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世界無形文化遺産にも登録された、バティック。バティックには、王宮や一部の上流階級の人だけが身にまとうことを許されていた模様があったそうです。 バティックには単色で染められたものから、様々な色を使って染められたもの、細かく繊細な模様など、たくさんの種類があります。今回はそんなインドネシアの特産品、とっても魅力的なインドネシアバティックについてお伝えしようと思います。
バティックとは、コットン生地に施す、ろうけつ染めのようなもので、インドネシアの特産品のひとつでもあります。色や柄は多種多様で、本当に美しい物ばかりです。 ろうけつ染めは、ロウが割れたところに色が入り、独特な風合いを醸し出します。近年ではスクリーンプリントなどの印刷のバティックも出ていて、更に表現の幅が広がりました。
それではバティックを語るにあたって無視できない、インドネシアの歴史や文化的背景も一緒に見て行きましょう!
バティックは元々、王宮文化から来ているので、王宮や一部の上流階級の人だけが身にまとうことを許されていた特別な『禁制模様』というものがありました。
例えばクリスという短剣をイメージして作られたと言われているパラン模様。当時、王族の中でも更に高い地位の人だけが身に着けることを許可されていた模様だそうです。今は誰でも身に着けることができますが、当時、一般人がパラン模様を身に着けていたら、どうなっていたのでしょうね。
そして19世紀頃、ヨーロッパでバティックが大流行します。それに加え、当時オランダの統治下にあったインドネシアでバティックの産業化が始まりました。 この頃のバティックにはオランダ人女性が参入していたので、ヨーロッパ風の柄が取り入れられていたそうです。それが功を奏したのか、バティックはまたたく間に人気になり商業用製品へと変わって行きました。
第二次世界大戦中には日本の統治下にあった時期もあり、着物を意識したような柄のバティックも作られていたと言います。これはこれで日本人としてはとても興味がありますよね。きっと日本人が思い浮かばないような素敵な色使いだったことでしょう。
1949年にインドネシア共和国として独立宣言をしてから、完全に独立を果たしたインドネシアの初代大統領スカルノによって、インドネシアの伝統を守るため、新しいバティックを作るようになったのがインドネシアバティックと呼ばれるもので、2009年に世界無形文化遺産に登録された、バティックの基礎になっているのです。
さて、そんなインドネシアバティックが、どのような製法で作られるのか、また、出来上がるまでにどのくらいかかるのか、気になりますよね。次の項目ではそれらについてお伝えしようと思います。
オランダや日本の統治下から独立したインドネシアが伝統を取り戻すべく新しいバティックに力を注いだということでしたが、その努力が報われたのが2009年10月2日。ユネスコによって世界無形文化遺産に認定されました!インドネシアではユネスコに登録された日である10月2日を『バティックの日』と定め、その日にはバティック着用を呼びかけるほど国中が盛り上がるそうです。 特に有名なのがジャワ産のバティックで、日本では『ジャワ更紗』とも呼ばれています。
バティックの基本はろうけつ染めですが、現代ではろうけつ染めだけに拘らず様々な技法を駆使して作られています。
ろうけつ染めとは、ロウで模様を描いたり、ロウが付いた型で布にスタンプしてロウを生地にのせ、ロウをのせた部分とのせてない部分を染め分ける技法です。一枚の布が出来上がるまでの製作時間は様々ですが、大体数週間~数か月で作られます。中には1年以上かかる作品もあるそうです!すごいですよね。
加熱したロウをチャップですくって、チャップの先端の細くなった部分からロウを垂らし図柄を描いていきます。ロウを垂らした部分は染まらないので、線や絵を描いた部分以外の所に色が入ります。大きな布に手描きでロウをのせていくなんて、想像するだけで凄く手間暇がかかっているのが分かりますよね! ちなみにチャップとはインドネシア語で柄杓(ひしゃく)という意味だそうですよ!
