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クリスマスといえばサンタクロース! トナカイにそりを引かせて世界の子供たちにプレゼントを届ける、子供が大好きな白いおヒゲのおじさんです。 子供時代、毎年クリスマスを楽しみにしていたという方も多いでしょう。 ところで、そもそもサンタクロースとは何者なのかご存じですか?また、なぜトナカイがソリを引いてプレゼントを届けるのでしょうか? 今回はそんな謎多きサンタクロースの起源や出身地、トナカイがソリを引く由来などを解説していきます!
サンタクロースは、4世紀頃に実在したとされる「聖ニコラウス」という人物が起源とされています。
聖ニコラウスは、トルコのカトリック教会最高位である「大司教」であり、貧しい人や弱い立場の人を助けるといった聖人でした。 そんな聖ニコラウスがサンタクロースの起源となった逸話は以下の通りです。
「とある日、家の中から父親と3人の娘が泣いている声が聞こえてきました。なんでもその家にはお金がなく、娘たちを嫁に出してやりたいが人買いに売りに出さなければならない状況になり、父親が泣いて詫びていたそうです。それを聞いてしまった聖ニコラウスはその日の晩、金貨を入れた袋を3つ、窓から家に投げ入れたそうです。結果、父親は娘たちを売りに出す必要がなくなり、晴れて3人とも嫁に行くことができました。」
この金貨を入れた袋なのですが、実は諸説あり、靴下に入れたのではという説や煙突に投げ入れた説などがあります。 これらが元となり、煙突からプレゼントを持って入ってくるサンタ像が出来上がったのです。
そしてサンタクロースの名前の由来は、聖ニコラウスをオランダ語で読んだ「シンタクラース」が由来です。 シンタクラースが訛ってジンタクロースと読まれ、最終的にサンタクロースという呼び名に統一されました。
また、アメリカでサンタクロースという表記が初めて登場したのは、1773年12月23日発行の「Rivington's New-York Gazetteer」という新聞が初とされています。
世界的に有名なサンタクロースが、実は実在した人物がモデルになっているなんて驚きですね。
サンタクロースの出身地は、フィンランドのラップランド東部にあるコルヴァトゥントゥリ(フィンランド語:大きな耳)という山です。 元々はコカ・コーラ社が出した広告で、北極が出身地であると言い伝えられました。
その後フィンランドの新聞記事にて「サンタクロースはトナカイの餌を求めて北極からラップランド地方に引っ越した」という記事が広まり、結果フィンランドが出身地として公式にとなったのです。
具体的には1927年、フィンランド国営放送局が正式にサンタクロースの住居であると発表したことで決定しました。
また、フィンランドのロヴァニエミには、サンタクロースが暮らしている「サンタクロース村」があり、実際にサンタクロースに会うことができます。
1年中いつでも会うことができるので、フィンランドに行く際にはぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか?
サンタクロースには、実は助手に小さな妖精の「トントゥ」がいます。 トントゥは人間に非常に好意的な妖精で、人間の子供くらいの大きさだと言われています。
人前に出るのではなく隠れてこっそりと家事や病気から守ってくれるのだそうです。 特に真面目に働いている農家に繁栄をもたらしてくれますが、トントゥを不当に扱ったり怠けていたりすると出て行ってしまい、家が廃れてしまうと言われています。
ちなみにトントゥは「トムテ」「ニッセ」と呼ばれることもあります。 サンタクロースに助手がいたなんて驚きですね。
チャイハネにも様々なサイズのトントゥドールがやってきました。 幸せを運ぶ「トントゥ」を、是非迎え入れてみてはいかがでしょうか?
