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みなさんは、「ホーリー祭り」というインドのお祭りを知っていますか? 名前は聞いたことがないという方も、人々がカラフルな粉をかけあう様子をテレビなどで見たことがあるかもしれません。何のために粉をかけあっているの?あの粉って何なの?と疑問を持っている方も多いかもしれませんね。今回のコラムでは、そんなインドのホーリー祭りについて解説します!
2025年のホーリー祭りの開催日程や参加する方法、初めての方でも参加しやすい開催地なども紹介しますので、ぜひ最後まで読んでインドの素敵なお祭りに詳しくなりましょう!
ホーリー祭りってそもそもなに?という方も多いのではないでしょうか。 まずは、ホーリー祭りの内容や、どこで開催されているのかなどをご紹介します。
ホーリー祭り(Holi Festival)は、春の訪れをお祝いする、ヒンドゥー教のお祭りです。カラフルな粉を参加者同士でかけあうことから、「色とりどりの祭り」とも呼ばれます。
ホーリー祭りは、もともと農業の成功や豊作を祈願するために行われていました。その後、クリシュナ伝説のような各地の悪魔払いの儀式が組み合わさり、現代のスタイルになったと云われています。
ホーリー祭りは、カラフルな粉をお互いにかけあうことが特徴でもあるのですが、実は粉だけでなく水もかけあいます。ただ少しかけるイメージではなく、水鉄砲やバケツをつかって思いっきりかけあうとか!粉や水をかけあうので、参加するときには少し気合が必要そうですが、童心に返って楽しめそうですよね♪
ホーリー祭りは、ひとつの場所だけで行われているのではありません。インド各地で行われていますし、インドのお隣の国・ネパールでも開催されています。世界中のヒンドゥー教コミュニティのなかで、とても大切にされているお祭りです。インド国内の違う場所に行くのも地域による違いが知れて面白そうですし、他の国のホーリー祭りに参加するのも楽しそうですね!
春の到来を祝うホーリー祭りは、主に3月の満月の日に開催されます。お祭りは2日間行われます。祭りの1日目は「ホーリー」、2日目は「ドゥルヘンディ」と呼ばれます。 毎年満月の日が異なるので、毎年日程が決まっているわけではなく、その年によって異なります。
2025年のホーリー祭りの開催日は、3月14日の金曜日です。 ちなみに、お祭りの2週間くらい前から粉が売られ始めたりして、準備がはじまります。
ホーリー祭りの目玉ともいえるのがカラフルな粉ですが、そもそもどんな粉なのでしょうか。 ホーリー祭りで使われる粉は、伝統的な粉です。元々は天然の花や植物を乾燥させて、そこから色素を取り出したものを使っていました。現在では化学色粉が使われています。 科学色素と聞くと、参加しようと思っている方にとっては体に害がないのか気になるところですよね。特に安い色粉は、馴染みのない参加者にとっては肌荒れ・かぶれなどの原因になることもありますので、長袖を着るなど対策をして楽しむことをおすすめします。 ですが最近では、特に都市部を中心に、オーガニックな粉も販売されています。少しお値段は高くなりますが、肌が弱い人などはこちらを選んでみましょう。
そんなカラフルな粉ですが、実は以下のようにそれぞれの色に意味があるんです!
緑
鮮やかな赤
オレンジ
黄色
青
ピンク
せっかく選ぶのなら意味を知って選びたいですね!ちなみに、白はお葬式のときに使われる傾向があるため、ホーリー祭りでは使われません。
とてもユニークなホーリー祭りですが、いったいどのように始まったのでしょうか?そこには、おもしろい物語や地域の言い伝えがあるので、解説していきます!
