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2022年4月より連載を開始し、今ではアミナフライヤーズを代表するほどの人気コラムとなったLucia Travel(ルチアトラベル)。臨場感溢れる“旅”の体験談に、好奇心を掻き立てられてきた方も少なくないのではないでしょうか。
他ではなかなか聞くことのできないエピソードが綴られる当コラムですが、どんな方が執筆を担当しているのかについては、今まであまり明かされてきませんでした。 そこで今回はいつもの連載をお休みして、Lucia Travelの筆者 R.香月さんへのインタビューをお届けいたします!
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Lucia Travelでは、これまでR.香月さんが体験されてきた“旅”のエピソードを綴っていただいていますが、普段は何をされている方なのでしょうか。
普段は出版関係でライターとして働いています。 幼い頃から本を読むのが好きで、10歳くらいの頃にライターになろうと決めてから、ずっとそれ一本で生きてきました。
一応2児の母でもあるので、プライベートは母親として過ごすことが多いです。それ以外の時間では、主人のバイクの後ろに乗って、夫婦二人でツーリングに行くこともありますね。
(母としての一面は、『ハーフの苦悩』にて)
R.香月さんが世界中を旅されていた時のお話は、ご主人も含めご家族はどう思われているのでしょうか。
主人には以前からシャーマンの話とかはしていましたが、ここまでディープだと思わなかったっていうのは最近よく言われますね。
両親には、また勝手にやっているなと思われていると思います(笑)
たしかに、かなりディープな体験をされている印象は強いです(笑) だからこそ連載をオファーさせていただいたという背景もありますが、実際オファーがあった時は率直にどう感じましたか?
純粋に嬉しかったです。 でもこれまで紙媒体の仕事にしか携わってなかったので、ネットの記事というのが正直不安でもありました。私の硬い文章で大丈夫かなって。
でも今はネットの記事ならではのレスポンスといいますか、人の流れや反応なんかが瞬時に分かる楽しさを教えてもらいました。見出しを変えるとこうヒットするとか、こう変えたほうが良いとかですね。
それを実際変えてみてからの良い変化を聞くと、ネットの記事って小さな加減で大きく変えられたりするんだなって、新しい発見でした。
海外に興味を持ったのはいつ頃からですか?また、そのきっかけは?
15.6歳の頃でしょうか。雑誌でアユタヤ遺跡の写真を見た時に、「ここに行ったら自由になれるかもしれない」って思ったのが海外へ興味を持ち始めたきっかけでした。
結構抑圧された子供時代を過ごしていたので、自由への憧れが強かったのかもしれません。
初めて海外に行かれたのは?
大学1年生の頃だったので、19歳だったと思います。 実家が田舎の厳しい家だったので、英語を学びに行くという大前提でオーストラリアへホームステイに行きました。
マイナーな国へ多く行かれている印象ですが、最初は英語圏だったんですね。
そうですね。初めての海外でしたし、しかもまだ未成年だったので。 親に行ってきますという手前なるべく安全そうな場所を選びました。
英語圏で比較的治安が良ければ、正直どこでもよかったです(笑)
(笑)実際海外に初めて行った時の心境は?
緊張しすぎて緊張しすぎて…。飛行機は何回か乗り継ぎがあったんですけど、その間一度もトイレに行かなかったほど緊張していました。
でもオーストラリアに着いてからはとにかく楽しくて、今まで感じたことのないほどの自由と開放感を感じていましたね。日本にいる時は朝起きるのが辛かったのに、オーストラリアでは起きた瞬間から「あ、今日何しよう」って常にワクワクしていたりして…。
日本が恋しいとかも全く思わなくて、帰るギリギリまで「もっといたい」って思っていました。
世界中を旅したR.香月さんでも、最初は緊張したんですね! そこから世界中を旅するほどまでに、海外にハマった“きっかけ”はありましたか?
緊張は今でもしますよ!飛行機に乗っているときは特に。 海外にハマった”きっかけ”は...。オーストラリアでの自由で開放的な気持ちが忘れられなくて、「それを味わうためには、また海外に行くしかない」という麻薬的な感覚でハマっていきました。
いろんな国を旅されていますが、1つの国に平均どれぐらい滞在していましたか?