銅製の型(スタンプ)に加熱したロウを塗り、布にスタンプを押すように絵柄を移していく製法です。この銅製の型(スタンプ)の事をチャップと言います。 同じパターンで安定した図柄を表現することができるので、手描きよりは安定していると思いますが、時々、柄が微妙にずれたものもあるそうです。それがまた手作りを味わう醍醐味のひとつでもあります。
手描きと型押しを組み合わせたもののことを、バティック・コンビナシと言います。両方を組み合わせることによって、規則的な中に普遍的な図柄を作ることができます。 実際にバティック・コンビナシの柄を見てみると、規則的な図柄と図柄の間に手描きを施した物がありとても美しいです。
スクリーンプリントで布に印刷したバティックです。デザインや色使いに多様性があり、比較的安く手に入れることが可能です。スクリーンプリントはリネンやコットンなどの天然素材だけではなく、様々な素材にプリントできるのが特徴です。
他にも絞り染めやロウを使わないバティックもあり、今では本当にバラエティーに富んだバティックを目にすることができます。
バリ直輸入の蓮模様のタペストリー。 鮮やかな発色が魅力的!職人による手作業で作られているので、全てが一点物になります!
素材:レーヨン100% サイズ:100cm×100cm
バリ直輸入のタペストリー。 ブルーとグリーンの2色展開で、どちらも色鮮やかで素敵です。 同じ商品でもにじみやグラデーションに同じものがないのが魅力です!
バリ直輸入のマンダラ模様のタペストリー。 ブルーとレッドの2色展開で、カラフルに見えても、落ち着いた色柄になっています。 手作りならではの、あたたかみを感じてください。
様々な染め方のある染物の中でも、少し特殊なバティック。2009年、ユネスコに世界無形文化遺産として登録されるまでに、オランダや日本など異国の文化の影響を受けた歴史を持つインドネシアだからこそ、様々な美しい模様が表現できるのかも知れませんね。 インドネシアの伝統や文化を知って、一点物の商品に出会い、生活に取り込んでみてはいかがでしょうか。
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世界無形文化遺産にも登録された、バティック。バティックには、王宮や一部の上流階級の人だけが身にまとうことを許されていた模様があったそうです。
バティックには単色で染められたものから、様々な色を使って染められたもの、細かく繊細な模様など、たくさんの種類があります。今回はそんなインドネシアの特産品、とっても魅力的なインドネシアバティックについてお伝えしようと思います。
目次
バティックとは?
バティックとは、コットン生地に施す、ろうけつ染めのようなもので、インドネシアの特産品のひとつでもあります。色や柄は多種多様で、本当に美しい物ばかりです。
ろうけつ染めは、ロウが割れたところに色が入り、独特な風合いを醸し出します。近年ではスクリーンプリントなどの印刷のバティックも出ていて、更に表現の幅が広がりました。
それではバティックを語るにあたって無視できない、インドネシアの歴史や文化的背景も一緒に見て行きましょう!
バティックの歴史について
バティックは元々、王宮文化から来ているので、王宮や一部の上流階級の人だけが身にまとうことを許されていた特別な『禁制模様』というものがありました。
例えばクリスという短剣をイメージして作られたと言われているパラン模様。当時、王族の中でも更に高い地位の人だけが身に着けることを許可されていた模様だそうです。今は誰でも身に着けることができますが、当時、一般人がパラン模様を身に着けていたら、どうなっていたのでしょうね。
そして19世紀頃、ヨーロッパでバティックが大流行します。それに加え、当時オランダの統治下にあったインドネシアでバティックの産業化が始まりました。
この頃のバティックにはオランダ人女性が参入していたので、ヨーロッパ風の柄が取り入れられていたそうです。それが功を奏したのか、バティックはまたたく間に人気になり商業用製品へと変わって行きました。
第二次世界大戦中には日本の統治下にあった時期もあり、着物を意識したような柄のバティックも作られていたと言います。これはこれで日本人としてはとても興味がありますよね。きっと日本人が思い浮かばないような素敵な色使いだったことでしょう。
1949年にインドネシア共和国として独立宣言をしてから、完全に独立を果たしたインドネシアの初代大統領スカルノによって、インドネシアの伝統を守るため、新しいバティックを作るようになったのがインドネシアバティックと呼ばれるもので、2009年に世界無形文化遺産に登録された、バティックの基礎になっているのです。
さて、そんなインドネシアバティックが、どのような製法で作られるのか、また、出来上がるまでにどのくらいかかるのか、気になりますよね。次の項目ではそれらについてお伝えしようと思います。
10月2日は『バティックの日』!世界無形文化財にも登録されている伝統技法
オランダや日本の統治下から独立したインドネシアが伝統を取り戻すべく新しいバティックに力を注いだということでしたが、その努力が報われたのが2009年10月2日。ユネスコによって世界無形文化遺産に認定されました!インドネシアではユネスコに登録された日である10月2日を『バティックの日』と定め、その日にはバティック着用を呼びかけるほど国中が盛り上がるそうです。
特に有名なのがジャワ産のバティックで、日本では『ジャワ更紗』とも呼ばれています。
どのような製法で作る?製作時間は?
