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アミナコレクションが展開するブランド「岩座(いわくら)」から新たに『KiMiToWa』の『開運弥栄』シリーズの精油がリリースされました。
神社ソムリエ/現代の御師として各方面で活躍中の佐々木優太さんが、岩座のアンバサダーとして初めて監修した商品がなぜ精油であったのか。
今回は、商品誕生までの経緯やこだわりのポイントなどについて、佐々木優太さんと、監修を依頼した岩座のブランドディレクターとの対談インタビューをお届けします。
岩座D 岩座事業の立ち上げから 関わっているブランド ディレクター
佐々木優太 十五年間で二万社の 神社を巡った、 神社ソムリエ/現代の御師
※インタビュアーはアミナコレクション社内スタッフが担当しました。
佐々木さんが岩座の商品を監修された経緯について、お聞かせください。
岩座ブランドディレクター(以下岩座ディレクター):
昨年、岩座で行っている活動『 あまのいわと学校 』にご協力いただいたのがきっかけです。 また、僕の思う『開運』の中には、「身も心も健康的である」という考え方が含まれているので、岩座では『お浄めライフスタイル』として「心と体を整える」という商品展開はしていたのですが、「これを使えば開運できますよ」といった商品展開は行ってきませんでした。
そんななか、神社や日本文化について豊富な知見をお持ちであり、かつ「開運ツアー」の開催や「開運本」を上梓されている佐々木優太さんとのご縁がありました。 はじめて佐々木さんにお会いした際、見た目だけでなく、姿勢や礼儀作法など内側を含めて“健康的な人”という印象を受けたんです。
そんな佐々木さんにお力添えいただけたら、新しい切り口の商品が作れるのではないかと考え、ご相談させていただきました。
初めから「精油」を作る構想だったのでしょうか?
岩座ディレクター:
先ほどもお伝えしたように、佐々木さんには “健康的な人=運が開けるようなイメージ”を受ける。なぜそう感じるのかを考えたとき、“日常の在り方”のようなものを強く感じたんです。
背筋の伸びた良い姿勢、丁寧な言葉遣い、品の良い所作や礼儀作法など、佐々木さん自らが気持ちの良い空間を作りだし、整った生活をされている、そういった姿勢や行いから受ける印象なのではないかと。
そこで、佐々木さんの過ごされている「心地よい日常空間」をユーザーに提案できないかと考えました。 その空間を表現する手段として思い浮かんだのが“香り”。 空間づくりの基礎になる“香り”を開発すれば、その先にいろいろな展開が広がるのでは、と考え、まずは精油をご提案しました。
佐々木さんは最初にその提案を受けたとき、どんな印象でしたか?
佐々木さん:
率直に言うと「僕に香りのイメージ?!」と驚きました(笑)。 でも、とても嬉しかったんです。
というのも、僕がシンガーソングライターとして歌詞を書く時にも、香りを描写することが多いんですよ。 情景や記憶を呼び起こすとき、香りが自分の中では重要な鍵になっている。多分、僕は“匂いフェチ”なんだと思います。
僕が人とつながるキーワードは“開運”だと思い込んでいたので、香りで提案をいただいたときは驚きました。でも同時に、「あ、これも自分の軸だったんだ」と気づかせてもらったような感覚がありました。
岩座の皆さんが、自分以外の視点から僕の持ち味を見つけてくれた――そんな初めての体験で、少し運命的なものを感じましたね。
佐々木さんと言えば「神社関連のグッズ」をイメージしますよね。
最初は確かに、佐々木さんが神社に参拝されるイメージから、ご朱印帳のような“神社に持っていくもの”を思い浮かべました。佐々木さんの人生の中には神社との深い関わりがあり、その先に“開運”というテーマがあるのだろうと想像していたからです。
でも、もっと“広がりのあるもの”を作りたいと考えた時に行き着いたのが「香り」でした。
香りは、参拝時に持ち歩けるのはもちろん、家でも使えるし、旅先にも持っていける。 つまり、日常のあらゆるシーンに寄り添えるんですよね。
一方で、持ち歩き前提のアイテムは、どうしても「外出時だけ」の使い方に限定されてしまう。香りなら、暮らし全体を包み込むように提案できるし、佐々木さんにある“気持ちのいい日常”をおくるというイメージにもより近づけるのではないかと考えました。
ご朱印帳のようなアイテムももちろん魅力的ですが、それ以上に可能性が広がる“香り”を優先したい――そんな思いがありました。
『KiMiToWa』という名前はどのように生まれたのでしょうか?