時間があった大学生の頃は、最初に拠点となる場所(国)を決めて、そこから近くの国へ渡っていました。同じ国に長く滞在するわけではないですが、一度海外へ行くと数週間、数カ月と長かったです。
数カ月となるとお金の面も気になりますが、海外でもお仕事をしていたのでしょうか?
私の場合は日本でお金を貯めてしまって、今あるお金だけで旅するスタイルでした。 南米とかだと一度に半年近く滞在していたんですけど、その時でも25万ほどしか持っていかなかったと思います。
25万ほどでも海外で半年過ごせるものなのですね!
1泊1ドルほどの安宿に泊まっていたのもありますが、意外と25万ほどでも大丈夫です。 部屋にトイレもシャワーもない宿がスタンダードだと思っていたので、比較的安く旅ができていました。
そんなに安い宿で危険はありませんでしたか?
私が泊まっていたところは、そこまで危険という感じではありませんでした。 それと私の場合は無理して泊まっていたわけではなくて、安宿が良くて泊まっていたんです。
安宿だと、フロントのお兄さんが「あそこの店美味しいよ」「ツアー行きたいなら、ここがおすすめだよ」とか、そういう現地ならではの情報を教えてくれるので。スタッフとの距離が近い宿の方が、ハプニングも含めて楽しいことが良く起きる気がします。
宿を選ぶポイント以外にも、旅するうえで心掛けていたことは何かありますか?
心掛けていることは、郷に入っては郷に従えじゃないですけど、その国の人から見て不快に思うような恰好はしないように気をつけています。イスラム教の国に行くことも多かったので、そのときはなるべく肌は露出しないようにとか。最低限のマナーですね。
あとは反面教師として気をつけていたことですが、行った先での体験や経験は大切にしていました。
日本人のバックパッカーの方で、移動中ずっとYouTubeや映画を見ていたり、出掛けた先でも日本食ばかり食べている方って結構多いので…。そういう光景を見て、今でなくてもいいことはしないで、そこでしか味わえない体験や経験を大切にしようと心掛けていました。
なるほど。これは無意識にしてしまう方も多いかもしれませんね。 その他にも、これは気を付けた方がいいよというエピソードはありますか?
お財布を人前で出さないとかはよく言われますが、具体的な対策として、例えば全財産が10,000円だとしたら、3,000円に分けてそれぞれ別のお財布に入れおくのがおすすめです。 実際もし何かあった時に「もうこれしかないから!」って渡せますし、お金は細めに分けて隠しておくのが安心ですね。
あとは、スマホだけに頼りきっている人!目的地への行き方が分からないなら、スマホで調べるのではなく周りの人に聞いてみてください。言葉が分からなくたって何とかなります。 スマホだけに夢中になっていると、危ない雰囲気や不穏な動きを見逃してしまいますよ!
立ち入った話になりますが、国際結婚をされていたということで、何がきっかけだったのでしょうか?
当時はとにかくいろんな国を旅していて、旅先で出会ってなんとなく家族みたいな雰囲気になっちゃったので結婚しちゃいました(笑)
相手の家族ともいつの間にか一緒に暮らすようになっていたので、みんなが私のことを「もう家族じゃない!」ってみんなが思うようになっていたんです。それならじゃぁ家族になってしまおう、みたいな。
なるほど、すごい展開ですね! 結婚してからは、すぐ日本で一緒に暮らされたんですか?
国際結婚ってすごく難しいので、結婚しようと思ってから実際結婚するまでに1年半ぐらいかかるんです。 結婚を決めてから日本に帰って、日本で山のような書類に手続きをして、その書類を持って相手の国まで行って、今度はまた国中を駆け回るほどの勢いで書類をかき集めて…。
そこまでしてやっと結婚できてもビザの問題があったりするので、日本で一緒に住めるようになったのは、結婚してから8~9ヶ月経ってからでした。
国際結婚って大変そうなイメージはありましたけど、やっぱり大変なんですね。
そうですね。 でも国によっても違いますし、出会った場所によっても変わってくると思います。
私の場合は出会いが元夫の国だったので、元夫からしたら初めての日本で戸惑うことは多かったはずです。もともと日本に住んでいて、日本のことをある程度分かっている人であれば、そんなに難しくないのではと思います。
ではお二人の場合は、旦那さんの方が日本で暮らしていくことが困難になってしまったという形なのでしょうか?
