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テレビや新聞を見ても暗いニュースばかり。不景気で給料も上がらず、忙しいばかりで仕事のやりがいも感じられないという方も多いのではないでしょうか。
今は空前のサウナブームと言われています。なぜこんなにサウナがもてはやされているのか。まだサウナ初心者の方にも、すでにサウナ好きの「サウナー」の方にも、みなさんの人生が明るい未来になりますように、素晴らしいサウナの世界にご案内したいと思います。
旅行へ行くより安く済み、家族でいくより一人で楽しみたい。 サウナが持つ隠れ家的感覚は、そんな思いを持つ人々を引きつけるのかもしれません。
そしてサウナでしか体験できない「ととのう」という感覚。 この気持ちいい感覚に触れてしまった人達は、サウナをやめられなくなってしまいます。
それでもってストレス発散ができて健康に良い。一人で自分と向き合い、心の安らぎを求めることもできますし、日常とは違うサウナ仲間や、お店の常連さんとのコミュニティの中で交流を広げるという楽しみ方もありますね。
このように、サウナは日頃の生活に疲れている人たちの心のオアシスになっています。そんなサウナ好きの人達が、今日のブームを引き起こしたのではないかと思っています。
多くの疲れた人達の心を掴んだサウナの素晴らしさとはなんなのか、ここでみなさんにお伝えしようと思います。
最近ではこのサウナブームに乗って、テレビや雑誌等のメディアがサウナ特集などを企画して発信しています。そこで必ず出る言葉が「ととのう」というワード。 サウナの最終的な到達点は、その「ととのう」にあります。サウナの熱さ、水風呂の冷たさを乗り越えた先に、他では得難い快楽が待っているのです。
しかしこのととのった状態というのは、人によって感じ方が異なります。
「頭の中が真っ白になって体がジーンとしびれる感覚」 「地面の中に吸い込まれて下に落ちていく感覚」 「空気に溶けて自分の存在がなくなってしまった感覚」
このように、人によって表現の仕方も様々です。
しかしサウナーみんなに共通していることは、とにかく「言葉で表現できないぐらいの多幸感に満たされる」ということ。デッキチェアで体を横たえている間、意識があるかないかの境目の中で、水の流れる音が頭の中を通過し、露天風呂を駆け抜ける優しい風が体を包み込む。
このような感覚に浸ることができるのは、サウナ以外にはありません。こうして心身共にストレスにまみれた日常から、サウナは私たちを解放してくれるのです。
サウナ未体験の人にサウナの話をすると、「あの熱い部屋でしょ」という言葉がよく出てきます。しかしサウナーの間では、その熱い部屋のことは「サウナ室」と呼んで区別しています。
サウナとは、「サウナ室に入って汗をかく→水風呂に入って体を冷やす→外気浴または休憩をしてリラックスする」の3つの過程そのものの事を指しています。
サウナの入り方の手順は、まずサウナ室に入って体を温めることから始まります。中に入ると12分計という時計が備えつけてあり、赤い針が1回転すると1分、黒い針が1回転すると12分と、滞在時間の計測をすることができます。
サウナ室の中で汗をかく目安は、8分~12分。 テレビが備え付けてあることも多く、画像を見たり音楽を聴いていると、熱さから気が紛れてサウナ室に長く滞在しやすくなります。
座席は、下段・中段・上段と上に行くほど温度が上がっていきますので、体調に合わせて座る位置を決めると良いでしょう。
ちなみに、サウナーにとっての熱いベストポジションは、サウナ室の出入り口から遠い上段の席です。その次は出入り口から遠い下段のサウナストーブに近い席となります。 サウナ室の構造によって多少は違いますが、ストーブの位置、座席の高さ、出入口からの距離は重要なポイントです。
十分に汗をかいたら、次の過程は水風呂です。 目安としては1分~2分ぐらい水風呂に浸かり、体を冷やします。
水風呂は約15℃~18℃ぐらいに設定されていますが、サウナーはより冷たい水風呂を好む人が多いです。しかし温度設定だけでなく、深い浴槽やバイブラなどで浴槽の中の水が動いている水風呂は冷たく感じるので、サウナに力を入れている温浴施設側もそのように工夫しています。