神社に詳しい佐々木さんと商品を作るにあたり、 “神様”や“神話”からヒントを得られないかと考えました。そして相談を重ねながら生まれたのが『KiMiToWa』です。
着想の元になったのは、イザナキとイザナミの神話「黄泉の国の物語」です。 イザナキの“気”、イザナミの“身”を言葉として取り入れ、そこに“とは”をつなげていきました。
当初は「キミ」で区切る案など、いくつかのパターンがあったのですが、佐々木さんとの打ち合わせを重ねる中で、響きの良さや意味の流れが自然につながる形を探り続け、最終的に『KiMiToWa』という音に落ち着きました。
『KiMiToWa』に「気」「身」「戸」「輪」という漢字を当てた理由を教えてください。
岩座と僕の共通点は、“神社”“日本古来のもの”といったキーワードにあると思っていて、その共通点である神社を巡る中で、太古の日本語というのは、五十音ひとつひとつに特定の意味が込められている、という説(一音一義説)があることを知りました。
日本語には、漢字が入ってくるより前から“音”が存在していました。 実際、神社名や神様の名前などを見渡してみると、日本語はある種“ダジャレ”のような、言葉遊びで成り立っている部分が多くあります。
太陽も“ひ”、魂も“ひ”、火も“ひ”。 “ひ”という音はすべて一緒。音が同じであれば同じ性質を持つものとして捉える。
その観点からみると、イザナキ・イザナミの“気”と“身”とも解釈できますし、さらに「き(気)」はマインド、「き(木)」はツリー。 僕たちが御神木を見ると元気になるのも、木と気が重なる日本語の面白さが背景にあるのだと思います。
そして「み(身)」は身体。「と(戸)」は漢字で書くと“扉”になりますが、元々は“器”という意味も含んでいます。 例えば「人(ひ・と)」という日本語も、体という器=“と”に、魂=“ひ”が宿った状態とされています。
最後の「わ(輪)」は、サークル、和ませる、循環する、つながる。 “気=マインド”と“身=カラダ”、“戸=それを宿すうつわ”、これらを“輪=すべてを包み和ませる”ようなイメージ。 それぞれの言葉が如何様にも取れるところが『KiMiToWa』の魅力だと思っています。
例えば、“とわ”は“永遠”とも取れますし、「“君とは”どうなる」「“君とは”どうしたい」の“君とは”とも取れる。 「どうなる」「どうしたい」が記されていなくとも感じ取ることができるというのが僕はすごく好きで、あたかも香りを説明している様じゃないですか?
おっしゃるとおりで、『KiMiToWa』はそのことばの広がりから、使う人それぞれの解釈に寄り添える、かつ耳に残る柔らかな響きと、神話由来のストーリーが重なった、今回の商品に相応しい名前になったと思っています。
柑橘の香りにした理由は?
神社であったり神道の考え方を学んできて、香りと聞いて最初に浮かんだのが『柑橘』でした。
神話では、不老長寿を願う薬として外国から持ち帰られたものが『橘(たちばな)』という植物でした。 『ときじくのかぐのこのみ(非時香菓)』として登場する果実で、当時はこれを加工した食べ物を“菓子”といっていました。
“命が永遠に続くかのような甘さ”を持ったものが橘だったのです。そこから品種改良され広がった系統が、今の“柑橘類”。
僕が神社巡りで学んだのは、「良い・悪い」ではなく「命が輝く選択肢」を選ぶこと。 例えばダイエット中にハンバーグを食べるか迷うとき、ただ「食べちゃいけない」と考えるのではなく、「今食べた方が、命が輝くなら食べた方がいい」と考える。 食べ過ぎて体を壊すと思ったら食べない。「命が輝くか」を基準に選ぶイメージです。 だから香りは、命が輝く選択を思い出させてくれる存在として、『ときじくのかぐのこのみ』を選びたかったんです。
正直、甘い香りは想像しておらず、驚きました。 そして、柑橘系の甘い香りは、岩座としても今まで出しておらず、まったく違う発想をいただきました。
実は僕、「精油=森の香り」という固定観念に違和感があって…。自分なら『ときじくのかぐのこのみ』で行きたいなと。
そしてもし『ときじくのかぐのこのみ』が柑橘の爽やかな香りだったとしても、当時の人にとって「菓子の語源になるほど甘い」のなら、現代の僕たちも「甘み」を感じられるくらいの香りを作りたいというこだわりはありました。
試作のシトラス系を嗅がせてもらった瞬間に「….違います!」と言ってしまったほど。 ただ、普通のオレンジジュースでも酸味を感じる僕にとっての「甘い」を表現するのは大変だったかもしれません(笑)
ちょっと嗅いでみてください。精油にしては珍しい香りじゃないですか?
(香りを嗅いで)おお、いい匂い。たしかに、甘い香りで精油のイメージとは少し離れた香りな気がします。
最初は「甘い香り」と聞いて、買う人を選ぶ匂いになるんじゃないか…と少し懸念もありましたが、実際仕上がったものを嗅いだ時にその心配はなくなりました。
この過程で初めて知ったのですが、香りには『層』があるんですね。最初の印象である第一段階、第二段階、そして更に深い段階の香り…。 この精油の香りもベースに爽やかさがありつつ、層の奥に甘さを感じる深みのある香りに仕上げていただきました。
香りの開発はメーカーさんにもかなり頑張っていただきましたよね…。
そうなんです。期日が迫る中ではありましたが、この商品の軸を変えたくなくて…。 最初にメーカーさんからご提案いただいた案は瞑想系の「神様という存在に自分が近づく」イメージが強く、せっかく岩座とやるなら「自分を整え、本来の自分に戻る」という神道的な視点にこだわりたいと思い…。
香りで“開運”という効果を求めるのではなく、“開運”に自分から近づいていくという「姿勢」を届けたかったんです。 「これで開運します」と言った方が商品は売れるのかもしれません。でも、香りは“開運”の “きっかけ”であってほしいという軸を持って進めました。
素材についてのこだわりは?
天然由来であることもこだわりましたね。
こちらも初めて知ったのですが、香りの持続性には科学的な成分が必要なんですね。天然にこだわるほど香りは短命になる。
それでも天然素材にこだわったのは、お二人のどちらの意向が強かったのでしょうか?