ホーリー祭りの起源は、大きくわけて2つあります。
1つは、ヒンドゥー教の神・クリシュナが恋人ラーダの肌をうらやんだという説。クリシュナは青色の肌で描かれることが多いのですが、恋人のラーダは色白。クリシュナは恋人が色白であることをうらやましく思い、母親に相談。すると、母親は「クリシュナの肌を好きな色に塗ればいい」と言って彼をなだめました。母のアドバイスを真に受けたクリシュナは本当にラーダの顔を塗ってしまった、という物語です。
2つめは、カシミール地方の悪魔よけに由来するという説。カシミール地方では、家に入ってきた悪魔を追い払うために泥や汚物を投げつけたといわれています。そこから、今のホーリー祭でも水などをかけあうようになったと言われています。
起源にはいろいろな説がありますが、現代でもホーリー祭りをするのは、春の訪れをお祝いするためという理由や、人々の「友情」や「団結」を示すという理由もあります。お祭りは、宗教や文化的信条に関係なく、いろいろな人が集まって仲良くお祝いします。 インドではカースト制度がありますが、そういった階級も関係なく、誰でも楽しむことができるのだとか。
ホーリー祭りは、カラフルな粉や水をかけあうというだけでかなりユニークですが、その理由は何なのでしょうか。 先ほどご紹介した祭りの起源に由来します。クリシュナと恋人のエピソードが受け継がれ、愛着のある人や通りすがりの人と粉や水をかけて愛を分かち合うためです。また、2つめの起源のように、悪魔を追い払うためという理由もあります。
ホーリー祭りには、見どころがたくさん♪色粉や水だけでなく、実は「火」も大切なんです!
ホーリー祭りの時期が迫ってくると、お店にはお祭り用の色粉や水鉄砲などが並びます。インドのサリーなど美しく鮮やかな衣類を身にまとった人々が行き交う町に、更にカラフルな粉が並ぶと思うと、色彩の美しさに目が奪われそうですよね! お祭りの当日はお店が閉まることが多いので、早めに現地入りして買っておくのがベストです。
たき火の夜(ホリカ・ダハン)というものもあります。これは、日没後、人々はホリカの薪の周りに集まって火を灯します。火の回りで歌ったり踊ったりすることも。神話にちなんだ焚き火を燃やし、悪霊を焼き幸福を祈願したりするのですが、その理由は善が悪を征服したことを象徴しているからなのです。
ホーリー祭りでは、みんなが「ハッピーホーリー!」というかけ声をかけて、笑顔で粉をかけあいます。春の訪れをお祝いするような明るいかけ声ですね♪ カラフルな粉を堂々と人とかけあうことなんて日本で普通に生活をしていたらあり得ないことなので、一度は経験してみたいですよね!周りの人たちが色に染まっていく様子や、自分が粉をかけられる様子を想像すると、それだけで笑顔があふれてしまいそうです( *´艸`)
インドの人々もとても楽しんでいて、ホーリー祭り当日を待てずに、大人でもフライングして色粉をかけてしまう人もいるのだとか( *´艸`)
ホーリー祭りの素敵なところは、誰でも参加できるという点。普段は年齢や上下関係を重視し、カースト制度もあるインドですが、ホーリー祭りでは、みんなが無礼講!年長の人にも、遠慮なく粉や水をかけるそうですよ。観光客でも道を歩いていたら笑顔と共に色粉や水をかけられます!