体を冷やせたら、そこから水風呂を出て休憩に入ります。 ここが最終到着点の「ととのう」を楽しむところです。
ととのい椅子と呼ばれるプラスチック製の椅子に座ったり、デッキチェアなどに横たわってゆっくり休みます。もし露天風呂があれば、外の涼しい風で火照った体を冷ますと最高に気持ちがいいです。
基本形として、この一連の流れを3セットやってみましょう。
あくまでこれが基本ですが、人によってそのときの体調や気温や天候、季節によってコンディションが違います。それぞれの過程の回数や順番、時間などを工夫して、そのとき自分が感じる一番気持ちいいところを探り当てててください。
サウナに入るときに最初に注意することは、まず水分をしっかり取っておくことです。一度に大量の汗をかきますので、その都度まめに水分をとるように心がけましょう。
サウナや温泉の浴槽に入る前には、体を洗うことは鉄則です。一応浴槽は循環されて消毒もしていますが、周りの人に不快感を与えないようにすることが大切です。
中でタオルを絞ったりわざと汗を床に滴らせると、他のお客さんが滑って転倒してしまったり、床の木材を痛めてしまう危険性があります。 濡れた体を拭きとっておくことで、サウナ室でも汗をかきやすくなる効果もありますので、サウナに入る前はしっかり体を拭くようにしましょう。
水風呂に入る前は、掛け水やシャワー等で汗を流すのがマナーです。水をきれいに保つだけではなく、心臓などの循環器系への急激な温度変化による負担から体を慣していく効果があります。
サウナや水風呂に入る時間については、決して無理をしないようにしましょう。よく他の人と競争する人を見かけますが、自分の体の声をよく聞いて、負担をかけ過ぎないように気をつけてください。 無理をした結果倒れてしまっては、お店の従業員や周りの人に迷惑がかかってしまいます。サウナに限らず、マナーとは形ではなく周りの人を労わり、思いやる気持ちが大切です。
「熱いサウナから冷たい水風呂に入る。これは体に悪いに決まっている。」 稀に聞くこのような説は昔からあります。
しかし紀元前から世界に存在していたサウナが、今もなお形を変えて存在している訳ですから、体に悪いというのは決してそうではありません。正しく使えば、サウナは体に良い影響を及ぼしてくれます。
サウナの中にいると、体温を下げるために血流が良くなり、全身に血が巡ることで代謝が上がります。血流に乗って運ばれた栄養分を細胞が補給し、老廃物を血流に出していくと、細胞は生まれ変わって肌つやも良くなります。
水風呂に入ることにより、熱が放出しないように血管が収縮するので、血管が鍛えられて心臓や血管などの循環器の疾患の予防に繋がります。「和音療法」といって、循環器系の病気の治療として利用している医療機関もあるほどです。
サウナと水風呂を交互に入ることを「温冷交代浴」と呼びますが、日本には昭和初期から「西式健康法」の中のひとつとして、温泉と水風呂を交互にはいる温冷浴を提唱しています。
サウナに入ることで発汗作用を促し、汗をかきやすい体質への改善がしやすくなるといわれています。汗をかきやすくなると体温調節がしやすくなり、冷え性などの血行障害や熱中症を防ぐ効果が期待できます。
サウナに入る→水風呂に入る過程までは交換神経が働き、休憩や外気浴の状態のときは副交感神経が働いてリラックス状態になります。この副交感神経が正常に働くようになると、上質で深い睡眠が得られ脳の働きもよくなります。
「ととのう」ことで精神的にリラックスができることから、ストレス解消効果も期待できます。ストレスは味覚にも影響を及ぼすとも言われていますので、サウナから出た後の食事は普段よりとても美味しく感じます。
空前のサウナブームにより、最近のサウナはものすごく進化しています。
昔は仕事帰りなどでサウナ店に立ち寄るケースが多かったのですが、今は「サ活」と称して生活エリアから離れたところのサウナ店まで足をのばしたり、「サ旅」と称して全国のサウナ店を巡るサウナーも増えました。
もともとは、高度成長期から男性の娯楽として芽生えたサウナ文化ですが、2000年代の岩盤浴ブームをきっかけに今ではサウナ女子という人々がブームを盛り上げるようになってきました。 男性専用のサウナ店も「女性解放デー」を設けるなど、女性サウナーにとっては嬉しいイベントも開催されています。
