60年代アングラロックバンド「ジャックス」の歌詞に見る民俗

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こんにちはフェイです。
今回は歌詞に民俗を感じるロックをご紹介致します。

「ジャックス」とは1960年代後半に活動した日本のサイケデリック・ロックバンドですが、この名前を聞いてピンとくる人はあまり多くないでしょう。
活動当時は一般的な人気を得ることはありませんでしたが、解散後、日本のロックの先駆者として高い評価を受けるようになりました。

なぜ歌詞が民俗を感じさせるのか?
早速見ていきましょう。

Jacks - Love Generation

「僕らは何かをしはじめようと
生きてるふりをしたくないために
時には死んだふりをしてみせる
時には死んだふりをしてみせるのだ

しようと思えば空だって飛べる
そう思える時嬉しさのあまり
泣きながら飲めない酒をかわす
泣きながら飲めない酒をかわすのだ

信じたいために親も恋人をも
すべてあらゆる大きなものを疑うのだ

大人っていうのはもっと素敵なんだ
子供の中に大人は生きてるんだ

実はひとりになりたいゆえに
バカみたいにたくさんの人と話すのだ
僕らの言葉の奥には愛が
僕らの言葉の奥には愛がいっぱいある
ラララ……」

人間の生き様、ヒューマニズム、永遠の子供、愛、生きるための手段、やろうと思えばなんでもできるなど、人間が生きる全ての事柄が要約されていると思います。
僕はそこに強く民俗を感じるのです。これが日本人のこぶし、ソウルなのだと思うのです。

皆さまはどう思いますか?

こういった歌詞の中に民俗を感じとることはとても大事なことだと思います。
皆さまの思う民俗的な歌詞を是非探してみて下さい。

それではジャックスを聴いてお別れしましょう。

Jacks - Marianne

Jacks - Vacant World

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筆者プロフィール:@feizemin

中学の頃はクラシック音楽少年だったが親戚にビートルズのカセットテープを借りて聴いたその日よりロックミュージックに目覚める。
現在は営業部に所属している傍ら、プライベートでは自身のグループfeimoというオリジナルグループで日々オリジナルソングを作ってレコーディングなどおこない、音楽を通じて人々を幸福に出来るよう活動中。

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