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「タイダイが気になるけど、初めは何から取り入れた方が良いかな?」「タイダイを着たいけど、派手な気がする」そんな風に考えていませんか?
はじめてタイダイを身につける方は、どんなふうに取り入れるのか悩みますよね。そして派手なレインボーやサイケデリックなイメージがあったりします。
でも実はタイダイはカラーバリエーションが豊富で、ファッションやインテリアなど日常に馴染みやすく簡単に取り入れられます。
タイダイが持つ背景を知ると、今までにはないタイダイの魅力に気付けるはずです。 身近にタイダイアイテムを取り入れて、夏をより明るく楽しんでいただけると幸いです。
タイダイとは英語でタイ(Tie=絞る)ダイ(Dye=染める)という意味があります。日本では「絞り染め」と呼ばれている伝統の染色技術のことです。
糸で布地を強く括り、布に圧力をかけた後、色を染める技法です。結んで圧力がかかった部分には、色が染まらないようになっており、柄が作り出されます。
現在の絞り染めに似た技術を使用した、初期の記録は中国などの国で5世紀にさかのぼります。タイダイはシンプルな染色方法のため、アジアやアフリカなどの世界各地で自然発生したと考えられているようです。
全く違う土地で、それぞれ同じように草木や花で染めていたことからはじまり、縛って、結んで、染める。その基本的な方法は今も昔も変わっていません。 何世紀にもわたって今に繋がっていると思うと、とてもロマンを感じますよね。
「はじめて染めた人はどんな気持ちだったんだろう?」「偶然にヒモで布を結んだのかな?」なんてことを思わず考えてしまいます。
日本では7世紀頃に中国から藍染のベースとなる、蓼藍(たであい)の栽培方法や染色技法が伝わりました。その後も技術の発達にオリジナリティが加わり、江戸時代には多くの染色技法が生み出されました。
日本でもとても身近な染色技法であり、日本の絞り染め技術は「シボリ」として世界で知られています。 筆者である私が、海外留学をしていた時に出会った日本好きの友人は、日本のシボリを知っていました。私はとても驚きましたが、日本の伝統に対して誇らしい気持ちになったことを覚えています。
何世紀にもわたって大切に受け継がれてきたタイダイ技は、人の手で伝わってきたと思うと、とても温かみを感じます。 だからこそ、今もなお世界中で愛されている伝統的な染色技術なんですね。
タイダイと聞くと派手なレインボーカラーなどのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか? 実はそれには1960年代のアメリカで生まれたヒッピー文化が強く影響しているからです。
ヒッピーとはアメリカの社会体制を否定する若者たちによって行われた社会運動のこと。 ベトナム戦争が背景にあり、ヒッピー達は自然回帰とラブ&ピース、平和を主張しました。当時の音楽やファッションへ大きな影響を与えています。
ヒッピーファッションの特徴は、綿や麻などの天然繊維を好み、ベルボトムジーンズをはき、フリンジのついたアイテムを身につけます。 ハンドワークの物が良いとされ、タイダイ染めによるレインボーカラーのアイテムやフェイスペイントなどで自己表現をしました。
当時ヒッピーを愛するロックミュージシャンなどが出演した大規模な野外フェスが行われました。ヒッピーの思想や音楽、ファッションは世界中へ広がり日本でも一時的にブームとなったそうです。タイダイはフェスにピッタリな背景があったのですね。
歴史的背景からわかるように自然発生したと考えられるタイダイ染めは、特定の国や人種、民族のものではないため、民族や文化をこえ平和のメッセージとしてファッションに根付いています。
多くの方を魅了しているタイダイはどんな魅力があるのでしょうか?ここではタイダイが持っている3つの魅力について紹介します。
タイダイの最大の魅力は1枚ずつ手作業で布を縛り、絞るため同じ柄は一つとしてありません。世界に一つだけのオリジナルアイテムです。
さまざまな色が混ざり、滲んで作り出される生地はタイダイにしか出せない世界観があります。 ハンドワークで作られていることから、独特でどこか懐かしく、温かみを感じられるでしょう。混ざる色合いが変われば全く異なる世界観が広がります。
ヒッピーな派手なレインボーカラーやダークカラーの配色、淡い色合い、モノトーン、単色のグラデーションなど、タイダイのカラーバリエーションと柄は無限大です。 サイケデリックな印象が強いと感じていた方も安心してくださいね。 必ず自分好みの色合いが見つかります。もしくはワークショップなどへ参加して自分好みの配色でTシャツを染めてしまうことも良いですね。
ヒッピーの印象が根付いているタイダイは、自然回帰とラブ&ピース、平和のイメージがあります。身につけるだけで元気になる、より自然体な自分になる。そんな安心感のあるタイダイは、リラックスしたい時におすすめです。
自然と触れ合うキャンプなどのアウトドアシーンや、野外での音楽フェスは、タイダイ染めで代表的なオーバーサイズのTシャツを取り入れてみてはいかがでしょうか。 綿素材で肌触りも良く快適なタイダイTシャツは、よりナチュラルでピースな自分になれるはずです。
タイダイはシンプルな技法を使っているため、気軽にワークショップ等で体験ができ楽しめます!