正直、どちらも強かったですね。佐々木さんは、僕が「言うまでもなく」というレベルでした。 素材にこだわりつつ、天然由来の成分でまとめるという形で作り上げました。
天然由来の成分についてはこだわりが強かったです。 『KiMiToWa』という響きが広がる空間は、神社境内の澄んだ空気のようなイメージだったので。商品の軸として、天然のもので表現したいという気持ちがありました。
あとは僕のライフスタイルやイメージを知ったうえで商品を手に取ってくださる方の多くは、きっとこの商品を「天然由来で作っているのだろう」と思ってくれるはずなので。それこそ岩座Dが僕を「心身ともに健康なひと」と思ってくれたように! 実際はポテトチップスとビールが主食みたいな日もありますけど(笑)
ただ、神社も永く歴史を続けるために、必要であれば金属やプラスチック等を使うし、すべては「お客さんと縁を繋ぎ、思いを完成させるため」に時には海外からも素材を取り寄せる。 それこそ思いをもって世界各国から仕入れる岩座と同じですよね。そういった組み立ての仕方で進めていきました。
今回は天然由来にこだわりましたが、今後の縁を繋いでいくための視野は広がりました。
今お話しくださったこだわりの部分は、品質面だと思いますが、その他に何かこだわった部分はありましたか?
もう一つ大きなこだわりは、“リセット”というキーワードに込めました。
社会的に働き、日々を健康的に過ごしている佐々木さんという存在に相談をすることで、繰り返す毎日を“リセット”して、その先も健やかに過ごす“きっかけ”になるようなものを作れたら良いなと思いがありました。
最初に商品開発の件をご相談した時に、佐々木さんに“リセット”というキーワードをすぐに理解していただき、そんなこだわりが反映できた商品に仕上がったと思います。
神社では、日々何もしていなくても人は“罪・穢れる”といいます。現代人の我々が穢れと聞くと、虫を殺したりするとか、心が汚れることを穢れると捉えがちです。 ですが、“穢れ”は「気・枯れ」が語源です。
例えば、神社へ参拝に上がってご祈祷を受けたりすると「憑いている悪いものが取れる・取ってもらう」というイメージを持たれる方もいると思うのですが、神社ではマイナスがプラスになったり、0が1になることはなく、「他者のイメージに包まれ、枯れてしまった気を、本来の自分の状態へ戻す」というのが神社なんです。
なので僕も、この香りを嗅いだから「何もしなくても運が開ける」とか、「部屋で香りを焚いたら除霊できます」なんていうものにしたくない、というのが根底にありました。
ほかにも、全体通してこだわり尽くしていますけどね(笑) パッケージももちろん細部までこだわりました。色味、デザイン、配置の一つひとつを相談しながら決めました。
パッケージは何度もやり取りしましたよね。このデザインや名前は何を表しているのでしょう。
『開運弥栄精油』には、“縁起が良い”“開けていく”イメージを持ってほしいという思いがありました。
そもそもまず「精油を作ろう」から始まったのではなく。岩座側から「心身ともに健康な佐々木さんが、神社巡りで開運しているのなら、そのエッセンスを伝えて皆も開運してもらえるような商品を作りたい」と伝えてくださり、そこから『KiMiToWa』という大きいレーベルのようなくくりができた。
「弥栄(いやさか)」という言葉は、神主の皆さんがよく使われる言葉で、「弥(いよいよ)栄(さかえる)」という意味。特徴的なのは主語が無いことですね。 僕も貴方も無く、ただ「弥栄!」というだけで通じ合える言葉なんです。 僕がこの言葉を好きでいる理由もそこで、「弥栄」という言葉は周りと共によくなっていく感覚を象徴していると思います。
現代社会では、優しさや価値に対してお金や対価を求める傾向にありますが、逆に神社はそうできていない。 どうやったらみんなが明るく、運を開けるアクションを起こしていけるか、というコンセプトを元に作っていきました。
そんな中で、このパッケージにある中央の朱色の鳥は「常世の長鳴鶏」をイメージしたものなんです。
長鳴き鶏?
それこそ僕が岩座とつながるきっかけとなった『あまのいわと学校』にも関係する「天岩戸神話」なんです。 天岩戸神話は、暗闇となってしまった世界に、再び明るさを戻すというお話なんですが、その神話の中で「常世の長鳴鶏」、簡単に言うと朝と繋がりの深いニワトリを鳴かせて朝の到来を願うシーンがあるんです。
つまり、明るくなることが開運だとすれば、開運に向かうアクションの象徴の1つがニワトリだったとも言えるんです。なのでパッケージに長鳴き鶏を採用しました。
もちろん色にもこだわりがあって、朱肉の「朱」って普通に読んだら「シュ」じゃないですか。でも訓読みにしたら「あけ」なんですよね。 パッケージの長鳴き鶏が朱色なのも、夜明けの色であり、開運の“あける”につながる色ということでこだわりました。
夜が明けて水平線がすこしずつ明るくなり、鳥が羽ばたくことで開運を引き寄せているように感じられる――そんなパッケージを目指しました。
その通りです!さらに遊び心も入れて、開運の文字の中に鳥の顔をデザインしています。文字の形をくちばしや目に見立てて、鶏に見えるようにしました。
岩座はこれまで“開運”といったワードをあまりメインで使うことが無かったですよね。今回はなぜ商品タイトルに付けたんですか?
“開運”というワードはいろんなとらえられ方がある言葉だと考えています。そのため、商売の訴求ポイントとして軽々しく使えなかった、というのが正直なところでした。
日本には、葬式帰りに塩をまく、神社で手を洗う、などといった浄める文化が根強く残っていますが、一般的に「浄化」といえば「スピリチュアルな世界」と捉えられがちです。 僕たち岩座は、後者の世界観をお届けしたいと思って商品のご提案をしているわけではないので、この部分はいつも気を付けているところです。
そういった響きだけで怪しい誤解が生じるという意味では“お浄め”は“開運”というワードによく似ています。 ただ今回は佐々木優太さんとお話していく中で、“開運”とは何かという訴求ポイントを捉えなおすことができたため、自信をもって商品に名づけることができました。
本当にいい香りですよね。佐々木さんはご自宅などで使われているのですか?
