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猛暑ならぬ酷暑の日々。夏バテなどしていませんか? さて、日本では夏と言えばお祭り!しかし世界中で開催されるお祭りは夏だけでなく、時期は様々。今回は、インドの3大祭りの一つと言われ、“光の祭り”とも呼ばれる“ディワリ”の全貌をお伝えしていきます!
ディワリ=Diwaliをご存知ですか? ディワリとは、インドをはじめ、ネパールやバングラデシュなど、ヒンズー教の3大祭りの一つです(ほかの2つはホーリー祭とダシェラ祭)。街中がキラキラと輝く光の祭りディワリ。一体どんなお祭りなのでしょうか?
ディワリはヒンズー教の新年を祝うお祭りです。 世界第3位の信徒を誇ると言われるヒンズー教。世界中で10億人以上の人々がこのディワリを祝うのだとか。ヒンズー歴に基づき開催日程が決まるのですが、毎年10月下旬から11月上旬の間の新月の日をディワリの日とします。この間がいわゆるインド歴でのお正月です。
“光の祭り”と言えばディワリ!
誰もが口をそろえて答えるほど、ディワリと光には密接な関係があります。 インド歴のお正月とされるディワリの日は、ヒンズー教の新年を祝う日。ディワリの語源は、サンスクリット語で “光の列”です。「光(善)が闇(悪)に打ち勝つ日」としてお祝いするのがディワリの伝統であることから、光の祭り、または光の祭典(フェスティバル)として盛大なお祝いムードに包まれます。
家やオフィスなどはもちろん、街中がキラキラ華やぐお祭り。 代表的な装飾を2つご紹介します。
カラフルなお米や粉、砂や花びらを用いて描かれた美しい砂絵で、玄関床に 施されます。これはヒンズー教の女神ラクシュミーをお迎えするためと言われ、色彩豊かである程、幸運がもたらされるのだとか。
家の中を照らすためのオイルランプで、幸福と繁栄を象徴するもの。ディヤは素焼きでカラフルな色を放つものもあります。新月の夜を中心に行われるディワリにふさわしく、光の象徴としてディヤを置くとされています。
祭りにあたる2日間は、明るい昼間でも電気はつけっぱなし。なぜなのでしょう? 次章でも詳しくお伝えしますが、ヒンズー教では特に崇拝されている女神様がいます。その名も「ラクシュミー」。ディワリの2日の間に家にやって来るとされるこの女神様をお迎えするために家中の 電気をつけ、ドアも開けたままにしておきます。 ディワリの当日は電力消費量が異常?になるため、稼働停止をする工場も多いのだとか!?汗
ディワリは元々、インド古来の叙事詩「ラーマヤナ」に由来。 ヒンズー教の神“ラーマ王子”は父親の言いつけによって、妻のシータと弟と共にジャングルで暮らしていました。その最中、妻が魔王のラーバナに誘拐されてしまうのですが、戦いの果て妻を取り戻し、14年ぶりに無事の帰国を果たしたことを祝うのが、ディワリの始まりだったとされています。 ディワリでろうそくを灯すのは、“ラーマ王子の帰国の祝い”を意味するといわれています。夜には、陶器にギー(バターオイル)を入れて、ろうそくのような感じで火を灯し、家の中や外に置くのだそうです。
ガネーシャとラクシュミーは、私たちに素晴らしき幸運をもたらす尊い神様。 インドでは、まるでアイドルのように人気のある神様です。 ディワリの日には、誰もが熱心に祈りを捧げます。
ヒンズー教の神の代表と言えば、ガネーシャ。 破壊と再生の神と言われる“シヴァ”の長男で、ゾウのお顔に四本の腕、片方が折れた牙を持っています。学問や富、智慧など成功の神と言われ、何とも愛らしい姿の神様です。
富の女神であるラクシュミーは、美しいお顔立ち。きれい好きなため、清潔な家を好んで訪問するようです。特に水回りなどをピカピカにしておくと、金運も上がるというのはよく聞くお話ですよね。
ガネーシャとラクシュミーはいつも一緒。どちらも欠くことはできません。家中にある金のアクセサリーと現金を牛乳を注いだ器の中に入れ、ガネーシャとラクシュミーに“プージャ”(祈り)を捧げます。 祈りの言葉:あなたに頂いたもの全てに感謝します。これからも宜しくお願いします。 ガネーシャとラクシュミーに祈りを捧げれば、豊かさや成功、そしてあらゆるものに幸せをもたらして下さると信じられています。最高の神々に幸運を頂きたいですね♪
年に一度のインドのお祭り「ディワリ祭」といえばこのコンビ。 チャイハネバイヤーがインド現地から直輸入した、ガネーシャとラクシュミー。 ラクシュミー×ガネーシャのセットで運気爆上がり間違いなし!
