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収穫の秋・食欲の秋、今年もご飯が美味しい季節がやってきました。 忙しさから食事を味わうことを忘れていた人も、この機に「食」を豊かにする工夫を生活に取り入れてみませんか?
様々な食材が旬を迎える秋に、特に注目したいのがお米です。 そこで今回は、日本の米文化や新米を美味しく食べる工夫について、お伝えしていきます。 「食」を楽しむ豊かなライフスタイルや毎日の食卓を楽しくするアイデアも紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
切っても切り離せない深い関係にある、日本人と米。 古くから年間を通して米作りをしてきた日本には、お米に由来する季節の行事や風習が多く残っています。
一見お米とは無関係そうに見えるお花見も、稲作に由来する文化のひとつです。 米作りが本格的に始まる季節に向けて、桜の木のもとで農民たちが豊作を祈願したのがお花見のルーツとされています。
桜の木には、山から下りてきた田んぼの神様が宿ると考えられていました。 そのため、桜の木のもとで田んぼの神様を歓迎して料理やお酒をふるまい、宴を楽しみながら豊穣を祈ったのです。
また、昔の農民たちは桜の開花を合図に種まきの準備を始め、桜の咲き方でその年の収穫を占ったと言われています。
米作りにおいて重要な時期である田植えの季節には、各地の寺社や宮中で御田植えが行われます。 御田植えとは、田植えとともに豊作を祈願するお祭りです。
大変な作業を楽しむために歌いながら田植えをしていた風習が、豊作祈願と結びついたのが御田植えの起源と言われています。 御田植えでは牛が土を踏みしめて田んぼを耕す姿や、「早乙女」という伝統的な装束を身にまとった女性たちが苗を手植えする光景が特徴的です。
各地で開催される夏祭りや秋祭りの多くは、米作りの神様に収穫への感謝や豊作祈願を行なう神事に由来すると考えられています。
諸説ありますが、夏の時期に多い盆踊りは祖先供養の風習と豊作を祈る行事が結びつき、現在の形になったそうです。
秋の代表的な行事である十五夜のお月見にも、お米に由来する風習があります。 十五夜とは、平安時代に中国から伝わった行事です。日本に伝来した十五夜は、豊作祈願と結びつきながら農民たちの間で文化として定着しました。
昔の農民たちは、豊穣の象徴とされた満月を眺めながら稲の収穫に感謝したそうです。 お米をお団子にしたお供え物と稲穂に見立てたすすきには、収穫への感謝と豊作を祈る意味が込められています。
新嘗祭とは、天照大神をはじめとする神々に穀物をお供えし、その年の収穫を感謝して翌年の五穀豊穣を祈る祭事です。 飛鳥時代から続く歴史ある行事で、勤労感謝の日に宮中と各地の神社で行なわれます。
宮中行事としての新嘗祭では、その年に収穫された穀物を天皇が神様にお供えし、天皇自らも穀物を召し上がります。
宮中の新嘗祭に用いられる穀物のうち、とても大切にされているのが献上米と呼ばれるお米です。 献上米は、亀卜という伝統的な占いによって産地が選ばれます。 献上米に選ばれたお米は皇室に奉納され、神様へのお供え物として捧げられるのです。
お正月もまた、米作りに由来する日本の風習です。 昔の農家では、その年に収穫したお米の稲わらでお飾りを作って神様をお迎えし、翌年も豊作に恵まれるように祈りました。
年の始まりに豊作を祈願しながら神様をお迎えしていたのが、現在のお正月のルーツです。 稲わらのお飾りは、お正月に玄関に飾るしめ飾りとして現代にも残っています。
季節の行事や風習の中にお米にまつわる文化が根付いていることからも、日本人が古くからお米を大切にしてきたことが想像できるでしょう。
秋は、年間を通して大切に育てられたお米が収穫される季節です。 収穫の秋・食欲の秋には、新米の美味しさを存分に楽しみませんか?