僕は最近毎日使っています。 ちなみに神社巡りのために年間60泊ほど外泊しますが、宿にも持っていくようにしています。この精油は天然成分だからこそですが「部屋に香りが残らない」のも外で使うのに良いです。
自宅で使う時、僕は家族の中で一番早く起きるので、カーテンを開けてから、家族が起きる前にお湯を沸かし、タオルを替えて水回りを整える一連の流れの中で、玄関のディフューザーに1~2滴垂らしています。
玄関に置くことに何かこだわりがあるのですか?
僕の意見にはなるのですが、開運しているって言うのかな…運が巡っている人の共通点に感じるのは、玄関がいい香りな気がしていて(笑)
それから、家を出るときまず通る所って玄関なので、家族がその香りに包まれ、整って外出できるように。そして帰宅後は玄関を通り、整えて戻ってくる……そんなことを思っています。
ですね。なので、おすすめの使い方としては玄関でのご使用になるかと。 「穢れて(つかれて)」家に戻ってくる。だからこそ玄関で“リセット”するきっかけの1つにしてもらえたらなと思います。
今回出した『開運弥栄』精油、どんな人に使ってほしいですか?
正直、全ての人に使ってもらいたいです。
強いて言うなら、日常的にアロマオイルや精油を使う方にこそおすすめしたいです。 きっと考えている精油とイメージが違いますし、香りを通して『開運弥栄』『KiMiToWa』という言葉も知るきっかけになります。その時点で運は開いていくのではないかなと思います。
精油は知らないけど、僕のことを知っていて楽しみにしてくれる人にも凄く使ってほしいし、どんな反応を貰えるか楽しみです。
僕自身これが初めてのアロマオイルで、使い始めてから毎日使う習慣がつきました。精油未経験の方にもぜひ試してほしいと思っています。
アロマオイルデビューしてみて、以前と比べて何か違いを感じますか?
全然違いますね。それは香りという五感的な意味でもそうですが、「香りを一滴二滴垂らす」アクションが“開運”につながっている気がします。 僕は意識的な行動の跳ね返りが開運に繋がると思っているので、そういう意味でも使う前と違いがありますね。
何もせずに何かを待つのは「待っている」状態ですが、神社では手をたたきますよね。その跳ね返ってきた音を聞いて、初めて自分が生きているのを確認できる。これが“整う”ということだと思っています。
待っているだけだと生きているかどうかもわからない。自分からアクションを起こして、“反応を待つ”。これを「まつり」とも言いますから。 自宅で意識的に“開運”へのアクションを起こすように香りをたててみて欲しいです。
今回販売した商品を通じて、どんなメッセージや体験を届けたいですか?
佐々木さんが言われていたように、この商品がアクションを起こすスイッチの様な役割になってくれれば良いなと思います。 待つだけでなく、自らアクションを起こす。心身ともに健康でないとアクションはできませんから。
例えば毎日玄関で香りに包まれ、心身の健康を保って、次のアクションをしていく。そんな「きっかけ」になればと思っています。
先ほどの「まつり」の話につながっていくのですが、よく運を「引き寄せる」という言葉を聞きますよね。これだと自分は動かず、相手を都合のよい所まで持ってくる感じがしませんか?
何もせず、「待つ」のは普通です。 神社では、手をたたくアクションを起こす。響いて、戻ってくるのを待つことは「まつり」。まつりをあげるということは決して「神様のパワーを浴びに行く」ということじゃなくて。自分が動き出すのが最初なんですよ。
だけど、この厳しい時代に生きる私たちにとって、それを実行するのは難しいのもある。 そんな中で、一万五千社の神社に上がれる僕って、幸せものだと思うんです。だからこそ、僕の体験を皆さんにご自宅で楽しんでほしい。
一万五千社の代わりにはなれないかも知れない。でも、この香りを味わうためには必然的に一つアクションが必要になりますから。 沢山のアクションを起こすのが難しい現代だからこそ、疲れている人・孤独を感じている人に使って欲しい。 そしてそうでない方は更に人へと伝えていくために。開運の一歩目を味わえる商品でありますから、どうぞ楽しんで欲しいです。
『KiMiToWa』は単なる品名ではなく、岩座の中のレーベルの扱いですが、次も何か考えているのですか?
『KiMiToWa』は、今後も『開運弥栄』という言葉とともに発展させていきたいと思っています。 構想段階ですが、今回の香りをベースに、日常でより身近に取り入れられるような体験を広げていけたらと思っています。家で楽しむだけでなく、身にまとったり、もっと香りを楽しむ時間にバリエーションを持たせたり、身近に感じる展開を考えています。
もちろんこだわりは大事にしつつも、思いを届けるために様々なチャレンジを続けていきたいです。
香りというものは第一印象として、すごく強いものになってきますからね。
今後の『開運弥栄』の展開も楽しみにしていてもらえると嬉しいです。
十五年間で二万社の神社を巡り、拝受した御朱印は四千五百を超える。 神職からの信頼も厚く、氣付き得た開運アクションなどを幅広く伝えるべく活動中!