また、テントサウナといって、湖や川のほとりで立てたテントな中で入るサウナも、水着を着て男女一緒に楽しめるという点でとても人気です。自然の中で熱いテントに入り、そのまま湖に飛び込むのは最高に気持ちいい。
そしてサウナを楽しんだ後の食事は最高です。「サ飯」と呼んでいろんな地域のサウナを巡りながら、その地元の美味しい料理を楽しんでいます。
サウナ関連グッズ も多くのサウナ店で販売されており、手触りの良いタオルやお店のロゴ入りのステッカーやTシャツ、サウナ本などが店頭に並んでいます。
その中でも、最も人気があるのが サウナハット です。サウナハットというのはサウナ室の中で被る帽子のことで、強い熱から頭を守り、髪の毛が痛むのを防いだりする効果があります。 元々はフェルト生地だったのが、今ではいろんな素材やデザインの種類が増えてコレクションをする人も増えてきているようです。
空前のサウナブームによって楽しみ方のバリエーションは増え、健康の維持や病気の予防、ストレス解消やレジャーとしての目的など、サウナとの関わりも多方面に広がっています。サウナとの出会いで人生が大きく変わったという人も、すでにたくさん出てきているんですよ。
まだサウナに出会って間もない初心者の方も、サウナと深く関わることで人生の幅が広がり、より充実した生活が送れることは間違いありません。
サウナ未経験の方は、サウナと関わるチャンスがあればぜひ体験していただきたいと思います。きっと楽しく明るい未来が待っていますよ。
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サウナ歴29年。 プロサウナーとしてサウナによる心身の健康増進の普及のためメディアへの出演、書籍出版、サウナ雑誌の連載、トークショーの開催等精力的に活動している。
テレビや新聞を見ても暗いニュースばかり。不景気で給料も上がらず、忙しいばかりで仕事のやりがいも感じられないという方も多いのではないでしょうか。
今は空前のサウナブームと言われています。なぜこんなにサウナがもてはやされているのか。まだサウナ初心者の方にも、すでにサウナ好きの「サウナー」の方にも、みなさんの人生が明るい未来になりますように、素晴らしいサウナの世界にご案内したいと思います。
目次
人生が変わるサウナのすすめ
旅行へ行くより安く済み、家族でいくより一人で楽しみたい。
サウナが持つ隠れ家的感覚は、そんな思いを持つ人々を引きつけるのかもしれません。
そしてサウナでしか体験できない「ととのう」という感覚。
この気持ちいい感覚に触れてしまった人達は、サウナをやめられなくなってしまいます。
それでもってストレス発散ができて健康に良い。一人で自分と向き合い、心の安らぎを求めることもできますし、日常とは違うサウナ仲間や、お店の常連さんとのコミュニティの中で交流を広げるという楽しみ方もありますね。
このように、サウナは日頃の生活に疲れている人たちの心のオアシスになっています。そんなサウナ好きの人達が、今日のブームを引き起こしたのではないかと思っています。
多くの疲れた人達の心を掴んだサウナの素晴らしさとはなんなのか、ここでみなさんにお伝えしようと思います。
「ととのう」とは何なのか
最近ではこのサウナブームに乗って、テレビや雑誌等のメディアがサウナ特集などを企画して発信しています。そこで必ず出る言葉が「ととのう」というワード。
サウナの最終的な到達点は、その「ととのう」にあります。サウナの熱さ、水風呂の冷たさを乗り越えた先に、他では得難い快楽が待っているのです。
しかしこのととのった状態というのは、人によって感じ方が異なります。
「頭の中が真っ白になって体がジーンとしびれる感覚」
「地面の中に吸い込まれて下に落ちていく感覚」
「空気に溶けて自分の存在がなくなってしまった感覚」
このように、人によって表現の仕方も様々です。
しかしサウナーみんなに共通していることは、とにかく「言葉で表現できないぐらいの多幸感に満たされる」ということ。デッキチェアで体を横たえている間、意識があるかないかの境目の中で、水の流れる音が頭の中を通過し、露天風呂を駆け抜ける優しい風が体を包み込む。
このような感覚に浸ることができるのは、サウナ以外にはありません。こうして心身共にストレスにまみれた日常から、サウナは私たちを解放してくれるのです。
