掲載日:2023.01.29
更新日:2024.08.22

サウナハットの魅力って?驚きの効果や選び方を詳しく解説!

ここ最近、男女を問わずサウナが大人気となっています。
そんなサウナを楽しむためのアイテムとして人気なのが“サウナハット”です。

そこで今回は“サウナハット”について、その効果や選び方などを詳しく解説します。
この記事を参考に、ぜひ充実したサ活を楽しみましょう。

サウナハットって何?どこからやってきたの?

「サ活」「サウナー」ということばが生まれるほど、日本ではサウナが浸透してきました。そんなサウナ愛好家たちがサウナに行くとき、「サウナハット」を持っていく人が増えています。
とんがり帽子のような見た目がかわいらしいサウナハットですが、ファッション性だけでなく、ちゃんとした効果があると知っているでしょうか。
まずはサウナハットとは何か、どこからやってきたのかについて解説します。

見た目だけではない!サウナハットはサウナで効果を発揮する帽子!

お風呂で帽子をかぶる人はいませんが、サウナでは帽子をかぶっている人を見かけます。サウナ利用時にかぶる帽子は“サウナハット”と呼ばれ、サウナ愛好家たちの間で人気となっているアイテムです。

見た目がオシャレでファッションアイテムとしても楽しめるサウナハットですが、頭部の保護や発汗促進など、サウナで効果を発揮する実用性に満ちた最強アイテムなのです。
もちろんデザインで選ぶのもアリですが、サ活を極めるならサウナハットの歴史や効果についても知っておきましょう。

サウナハットって何?どこからやってきたの?

サウナハットはどこからやってきた?日本に浸透したのはいつ?

サウナ発祥国として有名なフィンランドですが、サウナハットの起源はドイツだと言われています。
2022年ごろから今日まで続いている日本のサウナブームは現在第3次ブームですが、サウナハットの人気もここにきて高まってきました。そこでサウナハットがどこで生まれ、日本のサウナブームに浸透するまでの流れをご紹介します。

サウナ発祥の地フィンランドでの話

サウナ発祥の地フィンランドでも、サウナハットは人々に親しまれています。
ただ面白いことに、サウナハットの起源はフィンランドではなく中央ヨーロッパだと言われています。フィンランドでは戸建て住宅にサウナがあるのは当たり前で、集合住宅でも共用サウナが珍しくありません。自宅でサウナに入るときにはサウナハットやサウナマットは使用せず、公共のサウナを利用するときにだけサウナグッズを持参する人が多いようです。

サウナハットの起源ドイツ・ロシアの話

現在、サウナハットの起源はドイツだという説が有力です。これは中世ヨーロッパ、とくにドイツでは古くからサウナハットを多くの人が利用していたとわかっているからです。ドイツのサウナは個人で楽しむものというより、大人が楽しめる公衆娯楽施設として扱われています。

サウナや温泉、飲食施設などがある施設で、1日のんびり過ごす人が多く、水着・バスローブ・サウナハットなどで簡単に身なりを整えて、施設内で食事したりお酒を楽しんだりするのです。
一方ロシアのサウナ(バーニャ)も、複数人で楽しむことが前提となっています。ときには仕事の商談で使われることもあり、長時間サウナを楽しむためのアイテムとしてサウナハットが利用されています。

第3次サウナブームの日本

サウナハットは、第3次サウナブームとともに日本でも人気が高まっています。もちろん頭皮や髪の毛を守る意味で利用されていることも多いのですが、日本独自のサウナ文化も関係しているようです。

一般的な日本のサウナは高温低湿に設定され、だいたい温度は80~100℃、湿度は10~15%になっています。一方ドイツやロシアのサウナは中温高湿で、温度40~80℃・湿度20~40%くらいです。
90℃以上もある高温サウナに無防備で入ると、髪の毛や頭皮にダメージを受けやすくなります。またすっぴんで汗だくの顔を他人に見られたくないという理由で、サウナハットをかぶる人もいます。もともとサウナが生活に入り込んでいる海外と異なり、日本で親しまれているサウナハットは、より多くの人がサウナに親しめるように工夫されたアイテムとしての役割もあるのです。

サウナハットで得られる3つの効果

先ほど少し述べましたが、サウナハットは見た目のかわいらしさだけでなく、かぶることで得られる効果があります。
ここからはサウナハットで得られる3つの効果について紹介します。