佐々木さんが「神社を好きになったきっかけ」や「神社へ上がる時におすすめしたいこと」を紹介!▼
商品開発のエッセンスにもなった「天岩戸神話」とは?▼
アミナコレクションが展開するブランド「岩座(いわくら)」から新たに『KiMiToWa』の『開運弥栄』シリーズの精油がリリースされました。
神社ソムリエ/現代の御師として各方面で活躍中の佐々木優太さんが、岩座のアンバサダーとして初めて監修した商品がなぜ精油であったのか。
今回は、商品誕生までの経緯やこだわりのポイントなどについて、佐々木優太さんと、監修を依頼した岩座のブランドディレクターとの対談インタビューをお届けします。
岩座D
岩座事業の立ち上げから
関わっているブランド
ディレクター
佐々木優太
十五年間で二万社の
神社を巡った、
神社ソムリエ/現代の御師
※インタビュアーはアミナコレクション社内スタッフが担当しました。
佐々木さんに監修いただくことになったきっかけ
佐々木さんが岩座の商品を監修された経緯について、お聞かせください。
岩座ブランドディレクター(以下岩座ディレクター):
昨年、岩座で行っている活動『 あまのいわと学校 』にご協力いただいたのがきっかけです。
また、僕の思う『開運』の中には、「身も心も健康的である」という考え方が含まれているので、岩座では『お浄めライフスタイル』として「心と体を整える」という商品展開はしていたのですが、「これを使えば開運できますよ」といった商品展開は行ってきませんでした。
そんななか、神社や日本文化について豊富な知見をお持ちであり、かつ「開運ツアー」の開催や「開運本」を上梓されている佐々木優太さんとのご縁がありました。
はじめて佐々木さんにお会いした際、見た目だけでなく、姿勢や礼儀作法など内側を含めて“健康的な人”という印象を受けたんです。
そんな佐々木さんにお力添えいただけたら、新しい切り口の商品が作れるのではないかと考え、ご相談させていただきました。
初めから「精油」を作る構想だったのでしょうか?
岩座ディレクター:
先ほどもお伝えしたように、佐々木さんには “健康的な人=運が開けるようなイメージ”を受ける。なぜそう感じるのかを考えたとき、“日常の在り方”のようなものを強く感じたんです。
背筋の伸びた良い姿勢、丁寧な言葉遣い、品の良い所作や礼儀作法など、佐々木さん自らが気持ちの良い空間を作りだし、整った生活をされている、そういった姿勢や行いから受ける印象なのではないかと。
そこで、佐々木さんの過ごされている「心地よい日常空間」をユーザーに提案できないかと考えました。
その空間を表現する手段として思い浮かんだのが“香り”。
空間づくりの基礎になる“香り”を開発すれば、その先にいろいろな展開が広がるのでは、と考え、まずは精油をご提案しました。
佐々木さんは最初にその提案を受けたとき、どんな印象でしたか?
佐々木さん:
率直に言うと「僕に香りのイメージ?!」と驚きました(笑)。
でも、とても嬉しかったんです。
というのも、僕がシンガーソングライターとして歌詞を書く時にも、香りを描写することが多いんですよ。
情景や記憶を呼び起こすとき、香りが自分の中では重要な鍵になっている。多分、僕は“匂いフェチ”なんだと思います。
僕が人とつながるキーワードは“開運”だと思い込んでいたので、香りで提案をいただいたときは驚きました。でも同時に、「あ、これも自分の軸だったんだ」と気づかせてもらったような感覚がありました。
岩座の皆さんが、自分以外の視点から僕の持ち味を見つけてくれた――そんな初めての体験で、少し運命的なものを感じましたね。
佐々木さんと言えば「神社関連のグッズ」をイメージしますよね。
岩座ディレクター:
最初は確かに、佐々木さんが神社に参拝されるイメージから、ご朱印帳のような“神社に持っていくもの”を思い浮かべました。佐々木さんの人生の中には神社との深い関わりがあり、その先に“開運”というテーマがあるのだろうと想像していたからです。
でも、もっと“広がりのあるもの”を作りたいと考えた時に行き着いたのが「香り」でした。
香りは、参拝時に持ち歩けるのはもちろん、家でも使えるし、旅先にも持っていける。
つまり、日常のあらゆるシーンに寄り添えるんですよね。
一方で、持ち歩き前提のアイテムは、どうしても「外出時だけ」の使い方に限定されてしまう。香りなら、暮らし全体を包み込むように提案できるし、佐々木さんにある“気持ちのいい日常”をおくるというイメージにもより近づけるのではないかと考えました。
ご朱印帳のようなアイテムももちろん魅力的ですが、それ以上に可能性が広がる“香り”を優先したい――そんな思いがありました。
『KiMiToWa』にこめられた思い
『KiMiToWa』という名前はどのように生まれたのでしょうか?
岩座ディレクター:
神社に詳しい佐々木さんと商品を作るにあたり、 “神様”や“神話”からヒントを得られないかと考えました。そして相談を重ねながら生まれたのが『KiMiToWa』です。
着想の元になったのは、イザナキとイザナミの神話「黄泉の国の物語」です。
イザナキの“気”、イザナミの“身”を言葉として取り入れ、そこに“とは”をつなげていきました。
当初は「キミ」で区切る案など、いくつかのパターンがあったのですが、佐々木さんとの打ち合わせを重ねる中で、響きの良さや意味の流れが自然につながる形を探り続け、最終的に『KiMiToWa』という音に落ち着きました。
『KiMiToWa』に「気」「身」「戸」「輪」という漢字を当てた理由を教えてください。
佐々木さん:
岩座と僕の共通点は、“神社”“日本古来のもの”といったキーワードにあると思っていて、その共通点である神社を巡る中で、太古の日本語というのは、五十音ひとつひとつに特定の意味が込められている、という説(一音一義説)があることを知りました。
日本語には、漢字が入ってくるより前から“音”が存在していました。
実際、神社名や神様の名前などを見渡してみると、日本語はある種“ダジャレ”のような、言葉遊びで成り立っている部分が多くあります。
太陽も“ひ”、魂も“ひ”、火も“ひ”。
“ひ”という音はすべて一緒。音が同じであれば同じ性質を持つものとして捉える。
その観点からみると、イザナキ・イザナミの“気”と“身”とも解釈できますし、さらに「き(気)」はマインド、「き(木)」はツリー。
僕たちが御神木を見ると元気になるのも、木と気が重なる日本語の面白さが背景にあるのだと思います。
そして「み(身)」は身体。「と(戸)」は漢字で書くと“扉”になりますが、元々は“器”という意味も含んでいます。
例えば「人(ひ・と)」という日本語も、体という器=“と”に、魂=“ひ”が宿った状態とされています。
最後の「わ(輪)」は、サークル、和ませる、循環する、つながる。
“気=マインド”と“身=カラダ”、“戸=それを宿すうつわ”、これらを“輪=すべてを包み和ませる”ようなイメージ。
それぞれの言葉が如何様にも取れるところが『KiMiToWa』の魅力だと思っています。
例えば、“とわ”は“永遠”とも取れますし、「“君とは”どうなる」「“君とは”どうしたい」の“君とは”とも取れる。
「どうなる」「どうしたい」が記されていなくとも感じ取ることができるというのが僕はすごく好きで、あたかも香りを説明している様じゃないですか?