新米とは、秋に収穫されて年内に精米されたお米です。 新米の食べ方にこだわるなら、土鍋ご飯に挑戦するのもおすすめ。 もちろん炊飯器でも簡単に美味しく新米を炊けるので、お好みの炊き方で秋こそ美味しくお米を食べましょう。
新米は割れやすいので、軽く優しく3~4回洗うようにしましょう。 最近は精米技術が発達しているので、とぎ水が透明になるまでお米を洗う必要はありません。 とぎ水が少し白濁するくらいを目安に、お米を洗いすぎないようにします。
土鍋の場合はボウルでお米を洗い、その後ざるでしっかりお米を水切りするのがポイントです。 炊飯器で新米を炊く場合も、優しく洗うことを意識しましょう。
浸水は土鍋ご飯を美味しく仕上げるために欠かせない工程です。 洗米後よく水切りしたお米を再びボウルに移し、水を加えて浸水していきます。
水加減の目安は、お米1合に対して200〜250mlです。 新米の浸水時間は水温が高い夏は30分、水温が低い冬は1時間を目安にしてください。
浸水によってご飯がより白く輝くように炊き上がるので、炊飯器で新米を炊く人もぜひ浸水の工程を加えてみてください。
炊き上がりにこだわりたい人は、使う水にもこだわってみましょう。 洗米と浸水に浄水器の水やカルキ抜きした水道水を使用すると、より新米のおいしさが引き立てられます。
新米は水分量が多く、柔らかさと粘り気のある炊き上がりが特徴です。 そのため、普段通りの水加減で新米を炊くと、炊き上がりが柔らかすぎてしまうことも。
土鍋で新米を炊く場合は、浸水時に計量した水加減のままお米と水を鍋に移します。 その後、以下のような手順と火加減で新米を炊いていきます。
おこげがお好きな人は、ほんのりとおこげの匂いがするのを待ってから火を止めてくださいね。
食欲をそそる美味しいご飯に仕上げるには、蒸らしが肝心です。 炊き上がりを確認して火を止めたら、土鍋の保温力を高めるためにバスタオルを数枚かけて蒸らします。 蒸らし時間の目安は10~15分です。
炊き上がった新米は、軽く濡らしたしゃもじでほぐしましょう。 土鍋または炊飯器の内側に沿ってぐるりとしゃもじを回して、上下を返すように軽くほぐすのがポイントです。 炊きたてのご飯をほぐすことで、余分な水分が飛んでご飯全体がよりふっくらとしますよ。
新米を美味しく炊いて、ぜひ収穫の秋・食欲の秋に豊かな「食」を楽しんでくださいね。
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秋にはお米だけでなく、野菜や果物、魚など多彩な食材が旬を迎え、食卓を豊かにしてくれます。 忙しい日常の中でも少しの工夫を取り入れて、秋の恵みをより楽しんでみませんか? 秋の食卓をより豊かにしてくれる、おすすめアイテムを紹介していきます。
江戸唐木を使用したお箸で、八角箸の「八」という字から末広がりで縁起が良いのが魅力です。食べやすく握りやすい構造にこだわって作られており、実用性にも優れています。 家庭用食器洗浄機に対応しているので、便利なアイテムを探している人にもおすすめです。
南部鉄器で沸かしたお湯は鉄が水のカルキを吸着しまろやかで口あたりになるといわれています。ご飯とともに愉しむお茶にも一工夫してみませんか。 南部鉄瓶の伝統模様「アラレ」があしらわれた、代表的なデザインの「まろみアラレ」。 大きすぎず小さすぎず、男女問わず注ぎやすい大きさです。
IH × ガス火/直火 ○ 電熱 ○
お酒をたしなむ人は、酒器に和を取り入れてみてはいかがでしょう。 升でお酒を飲むと、粋な雰囲気を味わえます。 また、食器としてデザートやおかずを盛り付けることも可能です。
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日本人は古くから米文化を大切にしてきました。 だからこそ、お米は美味しく食べたいですよね。
お米を炊くときの知恵や食卓に並べるアイテムを工夫すれば、お米や旬の食材をいただく食事の時間をより豊かにできます。 例えば、土鍋で美味しくご飯を炊いてみる、職人が手作りした伝統的な食器で和の心を感じながら食事を楽しむ。
先人たちが築いてきた日本の食文化を大切にしながら、「食」を楽しむ豊かなライフスタイルを生活に取り入れたいものです。 忙しい現代人も、少しの知恵と工夫で毎日の食卓を彩ってみましょう。
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収穫の秋・食欲の秋、今年もご飯が美味しい季節がやってきました。
忙しさから食事を味わうことを忘れていた人も、この機に「食」を豊かにする工夫を生活に取り入れてみませんか?
