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この9月より「ヨーロッパフォークロアマーケット」を開催中です! ヨーロッパ雑貨店「欧州航路」の店内には東欧や中欧から届いた、沢山の雑貨が並んでいます! 東欧や中欧は、ヨーロッパの中でも、異なる文化や民族が入り混じった、多様性に富んだ地域です。そんな国々の民芸雑貨は素朴で優しい魅力があります。
今回は「ヨーロッパフォークロアマーケット」に並ぶ、東欧&中欧の雑貨をご紹介しましょう。
前回の記事はこちら▼ ノスタルジックな世界広がる、東欧・中欧の国々
美しさからバルト海の真珠といわれる、ラトビアの首都リガ。 この街のお土産屋さんで、ラトビア伝統の民族衣装をまとったお人形に出会いました。 清純な白いブラウスに、裾に赤をあしらった黒のロングスカート、そして金髪の長い髪には花輪の冠があり、愛らしい表情が魅力の人形です。
ラトビアといえば民族衣装は有名です。 地域ごとに特徴がありますが、リネンの白いブラウス、足首まで隠れるロングスカートが定番。 アクセサリーには、サクタと呼ばれるシルバーのブローチをあしらう女性が多いようです。 このお人形も胸元にシルバーブローチがきらり。
ラトビアミトンは、15世紀頃から受け継がれてきた伝統工芸です。
ミトンと呼ばれていますが、いわゆるお料理のミトンではありません。日本でいう手袋になります。 手先が三角にとんがった形が印象的で、ラトビアミトンの特徴です。
このミトンは、寒さから手を守るだけではありません。 可愛らしい豊富な絵柄には、空の神や太陽の神、動物の神といった、ラトビアの神々のシンボルを表したものが多く、それぞれの神々がもたらすとされる幸福や豊穣を願って、編んでいるんです。
そういったこともあり、“不思議な魔力”を持つといわれるラトビアミトンは、 ラトビアの女性たちにとっては伝統的な嫁入り道具でもあり、お嫁さんが願いを込めて編み、嫁ぎ先へ贈っていたといわれています。 伝統がつまったラトビアミトンは、今でも手作りされています 寒い季節に、手先も心もあったまる、ラトビア伝統のアイテムです。
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ラトビアでは、ミトンには魔法の力が宿ると信じられているのだとか。 詳しく知りたい方は、『ラトビアの手編みミトンに魅せられて』という記事も合わせてご覧ください!
今でも手作業で作られる、キャンドルハウスが有名な伝統工芸です。 昔、他国より侵攻を受けたとき、祖国の為に戦う若者たちを支えるために、多くの村人たちが身の危険を冒して「ここには食べ物があるよ」のサインとして、家の窓辺にキャンドルをともしたそうです。 このお話が、キャンドルハウスの始まりといわれています。
キャンドルハウスは自然豊かなリトアニアでとれる土を用い、経験豊かな工芸作家さんたちが丹精して作り上げた陶器です。 カラフルな色味のおうちは、細かいところまで丁寧に作られています。ヨーロッパの趣を感じられます。 1つ1つ手作りのため、どれをとってもオリジナル。ろうそくを入れても、明かりの灯るおうちのような優しい雰囲気になります。もちろん、インテリアとして飾って、ヨーロッパの情緒をご堪能頂けます。
ウクライナの伝統芸術ペトルィキウカ。 ペトルィキウカは、植物や動物をモチーフにした仮想ものを繊細で美しく描いた装飾になります。 この繊細なペトルィキウカを描くために必ず必要なものが、なんと猫の毛の筆。 猫の毛は柔軟性があって、大小と様々な線を描くのにとても良いのだとか。
それに加えて、ビビットな色づかいと、特徴的な絵柄と、魅力が沢山。 制作工程も含めて、とても面白い雑貨なんですね。 職人さんたちは、伝統を守りつつも、独自の芸術性を大事にして、作品を作り続けています。
ちなみにペトルィキウカは、無形文化遺産に登録されています!