自分が粉や水をかけるのも、誰かからかけられるのも、初めての方は緊張してしまうかもしれませんが、ここは国籍も年齢も立場や身分も忘れて、思いっきり楽しむことをおすすめします!!自然と笑顔になってしまうはずです♪
さて、楽しいのは色粉をかけあうだけではありません。ホーリー祭りの時期ならではのローカルフードがありますよ♪スイーツや飲み物など、気軽に楽しめるものばかりですので、ご紹介します。
グジャ(Gujiya)は、餃子のような見た目をしたインドのスイーツです。ココナッツやミルクを煮詰めた餡とナッツがたっぷりと皮に包まれています。日本で言うと、端午の節句に柏餅を食べるようなイメージです。インドでは、ホーリー祭りのシーズンにクジャが準備され、家族や大切な人と一緒に食べる風習があるのです。
タンダイは、インドの伝統的な飲み物です。 ミルクに砂糖を入れて、いろいろなナッツやスパイスを使った、濃厚で甘いドリンク。栄養たっぷりなので、免疫力を高めたり、消化を良くしたりするはたらきがあります。ホーリー祭りはちょうど季節の変わり目に開催されるので、体調を崩しがちな時期にタンダイはぴったりなのです。
ホーリー祭りのおすすめの開催地と参加方法をご紹介します。とても人気のお祭りなので、チケットや行き方などは早めに確認しておきましょう。
ホーリー祭りはインド国内だけでなく、世界中から観光客が訪れます。とても人気なので、航空券などのチケットは早めに予約しておくのが吉です◎
日本からインドへは、成田空港からデリー、ムンバイ行きの直行便があります。成田空港からデリー、ムンバイへのフライト時間は約9時間半です。もしくは、上海・バンコク・クアラルンプールなどを経由していく方法もあります。
行きたい開催地によって、デリー着かムンバイ着かを選びましょう。
ホーリー祭りはインド各地で行われています。ここでは、おすすめの開催地をご紹介します。
ニューデリーのホーリー祭りは、お祭りが始まる前に人々がお互いに花輪で挨拶をすることが特徴。また、デリーに住む人々は、終わりのない音楽でホーリーをお祝いします。
日本からニューデリー(インディラ・ガンディー)空港へは直行便がありますので、アクセスもしやすいですよ。色粉や水などを用意すれば簡単に参加できるようです♪
インド西部のバルサナとナンドガオンは、それぞれラーダとクリシュナというヒンドゥー教の神の故郷です。ここでのホーリー祭りの特徴は、ナンドガオンの男性がバルサナに行き女性をからかうのですが、そこで、女性は男性を棒でたたくことができます。男性は盾で守るのですが、たたき返すことは許されていません。初めて見る方は、この光景にちょっとびっくりしてしまいそうですね!
アクセスは、アグラ空港からナンドガオンまでタクシーで行く、またはデリーの空港からタクシーでナンドガオンに行くのがおすすめされています。
参加したい方は、まずナンドガオンにあるラーダ寺院に行ってみましょう。
インド北西部ラジャスタン州に位置するジャイプールのホーリー祭りは、外国人の参加者が多いことも特徴です。ゴールデン・トライアングルと呼ばれるデリー、アーグラ、ジャイプールを3つの点で結んだ観光周遊コースもあるので、海外からも参加者が多いのです。 外国の方も多いので、わいわい楽しめそうですね!
アクセス方法は、ニューデリーからジャイプールへ向かう列車に乗る、もしくはジャイプールの空港からタクシーなどで行くなどがあります。
お祭りに参加したい場合は、ヒンドゥー教のお寺「Govind Devji Temple」に行ってみましょう。そこがお祭りで人々の集まる中心地です。
祭りに参加するのがはじめてという方は、住宅街やその近くの公園行くのがおすすめ。人々も比較的穏やかに祭りを楽しんでいるといいます。きっと、そこに暮らす人々のローカルな雰囲気を味わえるはずです。
ホーリー祭りの服装や、あると便利な持ちものをご紹介します。洋服や目を守るグッズなど、持って行くとよりお祭りを楽しめますよ♪
ホーリー祭りでは、カラフルな粉や水をたくさんかけられます。化学製品の粉が使用されていることもあり、洗濯をしても汚れが落ちにくいので、お祭りのあと捨ててしまっても良い服装がベストです。着古してしまい、今後は着ることがないようなTシャツなどがいいですね。
ゴーグルやサングラスは、粉や水から目を守るために欠かせません。カラフルで美しい瞬間を撮影するためにスマホやカメラなどを持っていく人も多いと思いますが、そうした機器を守る防水ケースも忘れずに。 また、失くしたり盗まれたりするのを防ぐため、スマホやカメラは首から下げるストラップもあると安心ですよ。
お祭りをさらに楽しむために、色粉だけでなく、水をかけるための水鉄砲や水風船、バケツもあるといいですね。現地のお店でも手軽に買えますので、わざわざ日本から持って行かなくても大丈夫です。
ここからは、ホーリー祭りに参加するときの注意点をいくつかご紹介します。後悔することがないように、しっかり行く前にチェックしておきましょう!