私も友人とワークショップでタイダイ染めを経験したことがあります。 大きなバンダナにぐるぐる紐を巻きつけ、色を染めました。乾くまでの時間はどんな風になるのか、不安と楽しみでいっぱいだったことを思い出します。乾いた後紐を解いて広げた時のワクワク感は今でも忘れません。
後日友人とバンダナを見せ合いました。私のバンダナは思ったよりも何も柄のない部分が大きくなってしまい、予想外の出来上がりに友人とたくさん笑ったことも良い思い出です。 世界に一つだけのタイダイバンダナは、見るたびに制作した時の楽しい記憶も蘇ります。
ぜひ家族や友人、恋人とワークショップなどでタイダイ染めを体験してみてはいかがでしょうか? 歴史ある絞り染め文化に触れながら、大切な人と一緒に作った世界に一つだけのタイダイアイテムは、その思い出と共に日々の生活を華やかにしてくれますよ。
チャイハネでは生活を彩る小物から洋服まで、たくさんのタイダイのアイテムを用意しています。 タイダイ初心者の方には、まず小物から挑戦するのがおすすめです。
日常使いはもちろん、フェスやアウトドアシーンでタイダイを身につけてバッチリ目立っちゃいましょう!
生活の中に取り入れやすいアイテムはバンダナです。 首元や頭に巻いてコーディネートのアクセントにすること、夏場ではカゴバッグに結んでさりげなくタイダイを取り入れることもおすすめです。
お弁当を包みとしてや、ハンカチとしてデイリー使いするのもよし◎ インテリアでは目隠しに使ってお部屋のアクセントにも使える優れもの!
さまざまな場面で活躍するバンダナは、一番好きなカラーをセレクトしてくださいね。
隠れたところにもこだわりたい方におすすめなのは靴下です。 靴下をメインに目立つようにコーディネートすることも、さりげなくチラリと見えるようにタイダイ靴下を仕込んでオシャレを楽しむこともできます◎
タイダイ初心者の方には靴下から挑戦すると、コーディネートに馴染みやすくておすすめです。
「部屋のインテリアを一新したいな…」そんな時におすすめなのが、タイダイののれんです。 強い日差しを避け、風を通すのれんは暑い夏にマストアイテム!
リビングやキッチン、洗面所などはもちろん、タイダイののれんはタペストリーとして使用するのもおすすめ。部屋の雰囲気がガラリと変わり新鮮な気持ちになれますよ。
タイダイの歴史や魅力、おすすめのアイテムを紹介しました。 タイダイは歴史が深く、今もなお世界中で愛されています。
明るくてポジティブな印象があるタイダイは、夏をより楽しくしてくれるアイテムであることは間違いありません。好きなタイダイの柄やカラーを探すことも、自分で作ることもどちらもワクワクしますよね。
フェスやキャンプ、シティ、自分だけのリラックスタイム…… 世界に一つだけの特別なタイダイアイテムで、あなたの夏を彩ってくださいね。
タイダイについてもっと知りたいあなたへ!
【動画】タイダイをPRします!(前編)BY Culture Crisis
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「タイダイが気になるけど、初めは何から取り入れた方が良いかな?」「タイダイを着たいけど、派手な気がする」そんな風に考えていませんか?