ドイツには「おもちゃの村」と呼ばれる村があり、村人の半数以上はおもちゃ作りに携わっていると言います。
まるでおとぎ話の中ようですね! それは、チェコとの国境近くにある、ザイフェン村。 そして、ザイフェンの有名な伝統工芸の1つが、くるみ割り人形です。
熟練したおもちゃ職人たちが手作りしたくるみ割り人形は、兵隊や木こりなどがモチーフ。 どの人形もちょっぴりユニークな顔をしていてなんとも可愛らしい。 その名の通り、口をぱっくりと大きく開け、そこにクルミを置いて割ることができます。 ヨーロッパのクリスマスの定番として人気のくるみ割り人形ですが、 クリスマスに限らず、おうちのインテリアとしても楽しむことができますよ。
ハンガリーのほぼ真ん中にあるハルタ村では、たった1人の女性が伝統を受け継ぎ作っている、ウッドドールがあるんです。
ハルタ村のある地域は元々、家具の絵付けで有名な場所でした。 その伝統を受け継ぎ、ハンガリーの伝統衣装のウッドドールを作っています。
小さなウッドドールは、たった1人の女性しか作ることのできない貴重なアイテムなんですね。 インテリアとしてもお部屋を飾ることができますよ。
チェコを代表する伝統工芸と言えば、ガラス工芸でしょう。 中世教会のステンドグラスづくりに始まった伝統は脈々と受け継げられ、いまでも食器やアクセサリーなど美しい輝きを放つガラス製品が作られています。
そんな伝統あるチェコで、ガラスボタンに出会いました。 植物柄から幾何学模様までその種類は豊富で、小さなボタンの中に、チェコガラスの繊細で美しい世界が広がっています。 型押ししたボタン1つ1つを、職人たちが手作業で丁寧に色付けしているんです! 小さな宝石のようなガラスボタンをアクセサリーに仕上げました。
チェコの小さなガラス香水瓶もありますよ。 チェコの伝統工芸を気軽に楽しめるおすすめのアイテムです。
素敵な何かを求めていたバイヤーと、70歳過ぎのオーナーが創り出す”チェコガラス”の運命の出会いとは? 気になる方は『チェコのガラスボタンを探す旅』という記事も合わせてご覧ください!
東欧や中欧の伝統の詰まった、民芸雑貨たち。いかがでしょうか。 これらレトロで魅力溢れるアイテムが、ヨーロッパフォークロアマーケットに並びます。 この機会に、普段見られないヨーロッパの民芸雑貨が揃う欧州航路まで、是非お越しください!
ヨーロッパフォークロアマーケットの詳細はこちらから!
▼欧州航路に集まった小さな幸せ
小さな幸せ集まる、ヨーロッパ雑貨店"欧州航路"
▼東欧・中欧の国々を紹介しました!
ノスタルジックな世界広がる、東欧・中欧の国々
▼欧州航路 オンラインショップ▼
欧州航路 ショップリストは コチラ▼
欧州各地にはそれぞれの歴史に紐づく伝統に裏打ちされた、ストーリーとそれにまつわる素敵なモノに溢れています。 そんな素敵なモノが生活のなかにあることで毎日がちょっと豊かに。 「日常の中の小さな幸せ」を感じてもらえるようなモノづくりを目指しています。
この9月より「ヨーロッパフォークロアマーケット」を開催中です!
ヨーロッパ雑貨店「欧州航路」の店内には東欧や中欧から届いた、沢山の雑貨が並んでいます!
東欧や中欧は、ヨーロッパの中でも、異なる文化や民族が入り混じった、多様性に富んだ地域です。そんな国々の民芸雑貨は素朴で優しい魅力があります。
今回は「ヨーロッパフォークロアマーケット」に並ぶ、東欧&中欧の雑貨をご紹介しましょう。
前回の記事はこちら▼
ノスタルジックな世界広がる、東欧・中欧の国々
目次
首都リガの雑貨屋さんで出会った愛らしい“ラトビア人形”
美しさからバルト海の真珠といわれる、ラトビアの首都リガ。
この街のお土産屋さんで、ラトビア伝統の民族衣装をまとったお人形に出会いました。
清純な白いブラウスに、裾に赤をあしらった黒のロングスカート、そして金髪の長い髪には花輪の冠があり、愛らしい表情が魅力の人形です。
ラトビアといえば民族衣装は有名です。
地域ごとに特徴がありますが、リネンの白いブラウス、足首まで隠れるロングスカートが定番。
アクセサリーには、サクタと呼ばれるシルバーのブローチをあしらう女性が多いようです。
このお人形も胸元にシルバーブローチがきらり。
手作りの素朴な魅力、あったか“ラトビアミトン”
ラトビアミトンは、15世紀頃から受け継がれてきた伝統工芸です。
ミトンと呼ばれていますが、いわゆるお料理のミトンではありません。日本でいう手袋になります。
手先が三角にとんがった形が印象的で、ラトビアミトンの特徴です。
このミトンは、寒さから手を守るだけではありません。
可愛らしい豊富な絵柄には、空の神や太陽の神、動物の神といった、ラトビアの神々のシンボルを表したものが多く、それぞれの神々がもたらすとされる幸福や豊穣を願って、編んでいるんです。
そういったこともあり、“不思議な魔力”を持つといわれるラトビアミトンは、
ラトビアの女性たちにとっては伝統的な嫁入り道具でもあり、お嫁さんが願いを込めて編み、嫁ぎ先へ贈っていたといわれています。
伝統がつまったラトビアミトンは、今でも手作りされています
寒い季節に、手先も心もあったまる、ラトビア伝統のアイテムです。
関連記事 ▼
ラトビアでは、ミトンには魔法の力が宿ると信じられているのだとか。
詳しく知りたい方は、『ラトビアの手編みミトンに魅せられて』という記事も合わせてご覧ください!