お祭り当日ではなく、遅くとも前日までには現地に行くようにしましょう。当日荷物を持っていても、通りすがっただけで粉をかけられるので、事前にホテルなどに大きな荷物は置いていくのがベストです。 また、色粉なども前日までに買っておくと良いですよ。当日はお店が閉まっていることがほとんどです。
ホーリー祭り当日は、お店も閉まっていることがほとんどなので、事前に食事は用意しておきましょう。街全体がお祭りムードなので、食べ物を探すのは少し難しいです。
お祭りに参加すると、途中なかなか人混みから抜け出せないこともあります。そのため、事前にお手洗いを済ませておくと安心ですよ。また、近くにお手洗いがないこともあるため、ホテルなどで済ませておきましょう。
色粉から目を守るためにゴーグルやサングラスは欠かせませんが、ほかにも、オイルやクリームを塗っておくと、粉が入りにくくなりますよ。特に目・鼻・口の周辺は入念に対策をしましょう。
普段は上下関係などを大切にするインドですが、ホーリー祭りのときだけは無礼講!みんな、年上の人にも遠慮せず粉をかけていきます。「ハッピーホーリー!」と声をかけあうことが多いのも特徴ですよ♪
色粉はなかなか落ちにくいのですが、そのままにしてしまうとさらに落ちにくくなりますので、お祭りに参加して思い切り楽しんだあとは、しっかりとシャワーを浴びてできるだけ洗い流しましょう!
楽しいホーリー祭りですが、残念ながら地域によっては暴力事件や盗難、性犯罪など悲しい事件が起こることも……。 安全に参加するために、以下のことに気をつけてみましょう!
ホーリー祭りは有名なお祭りなので、現地ガイドさんがついたツアーも多くあります。特にはじめて参加する場合や、海外旅行そのものに慣れていない方は、ぜひ現地ガイドがいるツアーを選んでみましょう。
一人で参加していると、残念ながら犯罪のターゲットになりやすいです。そのため、最初は必ずグループで参加し、常に一緒にいるようにしましょう。複数人でいるということだけで、トラブルに遭いにくくなります。
ホーリー祭りはいろいろな場所で行われています。なかには、外国人客が参加しやすい会場もあるので、そこに行くようにしましょう。たとえば、住宅街や公園は基本的に粉のかけあいなどが激しくないと言われています。
ちなみに、インドの北西部ラジャスタン州にあるプシュカルという街は外国人観光客が多く集まります。ただし、色粉のかけあいが少し激しいので気をつけてくださいね!
着るだけで存在感アップのタイダイトップス。 色味や背後の刺しゅうはインドのホーリー祭からインスパイアされています。サンスクリット語で「平和」「平穏」「静寂」などを意味する「Shanti」の言葉をあしらった。カジュアルなスタイルにぴったりの一枚。
ホーリー祭りは、インドの歴史や文化を肌で感じられる素敵なお祭りです。世界中からたくさんの人が集まるため、気をつけるべきことなどもありますが、安全面に気を配れば、かけがえのない楽しい体験ができるでしょう! 気になった方は、ぜひホーリー祭に参加してみてはいかがでしょうか?
みなさんは、「ホーリー祭り」というインドのお祭りを知っていますか?
名前は聞いたことがないという方も、人々がカラフルな粉をかけあう様子をテレビなどで見たことがあるかもしれません。何のために粉をかけあっているの?あの粉って何なの?と疑問を持っている方も多いかもしれませんね。今回のコラムでは、そんなインドのホーリー祭りについて解説します!
2025年のホーリー祭りの開催日程や参加する方法、初めての方でも参加しやすい開催地なども紹介しますので、ぜひ最後まで読んでインドの素敵なお祭りに詳しくなりましょう!
目次
ホーリー祭りとは?
ホーリー祭りってそもそもなに?という方も多いのではないでしょうか。
まずは、ホーリー祭りの内容や、どこで開催されているのかなどをご紹介します。
ホーリー祭りの内容
ホーリー祭り(Holi Festival)は、春の訪れをお祝いする、ヒンドゥー教のお祭りです。カラフルな粉を参加者同士でかけあうことから、「色とりどりの祭り」とも呼ばれます。
ホーリー祭りは、もともと農業の成功や豊作を祈願するために行われていました。その後、クリシュナ伝説のような各地の悪魔払いの儀式が組み合わさり、現代のスタイルになったと云われています。
カラフルな粉だけでなく、水もかける!?
