、ソワソワ、イエーイイエーイって感じで色々な感情体験が人生生きていて楽しいと感じることなんだもん。
だから音楽が完成する山の頂上に辿り着くまでに起こった色々な体験を音を通して、少しでも、僅かでも一端でも感じてもらえるよう日々、技術を磨く。
いくら山の頂上に着くまでに色々な体験をしても人に上手く話す技術がなかったら、誰も楽しく聞いてくれない。
音楽も技術はあくまで手段。作者の背景にある何かを伝える為の手段。手段だからこそ卓越した技術を磨く必要があるんです。
卓越した技術が、伝えたい何かとピタッとハマったとき、奇跡的な美しさとなって人に感動を与えると信じてる。
そんなことを日々思い、感じながら、来るべき時に備えて毎日技術と感性を磨く。
僕はまだまだその道の途中だけど、きっとこの道の途中の未完成さにも何かを感じてくれるリスナーがいると信じてるし、そういうリスナーの存在が僕にまた前に進む力をくれる。
パロサントでのアミナコレクションさんとのコラボも、「今」のベストを尽くした内容であるし、制作の山の頂上に辿り着くまでに右往左往した制作体験の一端がなんかしらの形で感じてもらえる内容になってると思う。
パロサントの煙のゆらぎと匂いと共に音楽の背景に少しの時間だけでも耳と感覚を寄せてみてほしいな!
きっと素敵な体験となると思う。
NOMADYパロサント再入荷決定/2022年コラボレーションアイテム
横浜生まれのAminaとREO MATSUMOTOが音楽とアロマでコラボレーション。パロサントの香りと、このコラボのためだけの書き下ろしオリジナルサウンドと共に、朝・昼・夜を特別なひとときに。それぞれの時間帯にマッチした楽曲ダウンロード用QRコードが封入されています。
現在完売しておりますが、大好評につき2023年夏頃再入荷が決定しています!お楽しみに!
ライタープロフィール:
REO MATSUMOTO (松本族/DAHMA/GoodFellas TOKYO)-Japan BeatBox Team Champion (2011)
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