「ハワイまで行けないけど、美味しいマラサダを食べたい!」という方におすすめなのが、越谷レイクタウンにある「HULA TO GO(フラ トゥ ゴー)」。 ハワイのロマンチックなピンクサンセットをイメージした外観が印象的です。
人気のマラサダは、プレーンシュガー、シナモンシュガー、ココナッツミルクシュガー、ストロベリーシュガー、レモンシュガーの全5種類。本場さながらの味をテイクアウトで楽しめます。 6個入りや10個入りのTO GO BOXも用意されており、お土産にもぴったり。南国気分を味わえるカラフルなモクテル(ノンアルコールカクテル)も販売しています。
「ハワイで人気のマラサダってどんなお菓子?」
「ドーナツとはどう違うの?」
「マラサダを食べるなら、どのお店がおすすめ?」
そんな疑問をお持ちの方に、マラサダの歴史やドーナツとの違い、オアフ島の人気店までたっぷりご紹介!
ハワイアンフード好きなら必見!この記事を読めば、マラサダがもっと身近なスイーツに感じられますよ♪
目次
マラサダとは?
マラサダは、ハワイを語るうえで欠かせない定番スイーツ。
イースト菌で発酵させたモチふわ生地を油で揚げ、たっぷりの砂糖をまぶして作られます。
リング状ではなく、丸くて穴が空いていないのが特徴で、サイズは小ぶりなものからボリュームのあるものまでさまざまです。
外はカリッと香ばしく、中はふんわりもちっと軽い食感…ひと口食べれば、やさしい甘さにほっこりと癒されます。
定番は揚げたてに砂糖をまぶしたシンプルなスタイルですが、カスタードや生クリーム、チョコレートなどのクリーム入りも人気。
ハワイでは、ベーカリーやフードトラックで気軽に楽しむことができます。
観光客には「ハワイのご当地スイーツ」として知られていますが、地元の人々にとっては子どもの頃から親しんできた懐かしい味。
朝食やおやつとしてはもちろん、家族の集まりやイベントでも登場する、ハワイの定番スイーツです。
実はポルトガルがルーツ?マラサダの歴史
ハワイを代表するスイーツのマラサダですが、その起源はハワイではなくポルトガルにあることを知っていますか?
元々マラサダは、マデイラ諸島やアゾレス諸島のカトリック教徒の家庭で、古くから親しまれてきた伝統的なお菓子でした。
カトリックの暦では「受難節」に入る前に、家庭に残っているラードや砂糖を使い切る習慣があり、その際にマラサダをたくさん作って食べていたといわれています。
19世紀後半、マデイラ諸島やアゾレス諸島から多くのポルトガル人がオアフ島のサトウキビ農園で働くためにハワイへ移住しました。
彼らもまた、故郷にいたころと同じように受難節の前には砂糖やラードの消費のためマラサダを作っていたそう。
そしてサトウキビ農園で働くほかの移民たちにもマラサダを分けていたそうです。
その後、1952年に創業した「レナーズ・ベーカリー」がマラサダを販売し始めたことで、その人気は一気に拡大。次第にハワイ全体で親しまれるスイーツとなっていきました。
現在ではたくさんの観光客が立ち寄る名店となり、看板メニューのマラサダは、旅行ガイドにも欠かせない「ハワイ名物」として紹介されています。
シンプルな揚げ菓子であるマラサダは家庭でも作りやすく、祝い事やイベントの場でも振る舞われる定番スイーツとなりました。
こうして、カトリック教徒の食文化を背景に生まれたポルトガルの伝統菓子が、移民を通じてハワイに根づき、今では観光客にもローカルにも愛されるスイーツとなったのです。
ポルトガル文化の影響を色濃く受けたハワイでは「マラサダ・デー(Malasada Day)」が設けられ、受難節の前日にマラサダを食べる習慣が今も受け継がれています。
受難節とは?
受難節とは、イースター(復活祭)の40日前から始まる期間を指し、「レント」または「四旬節」とも呼ばれます。この期間は、イエス・キリストが十字架上で受けた苦難(受難)を思い起こし、節制、断食、祈りに集中する、キリスト教にとって大切な期間です。
マラサダとドーナツの違いは?
見た目が似ていることから「マラサダはドーナツの一種?」と思われがちですが、実は生地の作り方に大きな違いがあります。
一般的なドーナツには2種類あり、ベーキングパウダーを使って膨らませる「ケーキドーナツ」と、イースト菌を加えて発酵させる「イーストドーナツ」があります。
マラサダはこのうち、イースト菌を使用して発酵させるタイプ。しっかりと発酵時間を取ることで、生地はふんわりと柔らかく、口に入れると軽やかな食感が広がります。
また、マラサダは丸くて穴がないものが一般的で、揚げたてに砂糖をたっぷりまぶすのが基本。
ドーナツに比べるとより素朴で、できたてをすぐに食べるからこそ味わえる香ばしさと軽やかさが魅力です。
同じ揚げ菓子のなかでも、マラサダは「ハワイらしいスイーツ」として、旅先でぜひ味わいたい特別な存在といえます。
ハワイの有名店
ハワイでマラサダといえば、外せないのが老舗のベーカリーやローカルに愛される人気店。
それぞれに特徴があり、観光客だけでなく地元の人々にも親しまれています。
ここではオアフ島の有名店を3つご紹介します。
レナーズ・ベーカリー
1952年に創業したレナーズ・ベーカリーは、有名なマラサダの老舗です。
ワイキキからもアクセスしやすく、いつ訪れても行列ができるほどの人気ぶり。
メニューは、定番のシュガー味のほか、カスタード、ダバッシュ(チョコレート)、ハウピア(ココナッツクリーム)、マカダミアナッツ、グアバなど、さまざまなフィリング入りが揃っています。
なかでもハウピアは地元で特に人気が高く、祝祭やイベントでも定番のフレーバーとして選ばれています。
レナーズ・ベーカリーのマラサダは、可愛いピンクのボックス入りでお土産にもぴったり。
みんなでシェアするのもいいですが、最大の魅力はやはり揚げたて!ふわふわアツアツをその場ですぐ食べるのが一番おすすめです。
カメハメハ・ベーカリー
カメハメハ・ベーカリーは、ホノルルで長年地元の人々に親しまれてきた老舗ベーカリー。
看板メニューの「ポイ・グレーズド」は、タロイモから作られるポイを練り込んだ生地を発酵させ、油で揚げたハワイ伝統の味です。
ふんわりモチッとした食感とやさしい甘みが特徴で、割った瞬間にあらわれる鮮やかな紫色が目を引き、SNS映えも抜群です。
ほかにも、ココナッツ風味のクリーム入り「ポイ・ハウピア」や、定番のグレーズドドーナツなど、南国気分を味わえるスイーツがたくさん揃っています。
営業時間は平日が午前2時、土日は午前3時からと驚くほどの早朝スタート。
人気のポイ・グレーズドは午前中に売り切れてしまうことも多いため、訪れるなら早めの来店がおすすめです。
リリハ・ベーカリー
リリハ・ベーカリーは、ローカルに人気の老舗ベーカリー&コーヒーショップです。
店内にはパンやスイーツがずらりと並び、特に「ココパフ」や「ポイモチドーナツ」などの揚げ菓子の種類が豊富。
「ココパフ」は、チョコレートクリームを詰めたシュー生地にバタークリームをトッピングした商品で、1日に7,000個以上売れることもある人気メニューです。
さらに、リリハ・ベーカリーではマラサダも販売。
リリコイ(パッションフルーツ)、あずき、アップルなど、バラエティ豊かなフレーバーが楽しめます。
ノスタルジックでカジュアルな雰囲気の店内は、地元の人々にとって気軽に立ち寄れる憩いの場。
朝食や軽食に利用する常連も多く、観光客にとってはハワイならではのおいしいローカルグルメを味わいながら、お気に入りのスイーツを見つけられる魅力的なスポットです。
日本でも美味しいマラサダが食べたい!
「ハワイまで行けないけど、美味しいマラサダを食べたい!」という方におすすめなのが、越谷レイクタウンにある「HULA TO GO(フラ トゥ ゴー)」。
ハワイのロマンチックなピンクサンセットをイメージした外観が印象的です。
人気のマラサダは、プレーンシュガー、シナモンシュガー、ココナッツミルクシュガー、ストロベリーシュガー、レモンシュガーの全5種類。本場さながらの味をテイクアウトで楽しめます。
6個入りや10個入りのTO GO BOXも用意されており、お土産にもぴったり。南国気分を味わえるカラフルなモクテル(ノンアルコールカクテル)も販売しています。
ウォールアートが描かれたフォトジェニックな空間は、買い物の合間に立ち寄りたくなるお店です。
隣接するKahikoと共に、ハワイの雰囲気を楽しんでください♪
HULA TO GO(Kahiko越谷レイクタウン店併設)
営業時間 10:00~21:00
越谷レイクタウン駅北口から徒歩0分
(駅からエスカレーターを上がってすぐ)
ハワイの名物スイーツ「マラサダ」を楽しんで♪
ハワイのマラサダは、ポルトガル生まれの歴史ある揚げ菓子。
外はカリッと香ばしく、中はふんわりもっちり。シンプルに砂糖をまぶしたものから、クリームやフレーバー入りまで、バリエーションも豊富です。
ワイキキから徒歩圏内の「レナーズ・ベーカリー」や、ポイ入りマラサダで知られる「カメハメハ・ベーカリー」など、個性豊かな名店がハワイ各地に点在。揚げたての香ばしさや生地へのこだわりはどのお店も共通しており、観光客はもちろん地元の人々にも愛されています。
街角やマーケットで揚げたてをほおばる瞬間は、まさにホッとする癒しの時間。
ハワイ旅行の際は、お気に入りのベーカリーを探して、現地ならではのマラサダをぜひ味わってみてくださいね。
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