岩座ディレクター:
おっしゃるとおりで、『KiMiToWa』はそのことばの広がりから、使う人それぞれの解釈に寄り添える、かつ耳に残る柔らかな響きと、神話由来のストーリーが重なった、今回の商品に相応しい名前になったと思っています。
商品のこだわり
柑橘の香りにした理由は?
佐々木さん:
神社であったり神道の考え方を学んできて、香りと聞いて最初に浮かんだのが『柑橘』でした。
神話では、不老長寿を願う薬として外国から持ち帰られたものが『橘(たちばな)』という植物でした。
『ときじくのかぐのこのみ(非時香菓)』として登場する果実で、当時はこれを加工した食べ物を“菓子”といっていました。
“命が永遠に続くかのような甘さ”を持ったものが橘だったのです。そこから品種改良され広がった系統が、今の“柑橘類”。
僕が神社巡りで学んだのは、「良い・悪い」ではなく「命が輝く選択肢」を選ぶこと。
例えばダイエット中にハンバーグを食べるか迷うとき、ただ「食べちゃいけない」と考えるのではなく、「今食べた方が、命が輝くなら食べた方がいい」と考える。
食べ過ぎて体を壊すと思ったら食べない。「命が輝くか」を基準に選ぶイメージです。
だから香りは、命が輝く選択を思い出させてくれる存在として、『ときじくのかぐのこのみ』を選びたかったんです。
岩座ディレクター:
正直、甘い香りは想像しておらず、驚きました。
そして、柑橘系の甘い香りは、岩座としても今まで出しておらず、まったく違う発想をいただきました。
佐々木さん:
実は僕、「精油=森の香り」という固定観念に違和感があって…。自分なら『ときじくのかぐのこのみ』で行きたいなと。
そしてもし『ときじくのかぐのこのみ』が柑橘の爽やかな香りだったとしても、当時の人にとって「菓子の語源になるほど甘い」のなら、現代の僕たちも「甘み」を感じられるくらいの香りを作りたいというこだわりはありました。
試作のシトラス系を嗅がせてもらった瞬間に「….違います!」と言ってしまったほど。
ただ、普通のオレンジジュースでも酸味を感じる僕にとっての「甘い」を表現するのは大変だったかもしれません(笑)
ちょっと嗅いでみてください。精油にしては珍しい香りじゃないですか?
(香りを嗅いで)おお、いい匂い。たしかに、甘い香りで精油のイメージとは少し離れた香りな気がします。
岩座ディレクター:
最初は「甘い香り」と聞いて、買う人を選ぶ匂いになるんじゃないか…と少し懸念もありましたが、実際仕上がったものを嗅いだ時にその心配はなくなりました。
佐々木さん:
この過程で初めて知ったのですが、香りには『層』があるんですね。最初の印象である第一段階、第二段階、そして更に深い段階の香り…。
この精油の香りもベースに爽やかさがありつつ、層の奥に甘さを感じる深みのある香りに仕上げていただきました。
岩座ディレクター:
香りの開発はメーカーさんにもかなり頑張っていただきましたよね…。
佐々木さん:
そうなんです。期日が迫る中ではありましたが、この商品の軸を変えたくなくて…。
最初にメーカーさんからご提案いただいた案は瞑想系の「神様という存在に自分が近づく」イメージが強く、せっかく岩座とやるなら「自分を整え、本来の自分に戻る」という神道的な視点にこだわりたいと思い…。
香りで“開運”という効果を求めるのではなく、“開運”に自分から近づいていくという「姿勢」を届けたかったんです。
「これで開運します」と言った方が商品は売れるのかもしれません。でも、香りは“開運”の “きっかけ”であってほしいという軸を持って進めました。
素材についてのこだわりは?
岩座ディレクター:
天然由来であることもこだわりましたね。
佐々木さん:
こちらも初めて知ったのですが、香りの持続性には科学的な成分が必要なんですね。天然にこだわるほど香りは短命になる。
それでも天然素材にこだわったのは、お二人のどちらの意向が強かったのでしょうか?
岩座ディレクター:
正直、どちらも強かったですね。佐々木さんは、僕が「言うまでもなく」というレベルでした。
素材にこだわりつつ、天然由来の成分でまとめるという形で作り上げました。
佐々木さん:
天然由来の成分についてはこだわりが強かったです。
『KiMiToWa』という響きが広がる空間は、神社境内の澄んだ空気のようなイメージだったので。商品の軸として、天然のもので表現したいという気持ちがありました。
あとは僕のライフスタイルやイメージを知ったうえで商品を手に取ってくださる方の多くは、きっとこの商品を「天然由来で作っているのだろう」と思ってくれるはずなので。それこそ岩座Dが僕を「心身ともに健康なひと」と思ってくれたように!