のぼせ防止に効果的

お風呂に長時間入っていると「のぼせてしまう」ことがあります。これは脳にある毛細血管が拡張したままの状態になり、脳の血液循環に異常をきたすことでぼーっとしてしまうからです。
サウナのように高温な空間では、上昇する熱い空気によって頭部がもっとも熱せられます。サウナハットをかぶることにより、熱い空気が直接頭に当たらないように防ぐことができるのです。

髪や地肌をダメージから守る

日本のサウナは90℃以上の高温に設定されていることが多く、何もせずにサウナ室へ入ると、髪や頭皮が熱によるダメージを受けてしまいます。
特に熱による乾燥ダメージは大きく、パサパサ髪になったり頭皮が乾燥してしまったりするかもしれません。サウナハットをかぶれば、髪や地肌へのダメージを軽減できるでしょう。

髪や地肌をダメージから守る

発汗促進

サウナハットは全身の発汗促進に役立ちます。高温のサウナ室でサウナハットをかぶると、頭部の発汗を助けると同時に過度な発汗やムレを防ぐ効果が期待できます。頭部を快適に保つことで全身の発汗もスムーズになり、健康的な発汗促進につながることでしょう。

サウナハットが禁止!?気をつけたい注意事項やデメリット

海外だけでなく日本でも人気となっているサウナハットですが、気をつけたい注意事項やデメリットがあります。マナーを守ってサ活を楽しめるよう、マナーやルールについても知っておきましょう。

サウナハットが禁止!?気をつけたい注意事項やデメリット

施設のルールは守る

じつは、サウナハットの利用を禁止しているサウナ施設があるのを知っているでしょうか。
サウナハットの素材が排水溝を詰まらせたり、水風呂に浮いてしまったり、公共施設の水質・設備のクオリティーを保つためにサウナハットを利用禁止にしている施設もあります。

もちろん利用OKの施設も多いのですが、もし「サウナハット禁止」と記されていたらきちんとルールは守って着用しないようにしましょう。

サウナハットは目立つ!?

日本でのサウナ人気が高まっていますが、サウナハットをかぶっている人はまだ少なめです。サウナ常連者、つまりサウナーが集まる場所ではサウナハット使用率が上がり、気軽に楽しむサウナ初心者の間ではハット利用率が低いといった現象も起きています。そのため、場所によってはサウナハットをかぶると悪目立ちする可能性も否定できません。目立つのが嫌な人は、室内をのぞいてサウナハットをかぶっている人がいるか確認してから使用の判断を決めるのがおすすめです。

天然ウールのサウナハットはお手入れが大変

最近はデザインや機能性にこだわったサウナハットがたくさん登場していますが、もともとは天然ウールでできたサウナハットが主流でした。ウール素材は高い断熱性と保湿性が特徴で、頭部を守るために最適な素材です。ただひとつ、天然ウールでできたサウナハットは「水に弱い」という弱点があります。

サウナでは大量の汗をかくため、サウナハットをいつも清潔に保つためにこまめに洗濯したい人は多いでしょう。ところが洗濯機でウールのサウナハットを洗ってしまうと、型崩れや縮みを起こしてしまいます。ウール製品はぬるま湯で優しく手洗いし、カタチを整えて陰干しが基本ですから、少しお手入れが面倒に感じるかもしれません。

お手入れの手軽さを求めるなら、リネン・コットンや機能性素材のサウナハットを選びましょう。

サウナハットは岩盤浴にも効果はあるの?

サウナ人気は高まるばかりですが、効率的に汗をかける岩盤浴も人気があります。そこで疑問に思うのが、岩盤浴でのサウナハット着用についてです。結論から言うと、岩盤浴ではサウナハットをかぶる必要はありません。岩盤浴はサウナと比べて温度も湿度も低めです。そのため髪や頭皮へのダメージが少なく、サウナハットの効果は限定的といえます。また岩盤浴施設のなかにはサウナハット禁止とされていることも多いので、着用する場合はルールをきちんと守りましょう。

素材でチョイス!サウナハットの選び方

ウール・コットン・リネンといった天然素材だけでなく、ナイロンやポリエステル素材のサウナハットも登場するなど、サウナハットは大きく進化しています。形やデザインだけで選ぶのではなく、自分にあった素材を選ぶことで今よりもっとサ活が充実することでしょう。