様々な食材が旬を迎える秋に、特に注目したいのがお米です。
そこで今回は、日本の米文化や新米を美味しく食べる工夫について、お伝えしていきます。
「食」を楽しむ豊かなライフスタイルや毎日の食卓を楽しくするアイデアも紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
日本人と米文化について
切っても切り離せない深い関係にある、日本人と米。
古くから年間を通して米作りをしてきた日本には、お米に由来する季節の行事や風習が多く残っています。
春・お花見
一見お米とは無関係そうに見えるお花見も、稲作に由来する文化のひとつです。
米作りが本格的に始まる季節に向けて、桜の木のもとで農民たちが豊作を祈願したのがお花見のルーツとされています。
桜の木には、山から下りてきた田んぼの神様が宿ると考えられていました。
そのため、桜の木のもとで田んぼの神様を歓迎して料理やお酒をふるまい、宴を楽しみながら豊穣を祈ったのです。
また、昔の農民たちは桜の開花を合図に種まきの準備を始め、桜の咲き方でその年の収穫を占ったと言われています。
春~初夏・御田植え
米作りにおいて重要な時期である田植えの季節には、各地の寺社や宮中で御田植えが行われます。
御田植えとは、田植えとともに豊作を祈願するお祭りです。
大変な作業を楽しむために歌いながら田植えをしていた風習が、豊作祈願と結びついたのが御田植えの起源と言われています。
御田植えでは牛が土を踏みしめて田んぼを耕す姿や、「早乙女」という伝統的な装束を身にまとった女性たちが苗を手植えする光景が特徴的です。
夏~秋・お祭り
各地で開催される夏祭りや秋祭りの多くは、米作りの神様に収穫への感謝や豊作祈願を行なう神事に由来すると考えられています。
諸説ありますが、夏の時期に多い盆踊りは祖先供養の風習と豊作を祈る行事が結びつき、現在の形になったそうです。
秋・十五夜
秋の代表的な行事である十五夜のお月見にも、お米に由来する風習があります。
十五夜とは、平安時代に中国から伝わった行事です。日本に伝来した十五夜は、豊作祈願と結びつきながら農民たちの間で文化として定着しました。
昔の農民たちは、豊穣の象徴とされた満月を眺めながら稲の収穫に感謝したそうです。
お米をお団子にしたお供え物と稲穂に見立てたすすきには、収穫への感謝と豊作を祈る意味が込められています。
秋・新嘗祭
新嘗祭とは、天照大神をはじめとする神々に穀物をお供えし、その年の収穫を感謝して翌年の五穀豊穣を祈る祭事です。
飛鳥時代から続く歴史ある行事で、勤労感謝の日に宮中と各地の神社で行なわれます。
宮中行事としての新嘗祭では、その年に収穫された穀物を天皇が神様にお供えし、天皇自らも穀物を召し上がります。
宮中の新嘗祭に用いられる穀物のうち、とても大切にされているのが献上米と呼ばれるお米です。
献上米は、亀卜という伝統的な占いによって産地が選ばれます。
献上米に選ばれたお米は皇室に奉納され、神様へのお供え物として捧げられるのです。
冬・お正月
お正月もまた、米作りに由来する日本の風習です。
昔の農家では、その年に収穫したお米の稲わらでお飾りを作って神様をお迎えし、翌年も豊作に恵まれるように祈りました。
年の始まりに豊作を祈願しながら神様をお迎えしていたのが、現在のお正月のルーツです。
稲わらのお飾りは、お正月に玄関に飾るしめ飾りとして現代にも残っています。
季節の行事や風習の中にお米にまつわる文化が根付いていることからも、日本人が古くからお米を大切にしてきたことが想像できるでしょう。
新米の美味しい炊き方とは
秋は、年間を通して大切に育てられたお米が収穫される季節です。
収穫の秋・食欲の秋には、新米の美味しさを存分に楽しみませんか?