実際はポテトチップスとビールが主食みたいな日もありますけど(笑)
ただ、神社も永く歴史を続けるために、必要であれば金属やプラスチック等を使うし、すべては「お客さんと縁を繋ぎ、思いを完成させるため」に時には海外からも素材を取り寄せる。
それこそ思いをもって世界各国から仕入れる岩座と同じですよね。そういった組み立ての仕方で進めていきました。
今回は天然由来にこだわりましたが、今後の縁を繋いでいくための視野は広がりました。
商品のキーワードは“リセット”
今お話しくださったこだわりの部分は、品質面だと思いますが、その他に何かこだわった部分はありましたか?
岩座ディレクター:
もう一つ大きなこだわりは、“リセット”というキーワードに込めました。
社会的に働き、日々を健康的に過ごしている佐々木さんという存在に相談をすることで、繰り返す毎日を“リセット”して、その先も健やかに過ごす“きっかけ”になるようなものを作れたら良いなと思いがありました。
最初に商品開発の件をご相談した時に、佐々木さんに“リセット”というキーワードをすぐに理解していただき、そんなこだわりが反映できた商品に仕上がったと思います。
佐々木さん:
神社では、日々何もしていなくても人は“罪・穢れる”といいます。現代人の我々が穢れと聞くと、虫を殺したりするとか、心が汚れることを穢れると捉えがちです。
ですが、“穢れ”は「気・枯れ」が語源です。
例えば、神社へ参拝に上がってご祈祷を受けたりすると「憑いている悪いものが取れる・取ってもらう」というイメージを持たれる方もいると思うのですが、神社ではマイナスがプラスになったり、0が1になることはなく、「他者のイメージに包まれ、枯れてしまった気を、本来の自分の状態へ戻す」というのが神社なんです。
なので僕も、この香りを嗅いだから「何もしなくても運が開ける」とか、「部屋で香りを焚いたら除霊できます」なんていうものにしたくない、というのが根底にありました。
岩座ディレクター:
ほかにも、全体通してこだわり尽くしていますけどね(笑)
パッケージももちろん細部までこだわりました。色味、デザイン、配置の一つひとつを相談しながら決めました。
『開運弥栄』という言葉に込めたこだわり
パッケージは何度もやり取りしましたよね。このデザインや名前は何を表しているのでしょう。
岩座ディレクター:
『開運弥栄精油』には、“縁起が良い”“開けていく”イメージを持ってほしいという思いがありました。
佐々木さん:
そもそもまず「精油を作ろう」から始まったのではなく。岩座側から「心身ともに健康な佐々木さんが、神社巡りで開運しているのなら、そのエッセンスを伝えて皆も開運してもらえるような商品を作りたい」と伝えてくださり、そこから『KiMiToWa』という大きいレーベルのようなくくりができた。
「弥栄(いやさか)」という言葉は、神主の皆さんがよく使われる言葉で、「弥(いよいよ)栄(さかえる)」という意味。特徴的なのは主語が無いことですね。
僕も貴方も無く、ただ「弥栄!」というだけで通じ合える言葉なんです。
僕がこの言葉を好きでいる理由もそこで、「弥栄」という言葉は周りと共によくなっていく感覚を象徴していると思います。
現代社会では、優しさや価値に対してお金や対価を求める傾向にありますが、逆に神社はそうできていない。
どうやったらみんなが明るく、運を開けるアクションを起こしていけるか、というコンセプトを元に作っていきました。
そんな中で、このパッケージにある中央の朱色の鳥は「常世の長鳴鶏」をイメージしたものなんです。
長鳴き鶏?
佐々木さん:
それこそ僕が岩座とつながるきっかけとなった『あまのいわと学校』にも関係する「天岩戸神話」なんです。
天岩戸神話は、暗闇となってしまった世界に、再び明るさを戻すというお話なんですが、その神話の中で「常世の長鳴鶏」、簡単に言うと朝と繋がりの深いニワトリを鳴かせて朝の到来を願うシーンがあるんです。
つまり、明るくなることが開運だとすれば、開運に向かうアクションの象徴の1つがニワトリだったとも言えるんです。なのでパッケージに長鳴き鶏を採用しました。
もちろん色にもこだわりがあって、朱肉の「朱」って普通に読んだら「シュ」じゃないですか。でも訓読みにしたら「あけ」なんですよね。
パッケージの長鳴き鶏が朱色なのも、夜明けの色であり、開運の“あける”につながる色ということでこだわりました。
夜が明けて水平線がすこしずつ明るくなり、鳥が羽ばたくことで開運を引き寄せているように感じられる――そんなパッケージを目指しました。
岩座ディレクター:
その通りです!さらに遊び心も入れて、開運の文字の中に鳥の顔をデザインしています。文字の形をくちばしや目に見立てて、鶏に見えるようにしました。
岩座はこれまで“開運”といったワードをあまりメインで使うことが無かったですよね。今回はなぜ商品タイトルに付けたんですか?
岩座ディレクター:
“開運”というワードはいろんなとらえられ方がある言葉だと考えています。そのため、商売の訴求ポイントとして軽々しく使えなかった、というのが正直なところでした。
日本には、葬式帰りに塩をまく、神社で手を洗う、などといった浄める文化が根強く残っていますが、一般的に「浄化」といえば「スピリチュアルな世界」と捉えられがちです。
僕たち岩座は、後者の世界観をお届けしたいと思って商品のご提案をしているわけではないので、この部分はいつも気を付けているところです。
そういった響きだけで怪しい誤解が生じるという意味では“お浄め”は“開運”というワードによく似ています。
ただ今回は佐々木優太さんとお話していく中で、“開運”とは何かという訴求ポイントを捉えなおすことができたため、自信をもって商品に名づけることができました。
オススメの使い方
本当にいい香りですよね。佐々木さんはご自宅などで使われているのですか?