ホーリー祭りは、カラフルな粉をお互いにかけあうことが特徴でもあるのですが、実は粉だけでなく水もかけあいます。ただ少しかけるイメージではなく、水鉄砲やバケツをつかって思いっきりかけあうとか!粉や水をかけあうので、参加するときには少し気合が必要そうですが、童心に返って楽しめそうですよね♪
ホーリー祭りはインド全土で開催されている
ホーリー祭りは、ひとつの場所だけで行われているのではありません。インド各地で行われていますし、インドのお隣の国・ネパールでも開催されています。世界中のヒンドゥー教コミュニティのなかで、とても大切にされているお祭りです。インド国内の違う場所に行くのも地域による違いが知れて面白そうですし、他の国のホーリー祭りに参加するのも楽しそうですね!
ホーリー祭りのシーズンと2025年の開催日
春の到来を祝うホーリー祭りは、主に3月の満月の日に開催されます。お祭りは2日間行われます。祭りの1日目は「ホーリー」、2日目は「ドゥルヘンディ」と呼ばれます。
毎年満月の日が異なるので、毎年日程が決まっているわけではなく、その年によって異なります。
2025年のホーリー祭りの開催日は、3月14日の金曜日です。
ちなみに、お祭りの2週間くらい前から粉が売られ始めたりして、準備がはじまります。
ホーリー祭りのカラフルな粉は一体何の粉?体に害はない?
ホーリー祭りの目玉ともいえるのがカラフルな粉ですが、そもそもどんな粉なのでしょうか。
ホーリー祭りで使われる粉は、伝統的な粉です。元々は天然の花や植物を乾燥させて、そこから色素を取り出したものを使っていました。現在では化学色粉が使われています。
科学色素と聞くと、参加しようと思っている方にとっては体に害がないのか気になるところですよね。特に安い色粉は、馴染みのない参加者にとっては肌荒れ・かぶれなどの原因になることもありますので、長袖を着るなど対策をして楽しむことをおすすめします。
ですが最近では、特に都市部を中心に、オーガニックな粉も販売されています。少しお値段は高くなりますが、肌が弱い人などはこちらを選んでみましょう。
【豆知識】
粉の色の意味
そんなカラフルな粉ですが、実は以下のようにそれぞれの色に意味があるんです!
緑
鮮やかな赤
オレンジ
黄色
青
ピンク
せっかく選ぶのなら意味を知って選びたいですね!ちなみに、白はお葬式のときに使われる傾向があるため、ホーリー祭りでは使われません。
ホーリー祭りの歴史や目的
とてもユニークなホーリー祭りですが、いったいどのように始まったのでしょうか?そこには、おもしろい物語や地域の言い伝えがあるので、解説していきます!
ホーリー祭りの起源
ホーリー祭りの起源は、大きくわけて2つあります。
1つは、ヒンドゥー教の神・クリシュナが恋人ラーダの肌をうらやんだという説。クリシュナは青色の肌で描かれることが多いのですが、恋人のラーダは色白。クリシュナは恋人が色白であることをうらやましく思い、母親に相談。すると、母親は「クリシュナの肌を好きな色に塗ればいい」と言って彼をなだめました。母のアドバイスを真に受けたクリシュナは本当にラーダの顔を塗ってしまった、という物語です。
2つめは、カシミール地方の悪魔よけに由来するという説。カシミール地方では、家に入ってきた悪魔を追い払うために泥や汚物を投げつけたといわれています。そこから、今のホーリー祭でも水などをかけあうようになったと言われています。
なぜホーリー祭りをするの?