ディワリのクライマックスを飾るのが、“花火”。 インドのあらゆる場所で打ち上げられる花火は、ディワリを祝う人々の幸せを約束してくれるかのようです。人々は夜空を輝かせる花火にも祈りを捧げ、感謝の念でディワリを過ごします。 それはそれは盛大に花火が上がるそう。実際に行ったことがある人の話によれば、光輝く街中に上がる花火は、まるでテーマパークのよう♪なのだとか。
花火シーンのリアル動画を観たい方は、 ディワリを実際に体験したチャイハネ元デザイナーの体験コラムへ! 『【動画あり】インドのお正月、ディワリだよ!編』
お祭りや祝い事などの行事には、各家庭においても様々な伝統料理がふるまわれます。ディワリではどんなものを頂くのでしょうか。(ちなみにディワリの期間は肉類を避け、皆ベジタリアンになるのだとか。)
インドのお祭りに欠かせないのが、何と言っても“ミタイ”。ミタイとは、インドの伝統的な甘~いお菓子ことで、カランジー、ココナッツ入りのラドゥ、ジャレビなど、種類も豊富。世界一甘いお菓子とされる、グラブジャムーンも有名です。甘いお菓子ミタイを食べて、更に幸せな気持ちになるのでしょうね♪
日本のお正月のお年玉のように、“おこづかい”がもらえることから、ディワリは子供にとっても楽しみなお祝い!また、中国の新年のように爆竹を鳴らす習慣もあり、パトカーが出動してしまうことも!?それを聞くと、ド派手なイベントだということが想像できますね!( *´艸`)
ディワリの準備は数日前から始まります。ここまで盛大なお祭りを各家庭で準備するなんて、実際の懐事情も気になりますよね!いったいどんなことをするのでしょう?
大掃除はもとより、家の不具合の修理やペンキの塗り替えも当たり前⁈家やオフィスの改装工事までする徹底ぶりには、ある理由があるからです。それは、 ディワリで、ガネーシャとラクシュミーをお迎えするため。 先にもご紹介したヒンズー教の女神ラクシュミーは、清潔な家を祝福してくれるという言い伝えがあることから、このような準備を行います。ここまでの徹底ぶりに、インドの人々のディワリへかける想いを感じずにはいられません!
ディワリを迎える1週間前頃になると、買い物に走る人が大勢! 家の飾りものから、洋服(女性はサリーなど)、靴も新調します。身なりや家のインテリアも含め、新しい物に囲まれてディワリを迎えることが神聖な気持ちを表しているとも言えますね♪
ディワリはキラキラど派手なデコレーションで大盛り上がり!玄関に描かれたランゴーリをはじめ、家の内外はもちろん、街中が電飾で華やかに彩られます。ディワリの1~2週間前からライトアップが始まるそう。クリスマスのイルミネーションのような町全体がディワリムードになる様子は、実際に観てみたいですよね♪
ディワリのお祝いには、ミタイが欠かせないのは先にもお伝えした通り。家族をはじめ、親戚やお世話になっている方々へ贈るために、調達に走るのでしょう。日本で言えば、バレンタインデーのチョコレートを用意するのと同じような感覚かもしれません♪
いかがでしたか?光の祭りと呼ばれるヒンズー教のディワリ。新年のお祝いとともに、ガネーシャやラクシュミーが幸運をもたらして下さる日。準備にも余念がなく、街中はキラキラで囲まれ大盛り上りです!そしてラストを飾る打ち上げ花火は、人々の幸せを祝福し、新たな一年の始まりを告げます。
幸運を呼ぶ最高の光のお祭り“ディワリ”。 インドの人々は熱心な祈りを捧げると共に、お祭りを心から楽しみ、堪能しているのですね。
猛暑ならぬ酷暑の日々。夏バテなどしていませんか?
さて、日本では夏と言えばお祭り!しかし世界中で開催されるお祭りは夏だけでなく、時期は様々。今回は、インドの3大祭りの一つと言われ、“光の祭り”とも呼ばれる“ディワリ”の全貌をお伝えしていきます!
目次
インドの光の祭り「ディワリ」とは?
ディワリ=Diwaliをご存知ですか?