はじめてタイダイを身につける方は、どんなふうに取り入れるのか悩みますよね。そして派手なレインボーやサイケデリックなイメージがあったりします。
でも実はタイダイはカラーバリエーションが豊富で、ファッションやインテリアなど日常に馴染みやすく簡単に取り入れられます。
タイダイが持つ背景を知ると、今までにはないタイダイの魅力に気付けるはずです。
身近にタイダイアイテムを取り入れて、夏をより明るく楽しんでいただけると幸いです。
目次
そもそもタイダイってなに?
タイダイとは英語でタイ(Tie=絞る)ダイ(Dye=染める)という意味があります。日本では「絞り染め」と呼ばれている伝統の染色技術のことです。
糸で布地を強く括り、布に圧力をかけた後、色を染める技法です。結んで圧力がかかった部分には、色が染まらないようになっており、柄が作り出されます。
タイダイはどんな歴史があるの?
現在の絞り染めに似た技術を使用した、初期の記録は中国などの国で5世紀にさかのぼります。タイダイはシンプルな染色方法のため、アジアやアフリカなどの世界各地で自然発生したと考えられているようです。
全く違う土地で、それぞれ同じように草木や花で染めていたことからはじまり、縛って、結んで、染める。その基本的な方法は今も昔も変わっていません。
何世紀にもわたって今に繋がっていると思うと、とてもロマンを感じますよね。
「はじめて染めた人はどんな気持ちだったんだろう?」「偶然にヒモで布を結んだのかな?」なんてことを思わず考えてしまいます。
日本では7世紀頃に中国から藍染のベースとなる、蓼藍(たであい)の栽培方法や染色技法が伝わりました。その後も技術の発達にオリジナリティが加わり、江戸時代には多くの染色技法が生み出されました。
日本でもとても身近な染色技法であり、日本の絞り染め技術は「シボリ」として世界で知られています。
筆者である私が、海外留学をしていた時に出会った日本好きの友人は、日本のシボリを知っていました。私はとても驚きましたが、日本の伝統に対して誇らしい気持ちになったことを覚えています。
何世紀にもわたって大切に受け継がれてきたタイダイ技は、人の手で伝わってきたと思うと、とても温かみを感じます。
だからこそ、今もなお世界中で愛されている伝統的な染色技術なんですね。
タイダイを広めたヒッピー文化
タイダイと聞くと派手なレインボーカラーなどのイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
実はそれには1960年代のアメリカで生まれたヒッピー文化が強く影響しているからです。
ヒッピーとはアメリカの社会体制を否定する若者たちによって行われた社会運動のこと。
ベトナム戦争が背景にあり、ヒッピー達は自然回帰とラブ&ピース、平和を主張しました。当時の音楽やファッションへ大きな影響を与えています。
ヒッピーファッションの特徴は、綿や麻などの天然繊維を好み、ベルボトムジーンズをはき、フリンジのついたアイテムを身につけます。
ハンドワークの物が良いとされ、タイダイ染めによるレインボーカラーのアイテムやフェイスペイントなどで自己表現をしました。
当時ヒッピーを愛するロックミュージシャンなどが出演した大規模な野外フェスが行われました。ヒッピーの思想や音楽、ファッションは世界中へ広がり日本でも一時的にブームとなったそうです。タイダイはフェスにピッタリな背景があったのですね。
歴史的背景からわかるように自然発生したと考えられるタイダイ染めは、特定の国や人種、民族のものではないため、民族や文化をこえ平和のメッセージとしてファッションに根付いています。
タイダイの魅力
多くの方を魅了しているタイダイはどんな魅力があるのでしょうか?ここではタイダイが持っている3つの魅力について紹介します。
・世界で一つだけの布地
タイダイの最大の魅力は1枚ずつ手作業で布を縛り、絞るため同じ柄は一つとしてありません。世界に一つだけのオリジナルアイテムです。
さまざまな色が混ざり、滲んで作り出される生地はタイダイにしか出せない世界観があります。
ハンドワークで作られていることから、独特でどこか懐かしく、温かみを感じられるでしょう。混ざる色合いが変われば全く異なる世界観が広がります。
・カラーバリエーションと柄は無限大
ヒッピーな派手なレインボーカラーやダークカラーの配色、淡い色合い、モノトーン、単色のグラデーションなど、タイダイのカラーバリエーションと柄は無限大です。
サイケデリックな印象が強いと感じていた方も安心してくださいね。
必ず自分好みの色合いが見つかります。もしくはワークショップなどへ参加して自分好みの配色でTシャツを染めてしまうことも良いですね。
・自由に自分らしく!タイダイでリラックスを
ヒッピーの印象が根付いているタイダイは、自然回帰とラブ&ピース、平和のイメージがあります。身につけるだけで元気になる、より自然体な自分になる。そんな安心感のあるタイダイは、リラックスしたい時におすすめです。
自然と触れ合うキャンプなどのアウトドアシーンや、野外での音楽フェスは、タイダイ染めで代表的なオーバーサイズのTシャツを取り入れてみてはいかがでしょうか。
綿素材で肌触りも良く快適なタイダイTシャツは、よりナチュラルでピースな自分になれるはずです。
・ワークショップ等で気軽に体験できるのもタイダイの醍醐味
タイダイはシンプルな技法を使っているため、気軽にワークショップ等で体験ができ楽しめます!