起源にはいろいろな説がありますが、現代でもホーリー祭りをするのは、春の訪れをお祝いするためという理由や、人々の「友情」や「団結」を示すという理由もあります。お祭りは、宗教や文化的信条に関係なく、いろいろな人が集まって仲良くお祝いします。
インドではカースト制度がありますが、そういった階級も関係なく、誰でも楽しむことができるのだとか。
ホーリー祭りでカラフルな粉や水をかける理由
ホーリー祭りは、カラフルな粉や水をかけあうというだけでかなりユニークですが、その理由は何なのでしょうか。
先ほどご紹介した祭りの起源に由来します。クリシュナと恋人のエピソードが受け継がれ、愛着のある人や通りすがりの人と粉や水をかけて愛を分かち合うためです。また、2つめの起源のように、悪魔を追い払うためという理由もあります。
ホーリー祭りの見どころを紹介
ホーリー祭りには、見どころがたくさん♪色粉や水だけでなく、実は「火」も大切なんです!
ホーリー祭りが近づくとお店に並ぶ色粉や水をかけるアイテムたち
ホーリー祭りの時期が迫ってくると、お店にはお祭り用の色粉や水鉄砲などが並びます。インドのサリーなど美しく鮮やかな衣類を身にまとった人々が行き交う町に、更にカラフルな粉が並ぶと思うと、色彩の美しさに目が奪われそうですよね!
お祭りの当日はお店が閉まることが多いので、早めに現地入りして買っておくのがベストです。
前夜の儀式│たき火の夜(ホリカ・ダハン)
たき火の夜(ホリカ・ダハン)というものもあります。これは、日没後、人々はホリカの薪の周りに集まって火を灯します。火の回りで歌ったり踊ったりすることも。神話にちなんだ焚き火を燃やし、悪霊を焼き幸福を祈願したりするのですが、その理由は善が悪を征服したことを象徴しているからなのです。
ハッピーホーリー!町がカラフルに!いざ粉をかけあう!
ホーリー祭りでは、みんなが「ハッピーホーリー!」というかけ声をかけて、笑顔で粉をかけあいます。春の訪れをお祝いするような明るいかけ声ですね♪
カラフルな粉を堂々と人とかけあうことなんて日本で普通に生活をしていたらあり得ないことなので、一度は経験してみたいですよね!周りの人たちが色に染まっていく様子や、自分が粉をかけられる様子を想像すると、それだけで笑顔があふれてしまいそうです( *´艸`)
インドの人々もとても楽しんでいて、ホーリー祭り当日を待てずに、大人でもフライングして色粉をかけてしまう人もいるのだとか( *´艸`)
ホーリー祭りでは国籍もカースト制度も関係ない!誰でも参加ができるお祭り
ホーリー祭りの素敵なところは、誰でも参加できるという点。普段は年齢や上下関係を重視し、カースト制度もあるインドですが、ホーリー祭りでは、みんなが無礼講!年長の人にも、遠慮なく粉や水をかけるそうですよ。観光客でも道を歩いていたら笑顔と共に色粉や水をかけられます!
自分が粉や水をかけるのも、誰かからかけられるのも、初めての方は緊張してしまうかもしれませんが、ここは国籍も年齢も立場や身分も忘れて、思いっきり楽しむことをおすすめします!!自然と笑顔になってしまうはずです♪
ホーリー祭りのシーズンに味わえるローカルフード
さて、楽しいのは色粉をかけあうだけではありません。ホーリー祭りの時期ならではのローカルフードがありますよ♪スイーツや飲み物など、気軽に楽しめるものばかりですので、ご紹介します。
グジャ
グジャ(Gujiya)は、餃子のような見た目をしたインドのスイーツです。ココナッツやミルクを煮詰めた餡とナッツがたっぷりと皮に包まれています。日本で言うと、端午の節句に柏餅を食べるようなイメージです。インドでは、ホーリー祭りのシーズンにクジャが準備され、家族や大切な人と一緒に食べる風習があるのです。
タンダイ
タンダイは、インドの伝統的な飲み物です。
ミルクに砂糖を入れて、いろいろなナッツやスパイスを使った、濃厚で甘いドリンク。栄養たっぷりなので、免疫力を高めたり、消化を良くしたりするはたらきがあります。ホーリー祭りはちょうど季節の変わり目に開催されるので、体調を崩しがちな時期にタンダイはぴったりなのです。
ホーリー祭りのおすすめの開催地と参加方法
ホーリー祭りのおすすめの開催地と参加方法をご紹介します。とても人気のお祭りなので、チケットや行き方などは早めに確認しておきましょう。
世界から多くの観光客が参加するので、チケット購入はお早めに!