うーん…。日本で暮らしていくことというか、日本の“結婚”の文化が彼には理解できなかったみたいです。育った環境もそうですし、元夫はイスラム教徒だったのでやっぱり宗教の壁も大きかったです。
ジブチのコラムでも書いたように、お金を全部使ってしまったりとかもあって。 貯金しようとか、1ヶ月のお金を分けて使うとかが全然できないので、そういうところが日本とやっぱり合わないですよね。それはもうどうにもならない概念です。
でも本当に結婚も離婚も全く後悔していなくて、多分人生巻き戻しても同じ選択をすると思います。まぁ、絶対離婚しますけど(笑)本当大変なんです!
R.香月さんらしいです(笑) 『ハーフの苦悩』でも登場してくれましたが、お子さんとても素敵ですよね。
ありがとうございます。 自分自身がハーフではないので、ハーフの子の親になって世間の見方は変わりました。
私一人だったら逆立ちしてもできない経験を、自分の子を通して、今しています。 なので、人生のギフトをもらったと言いますか、なかなかできない経験をさせてもらったなと思っています。
今後も旅をする予定はありますか?するならどこに行きたいですか?
今のところ予定はありませんが、次に行く国はトルクメニスタンってもう決めています。 トルクメニスタンはウズベキスタンの隣の国なんですけど、少し前にウズベキスタンに行った時この国がすごく大好きになったので、同じ中央アジアで似たような雰囲気を持つトルクメニスタンにも行ってみたいんです。
それと、50年以上ずっと火が燃え続けている“地獄の門”と呼ばれる穴があるらしいので、ぜひそれも見てみたいと思っています。
50年以上火が消えずに燃え続けているんですか?
はい。その昔に事故によって開いた穴から有毒ガスが出てきてしまって、それを食い止めるために「火つけちゃえ」って軽い気持ちでつけた火が、未だに燃え続けているんです。
ただ、昨年になって大統領が「火を鎮火しようと思う」って宣言を出したので、50年以上燃えていた火も消える日が近いらしいとか。なので、消える前に見に行きたいと思っています。
ぜひ消える前に行っていただいて、コラムで皆さんにご紹介していただきたいですね! その他にもどこか行きたいところはありますか?
あとはやっぱりインドですね。インドはまだ呼んでもらえてないので。 呼ばれるたびに違うところに行く羽目になっていたので、そろそろ呼んでもらってもいい頃なんじゃないかな。
呼ばれるというのは、誰かに呼ばれるということでしょうか?
いえ、インドって呼ばれないと行けないっていうジンクスがバックパッカーの間にあるんです。私も行こうとするのですが、親族の不幸や逆に別国に住む友人に招待されたりして、いつも直前でダメになっちゃうとかが多くて、結局まだ行けてないんですよね。
そういう現象が起きるのはインドだけです。
アミナコレクションでもインド出張に行くスタッフはいますが、それも呼ばれているってことなんでしょうか。
そうだと思います。 多分呼んでもらえなかったら、私みたいに自分ではどうにもできない何かが起きて、結局行けなくなっているはずです。
R.香月さんというと海外の印象が強いですが、国内にはあまり興味はありませんか?
興味はあります。 私が行きたいと思った所へなら、国内であっても行きますよ。
先日も滝行に行ってきました。
それは行った先に、たまたま滝行ができる場所があったというわけではなく?
はい、滝行がしたくて、滝行ができる場所を探していきました。 その時は奥多摩でしたね。
なるほど。それもまたR.香月さんらしいですね! ではせっかくなので、次回のコラムで詳しくお聞かせいただければと思います!
最後に、R.香月さんのように世界中を旅したいと憧れる方々に向けて一言お願いします!
頭で考えすぎず、まずは飛び込んでみてください。 もしかしたらキラキラな体験ばかりではないかもしれません。でも教科書やYouTube越しでは分からない、その体験こそが旅の醍醐味!そして世界の美しさを知り、異宗教や多民族に理解を深めてくれたら嬉しいです。
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大学卒業後、ライター&編集者として出版社や新聞社に勤務。 マイナーな国をメインに、世界中を旅する。 旅先で出会ったイスラム教徒と国際結婚。 出産&離婚&再婚を経て現在は2児の母。 公式HP:Lucia Travel
2022年4月より連載を開始し、今ではアミナフライヤーズを代表するほどの人気コラムとなったLucia Travel(ルチアトラベル)。臨場感溢れる“旅”の体験談に、好奇心を掻き立てられてきた方も少なくないのではないでしょうか。
他ではなかなか聞くことのできないエピソードが綴られる当コラムですが、どんな方が執筆を担当しているのかについては、今まであまり明かされてきませんでした。
そこで今回はいつもの連載をお休みして、Lucia Travelの筆者 R.香月さんへのインタビューをお届けいたします!