素材でチョイス!サウナハットの選び方

各素材の特徴を表にまとめてみました。より詳しく知りたい方は下記の説明も参考にしてください。

<素材別比較表>

素材 メリット デメリット
ウール
(フェルト)

•耐熱性・断熱性・保湿性に優れる

•デザインが豊富

•洗濯機不可

•お手入れが大変

リネン・コットン

•通気性に優れる

•洗濯機OK

•断熱性がイマイチ

ナイロン・ポリエステル

•すぐに乾く

•お手入れが楽

•普段使いできる

•断熱性・保湿性は劣る

タオル地

•吸水性に優れる

•洗濯機OK

•断熱性がイマイチ

•毛羽立ちが目立つ

ウール(フェルト)素材

サウナハット定番の素材はウール(フェルト)です。耐熱性・断熱性・保湿性に優れていて、長時間サウナを楽しむために最適な素材です。サウナハットが誕生したドイツでは、サウナはエンターテイメントとして楽しむものであり、内装や温度帯の異なるサウナ室がいくつもある施設で1日中くつろぎます。天然ウールはお手入れに手間がかかりますが、耐熱性・断熱性を重視したい人にはウール素材のサウナハットがおすすめです。

リネン・コットン素材

通気性が良く、いつも清潔に保っていたい人におすすめなのが、リネン・コットン素材のサウナハットです。肌にやさしいコットンや、通気性のいいリネン素材のサウナハットは洗濯に強く、気軽に洗濯機で洗うことができます。断熱性は劣りますが、いつも清潔なものを身に着けたい人におすすめです。

ナイロン・ポリエステル素材

常設のサウナ施設ではなく、テントサウナや野外サウナなどアウトドアの一環としてサ活を楽しむ人が増えています。バーベキューの合間にサウナに入ったり、川や湖のほとりにテントサウナを設置し、クールダウンは川や湖に飛び込むといったアウトドアサウナには、ナイロン・ポリエステル素材のものがおすすめです。パッと見はサウナハットとわからず、日中の紫外線から目や肌を守ってくれるなど機能性に優れ、濡れてしまってもすぐに乾く素材はアウトドア全般で活躍します。

タオル地素材

ウールと比べると断熱性は劣るものの、吸水性に優れて洗濯機で洗うこともできるタオル素材は、サウナハット初心者にも人気です。王道のとんがり帽子タイプのものだけでなく、バケットハットタイプのサウナハットも多く、サウナだけでなく普段使いでも楽しめます。

洗濯機で丸洗いOK?サウナハットのお手入れ方法

サウナ人気とともに、サウナハットもいろいろな種類が登場しています。見た目のかわいらしさから、いくつか集めている人も多いのではないでしょうか。ここからは、サウナハットのお手入れ方法をお伝えします。素材によって普段のお手入れ方法が変わるので、ぜひ参考にしてください。

ウール素材のサウナハット
ウール素材のサウナハットは、毎回洗わなくても大丈夫です。というのも、ウールという素材には抗菌作用があり、高い撥水性があるため汚れも付きにくいのです。
普段は使用後に風通しの良い場所で、カタチを整えてから陰干しすればOKですが、においや汚れが気になってきたら中性洗剤でやさしく手洗いしましょう。
コットン・リネン素材のサウナハット
コットン・リネン素材のサウナハットは、使ったあと毎回洗濯機で洗って大丈夫です。
ただし中には形が崩れてしまうのを防ぐため洗濯機NGとしているものもあるので、洗濯タグは確認しましょう。またリネン素材は熱に弱いので、乾燥機の使用はNGです。
タオル地のサウナハット
バスタオルと同じ素材でできたサウナハットですから、いつも通りの洗濯でOKです。
吸水性を高めるために、柔軟剤を使用しない方が汗をよく吸います。また長く愛用したいのであれば、やさしく手洗いすることをおすすめします。

人気のサウナハットでサ活を楽しもう

男性だけでなく、女性たちの間でも人気が高まっているサウナでは、サウナハットをかぶる人が増えています。
サウナハットは見た目がオシャレなだけでなく、髪や頭皮を守り、熱いサウナ室の中でのぼせてしまうのを防げるなど実用性にも優れています。

ウール素材やリネン素材など、素材やデザインなども豊富にそろっているので、これからサ活を充実させるために、お気に入りのサウナハットを見つけてみましょう。

人気のサウナハットでサ活を楽しもう

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