ホーリー祭りはインド国内だけでなく、世界中から観光客が訪れます。とても人気なので、航空券などのチケットは早めに予約しておくのが吉です◎
日本からインドへのアクセス方法
日本からインドへは、成田空港からデリー、ムンバイ行きの直行便があります。成田空港からデリー、ムンバイへのフライト時間は約9時間半です。もしくは、上海・バンコク・クアラルンプールなどを経由していく方法もあります。
行きたい開催地によって、デリー着かムンバイ着かを選びましょう。
ホーリー祭り おすすめの開催地三選
ホーリー祭りはインド各地で行われています。ここでは、おすすめの開催地をご紹介します。
伝統が感じられるニューデリーのホーリー祭り
ニューデリーのホーリー祭りは、お祭りが始まる前に人々がお互いに花輪で挨拶をすることが特徴。また、デリーに住む人々は、終わりのない音楽でホーリーをお祝いします。
日本からニューデリー(インディラ・ガンディー)空港へは直行便がありますので、アクセスもしやすいですよ。色粉や水などを用意すれば簡単に参加できるようです♪
クリシュナの故郷ナンドガオンとバルサナのホーリー祭り
インド西部のバルサナとナンドガオンは、それぞれラーダとクリシュナというヒンドゥー教の神の故郷です。ここでのホーリー祭りの特徴は、ナンドガオンの男性がバルサナに行き女性をからかうのですが、そこで、女性は男性を棒でたたくことができます。男性は盾で守るのですが、たたき返すことは許されていません。初めて見る方は、この光景にちょっとびっくりしてしまいそうですね!
アクセスは、アグラ空港からナンドガオンまでタクシーで行く、またはデリーの空港からタクシーでナンドガオンに行くのがおすすめされています。
参加したい方は、まずナンドガオンにあるラーダ寺院に行ってみましょう。
外国人にわりと安心なジャイプールのホーリー祭り
インド北西部ラジャスタン州に位置するジャイプールのホーリー祭りは、外国人の参加者が多いことも特徴です。ゴールデン・トライアングルと呼ばれるデリー、アーグラ、ジャイプールを3つの点で結んだ観光周遊コースもあるので、海外からも参加者が多いのです。
外国の方も多いので、わいわい楽しめそうですね!
アクセス方法は、ニューデリーからジャイプールへ向かう列車に乗る、もしくはジャイプールの空港からタクシーなどで行くなどがあります。
お祭りに参加したい場合は、ヒンドゥー教のお寺「Govind Devji Temple」に行ってみましょう。そこがお祭りで人々の集まる中心地です。
初心者はローカルな空気を感じられる各地の住宅街もおすすめ
祭りに参加するのがはじめてという方は、住宅街やその近くの公園行くのがおすすめ。人々も比較的穏やかに祭りを楽しんでいるといいます。きっと、そこに暮らす人々のローカルな雰囲気を味わえるはずです。
ホーリー祭りの服装や、あると良い持ちもの
ホーリー祭りの服装や、あると便利な持ちものをご紹介します。洋服や目を守るグッズなど、持って行くとよりお祭りを楽しめますよ♪
汚れても良い洋服よりも、捨てても良い服装がベスト
ホーリー祭りでは、カラフルな粉や水をたくさんかけられます。化学製品の粉が使用されていることもあり、洗濯をしても汚れが落ちにくいので、お祭りのあと捨ててしまっても良い服装がベストです。着古してしまい、今後は着ることがないようなTシャツなどがいいですね。
持って行った方が良いもの
ゴーグルやサングラスは、粉や水から目を守るために欠かせません。カラフルで美しい瞬間を撮影するためにスマホやカメラなどを持っていく人も多いと思いますが、そうした機器を守る防水ケースも忘れずに。
また、失くしたり盗まれたりするのを防ぐため、スマホやカメラは首から下げるストラップもあると安心ですよ。
色粉はもちろん、水鉄砲や水風船、バケツがあるともっと楽しめる!
