2023.01.30

ひな祭りとは?人形の飾り方やお祝いの食べものの由来をおすすめ商品とともにご紹介

毎年3月3日は、女の子の成長や幸せを願ってお祝いをする「ひな祭り」があります。日にちや名前、またひな人形を飾ることなどは有名ですが、ひな祭りを行う理由や、お祝いの食べものの由来については知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、ひな祭りの概要やひな人形の飾り方、お祝いで用意される食べものの由来、重陽の節句、そして地域別のひな祭りについてご紹介します。

ひな祭りについてより詳しく知りたい方や、今年のひな祭りをもっと楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ひな祭りとは?

ひな祭りとは、もともと五節句のひとつである、「上巳(じょうし)の節句」でした。
五節句は、中国から伝わった1年間の5つの節句で、

・1月7日の人日(じんじつ)
・3月3日の上巳
・5月5日の端午(たんご)
・7月7日の七夕
・9月9日の重陽(ちょうよう)
があります。

なお、中国で「上巳の節句」の際に桃の花が使われていたことから、ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれます。

ひな祭りとは?

ひな祭りに人形を飾る理由

平安時代ごろの「上巳の節句」では、紙などで作った人形に自分の邪気を移して川に流す「流し雛(びな)」が行われていました。
流していた理由は、人形と同じように身の穢れを水に流して清めるという意味が込められていたためです。

人形を作る技術が発達し立派になっていく中で、川に流すのではなく、飾る習慣に変化しました。そして、貴族のあいだで流行していた「ひいなあそび(おままごとに近い遊び)」と合わさり、「ひな祭り」となりました。

ひな祭りに人形を飾る理由

ひな祭りは、女の子に災いが降りかかることなく、健やかに成長することや、人生の幸福を願うために行われる行事です。

ひな祭りが定着したり、ひな人形が段飾りになったのは江戸時代ごろのことですが、当時その行事を行ったのは主に貴族や武士階級。庶民にひな祭りが定着するようになったのは、明治時代以降のことです。

ひな人形の飾り方に決まりはある?

ひな人形の飾り方に決まったルールはあるのでしょうか?
飾る時期についての明確な決まりはありません。厄払いの意味もあることから、2月中旬ごろ、もしくはひな祭りの1週間くらい前から飾り始め、終わったらなるべく早く片づけましょう。

飾り方の種類は、大きく分けて「段飾り」、2段または3段の「出飾り」、お内裏様のみの「親王飾り」があります。もっとも豪華な段飾りの場合、1段目にお内裏様、2段目に三人官女、3段目に五人囃子、4段目に随身(ずいじん)、5段目に仕丁(しちょう)、合計15の人形を飾ることが一般的です。

ひな人形の飾り方に決まりはある?

岩座では、ひな人形の商品も幅広く取り揃えております。

ひな人形の飾り方に決まりはある02?

新しく、可愛らしい「セラヒイナ」シリーズは、ひとつひとつ職人の手によって丁寧につくられた渓山窯のひな人形です。伝統的な有田焼の良さを生かしながら、暮らしになじむインテリアアイテムとしても輝けるものになっております。
木箱は、子どもでも簡単に出し入れできるように、人形の形にくり抜いて収納できるようになっており、出した後は飾り台としてご利用いただけます。

※予約販売は2022年12月10日に終了いたしました。
※一部店舗(横浜ワールドポーターズ店/アクアシティお台場店/太宰府店)にてお取り扱いしております。なくなり次第終了。

ひな人形の飾り方に決まりはある03?

「【雛人形】華雛 ぼんぼり付き」は、お花をイメージした華やかでかわいらしいお雛様が特徴です。透き通ったガラスに色ガラスと金箔・銀箔を組み合わせ、華やかで美しい仕上がりとなっています。本格的な屏風、黒塗りの台座が高級感を引き立てます。

※一部店舗にてお取り扱いしております。
※お近くの店頭にない場合でも、お取り寄せでご用意できる場合がございます。お気軽に問い合わせくださいませ。

ひな祭りにお祝いで用意される食べもの

ひな祭りのお祝いでは、さまざまな食べものが用意され、それぞれに意味や由来があります。

ひな祭りにお祝いで用意される食べもの

●ちらし(てまり)寿司

食材に、腰が曲がるほどの長寿を示す「エビ」、将来の見通しがよくなる「レンコン」、健康でマメに働く「豆」など、縁起の良いものがたくさん含まれています。

●ひなあられ

ピンク・緑・黄色・白で日本の四季を表しています。このことから、1年を通して女の子(娘)の幸せを願うという意味が込められています。ちなみに、ひなあられはもともと、貴族たちの風習「雛の国見せ」に由来します。雛の国見せは、貴族の娘たちが人形に外の景色を見せてあげるという風習で、このときにひなあられが食べられていました。