サンタクロースといえば赤色の暖かそうな服が印象深いと思います。ではなぜ赤い服を着ているのでしょうか?具体的には以下の2つの理由が挙げられます。
1.聖ニコラウスが着ていた司祭服2.コカ・コーラの広告
1つ目の理由として、サンタクロースのモデルになった聖ニコラウスが着ていた司祭服が赤かったことが挙げられます。
キリスト教の司教は「自身の命を投げうってでも人々を幸せにする」という覚悟の象徴として赤い服を身にまとっており、聖ニコラウスも同様の服をまとっていました。
また、赤は愛を象徴する色であったことも、サンタクロース像にピッタリだったと言えます。
そしてコカ・コーラの広告で白いヒゲに赤い服のサンタクロースが登場し、広く放送されたことにより、サンタクロース=赤い服というイメージが定着しました。
サンタクロースが赤い服のイメージとなった理由に、コカ・コーラが大きくかかわっているのは驚きですね。
先ほどサンタクロースは赤いイメージがあるとお話ししましたが、実は黒いサンタクロースも存在します。
黒いサンタクロースは、クネヒト・ループレヒトと呼ばれるドイツのサンタクロースで、「ブラックサンタクロース」と呼ばれることもあります。
クネヒト・ループレヒトこと黒いサンタは、聖ニコラウスの同伴者で、クネヒトは「召使い・従者」といった意味を持ちます。
そして普通のサンタクロースとは違い、黒いサンタは悪い子を炭袋でたたいたり、家に動物の内臓をまき散らしたりなど、およそサンタクロースとは思えない行為をするのです。
ここでいう悪い子とは「お祈り」ができるかできないかで、できると答えたよい子に対してはリンゴや木の実、ジンジャーブレッドなどのご褒美を与えます。
炭袋で叩かれたり、動物の内臓をぶちまけるのは、お祈りができない子にすることなので、悪いサンタクロースかというとそういうわけでもありません。
ちなみに、黒いサンタがいない国は日本とアメリカだけなんだそうです。 日本で黒いサンタがあまり知られていないのは、そもそも日本に黒いサンタが来ないからなんですね。
サンタクロースと言えば、そりに乗ってトナカイと共に空を駆け、プレゼントを届けるというイメージが強いです。 では、なぜトナカイと一緒にプレゼントを配っているのでしょうか。
これはサンタクロースが生まれた「北欧」に由来があります。 実は聖ニコラウスはトナカイではなく、ラクダを利用して移動をしていました。
しかし、サンタクロースが生まれたのは北欧であり、北欧ではトナカイがソリを使って荷物を引く文化があります。
その影響もあってトナカイをラクダにイメージ立てた結果、トナカイがサンタクロースのソリを引くようになったのです。 実際北欧の「サーミ人」という遊牧民も、トナカイを連れて移動します。
また、トナカイは雪の中でも時速約80キロで走ることができるため、早くプレゼントを届けないといけないサンタクロースの相棒にはピッタリなのです。
サンタクロースのソリを引くトナカイは、8頭~9頭となっており、それぞれに以下のような名前が付けられています。
上記の中で、ダンサー・プランサー・ヴィクセンはメスのトナカイとなっています。 ヴィクセンは口うるさく、ダンサーは踊るのが好きといったように、名前に準じて性格がつけられているのが面白い特徴です。
そしてサンタクロースのトナカイには、8頭説と9頭説があります。 8頭説は「ルドルフ」を除いた8頭のトナカイの説で、1823年に米の神学者クレメント・クラーク・ムーアが発表した、クリスマスの詩「サンタクロースがきた」がルーツとされています。 9頭説はルドルフ含めた9頭のトナカイで、1939年発表の「赤い鼻のトナカイ」がルーツです。
ルドルフは赤い鼻のトナカイで、シカゴを拠点としていたデパートチェーン「モンゴメリーワード」が、1939年のクリスマスに無料で配布する小冊子で初めて登場しました。 そのためルドルフは「サンタクロースがきた」の詩を元ネタとして作られたと言われているのです。
ルドルフは日本でも「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~いつもみんなの笑いもの~」という歌が有名ですね。
このようにサンタクロースのソリを引くトナカイはそれぞれに特徴があり、名前がしっかりと決まっているのです。
サンタクロースは4世紀頃に実在したとされる「聖ニコラウス」が起源とされています。 貧しい姉妹のために金貨を袋に入れ投げ入れたという逸話や、赤い服を着ていたなど、まさにサンタクロースのモデルにふさわしい人物でした。 次のクリスマスには、ぜひ本記事で読んだ内容を思い出しながら楽しんでみてはいかがでしょうか?
クリスマスといえばサンタクロース!
トナカイにそりを引かせて世界の子供たちにプレゼントを届ける、子供が大好きな白いおヒゲのおじさんです。
子供時代、毎年クリスマスを楽しみにしていたという方も多いでしょう。
ところで、そもそもサンタクロースとは何者なのかご存じですか?また、なぜトナカイがソリを引いてプレゼントを届けるのでしょうか?
今回はそんな謎多きサンタクロースの起源や出身地、トナカイがソリを引く由来などを解説していきます!