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目次
ライターR.香月って何者なの?
Lucia Travelでは、これまでR.香月さんが体験されてきた“旅”のエピソードを綴っていただいていますが、普段は何をされている方なのでしょうか。
普段は出版関係でライターとして働いています。
幼い頃から本を読むのが好きで、10歳くらいの頃にライターになろうと決めてから、ずっとそれ一本で生きてきました。
一応2児の母でもあるので、プライベートは母親として過ごすことが多いです。それ以外の時間では、主人のバイクの後ろに乗って、夫婦二人でツーリングに行くこともありますね。
(母としての一面は、『ハーフの苦悩』にて)
R.香月さんが世界中を旅されていた時のお話は、ご主人も含めご家族はどう思われているのでしょうか。
主人には以前からシャーマンの話とかはしていましたが、ここまでディープだと思わなかったっていうのは最近よく言われますね。
両親には、また勝手にやっているなと思われていると思います(笑)
たしかに、かなりディープな体験をされている印象は強いです(笑)
だからこそ連載をオファーさせていただいたという背景もありますが、実際オファーがあった時は率直にどう感じましたか?
純粋に嬉しかったです。
でもこれまで紙媒体の仕事にしか携わってなかったので、ネットの記事というのが正直不安でもありました。私の硬い文章で大丈夫かなって。
でも今はネットの記事ならではのレスポンスといいますか、人の流れや反応なんかが瞬時に分かる楽しさを教えてもらいました。見出しを変えるとこうヒットするとか、こう変えたほうが良いとかですね。
それを実際変えてみてからの良い変化を聞くと、ネットの記事って小さな加減で大きく変えられたりするんだなって、新しい発見でした。
海外への興味は、幼い頃に抱いた自由への憧れから
海外に興味を持ったのはいつ頃からですか?また、そのきっかけは?
15.6歳の頃でしょうか。雑誌でアユタヤ遺跡の写真を見た時に、「ここに行ったら自由になれるかもしれない」って思ったのが海外へ興味を持ち始めたきっかけでした。
結構抑圧された子供時代を過ごしていたので、自由への憧れが強かったのかもしれません。
初めて海外に行かれたのは?
大学1年生の頃だったので、19歳だったと思います。
実家が田舎の厳しい家だったので、英語を学びに行くという大前提でオーストラリアへホームステイに行きました。
マイナーな国へ多く行かれている印象ですが、最初は英語圏だったんですね。
そうですね。初めての海外でしたし、しかもまだ未成年だったので。
親に行ってきますという手前なるべく安全そうな場所を選びました。
英語圏で比較的治安が良ければ、正直どこでもよかったです(笑)
(笑)実際海外に初めて行った時の心境は?
緊張しすぎて緊張しすぎて…。飛行機は何回か乗り継ぎがあったんですけど、その間一度もトイレに行かなかったほど緊張していました。
でもオーストラリアに着いてからはとにかく楽しくて、今まで感じたことのないほどの自由と開放感を感じていましたね。日本にいる時は朝起きるのが辛かったのに、オーストラリアでは起きた瞬間から「あ、今日何しよう」って常にワクワクしていたりして…。
日本が恋しいとかも全く思わなくて、帰るギリギリまで「もっといたい」って思っていました。
世界中を旅したR.香月さんでも、最初は緊張したんですね!
そこから世界中を旅するほどまでに、海外にハマった“きっかけ”はありましたか?
緊張は今でもしますよ!飛行機に乗っているときは特に。
海外にハマった”きっかけ”は...。オーストラリアでの自由で開放的な気持ちが忘れられなくて、「それを味わうためには、また海外に行くしかない」という麻薬的な感覚でハマっていきました。
世界中を旅した“R.香月流の旅スタイル”
いろんな国を旅されていますが、1つの国に平均どれぐらい滞在していましたか?