バティックの基本はろうけつ染めですが、現代ではろうけつ染めだけに拘らず様々な技法を駆使して作られています。
ろうけつ染めとは、ロウで模様を描いたり、ロウが付いた型で布にスタンプしてロウを生地にのせ、ロウをのせた部分とのせてない部分を染め分ける技法です。一枚の布が出来上がるまでの製作時間は様々ですが、大体数週間~数か月で作られます。中には1年以上かかる作品もあるそうです!すごいですよね。
①自由自在に描ける、手描きでバティック!バティック・トゥリス
加熱したロウをチャップですくって、チャップの先端の細くなった部分からロウを垂らし図柄を描いていきます。ロウを垂らした部分は染まらないので、線や絵を描いた部分以外の所に色が入ります。大きな布に手描きでロウをのせていくなんて、想像するだけで凄く手間暇がかかっているのが分かりますよね!
ちなみにチャップとはインドネシア語で柄杓(ひしゃく)という意味だそうですよ!
②型押しでろうけつ染め、バティック・チャップ
銅製の型(スタンプ)に加熱したロウを塗り、布にスタンプを押すように絵柄を移していく製法です。この銅製の型(スタンプ)の事をチャップと言います。
同じパターンで安定した図柄を表現することができるので、手描きよりは安定していると思いますが、時々、柄が微妙にずれたものもあるそうです。それがまた手作りを味わう醍醐味のひとつでもあります。
③手描きと型押しのミックス!バティック・コンビナシ
手描きと型押しを組み合わせたもののことを、バティック・コンビナシと言います。両方を組み合わせることによって、規則的な中に普遍的な図柄を作ることができます。
実際にバティック・コンビナシの柄を見てみると、規則的な図柄と図柄の間に手描きを施した物がありとても美しいです。
④スクリーンプリントで印刷!プリント・バティック
スクリーンプリントで布に印刷したバティックです。デザインや色使いに多様性があり、比較的安く手に入れることが可能です。スクリーンプリントはリネンやコットンなどの天然素材だけではなく、様々な素材にプリントできるのが特徴です。
他にも絞り染めやロウを使わないバティックもあり、今では本当にバラエティーに富んだバティックを目にすることができます。
バリ直輸入!チャイハネのバティック商品
ロータスタペストリー
バリ直輸入の蓮模様のタペストリー。
鮮やかな発色が魅力的!職人による手作業で作られているので、全てが一点物になります!
素材:レーヨン100%
サイズ:100cm×100cm
カレイドロータスタペストリー
バリ直輸入のタペストリー。
ブルーとグリーンの2色展開で、どちらも色鮮やかで素敵です。
同じ商品でもにじみやグラデーションに同じものがないのが魅力です!
素材:レーヨン100%
サイズ:100cm×100cm
ホライズンタペストリー
バリ直輸入のマンダラ模様のタペストリー。
ブルーとレッドの2色展開で、カラフルに見えても、落ち着いた色柄になっています。
手作りならではの、あたたかみを感じてください。
素材:レーヨン100%
サイズ:100cm×100cm
バティックを生活に取り入れよう
様々な染め方のある染物の中でも、少し特殊なバティック。2009年、ユネスコに世界無形文化遺産として登録されるまでに、オランダや日本など異国の文化の影響を受けた歴史を持つインドネシアだからこそ、様々な美しい模様が表現できるのかも知れませんね。
インドネシアの伝統や文化を知って、一点物の商品に出会い、生活に取り込んでみてはいかがでしょうか。
チャイハネの新定番アイテム!使用ユーザーに話を聞いてみた▼
ポーチなの?ネックレスなの?ポーチネックレスの魅力!
この記事が好きなあなたにおすすめ!▼
ブロックプリントのアトリエ訪問