●はまぐりのお吸い物

はまぐりのお吸い物もひな祭りによく食べられるものです。はまぐりは、対の貝殻でなければぴったり合わないことから、将来、女の子がひとりの人と末永く仲良く過ごせますように、という意味が込められています。

●菱餅

緑は健康や長寿、白は清浄、ピンクは魔よけを願うものとされています。もともと中国では母子草(ははこぐさ)という草が使われていましたが、日本では「母子をつく」と嫌われ、ヨモギが使われるようになりました。

●白酒

健康を祈るために飲みます。これは、もともと中国で上巳の節句の際に邪気を払う仙木とされていた桃の花をお酒に入れて飲んでいたことに由来します。白酒にはアルコールが含まれているため、お子さまでも楽しめるようにノンアルコールの米麹甘酒で代用することもできます。

お浄め甘酒

<お浄め甘酒>

岩座おすすめの甘酒商品をご紹介いたします。

「お浄め甘酒」は、大分県佐伯市のおいしいお水とお米を使い、米と米麴だけで作り上げた、無添加・ノンアルコール・砂糖不使用のすっきりとして飲みやすい米麹甘酒です。
甘酒は飲む点滴といわれるほど栄養が豊富です。腸内環境を整えることで、免疫力を高める効果が見込まれます。

大人のひな祭り「後(のち)の雛」

重陽の節句にともなう「後の雛」を知っていますか?

大人のひな祭り「後(のち)の雛」

「後の雛」は江戸時代に庶民のあいだで親しまれた習慣ですが、近年「大人のひな祭り」として改めて「後の雛」の注目が集まっています。

「後の雛」では、9月9日に再びひな人形を飾り、健康や長寿、さらに厄除けなどを祈ります。
9月9日に再び飾る理由は、ちょうど3月3日のひな祭りから半年経つことから、ひな人形の虫干しをするという役割も兼ねています。虫干しとは、カビや虫から守るために風を通す作業です。ひな人形は貴重なものであるため、痛みを防ぎ長持ちさせるために行います。

大人の女性が自身の健康や長寿を願って重陽の節句にひな人形を飾るのも素敵ではないでしょうか。上巳の節句と重陽の節句をどちらもお祝いすれば、ひな人形を1年で2度楽しむことができますね。

地域別のひな祭り紹介

最後に、特色のあるひな祭りをご紹介します。地域によっては、独自の文化や風習とあわせてひな祭りを楽しんでいる場所もあるため、ぜひチェックしてみてください。

●千葉県香取市「さわら雛めぐり・さわら雛舟春祭り」

千葉県香取市佐原地域では、まち全体で春を演出する「さわら雛めぐり・さわら雛舟春祭り」が行われます。「さわら雛めぐり」では、各家に伝わるひな人形が店頭に飾られます。「さわら雛舟春祭り」では、ひな衣装を着たお内裏様とおひな様たちが、雅楽の音色とともに小野川を水上パレードします。

●静岡県賀茂郡「雛のつるし飾りまつり」

静岡県賀茂郡東伊豆町の稲取には、ひな段の両脇にたくさんのつるした人形を飾る「雛のつるし飾りまつり」があります。江戸時代後期から、稲取には娘の成長を願う母や祖母が手作りした「つるし飾り」の風習があり、それが今でも親から子どもへと受け継がれています。

●京都 下鴨神社「流し雛」

京都の左京区にある下鴨神社で行われるひな祭りの行事で、境内の御手洗川で人形をのせた「さんだわら(米俵の両端に当てるワラで編んだ丸い蓋)」を流して子どもたちの無事を願います。

●福井県大野市「越前おおのひな祭り」

毎年1月下旬から3月上旬にかけて行われるお祭りで、家に眠っていたひな人形などを飾ります。メイン会場の「平成大野屋平蔵」に飾られた20段にも及ぶ大きなひな壇は見ごたえがあり、人形は多いときには1000体にもなります。

おわりに

いかがでしたか?
今回の記事では、ひな祭りの概要やひな人形の飾り方、お祝いで用意される食べものの由来、大人のひな祭りとして楽しめる重陽の節句、そして地域別の特色あるひな祭りについてご紹介しました。

ひな祭りは有名なお祝いですが、意外と知らないことも多かったのではないでしょうか。今回の記事で解説した内容が、みなさんの知識を増やすきっかけになれば嬉しいです。
また、記事のなかでご紹介したおすすめの商品を使って、ぜひ今年のひな祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

自分のオーラを可視化できる!?▼

あなたのオーラは何色?「岩座」でオーラ診断を体験してみた!

この記事が好きなあなたにおすすめ▼

お浄めLIFEを楽しもう。甘酒編 其ノ一

オンラインショップへ

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE