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ヒマラヤに抱かれたネパールの桃源郷、ポカラをご存じでしょうか?首都カトマンズから約200㎞西にあり、古くからインドとチベットを結ぶ交通の要衝として栄えたネパール第2位の都市です。ポカラは世界の旅人が理想郷を求めて集まる人気観光地であり、トレッキングの聖地でもあります。ポカラとはどんな場所なのでしょうか?
ポカラ。なんとも不思議で親しみやすいこの名は、ネパール語で湖を意味する「ポカリ」が由来です。その名の通り、満々と水を湛えたペワ湖のほとりにあります。
ペワ湖の水源は、ポカラの目の前に迫るアンナプルナ山系の清冽な雪解け水。豊穣の女神を意味するアンナプルナの神聖な水をたたえるペワ湖は、季節や時間ごとに奇跡的な絶景を見せてくれます。
「世界の屋根」ヒマラヤに囲まれた地形も、ポカラに世界でもまれな奇跡の景観をもたらしています。どこまでも澄み渡る青空を背景に、白銀に輝く峰々が天空までそびえる姿は、思わず息をのむ神々しさ!
アンナプルナの山並みでひときわ美しく屹立する峰は、標高6,993mのマチャプチャレです。
「魚の尻尾」を意味するその名の通り山頂が二又に分かれ、聖地として立ち入り禁止になっています。頂上に立った人間がいない山とは、なんとも神秘的ですね!
ポカラの魅力は絶景だけではありません。理想郷シャングリラを求めて世界から旅人が集まる場所なのです。
シャングリラとは、1933年の小説『失われた地平線』に登場した、ヒマラヤのどこかにある桃源郷。小説の発表以来、世界の旅人がシャングリラを夢みてヒマラヤを目指しました。
ポカラは、人生観を変えてしまうような絶景に独特の信仰・文化が根ざす深い精神世界が交錯し、さらには不思議な居心地のよさも漂います。人々が抱くシャングリラのイメージにぴったり重なるのです。
そんな天空の秘境感漂うポカラですが、実は町自体の標高は意外と低い827m。標高約1,300mのカトマンズと比べても暖かく、高山病などのリスクも少なく快適に過ごせます。町にいながらにして雄大なヒマラヤの絶景を満喫できるのは、ポカラの大きな魅力なのです。
もう一つ忘れてはならないポカラの顔が、世界のトレッキング愛好家が集まる拠点であること。ポカラの町でペワ湖に面したエリアはレイクサイドと呼ばれ、ホテルや飲食店、旅行代理店、アウトドア用品店が建ち並び、ネパール登山の中心地になっています。
コースの整備度や関連サービスの充実度でも群を抜いているポカラは究極のトレッキング天国!初心者にも最適の環境が整っています。トレッキング未経験の方も、ヒマラヤという最高の舞台でデビューしてはいかがでしょうか?
日本からポカラへの直行便はなく、カトマンズを経由してアクセスします。
日本からカトマンズまでは直行便なら9時間前後。乗り換えなら待ち時間含めて16時間前後かかる場合もあります。
カトマンズからポカラまでは、国内線なら25分前後。料金はかかりますが各段に早く、条件がそろえば空からもヒマラヤの絶景を味わえます。
バスやチャータータクシーなど陸路だと、道路状況にもよりますが6時間~9時間前後かかります。バスなら費用も大幅に抑えられ、途中の景色やローカル感も満喫できます。
ベストシーズンは、3月~4月と10月~11月です。ネパールでは10月~5月が雨の少ない乾季で、気温も7℃~22℃の範囲で過ごしやすく、カラッとした秋晴れの天候が続きます。
10月~11月は天候が安定しやすく、クリアな青空とヒマラヤの目の覚めるようなコントラストに出会えるでしょう。運がよければ、ペワ湖に映る逆さヒマラヤに出会えます。
6月~9月はスコールが発生する雨季です。雨季といっても、日本の梅雨のように1日中雨が降るわけではなく、短時間に一気に降ります。折り畳み傘は必須ですが、雨が降り続いて観光できないほどではありません。
観光客が少なく、ツアーなどの料金も安くなるので、費用を抑えたければ雨季を狙うのもよいでしょう。
ただ、ヒマラヤに雲がかかる時間が多くなるため、絶景を堪能したい場合は別の時期が推奨されます。
ネパールの通貨は、ネパールルピー。※2025年4月1日現在、1ネパールルピー=1.08円。
物価は日本の半分〜1/3程度です。
レストランでテーブルの上に置いてある水は、お腹を壊す可能性があるので飲まないようにしましょう。
これらはいずれも1泊1室の料金目安です。中心街のレイクサイドはもちろん、空港に近いダムサイドなども人気のホテルエリアです。絶景を満喫したければ、「レイクビュー」や「ヒマラヤビュー」の部屋を指定しましょう。
ネパールでは場所によりチップが必要です。ローカルな場所ではチップ不要ですが、観光客向けの場所ではチップを支払う習慣があります。観光客向けレストランでは料金の5%~10%程度、高級ホテルのポーターやルームサービスには60円~110円前後を渡すのを目安にするとよいでしょう。
キャッシュレス決済はあまり普及しておらず、現金は必要です。空港やホテルでも両替出来ますが、レートは銀行がベスト。米ドルが現地での両替に便利で、ホテルやトレッキングでそのまま支払い可能な場合も多いです。
トレッキングスポットとしても有名なポカラには、自然や建築など様々な観光スポットが存在します。今回はそんなポカラのオススメ観光スポットを5つご紹介します。
ペワ湖の北部に位置する標高約1,600mの丘に、サランコットの村があります。高台からポカラの町やペワ湖を一望でき、マチャプチュレをはじめ雄大なヒマラヤの絶景を展望できる人気スポットです。
特に日の出の美しさで知られます。幻想的な空を背景にヒマラヤの稜線が黄金に染まっていく光景には、感動を覚えずにはいられません。
ポカラから半日程度で手軽にアクセスできる人気のハイキングコースで、車でも30分ほどでアクセスできます。
パラグライダーが盛んで、インストラクターとのタンデムフライトなら初心者でも安心。真珠のようなペワ湖を見下ろしながらヒマラヤの風と一体になる感覚は、一生忘れられない思い出になるでしょう。
ポカラの西側に隣接するペワ湖は、ネパール国内でも2番目の大きさをもつ湖です。湖畔には貸しボート屋がいくつもあり、一日中ボートが発着しています。
アンナプルナ連峰を見上げながら湖面の静寂に身を浸せば、天上の神々の世界にいるような感覚を味わえるでしょう。鏡のような湖面に紺碧の空と白銀の峰々が映り、吸い込まれそうな絶景が現れることも。
1日のうちでも、時間帯ごとにまったく印象の異なる絶景に出会えます。特に夕日スポットとして有名で、湖面と空が複雑な色に染まって奇跡的な世界を見せます。湖畔に点在するカフェでくつろぎながら、刻々と表情を変える光景を堪能するのも最高の贅沢です。
ペワ湖にある小さな島には、ヒンドゥー教のタル・バラヒ寺院があり、ボートに乗って参拝できます。この寺院で祀られているイノシシは、シャクティ(女性の力)の象徴であるアジマ神が顕現した姿。アジマ神はヒンドゥー教と仏教の両方に崇拝されるカトマンズ盆地の守護神です。
パタレチャンゴは、ポカラ市内の南にある滝です。パタレチャンゴはネパール語で「地獄の滝」の意味。デヴィッドという人物が溺れて亡くなったことから「デヴィズフォール」とも呼ばれます。
ペワ湖から地下を通ってきた水が、一度パタレチャンゴで地上に流れ出て再び地下へと流れていく不思議な場所です。滝のすぐ上までフェンスつきの散策路が整備され、緑が生い茂る渓谷と滝を堪能できます。
この滝は季節によってまったく異なる表情を見せます。乾季には水量が激減して静かな流れですが、雨季には水量が増えて様子が一変。滝は大気を震わせる轟音を響かせて地下に吸い込まれ、まるで巨大な生物のような躍動を見せます。
グプテシュワール・マハーデヴ洞窟は、パタレチャンゴのすぐ隣にある地下洞窟です。シヴァ神の住む場所として信仰されてきたヒンドゥー教の聖地で、無数のリンガが祀られています。
観光地としては1992年以降に整備された比較的新しいスポットですが、隣にあるパタレチャンゴとセットで観光するのがポカラ観光の定番コースになっています。
洞窟まで続く長く巨大な螺旋階段は神々のレリーフで彩られ、地下の迷宮にでも入っていくかのような興奮が味わえるでしょう。
鍾乳石が連なる神秘的な洞窟には、パタレチャンゴの滝裏が見られる絶景ポイントもあります。
ポカラディズニーランドと名乗っていますが、本物ではなく非公式のローカルテーマパークです。入園は無料で、アトラクションごとに60円~120円程度の料金を支払います。
スタッフが人力で動かすメリーゴーランドや、ありえないスピードでグルグル回る爆速観覧車、本物に似ているけどどこか怪しいキャラクターなど、ネタ感満載の裏名物スポットです。
【公用語はネパール語】
ホテルなど観光客相手の場所では英語が通じますが、ローカルな場所では多くの場合通じません。
【ネパール入国にはビザが必要】
日本でもネパールの大使館や総領事館に申請できますが、カトマンズのトリブバン国際空港内にイミグレーションオフィスがあり、到着後にそこで申請・取得できます。
【スリやぼったくりといった犯罪に注意】
治安はネパール全般にさほど悪くなく、なかでも観光地のポカラは比較的安全です。とはいえ、スリや詐欺、ぼったくりといった軽犯罪にはもちろん注意しましょう。
【その他気を付ける点】
2色の糸で織られたネパールコットン生地のビックサイズメンズシャツ。肌ざわりが良く、薄地で通気性に優れた、ユニセックスで着用できる一枚。パッチポケット付きで、羽織として使うのもオススメ。
ネパールの山奥の村で作られている水牛の革とジャガードのコンビネーショントート。ジャガードはキリムでよく使われる狼の口と言われるモチーフが組み込まれ、邪悪なものから守る意味合いがあります。マチ付きで大容量。旅のお供にもピッタリなアイテムです。
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ネパールの職人が手作りした、手編みの温もりを感じるネパールヘンプのシンプルハット。つばに針金が入っているので形を遊ばせて楽しめます。
ポカラは、ヒマラヤに囲まれた秘境でありながら温暖な気候に恵まれ、優美なペワ湖やアンナプルナの雄大な山並みを望めます。
町の周囲には絶景や個性あふれる文化を満喫できるスポットが点在し、湖畔に広がるレイクサイドは世界から旅人が集うトレッキングの聖地です。
訪れる者を魅了してやまないネパールの隠れた宝石ポカラで、天空の桃源郷を体感してみませんか?
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ヒマラヤに抱かれたネパールの桃源郷、ポカラをご存じでしょうか?
首都カトマンズから約200㎞西にあり、古くからインドとチベットを結ぶ交通の要衝として栄えたネパール第2位の都市です。
ポカラは世界の旅人が理想郷を求めて集まる人気観光地であり、トレッキングの聖地でもあります。
ポカラとはどんな場所なのでしょうか?
目次
ポカラはトレッキングやリゾート地としても人気!
ポカラ。
なんとも不思議で親しみやすいこの名は、ネパール語で湖を意味する「ポカリ」が由来です。
その名の通り、満々と水を湛えたペワ湖のほとりにあります。
ペワ湖の水源は、ポカラの目の前に迫るアンナプルナ山系の清冽な雪解け水。
豊穣の女神を意味するアンナプルナの神聖な水をたたえるペワ湖は、季節や時間ごとに奇跡的な絶景を見せてくれます。
「世界の屋根」ヒマラヤに囲まれた地形も、ポカラに世界でもまれな奇跡の景観をもたらしています。
どこまでも澄み渡る青空を背景に、白銀に輝く峰々が天空までそびえる姿は、思わず息をのむ神々しさ!
アンナプルナの山並みでひときわ美しく屹立する峰は、標高6,993mのマチャプチャレです。
「魚の尻尾」を意味するその名の通り山頂が二又に分かれ、聖地として立ち入り禁止になっています。
頂上に立った人間がいない山とは、なんとも神秘的ですね!
ポカラは理想郷シャングリラの舞台?
ポカラの魅力は絶景だけではありません。
理想郷シャングリラを求めて世界から旅人が集まる場所なのです。
シャングリラとは、1933年の小説『失われた地平線』に登場した、ヒマラヤのどこかにある桃源郷。
小説の発表以来、世界の旅人がシャングリラを夢みてヒマラヤを目指しました。
ポカラは、人生観を変えてしまうような絶景に独特の信仰・文化が根ざす深い精神世界が交錯し、さらには不思議な居心地のよさも漂います。
人々が抱くシャングリラのイメージにぴったり重なるのです。
そんな天空の秘境感漂うポカラですが、実は町自体の標高は意外と低い827m。
標高約1,300mのカトマンズと比べても暖かく、高山病などのリスクも少なく快適に過ごせます。
町にいながらにして雄大なヒマラヤの絶景を満喫できるのは、ポカラの大きな魅力なのです。
ポカラは何故トレッキング愛好家が集まる?
もう一つ忘れてはならないポカラの顔が、世界のトレッキング愛好家が集まる拠点であること。
ポカラの町でペワ湖に面したエリアはレイクサイドと呼ばれ、ホテルや飲食店、旅行代理店、アウトドア用品店が建ち並び、ネパール登山の中心地になっています。
コースの整備度や関連サービスの充実度でも群を抜いているポカラは究極のトレッキング天国!
初心者にも最適の環境が整っています。
トレッキング未経験の方も、ヒマラヤという最高の舞台でデビューしてはいかがでしょうか?
日本からのアクセスは?
日本からポカラへの直行便はなく、カトマンズを経由してアクセスします。
日本からカトマンズまでは直行便なら9時間前後。乗り換えなら待ち時間含めて16時間前後かかる場合もあります。
カトマンズからポカラまでは、国内線なら25分前後。料金はかかりますが各段に早く、条件がそろえば空からもヒマラヤの絶景を味わえます。
バスやチャータータクシーなど陸路だと、道路状況にもよりますが6時間~9時間前後かかります。バスなら費用も大幅に抑えられ、途中の景色やローカル感も満喫できます。
旅行のベストシーズンは?
ベストシーズンは、3月~4月と10月~11月です。
ネパールでは10月~5月が雨の少ない乾季で、気温も7℃~22℃の範囲で過ごしやすく、カラッとした秋晴れの天候が続きます。
10月~11月は天候が安定しやすく、クリアな青空とヒマラヤの目の覚めるようなコントラストに出会えるでしょう。
運がよければ、ペワ湖に映る逆さヒマラヤに出会えます。
6月~9月はスコールが発生する雨季です。
雨季といっても、日本の梅雨のように1日中雨が降るわけではなく、短時間に一気に降ります。
折り畳み傘は必須ですが、雨が降り続いて観光できないほどではありません。
観光客が少なく、ツアーなどの料金も安くなるので、費用を抑えたければ雨季を狙うのもよいでしょう。
ただ、ヒマラヤに雲がかかる時間が多くなるため、絶景を堪能したい場合は別の時期が推奨されます。
物価はどれくらい?
ネパールの通貨は、ネパールルピー。
※2025年4月1日現在、1ネパールルピー=1.08円。
物価は日本の半分〜1/3程度です。
飲食の目安
レストランでテーブルの上に置いてある水は、お腹を壊す可能性があるので飲まないようにしましょう。
宿泊の目安
国際ブランドホテル
これらはいずれも1泊1室の料金目安です。
中心街のレイクサイドはもちろん、空港に近いダムサイドなども人気のホテルエリアです。
絶景を満喫したければ、「レイクビュー」や「ヒマラヤビュー」の部屋を指定しましょう。
交通の目安
ネパールでは場所によりチップが必要です。
ローカルな場所ではチップ不要ですが、観光客向けの場所ではチップを支払う習慣があります。
観光客向けレストランでは料金の5%~10%程度、高級ホテルのポーターやルームサービスには60円~110円前後を渡すのを目安にするとよいでしょう。
キャッシュレス決済はあまり普及しておらず、現金は必要です。
空港やホテルでも両替出来ますが、レートは銀行がベスト。
米ドルが現地での両替に便利で、ホテルやトレッキングでそのまま支払い可能な場合も多いです。
ポカラで行くべき観光スポット5選
トレッキングスポットとしても有名なポカラには、自然や建築など様々な観光スポットが存在します。
今回はそんなポカラのオススメ観光スポットを5つご紹介します。
標高1,600mに位置「サランコット」
ペワ湖の北部に位置する標高約1,600mの丘に、サランコットの村があります。
高台からポカラの町やペワ湖を一望でき、マチャプチュレをはじめ雄大なヒマラヤの絶景を展望できる人気スポットです。
特に日の出の美しさで知られます。
幻想的な空を背景にヒマラヤの稜線が黄金に染まっていく光景には、感動を覚えずにはいられません。
ポカラから半日程度で手軽にアクセスできる人気のハイキングコースで、車でも30分ほどでアクセスできます。
パラグライダーが盛んで、インストラクターとのタンデムフライトなら初心者でも安心。
真珠のようなペワ湖を見下ろしながらヒマラヤの風と一体になる感覚は、一生忘れられない思い出になるでしょう。
ボート遊覧も楽しめる「ペワ湖」
ポカラの西側に隣接するペワ湖は、ネパール国内でも2番目の大きさをもつ湖です。
湖畔には貸しボート屋がいくつもあり、一日中ボートが発着しています。
アンナプルナ連峰を見上げながら湖面の静寂に身を浸せば、天上の神々の世界にいるような感覚を味わえるでしょう。
鏡のような湖面に紺碧の空と白銀の峰々が映り、吸い込まれそうな絶景が現れることも。
1日のうちでも、時間帯ごとにまったく印象の異なる絶景に出会えます。
特に夕日スポットとして有名で、湖面と空が複雑な色に染まって奇跡的な世界を見せます。
湖畔に点在するカフェでくつろぎながら、刻々と表情を変える光景を堪能するのも最高の贅沢です。
ペワ湖にある小さな島には、ヒンドゥー教のタル・バラヒ寺院があり、ボートに乗って参拝できます。
この寺院で祀られているイノシシは、シャクティ(女性の力)の象徴であるアジマ神が顕現した姿。
アジマ神はヒンドゥー教と仏教の両方に崇拝されるカトマンズ盆地の守護神です。
地獄の滝の異名を持つ「パタレチャンゴ」
パタレチャンゴは、ポカラ市内の南にある滝です。
パタレチャンゴはネパール語で「地獄の滝」の意味。
デヴィッドという人物が溺れて亡くなったことから「デヴィズフォール」とも呼ばれます。
ペワ湖から地下を通ってきた水が、一度パタレチャンゴで地上に流れ出て再び地下へと流れていく不思議な場所です。
滝のすぐ上までフェンスつきの散策路が整備され、緑が生い茂る渓谷と滝を堪能できます。
この滝は季節によってまったく異なる表情を見せます。
乾季には水量が激減して静かな流れですが、雨季には水量が増えて様子が一変。
滝は大気を震わせる轟音を響かせて地下に吸い込まれ、まるで巨大な生物のような躍動を見せます。
螺旋階段が続く「グプテシュワール・マハーデヴ洞窟」
グプテシュワール・マハーデヴ洞窟は、パタレチャンゴのすぐ隣にある地下洞窟です。
シヴァ神の住む場所として信仰されてきたヒンドゥー教の聖地で、無数のリンガが祀られています。
観光地としては1992年以降に整備された比較的新しいスポットですが、隣にあるパタレチャンゴとセットで観光するのがポカラ観光の定番コースになっています。
洞窟まで続く長く巨大な螺旋階段は神々のレリーフで彩られ、地下の迷宮にでも入っていくかのような興奮が味わえるでしょう。
鍾乳石が連なる神秘的な洞窟には、パタレチャンゴの滝裏が見られる絶景ポイントもあります。
爆速観覧車がある「ポカラディズニーランド」
ポカラディズニーランドと名乗っていますが、本物ではなく非公式のローカルテーマパークです。
入園は無料で、アトラクションごとに60円~120円程度の料金を支払います。
スタッフが人力で動かすメリーゴーランドや、ありえないスピードでグルグル回る爆速観覧車、本物に似ているけどどこか怪しいキャラクターなど、ネタ感満載の裏名物スポットです。
ポカラ旅行時に気をつける点
【公用語はネパール語】
ホテルなど観光客相手の場所では英語が通じますが、ローカルな場所では多くの場合通じません。
【ネパール入国にはビザが必要】
日本でもネパールの大使館や総領事館に申請できますが、カトマンズのトリブバン国際空港内にイミグレーションオフィスがあり、到着後にそこで申請・取得できます。
【スリやぼったくりといった犯罪に注意】
治安はネパール全般にさほど悪くなく、なかでも観光地のポカラは比較的安全です。
とはいえ、スリや詐欺、ぼったくりといった軽犯罪にはもちろん注意しましょう。
【その他気を付ける点】
Fromネパールグッズ3選
ユニセで使えるネパールコットンシャツ
2色の糸で織られたネパールコットン生地のビックサイズメンズシャツ。
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水牛革×ジャカードのトートバッグ
ネパールの山奥の村で作られている水牛の革とジャガードのコンビネーショントート。
ジャガードはキリムでよく使われる狼の口と言われるモチーフが組み込まれ、邪悪なものから守る意味合いがあります。
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ネパールの職人が手作りした、手編みの温もりを感じるネパールヘンプのシンプルハット。
つばに針金が入っているので形を遊ばせて楽しめます。
ポカラはヒマラヤの絶景に抱かれた天空の桃源郷
ポカラは、ヒマラヤに囲まれた秘境でありながら温暖な気候に恵まれ、優美なペワ湖やアンナプルナの雄大な山並みを望めます。
町の周囲には絶景や個性あふれる文化を満喫できるスポットが点在し、湖畔に広がるレイクサイドは世界から旅人が集うトレッキングの聖地です。
訪れる者を魅了してやまないネパールの隠れた宝石ポカラで、天空の桃源郷を体感してみませんか?
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