ディワリとは、インドをはじめ、ネパールやバングラデシュなど、ヒンズー教の3大祭りの一つです(ほかの2つはホーリー祭とダシェラ祭)。街中がキラキラと輝く光の祭りディワリ。一体どんなお祭りなのでしょうか?
ディワリはインドのお正月!時期はいつ?
ディワリはヒンズー教の新年を祝うお祭りです。
世界第3位の信徒を誇ると言われるヒンズー教。世界中で10億人以上の人々がこのディワリを祝うのだとか。ヒンズー歴に基づき開催日程が決まるのですが、毎年10月下旬から11月上旬の間の新月の日をディワリの日とします。この間がいわゆるインド歴でのお正月です。
なぜ光の祭りと呼ばれるのか?
“光の祭り”と言えばディワリ!
誰もが口をそろえて答えるほど、ディワリと光には密接な関係があります。
インド歴のお正月とされるディワリの日は、ヒンズー教の新年を祝う日。ディワリの語源は、サンスクリット語で “光の列”です。「光(善)が闇(悪)に打ち勝つ日」としてお祝いするのがディワリの伝統であることから、光の祭り、または光の祭典(フェスティバル)として盛大なお祝いムードに包まれます。
キラキラ、ど派手なディワリ!その装飾とは?
家やオフィスなどはもちろん、街中がキラキラ華やぐお祭り。
代表的な装飾を2つご紹介します。
・ランゴーリ
カラフルなお米や粉、砂や花びらを用いて描かれた美しい砂絵で、玄関床に
施されます。これはヒンズー教の女神ラクシュミーをお迎えするためと言われ、色彩豊かである程、幸運がもたらされるのだとか。
・ディヤ
家の中を照らすためのオイルランプで、幸福と繁栄を象徴するもの。ディヤは素焼きでカラフルな色を放つものもあります。新月の夜を中心に行われるディワリにふさわしく、光の象徴としてディヤを置くとされています。
2日間は昼でも電気を消さないって本当?その理由とは?
祭りにあたる2日間は、明るい昼間でも電気はつけっぱなし。なぜなのでしょう?
次章でも詳しくお伝えしますが、ヒンズー教では特に崇拝されている女神様がいます。その名も「ラクシュミー」。ディワリの2日の間に家にやって来るとされるこの女神様をお迎えするために家中の 電気をつけ、ドアも開けたままにしておきます。 ディワリの当日は電力消費量が異常?になるため、稼働停止をする工場も多いのだとか!?汗
ろうそくを灯す意味は?ディワリの由来
ディワリは元々、インド古来の叙事詩「ラーマヤナ」に由来。
ヒンズー教の神“ラーマ王子”は父親の言いつけによって、妻のシータと弟と共にジャングルで暮らしていました。その最中、妻が魔王のラーバナに誘拐されてしまうのですが、戦いの果て妻を取り戻し、14年ぶりに無事の帰国を果たしたことを祝うのが、ディワリの始まりだったとされています。 ディワリでろうそくを灯すのは、“ラーマ王子の帰国の祝い”を意味するといわれています。夜には、陶器にギー(バターオイル)を入れて、ろうそくのような感じで火を灯し、家の中や外に置くのだそうです。
ディワリでの過ごし方
ガネーシャとラクシュミーへの祈り
ガネーシャとラクシュミーは、私たちに素晴らしき幸運をもたらす尊い神様。
インドでは、まるでアイドルのように人気のある神様です。
ディワリの日には、誰もが熱心に祈りを捧げます。
・ガネーシャ
ヒンズー教の神の代表と言えば、ガネーシャ。
破壊と再生の神と言われる“シヴァ”の長男で、ゾウのお顔に四本の腕、片方が折れた牙を持っています。学問や富、智慧など成功の神と言われ、何とも愛らしい姿の神様です。
・ラクシュミー
富の女神であるラクシュミーは、美しいお顔立ち。きれい好きなため、清潔な家を好んで訪問するようです。特に水回りなどをピカピカにしておくと、金運も上がるというのはよく聞くお話ですよね。
ガネーシャとラクシュミーはいつも一緒。どちらも欠くことはできません。家中にある金のアクセサリーと現金を牛乳を注いだ器の中に入れ、ガネーシャとラクシュミーに“プージャ”(祈り)を捧げます。 祈りの言葉:あなたに頂いたもの全てに感謝します。これからも宜しくお願いします。 ガネーシャとラクシュミーに祈りを捧げれば、豊かさや成功、そしてあらゆるものに幸せをもたらして下さると信じられています。最高の神々に幸運を頂きたいですね♪
年に一度のインドのお祭り「ディワリ祭」といえばこのコンビ。
チャイハネバイヤーがインド現地から直輸入した、ガネーシャとラクシュミー。
ラクシュミー×ガネーシャのセットで運気爆上がり間違いなし!