時間があった大学生の頃は、最初に拠点となる場所(国)を決めて、そこから近くの国へ渡っていました。同じ国に長く滞在するわけではないですが、一度海外へ行くと数週間、数カ月と長かったです。
数カ月となるとお金の面も気になりますが、海外でもお仕事をしていたのでしょうか?
私の場合は日本でお金を貯めてしまって、今あるお金だけで旅するスタイルでした。
南米とかだと一度に半年近く滞在していたんですけど、その時でも25万ほどしか持っていかなかったと思います。
25万ほどでも海外で半年過ごせるものなのですね!
1泊1ドルほどの安宿に泊まっていたのもありますが、意外と25万ほどでも大丈夫です。
部屋にトイレもシャワーもない宿がスタンダードだと思っていたので、比較的安く旅ができていました。
そんなに安い宿で危険はありませんでしたか?
私が泊まっていたところは、そこまで危険という感じではありませんでした。
それと私の場合は無理して泊まっていたわけではなくて、安宿が良くて泊まっていたんです。
安宿だと、フロントのお兄さんが「あそこの店美味しいよ」「ツアー行きたいなら、ここがおすすめだよ」とか、そういう現地ならではの情報を教えてくれるので。スタッフとの距離が近い宿の方が、ハプニングも含めて楽しいことが良く起きる気がします。
宿を選ぶポイント以外にも、旅するうえで心掛けていたことは何かありますか?
心掛けていることは、郷に入っては郷に従えじゃないですけど、その国の人から見て不快に思うような恰好はしないように気をつけています。イスラム教の国に行くことも多かったので、そのときはなるべく肌は露出しないようにとか。最低限のマナーですね。
あとは反面教師として気をつけていたことですが、行った先での体験や経験は大切にしていました。
日本人のバックパッカーの方で、移動中ずっとYouTubeや映画を見ていたり、出掛けた先でも日本食ばかり食べている方って結構多いので…。そういう光景を見て、今でなくてもいいことはしないで、そこでしか味わえない体験や経験を大切にしようと心掛けていました。
なるほど。これは無意識にしてしまう方も多いかもしれませんね。
その他にも、これは気を付けた方がいいよというエピソードはありますか?
お財布を人前で出さないとかはよく言われますが、具体的な対策として、例えば全財産が10,000円だとしたら、3,000円に分けてそれぞれ別のお財布に入れおくのがおすすめです。
実際もし何かあった時に「もうこれしかないから!」って渡せますし、お金は細めに分けて隠しておくのが安心ですね。
あとは、スマホだけに頼りきっている人!目的地への行き方が分からないなら、スマホで調べるのではなく周りの人に聞いてみてください。言葉が分からなくたって何とかなります。
スマホだけに夢中になっていると、危ない雰囲気や不穏な動きを見逃してしまいますよ!
旅の途中で出会い、そして国際結婚
立ち入った話になりますが、国際結婚をされていたということで、何がきっかけだったのでしょうか?
当時はとにかくいろんな国を旅していて、旅先で出会ってなんとなく家族みたいな雰囲気になっちゃったので結婚しちゃいました(笑)
相手の家族ともいつの間にか一緒に暮らすようになっていたので、みんなが私のことを「もう家族じゃない!」ってみんなが思うようになっていたんです。それならじゃぁ家族になってしまおう、みたいな。
なるほど、すごい展開ですね!
結婚してからは、すぐ日本で一緒に暮らされたんですか?
国際結婚ってすごく難しいので、結婚しようと思ってから実際結婚するまでに1年半ぐらいかかるんです。
結婚を決めてから日本に帰って、日本で山のような書類に手続きをして、その書類を持って相手の国まで行って、今度はまた国中を駆け回るほどの勢いで書類をかき集めて…。
そこまでしてやっと結婚できてもビザの問題があったりするので、日本で一緒に住めるようになったのは、結婚してから8~9ヶ月経ってからでした。
国際結婚って大変そうなイメージはありましたけど、やっぱり大変なんですね。
そうですね。
でも国によっても違いますし、出会った場所によっても変わってくると思います。
私の場合は出会いが元夫の国だったので、元夫からしたら初めての日本で戸惑うことは多かったはずです。もともと日本に住んでいて、日本のことをある程度分かっている人であれば、そんなに難しくないのではと思います。
ではお二人の場合は、旦那さんの方が日本で暮らしていくことが困難になってしまったという形なのでしょうか?