お祭りをさらに楽しむために、色粉だけでなく、水をかけるための水鉄砲や水風船、バケツもあるといいですね。現地のお店でも手軽に買えますので、わざわざ日本から持って行かなくても大丈夫です。
ホーリー祭りに参加する上での注意点
ここからは、ホーリー祭りに参加するときの注意点をいくつかご紹介します。後悔することがないように、しっかり行く前にチェックしておきましょう!
遅くても1日前には現地入りがおすすめ
お祭り当日ではなく、遅くとも前日までには現地に行くようにしましょう。当日荷物を持っていても、通りすがっただけで粉をかけられるので、事前にホテルなどに大きな荷物は置いていくのがベストです。
また、色粉なども前日までに買っておくと良いですよ。当日はお店が閉まっていることがほとんどです。
ホーリー祭り当日の食事は確保しておくべし
ホーリー祭り当日は、お店も閉まっていることがほとんどなので、事前に食事は用意しておきましょう。街全体がお祭りムードなので、食べ物を探すのは少し難しいです。
事前にお手洗いを済ませる
お祭りに参加すると、途中なかなか人混みから抜け出せないこともあります。そのため、事前にお手洗いを済ませておくと安心ですよ。また、近くにお手洗いがないこともあるため、ホテルなどで済ませておきましょう。
目や鼻に粉が入りにくくなるようにオイルやクリームを塗っておく
色粉から目を守るためにゴーグルやサングラスは欠かせませんが、ほかにも、オイルやクリームを塗っておくと、粉が入りにくくなりますよ。特に目・鼻・口の周辺は入念に対策をしましょう。
お祭りに参加するときのタブーはある?マナーは?
普段は上下関係などを大切にするインドですが、ホーリー祭りのときだけは無礼講!みんな、年上の人にも遠慮せず粉をかけていきます。「ハッピーホーリー!」と声をかけあうことが多いのも特徴ですよ♪
終わったあとはしっかりシャワーを浴びる
色粉はなかなか落ちにくいのですが、そのままにしてしまうとさらに落ちにくくなりますので、お祭りに参加して思い切り楽しんだあとは、しっかりとシャワーを浴びてできるだけ洗い流しましょう!
安全にホーリー祭りに参加するために
楽しいホーリー祭りですが、残念ながら地域によっては暴力事件や盗難、性犯罪など悲しい事件が起こることも……。
安全に参加するために、以下のことに気をつけてみましょう!
現地ガイドがいるツアーを活用する
ホーリー祭りは有名なお祭りなので、現地ガイドさんがついたツアーも多くあります。特にはじめて参加する場合や、海外旅行そのものに慣れていない方は、ぜひ現地ガイドがいるツアーを選んでみましょう。
最初は必ず複数人で参加し、行動も共にする
一人で参加していると、残念ながら犯罪のターゲットになりやすいです。そのため、最初は必ずグループで参加し、常に一緒にいるようにしましょう。複数人でいるということだけで、トラブルに遭いにくくなります。
外国人客が参加しやすい会場に行く
ホーリー祭りはいろいろな場所で行われています。なかには、外国人客が参加しやすい会場もあるので、そこに行くようにしましょう。たとえば、住宅街や公園は基本的に粉のかけあいなどが激しくないと言われています。
ちなみに、インドの北西部ラジャスタン州にあるプシュカルという街は外国人観光客が多く集まります。ただし、色粉のかけあいが少し激しいので気をつけてくださいね!
ホーリー祭りにインスパイアされたチャイハネのアパレル紹介
着るだけで存在感アップのタイダイトップス。 色味や背後の刺しゅうはインドのホーリー祭からインスパイアされています。サンスクリット語で「平和」「平穏」「静寂」などを意味する「Shanti」の言葉をあしらった。カジュアルなスタイルにぴったりの一枚。
ホーリー祭りで、インドの文化を感じよう
ホーリー祭りは、インドの歴史や文化を肌で感じられる素敵なお祭りです。世界中からたくさんの人が集まるため、気をつけるべきことなどもありますが、安全面に気を配れば、かけがえのない楽しい体験ができるでしょう!
気になった方は、ぜひホーリー祭に参加してみてはいかがでしょうか?