佐々木さん:
僕は最近毎日使っています。
ちなみに神社巡りのために年間60泊ほど外泊しますが、宿にも持っていくようにしています。この精油は天然成分だからこそですが「部屋に香りが残らない」のも外で使うのに良いです。
自宅で使う時、僕は家族の中で一番早く起きるので、カーテンを開けてから、家族が起きる前にお湯を沸かし、タオルを替えて水回りを整える一連の流れの中で、玄関のディフューザーに1~2滴垂らしています。
玄関に置くことに何かこだわりがあるのですか?
佐々木さん:
僕の意見にはなるのですが、開運しているって言うのかな…運が巡っている人の共通点に感じるのは、玄関がいい香りな気がしていて(笑)
それから、家を出るときまず通る所って玄関なので、家族がその香りに包まれ、整って外出できるように。そして帰宅後は玄関を通り、整えて戻ってくる……そんなことを思っています。
岩座ディレクター:
ですね。なので、おすすめの使い方としては玄関でのご使用になるかと。
「穢れて(つかれて)」家に戻ってくる。だからこそ玄関で“リセット”するきっかけの1つにしてもらえたらなと思います。
今回出した『開運弥栄』精油、どんな人に使ってほしいですか?
岩座ディレクター:
正直、全ての人に使ってもらいたいです。
佐々木さん:
強いて言うなら、日常的にアロマオイルや精油を使う方にこそおすすめしたいです。
きっと考えている精油とイメージが違いますし、香りを通して『開運弥栄』『KiMiToWa』という言葉も知るきっかけになります。その時点で運は開いていくのではないかなと思います。
精油は知らないけど、僕のことを知っていて楽しみにしてくれる人にも凄く使ってほしいし、どんな反応を貰えるか楽しみです。
僕自身これが初めてのアロマオイルで、使い始めてから毎日使う習慣がつきました。精油未経験の方にもぜひ試してほしいと思っています。
アロマオイルデビューしてみて、以前と比べて何か違いを感じますか?
佐々木さん:
全然違いますね。それは香りという五感的な意味でもそうですが、「香りを一滴二滴垂らす」アクションが“開運”につながっている気がします。
僕は意識的な行動の跳ね返りが開運に繋がると思っているので、そういう意味でも使う前と違いがありますね。
何もせずに何かを待つのは「待っている」状態ですが、神社では手をたたきますよね。その跳ね返ってきた音を聞いて、初めて自分が生きているのを確認できる。これが“整う”ということだと思っています。
待っているだけだと生きているかどうかもわからない。自分からアクションを起こして、“反応を待つ”。これを「まつり」とも言いますから。
自宅で意識的に“開運”へのアクションを起こすように香りをたててみて欲しいです。
『開運弥栄』精油を通じて届けたい思い
今回販売した商品を通じて、どんなメッセージや体験を届けたいですか?
岩座ディレクター:
佐々木さんが言われていたように、この商品がアクションを起こすスイッチの様な役割になってくれれば良いなと思います。
待つだけでなく、自らアクションを起こす。心身ともに健康でないとアクションはできませんから。
例えば毎日玄関で香りに包まれ、心身の健康を保って、次のアクションをしていく。そんな「きっかけ」になればと思っています。
佐々木さん:
先ほどの「まつり」の話につながっていくのですが、よく運を「引き寄せる」という言葉を聞きますよね。これだと自分は動かず、相手を都合のよい所まで持ってくる感じがしませんか?
何もせず、「待つ」のは普通です。
神社では、手をたたくアクションを起こす。響いて、戻ってくるのを待つことは「まつり」。まつりをあげるということは決して「神様のパワーを浴びに行く」ということじゃなくて。自分が動き出すのが最初なんですよ。
だけど、この厳しい時代に生きる私たちにとって、それを実行するのは難しいのもある。
そんな中で、一万五千社の神社に上がれる僕って、幸せものだと思うんです。だからこそ、僕の体験を皆さんにご自宅で楽しんでほしい。
一万五千社の代わりにはなれないかも知れない。でも、この香りを味わうためには必然的に一つアクションが必要になりますから。
沢山のアクションを起こすのが難しい現代だからこそ、疲れている人・孤独を感じている人に使って欲しい。
そしてそうでない方は更に人へと伝えていくために。開運の一歩目を味わえる商品でありますから、どうぞ楽しんで欲しいです。
今後の商品展開について
『KiMiToWa』は単なる品名ではなく、岩座の中のレーベルの扱いですが、次も何か考えているのですか?
岩座ディレクター:
『KiMiToWa』は、今後も『開運弥栄』という言葉とともに発展させていきたいと思っています。
構想段階ですが、今回の香りをベースに、日常でより身近に取り入れられるような体験を広げていけたらと思っています。家で楽しむだけでなく、身にまとったり、もっと香りを楽しむ時間にバリエーションを持たせたり、身近に感じる展開を考えています。
もちろんこだわりは大事にしつつも、思いを届けるために様々なチャレンジを続けていきたいです。
佐々木さん:
香りというものは第一印象として、すごく強いものになってきますからね。
岩座ディレクター:
今後の『開運弥栄』の展開も楽しみにしていてもらえると嬉しいです。
神社ソムリエ/現代の御師|佐々木優太
十五年間で二万社の神社を巡り、拝受した御朱印は四千五百を超える。
神職からの信頼も厚く、氣付き得た開運アクションなどを幅広く伝えるべく活動中!
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