うーん…。日本で暮らしていくことというか、日本の“結婚”の文化が彼には理解できなかったみたいです。育った環境もそうですし、元夫はイスラム教徒だったのでやっぱり宗教の壁も大きかったです。
ジブチのコラムでも書いたように、お金を全部使ってしまったりとかもあって。
貯金しようとか、1ヶ月のお金を分けて使うとかが全然できないので、そういうところが日本とやっぱり合わないですよね。それはもうどうにもならない概念です。
でも本当に結婚も離婚も全く後悔していなくて、多分人生巻き戻しても同じ選択をすると思います。まぁ、絶対離婚しますけど(笑)本当大変なんです!
R.香月さんらしいです(笑)
『ハーフの苦悩』でも登場してくれましたが、お子さんとても素敵ですよね。
ありがとうございます。
自分自身がハーフではないので、ハーフの子の親になって世間の見方は変わりました。
私一人だったら逆立ちしてもできない経験を、自分の子を通して、今しています。
なので、人生のギフトをもらったと言いますか、なかなかできない経験をさせてもらったなと思っています。
これからの旅の予定は?底知れない好奇心と、行動力の行く先へ
今後も旅をする予定はありますか?するならどこに行きたいですか?
今のところ予定はありませんが、次に行く国はトルクメニスタンってもう決めています。
トルクメニスタンはウズベキスタンの隣の国なんですけど、少し前にウズベキスタンに行った時この国がすごく大好きになったので、同じ中央アジアで似たような雰囲気を持つトルクメニスタンにも行ってみたいんです。
それと、50年以上ずっと火が燃え続けている“地獄の門”と呼ばれる穴があるらしいので、ぜひそれも見てみたいと思っています。
50年以上火が消えずに燃え続けているんですか?
はい。その昔に事故によって開いた穴から有毒ガスが出てきてしまって、それを食い止めるために「火つけちゃえ」って軽い気持ちでつけた火が、未だに燃え続けているんです。
ただ、昨年になって大統領が「火を鎮火しようと思う」って宣言を出したので、50年以上燃えていた火も消える日が近いらしいとか。なので、消える前に見に行きたいと思っています。
ぜひ消える前に行っていただいて、コラムで皆さんにご紹介していただきたいですね!
その他にもどこか行きたいところはありますか?
あとはやっぱりインドですね。インドはまだ呼んでもらえてないので。
呼ばれるたびに違うところに行く羽目になっていたので、そろそろ呼んでもらってもいい頃なんじゃないかな。
呼ばれるというのは、誰かに呼ばれるということでしょうか?
いえ、インドって呼ばれないと行けないっていうジンクスがバックパッカーの間にあるんです。私も行こうとするのですが、親族の不幸や逆に別国に住む友人に招待されたりして、いつも直前でダメになっちゃうとかが多くて、結局まだ行けてないんですよね。
そういう現象が起きるのはインドだけです。
アミナコレクションでもインド出張に行くスタッフはいますが、それも呼ばれているってことなんでしょうか。
そうだと思います。
多分呼んでもらえなかったら、私みたいに自分ではどうにもできない何かが起きて、結局行けなくなっているはずです。
R.香月さんというと海外の印象が強いですが、国内にはあまり興味はありませんか?
興味はあります。
私が行きたいと思った所へなら、国内であっても行きますよ。
先日も滝行に行ってきました。
それは行った先に、たまたま滝行ができる場所があったというわけではなく?
はい、滝行がしたくて、滝行ができる場所を探していきました。
その時は奥多摩でしたね。
なるほど。それもまたR.香月さんらしいですね!
ではせっかくなので、次回のコラムで詳しくお聞かせいただければと思います!
最後に、R.香月さんのように世界中を旅したいと憧れる方々に向けて一言お願いします!
頭で考えすぎず、まずは飛び込んでみてください。
もしかしたらキラキラな体験ばかりではないかもしれません。でも教科書やYouTube越しでは分からない、その体験こそが旅の醍醐味!そして世界の美しさを知り、異宗教や多民族に理解を深めてくれたら嬉しいです。
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筆者プロフィール:R.香月(かつき)
大学卒業後、ライター&編集者として出版社や新聞社に勤務。
マイナーな国をメインに、世界中を旅する。
旅先で出会ったイスラム教徒と国際結婚。
出産&離婚&再婚を経て現在は2児の母。
公式HP:Lucia Travel