新米とは、秋に収穫されて年内に精米されたお米です。
新米の食べ方にこだわるなら、土鍋ご飯に挑戦するのもおすすめ。
もちろん炊飯器でも簡単に美味しく新米を炊けるので、お好みの炊き方で秋こそ美味しくお米を食べましょう。
新米を洗うときは優しく
新米は割れやすいので、軽く優しく3~4回洗うようにしましょう。
最近は精米技術が発達しているので、とぎ水が透明になるまでお米を洗う必要はありません。
とぎ水が少し白濁するくらいを目安に、お米を洗いすぎないようにします。
土鍋の場合はボウルでお米を洗い、その後ざるでしっかりお米を水切りするのがポイントです。
炊飯器で新米を炊く場合も、優しく洗うことを意識しましょう。
浸水で新米の美味しさを引き出す
浸水は土鍋ご飯を美味しく仕上げるために欠かせない工程です。
洗米後よく水切りしたお米を再びボウルに移し、水を加えて浸水していきます。
水加減の目安は、お米1合に対して200〜250mlです。
新米の浸水時間は水温が高い夏は30分、水温が低い冬は1時間を目安にしてください。
浸水によってご飯がより白く輝くように炊き上がるので、炊飯器で新米を炊く人もぜひ浸水の工程を加えてみてください。
炊き上がりにこだわりたい人は、使う水にもこだわってみましょう。
洗米と浸水に浄水器の水やカルキ抜きした水道水を使用すると、より新米のおいしさが引き立てられます。
新米を炊くときは火加減と水加減がポイント
新米は水分量が多く、柔らかさと粘り気のある炊き上がりが特徴です。
そのため、普段通りの水加減で新米を炊くと、炊き上がりが柔らかすぎてしまうことも。
土鍋で新米を炊く場合は、浸水時に計量した水加減のままお米と水を鍋に移します。
その後、以下のような手順と火加減で新米を炊いていきます。
おこげがお好きな人は、ほんのりとおこげの匂いがするのを待ってから火を止めてくださいね。
蒸らしてふっくら仕上げる
食欲をそそる美味しいご飯に仕上げるには、蒸らしが肝心です。
炊き上がりを確認して火を止めたら、土鍋の保温力を高めるためにバスタオルを数枚かけて蒸らします。
蒸らし時間の目安は10~15分です。
炊き上がった新米は、軽く濡らしたしゃもじでほぐしましょう。
土鍋または炊飯器の内側に沿ってぐるりとしゃもじを回して、上下を返すように軽くほぐすのがポイントです。
炊きたてのご飯をほぐすことで、余分な水分が飛んでご飯全体がよりふっくらとしますよ。
新米を美味しく炊いて、ぜひ収穫の秋・食欲の秋に豊かな「食」を楽しんでくださいね。
二重蓋の圧力効果でふっくらツヤツヤのごはんを炊き上げます。
2合炊きのごはん鍋です。
※店舗限定販売。ほかにも多数のごはん鍋を取り揃えています。
秋の食卓をもっと楽しく&便利にするポイント
秋にはお米だけでなく、野菜や果物、魚など多彩な食材が旬を迎え、食卓を豊かにしてくれます。
忙しい日常の中でも少しの工夫を取り入れて、秋の恵みをより楽しんでみませんか?
秋の食卓をより豊かにしてくれる、おすすめアイテムを紹介していきます。
食欲の秋をより楽しむ和の道具
江戸唐木を使用したお箸で、八角箸の「八」という字から末広がりで縁起が良いのが魅力です。食べやすく握りやすい構造にこだわって作られており、実用性にも優れています。
家庭用食器洗浄機に対応しているので、便利なアイテムを探している人にもおすすめです。
南部鉄器で沸かしたお湯は鉄が水のカルキを吸着しまろやかで口あたりになるといわれています。ご飯とともに愉しむお茶にも一工夫してみませんか。
南部鉄瓶の伝統模様「アラレ」があしらわれた、代表的なデザインの「まろみアラレ」。
大きすぎず小さすぎず、男女問わず注ぎやすい大きさです。
IH × ガス火/直火 ○ 電熱 ○
お酒をたしなむ人は、酒器に和を取り入れてみてはいかがでしょう。
升でお酒を飲むと、粋な雰囲気を味わえます。
また、食器としてデザートやおかずを盛り付けることも可能です。
食卓の装いを和でコーディネートする
縁起の良い南天をデザインした鍋敷き、鍋つかみ、ヘアバンドもおすすめです。
鍋敷き、鍋つかみ、ヘアバンドのいずれも綿素材の丈夫なつくりをしており、可愛らしさと機能性を兼ね備えています。
同じ柄でコーディネートすれば、より食事の時間も楽しくなるでしょう。
もっと食を豊かに
日本人は古くから米文化を大切にしてきました。
だからこそ、お米は美味しく食べたいですよね。
お米を炊くときの知恵や食卓に並べるアイテムを工夫すれば、お米や旬の食材をいただく食事の時間をより豊かにできます。
例えば、土鍋で美味しくご飯を炊いてみる、職人が手作りした伝統的な食器で和の心を感じながら食事を楽しむ。
先人たちが築いてきた日本の食文化を大切にしながら、「食」を楽しむ豊かなライフスタイルを生活に取り入れたいものです。
忙しい現代人も、少しの知恵と工夫で毎日の食卓を彩ってみましょう。
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