気持ちいいサウナの入り方
サウナ未体験の人にサウナの話をすると、「あの熱い部屋でしょ」という言葉がよく出てきます。しかしサウナーの間では、その熱い部屋のことは「サウナ室」と呼んで区別しています。
サウナとは、「サウナ室に入って汗をかく→水風呂に入って体を冷やす→外気浴または休憩をしてリラックスする」の3つの過程そのものの事を指しています。
サウナ室に入って汗をかく
サウナの入り方の手順は、まずサウナ室に入って体を温めることから始まります。中に入ると12分計という時計が備えつけてあり、赤い針が1回転すると1分、黒い針が1回転すると12分と、滞在時間の計測をすることができます。
サウナ室の中で汗をかく目安は、8分~12分。
テレビが備え付けてあることも多く、画像を見たり音楽を聴いていると、熱さから気が紛れてサウナ室に長く滞在しやすくなります。
座席は、下段・中段・上段と上に行くほど温度が上がっていきますので、体調に合わせて座る位置を決めると良いでしょう。
ちなみに、サウナーにとっての熱いベストポジションは、サウナ室の出入り口から遠い上段の席です。その次は出入り口から遠い下段のサウナストーブに近い席となります。
サウナ室の構造によって多少は違いますが、ストーブの位置、座席の高さ、出入口からの距離は重要なポイントです。
水風呂に入って体を冷やす
十分に汗をかいたら、次の過程は水風呂です。
目安としては1分~2分ぐらい水風呂に浸かり、体を冷やします。
水風呂は約15℃~18℃ぐらいに設定されていますが、サウナーはより冷たい水風呂を好む人が多いです。しかし温度設定だけでなく、深い浴槽やバイブラなどで浴槽の中の水が動いている水風呂は冷たく感じるので、サウナに力を入れている温浴施設側もそのように工夫しています。
外気浴または休憩をして「ととのう」
体を冷やせたら、そこから水風呂を出て休憩に入ります。
ここが最終到着点の「ととのう」を楽しむところです。
ととのい椅子と呼ばれるプラスチック製の椅子に座ったり、デッキチェアなどに横たわってゆっくり休みます。もし露天風呂があれば、外の涼しい風で火照った体を冷ますと最高に気持ちがいいです。
基本形として、この一連の流れを3セットやってみましょう。
あくまでこれが基本ですが、人によってそのときの体調や気温や天候、季節によってコンディションが違います。それぞれの過程の回数や順番、時間などを工夫して、そのとき自分が感じる一番気持ちいいところを探り当てててください。
サウナに入る際のマナーと注意点
水分補給をこまめに
サウナに入るときに最初に注意することは、まず水分をしっかり取っておくことです。一度に大量の汗をかきますので、その都度まめに水分をとるように心がけましょう。
事前に体は洗っておく
サウナや温泉の浴槽に入る前には、体を洗うことは鉄則です。一応浴槽は循環されて消毒もしていますが、周りの人に不快感を与えないようにすることが大切です。
体はしっかり拭いてから入る
中でタオルを絞ったりわざと汗を床に滴らせると、他のお客さんが滑って転倒してしまったり、床の木材を痛めてしまう危険性があります。
濡れた体を拭きとっておくことで、サウナ室でも汗をかきやすくなる効果もありますので、サウナに入る前はしっかり体を拭くようにしましょう。
水風呂には汗を流してから
水風呂に入る前は、掛け水やシャワー等で汗を流すのがマナーです。水をきれいに保つだけではなく、心臓などの循環器系への急激な温度変化による負担から体を慣していく効果があります。
無理は禁物!マナーを守って楽しもう
サウナや水風呂に入る時間については、決して無理をしないようにしましょう。よく他の人と競争する人を見かけますが、自分の体の声をよく聞いて、負担をかけ過ぎないように気をつけてください。
無理をした結果倒れてしまっては、お店の従業員や周りの人に迷惑がかかってしまいます。サウナに限らず、マナーとは形ではなく周りの人を労わり、思いやる気持ちが大切です。
サウナは健康に悪い?正しい入り方で得られる効果
「熱いサウナから冷たい水風呂に入る。これは体に悪いに決まっている。」
稀に聞くこのような説は昔からあります。
しかし紀元前から世界に存在していたサウナが、今もなお形を変えて存在している訳ですから、体に悪いというのは決してそうではありません。正しく使えば、サウナは体に良い影響を及ぼしてくれます。