花火はディワリのクライマックス!
ディワリのクライマックスを飾るのが、“花火”。
インドのあらゆる場所で打ち上げられる花火は、ディワリを祝う人々の幸せを約束してくれるかのようです。人々は夜空を輝かせる花火にも祈りを捧げ、感謝の念でディワリを過ごします。
それはそれは盛大に花火が上がるそう。実際に行ったことがある人の話によれば、光輝く街中に上がる花火は、まるでテーマパークのよう♪なのだとか。
花火シーンのリアル動画を観たい方は、
ディワリを実際に体験したチャイハネ元デザイナーの体験コラムへ!
『【動画あり】インドのお正月、ディワリだよ!編』
ディワリでは何を食べる?「ミタイ」とは?
お祭りや祝い事などの行事には、各家庭においても様々な伝統料理がふるまわれます。ディワリではどんなものを頂くのでしょうか。(ちなみにディワリの期間は肉類を避け、皆ベジタリアンになるのだとか。)
インドのお祭りに欠かせないのが、何と言っても“ミタイ”。ミタイとは、インドの伝統的な甘~いお菓子ことで、カランジー、ココナッツ入りのラドゥ、ジャレビなど、種類も豊富。世界一甘いお菓子とされる、グラブジャムーンも有名です。甘いお菓子ミタイを食べて、更に幸せな気持ちになるのでしょうね♪
ディワリのお楽しみ ~おまけ~
日本のお正月のお年玉のように、“おこづかい”がもらえることから、ディワリは子供にとっても楽しみなお祝い!また、中国の新年のように爆竹を鳴らす習慣もあり、パトカーが出動してしまうことも!?それを聞くと、ド派手なイベントだということが想像できますね!( *´艸`)
ディワリは準備から大忙し!気になる懐事情?
ディワリの準備は数日前から始まります。ここまで盛大なお祭りを各家庭で準備するなんて、実際の懐事情も気になりますよね!いったいどんなことをするのでしょう?
大掃除から改装工事までも!なぜ?
大掃除はもとより、家の不具合の修理やペンキの塗り替えも当たり前⁈家やオフィスの改装工事までする徹底ぶりには、ある理由があるからです。それは、 ディワリで、ガネーシャとラクシュミーをお迎えするため。 先にもご紹介したヒンズー教の女神ラクシュミーは、清潔な家を祝福してくれるという言い伝えがあることから、このような準備を行います。ここまでの徹底ぶりに、インドの人々のディワリへかける想いを感じずにはいられません!
洋服からインテリアまで新調する
ディワリを迎える1週間前頃になると、買い物に走る人が大勢! 家の飾りものから、洋服(女性はサリーなど)、靴も新調します。身なりや家のインテリアも含め、新しい物に囲まれてディワリを迎えることが神聖な気持ちを表しているとも言えますね♪
電飾で家もオフィスもデコレーション
ディワリはキラキラど派手なデコレーションで大盛り上がり!玄関に描かれたランゴーリをはじめ、家の内外はもちろん、街中が電飾で華やかに彩られます。ディワリの1~2週間前からライトアップが始まるそう。クリスマスのイルミネーションのような町全体がディワリムードになる様子は、実際に観てみたいですよね♪
甘いお菓子「ミタイ」を用意
ディワリのお祝いには、ミタイが欠かせないのは先にもお伝えした通り。家族をはじめ、親戚やお世話になっている方々へ贈るために、調達に走るのでしょう。日本で言えば、バレンタインデーのチョコレートを用意するのと同じような感覚かもしれません♪
ディワリは幸運を呼ぶ最高のお祭り!
いかがでしたか?光の祭りと呼ばれるヒンズー教のディワリ。新年のお祝いとともに、ガネーシャやラクシュミーが幸運をもたらして下さる日。準備にも余念がなく、街中はキラキラで囲まれ大盛り上りです!そしてラストを飾る打ち上げ花火は、人々の幸せを祝福し、新たな一年の始まりを告げます。
幸運を呼ぶ最高の光のお祭り“ディワリ”。 インドの人々は熱心な祈りを捧げると共に、お祭りを心から楽しみ、堪能しているのですね。