リトアニアの自然から生まれる手作り“キャンドルハウス”
今でも手作業で作られる、キャンドルハウスが有名な伝統工芸です。
昔、他国より侵攻を受けたとき、祖国の為に戦う若者たちを支えるために、多くの村人たちが身の危険を冒して「ここには食べ物があるよ」のサインとして、家の窓辺にキャンドルをともしたそうです。
このお話が、キャンドルハウスの始まりといわれています。
キャンドルハウスは自然豊かなリトアニアでとれる土を用い、経験豊かな工芸作家さんたちが丹精して作り上げた陶器です。
カラフルな色味のおうちは、細かいところまで丁寧に作られています。ヨーロッパの趣を感じられます。
1つ1つ手作りのため、どれをとってもオリジナル。ろうそくを入れても、明かりの灯るおうちのような優しい雰囲気になります。もちろん、インテリアとして飾って、ヨーロッパの情緒をご堪能頂けます。
レトロな絵柄に心ときめく、“ペトルィキウカ”
ウクライナの伝統芸術ペトルィキウカ。
ペトルィキウカは、植物や動物をモチーフにした仮想ものを繊細で美しく描いた装飾になります。
この繊細なペトルィキウカを描くために必ず必要なものが、なんと猫の毛の筆。
猫の毛は柔軟性があって、大小と様々な線を描くのにとても良いのだとか。
それに加えて、ビビットな色づかいと、特徴的な絵柄と、魅力が沢山。
制作工程も含めて、とても面白い雑貨なんですね。
職人さんたちは、伝統を守りつつも、独自の芸術性を大事にして、作品を作り続けています。
ちなみにペトルィキウカは、無形文化遺産に登録されています!
“おもちゃの村”の手作り“くるみ割り人形”
ドイツには「おもちゃの村」と呼ばれる村があり、村人の半数以上はおもちゃ作りに携わっていると言います。
まるでおとぎ話の中ようですね!
それは、チェコとの国境近くにある、ザイフェン村。
そして、ザイフェンの有名な伝統工芸の1つが、くるみ割り人形です。
熟練したおもちゃ職人たちが手作りしたくるみ割り人形は、兵隊や木こりなどがモチーフ。
どの人形もちょっぴりユニークな顔をしていてなんとも可愛らしい。
その名の通り、口をぱっくりと大きく開け、そこにクルミを置いて割ることができます。
ヨーロッパのクリスマスの定番として人気のくるみ割り人形ですが、
クリスマスに限らず、おうちのインテリアとしても楽しむことができますよ。
たった1人で伝統を紡ぐ、“ハンガリーウッドドール”
ハンガリーのほぼ真ん中にあるハルタ村では、たった1人の女性が伝統を受け継ぎ作っている、ウッドドールがあるんです。
ハルタ村のある地域は元々、家具の絵付けで有名な場所でした。
その伝統を受け継ぎ、ハンガリーの伝統衣装のウッドドールを作っています。
小さなウッドドールは、たった1人の女性しか作ることのできない貴重なアイテムなんですね。
インテリアとしてもお部屋を飾ることができますよ。
繊細で美しい世界が広がる“チェコガラス”
チェコを代表する伝統工芸と言えば、ガラス工芸でしょう。
中世教会のステンドグラスづくりに始まった伝統は脈々と受け継げられ、いまでも食器やアクセサリーなど美しい輝きを放つガラス製品が作られています。
そんな伝統あるチェコで、ガラスボタンに出会いました。
植物柄から幾何学模様までその種類は豊富で、小さなボタンの中に、チェコガラスの繊細で美しい世界が広がっています。
型押ししたボタン1つ1つを、職人たちが手作業で丁寧に色付けしているんです!
小さな宝石のようなガラスボタンをアクセサリーに仕上げました。
チェコの小さなガラス香水瓶もありますよ。
チェコの伝統工芸を気軽に楽しめるおすすめのアイテムです。
関連記事 ▼
素敵な何かを求めていたバイヤーと、70歳過ぎのオーナーが創り出す”チェコガラス”の運命の出会いとは?
気になる方は『チェコのガラスボタンを探す旅』という記事も合わせてご覧ください!
東欧や中欧の伝統の詰まった、民芸雑貨たち。いかがでしょうか。
これらレトロで魅力溢れるアイテムが、ヨーロッパフォークロアマーケットに並びます。
この機会に、普段見られないヨーロッパの民芸雑貨が揃う欧州航路まで、是非お越しください!
ヨーロッパフォークロアマーケットの詳細はこちらから!
▼欧州航路に集まった小さな幸せ
小さな幸せ集まる、ヨーロッパ雑貨店"欧州航路"
▼東欧・中欧の国々を紹介しました!
ノスタルジックな世界広がる、東欧・中欧の国々
▼欧州航路 オンラインショップ▼
欧州航路 ショップリストは コチラ▼
欧州各地にはそれぞれの歴史に紐づく伝統に裏打ちされた、ストーリーとそれにまつわる素敵なモノに溢れています。
そんな素敵なモノが生活のなかにあることで毎日がちょっと豊かに。
「日常の中の小さな幸せ」を感じてもらえるようなモノづくりを目指しています。