代謝が上がり、肌つやが良くなる
サウナの中にいると、体温を下げるために血流が良くなり、全身に血が巡ることで代謝が上がります。血流に乗って運ばれた栄養分を細胞が補給し、老廃物を血流に出していくと、細胞は生まれ変わって肌つやも良くなります。
循環器の疾患の予防効果
水風呂に入ることにより、熱が放出しないように血管が収縮するので、血管が鍛えられて心臓や血管などの循環器の疾患の予防に繋がります。「和音療法」といって、循環器系の病気の治療として利用している医療機関もあるほどです。
サウナと水風呂を交互に入ることを「温冷交代浴」と呼びますが、日本には昭和初期から「西式健康法」の中のひとつとして、温泉と水風呂を交互にはいる温冷浴を提唱しています。
血行障害や熱中症を防ぐ
サウナに入ることで発汗作用を促し、汗をかきやすい体質への改善がしやすくなるといわれています。汗をかきやすくなると体温調節がしやすくなり、冷え性などの血行障害や熱中症を防ぐ効果が期待できます。
リラックス効果やストレス解消にも
サウナに入る→水風呂に入る過程までは交換神経が働き、休憩や外気浴の状態のときは副交感神経が働いてリラックス状態になります。この副交感神経が正常に働くようになると、上質で深い睡眠が得られ脳の働きもよくなります。
「ととのう」ことで精神的にリラックスができることから、ストレス解消効果も期待できます。ストレスは味覚にも影響を及ぼすとも言われていますので、サウナから出た後の食事は普段よりとても美味しく感じます。
プロサウナ-が教えるサウナを楽しむポイント
空前のサウナブームにより、最近のサウナはものすごく進化しています。
昔は仕事帰りなどでサウナ店に立ち寄るケースが多かったのですが、今は「サ活」と称して生活エリアから離れたところのサウナ店まで足をのばしたり、「サ旅」と称して全国のサウナ店を巡るサウナーも増えました。
もともとは、高度成長期から男性の娯楽として芽生えたサウナ文化ですが、2000年代の岩盤浴ブームをきっかけに今ではサウナ女子という人々がブームを盛り上げるようになってきました。
男性専用のサウナ店も「女性解放デー」を設けるなど、女性サウナーにとっては嬉しいイベントも開催されています。
また、テントサウナといって、湖や川のほとりで立てたテントな中で入るサウナも、水着を着て男女一緒に楽しめるという点でとても人気です。自然の中で熱いテントに入り、そのまま湖に飛び込むのは最高に気持ちいい。
そしてサウナを楽しんだ後の食事は最高です。「サ飯」と呼んでいろんな地域のサウナを巡りながら、その地元の美味しい料理を楽しんでいます。
サウナ関連グッズ も多くのサウナ店で販売されており、手触りの良いタオルやお店のロゴ入りのステッカーやTシャツ、サウナ本などが店頭に並んでいます。
その中でも、最も人気があるのが サウナハット です。サウナハットというのはサウナ室の中で被る帽子のことで、強い熱から頭を守り、髪の毛が痛むのを防いだりする効果があります。
元々はフェルト生地だったのが、今ではいろんな素材やデザインの種類が増えてコレクションをする人も増えてきているようです。
空前のサウナブームによって楽しみ方のバリエーションは増え、健康の維持や病気の予防、ストレス解消やレジャーとしての目的など、サウナとの関わりも多方面に広がっています。サウナとの出会いで人生が大きく変わったという人も、すでにたくさん出てきているんですよ。
まだサウナに出会って間もない初心者の方も、サウナと深く関わることで人生の幅が広がり、より充実した生活が送れることは間違いありません。
サウナ未経験の方は、サウナと関わるチャンスがあればぜひ体験していただきたいと思います。きっと楽しく明るい未来が待っていますよ。
暇つぶしに、サウナの妖精と遊んでみない?▼
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サウナのように暑い国「ジプチ」の旅行記もおすすめ▼
世界で一番暑い国・ジブチ
筆者プロフィール:サウナ伝道師なんちゃん
サウナ歴29年。
プロサウナーとしてサウナによる心身の健康増進の普及のためメディアへの出演、書籍出版、サウナ雑誌の連載、トークショーの開催等精力的に活動している。