私も友人とワークショップでタイダイ染めを経験したことがあります。
大きなバンダナにぐるぐる紐を巻きつけ、色を染めました。乾くまでの時間はどんな風になるのか、不安と楽しみでいっぱいだったことを思い出します。乾いた後紐を解いて広げた時のワクワク感は今でも忘れません。
後日友人とバンダナを見せ合いました。私のバンダナは思ったよりも何も柄のない部分が大きくなってしまい、予想外の出来上がりに友人とたくさん笑ったことも良い思い出です。
世界に一つだけのタイダイバンダナは、見るたびに制作した時の楽しい記憶も蘇ります。
ぜひ家族や友人、恋人とワークショップなどでタイダイ染めを体験してみてはいかがでしょうか?
歴史ある絞り染め文化に触れながら、大切な人と一緒に作った世界に一つだけのタイダイアイテムは、その思い出と共に日々の生活を華やかにしてくれますよ。
チャイハネおすすめのタイダイアイテム
チャイハネでは生活を彩る小物から洋服まで、たくさんのタイダイのアイテムを用意しています。
タイダイ初心者の方には、まず小物から挑戦するのがおすすめです。
日常使いはもちろん、フェスやアウトドアシーンでタイダイを身につけてバッチリ目立っちゃいましょう!
・バンダナ
生活の中に取り入れやすいアイテムはバンダナです。
首元や頭に巻いてコーディネートのアクセントにすること、夏場ではカゴバッグに結んでさりげなくタイダイを取り入れることもおすすめです。
お弁当を包みとしてや、ハンカチとしてデイリー使いするのもよし◎
インテリアでは目隠しに使ってお部屋のアクセントにも使える優れもの!
さまざまな場面で活躍するバンダナは、一番好きなカラーをセレクトしてくださいね。
・ソックス
隠れたところにもこだわりたい方におすすめなのは靴下です。
靴下をメインに目立つようにコーディネートすることも、さりげなくチラリと見えるようにタイダイ靴下を仕込んでオシャレを楽しむこともできます◎
タイダイ初心者の方には靴下から挑戦すると、コーディネートに馴染みやすくておすすめです。
・のれん
「部屋のインテリアを一新したいな…」そんな時におすすめなのが、タイダイののれんです。
強い日差しを避け、風を通すのれんは暑い夏にマストアイテム!
リビングやキッチン、洗面所などはもちろん、タイダイののれんはタペストリーとして使用するのもおすすめ。部屋の雰囲気がガラリと変わり新鮮な気持ちになれますよ。
タイダイは夏を楽しむマストアイテム
タイダイの歴史や魅力、おすすめのアイテムを紹介しました。
タイダイは歴史が深く、今もなお世界中で愛されています。
明るくてポジティブな印象があるタイダイは、夏をより楽しくしてくれるアイテムであることは間違いありません。好きなタイダイの柄やカラーを探すことも、自分で作ることもどちらもワクワクしますよね。
フェスやキャンプ、シティ、自分だけのリラックスタイム……
世界に一つだけの特別なタイダイアイテムで、あなたの夏を彩ってくださいね。
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