目次
サンタクロースの起源はトルコにあった⁈
サンタクロースは、4世紀頃に実在したとされる「聖ニコラウス」という人物が起源とされています。
聖ニコラウスは、トルコのカトリック教会最高位である「大司教」であり、貧しい人や弱い立場の人を助けるといった聖人でした。
そんな聖ニコラウスがサンタクロースの起源となった逸話は以下の通りです。
「とある日、家の中から父親と3人の娘が泣いている声が聞こえてきました。なんでもその家にはお金がなく、娘たちを嫁に出してやりたいが人買いに売りに出さなければならない状況になり、父親が泣いて詫びていたそうです。それを聞いてしまった聖ニコラウスはその日の晩、金貨を入れた袋を3つ、窓から家に投げ入れたそうです。結果、父親は娘たちを売りに出す必要がなくなり、晴れて3人とも嫁に行くことができました。」
この金貨を入れた袋なのですが、実は諸説あり、靴下に入れたのではという説や煙突に投げ入れた説などがあります。
これらが元となり、煙突からプレゼントを持って入ってくるサンタ像が出来上がったのです。
そしてサンタクロースの名前の由来は、聖ニコラウスをオランダ語で読んだ「シンタクラース」が由来です。
シンタクラースが訛ってジンタクロースと読まれ、最終的にサンタクロースという呼び名に統一されました。
また、アメリカでサンタクロースという表記が初めて登場したのは、1773年12月23日発行の「Rivington's New-York Gazetteer」という新聞が初とされています。
世界的に有名なサンタクロースが、実は実在した人物がモデルになっているなんて驚きですね。
サンタクロースの出身地は?
サンタクロースの出身地は、フィンランドのラップランド東部にあるコルヴァトゥントゥリ(フィンランド語:大きな耳)という山です。
元々はコカ・コーラ社が出した広告で、北極が出身地であると言い伝えられました。
その後フィンランドの新聞記事にて「サンタクロースはトナカイの餌を求めて北極からラップランド地方に引っ越した」という記事が広まり、結果フィンランドが出身地として公式にとなったのです。
具体的には1927年、フィンランド国営放送局が正式にサンタクロースの住居であると発表したことで決定しました。
また、フィンランドのロヴァニエミには、サンタクロースが暮らしている「サンタクロース村」があり、実際にサンタクロースに会うことができます。
1年中いつでも会うことができるので、フィンランドに行く際にはぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか?
サンタの助手トントゥとは?
サンタクロースには、実は助手に小さな妖精の「トントゥ」がいます。
トントゥは人間に非常に好意的な妖精で、人間の子供くらいの大きさだと言われています。
人前に出るのではなく隠れてこっそりと家事や病気から守ってくれるのだそうです。
特に真面目に働いている農家に繁栄をもたらしてくれますが、トントゥを不当に扱ったり怠けていたりすると出て行ってしまい、家が廃れてしまうと言われています。
ちなみにトントゥは「トムテ」「ニッセ」と呼ばれることもあります。
サンタクロースに助手がいたなんて驚きですね。
チャイハネにも様々なサイズのトントゥドールがやってきました。
幸せを運ぶ「トントゥ」を、是非迎え入れてみてはいかがでしょうか?
サンタクロースは何故赤い?
サンタクロースといえば赤色の暖かそうな服が印象深いと思います。ではなぜ赤い服を着ているのでしょうか?具体的には以下の2つの理由が挙げられます。
1.聖ニコラウスが着ていた司祭服
2.コカ・コーラの広告
1つ目の理由として、サンタクロースのモデルになった聖ニコラウスが着ていた司祭服が赤かったことが挙げられます。
キリスト教の司教は「自身の命を投げうってでも人々を幸せにする」という覚悟の象徴として赤い服を身にまとっており、聖ニコラウスも同様の服をまとっていました。
また、赤は愛を象徴する色であったことも、サンタクロース像にピッタリだったと言えます。
そしてコカ・コーラの広告で白いヒゲに赤い服のサンタクロースが登場し、広く放送されたことにより、サンタクロース=赤い服というイメージが定着しました。
サンタクロースが赤い服のイメージとなった理由に、コカ・コーラが大きくかかわっているのは驚きですね。
悪い子のもとには黒いサンタが現れる?
先ほどサンタクロースは赤いイメージがあるとお話ししましたが、実は黒いサンタクロースも存在します。
黒いサンタクロースは、クネヒト・ループレヒトと呼ばれるドイツのサンタクロースで、「ブラックサンタクロース」と呼ばれることもあります。
クネヒト・ループレヒトこと黒いサンタは、聖ニコラウスの同伴者で、クネヒトは「召使い・従者」といった意味を持ちます。
そして普通のサンタクロースとは違い、黒いサンタは悪い子を炭袋でたたいたり、家に動物の内臓をまき散らしたりなど、およそサンタクロースとは思えない行為をするのです。
ここでいう悪い子とは「お祈り」ができるかできないかで、できると答えたよい子に対してはリンゴや木の実、ジンジャーブレッドなどのご褒美を与えます。
炭袋で叩かれたり、動物の内臓をぶちまけるのは、お祈りができない子にすることなので、悪いサンタクロースかというとそういうわけでもありません。
ちなみに、黒いサンタがいない国は日本とアメリカだけなんだそうです。
日本で黒いサンタがあまり知られていないのは、そもそも日本に黒いサンタが来ないからなんですね。
何故トナカイと一緒なの?
サンタクロースと言えば、そりに乗ってトナカイと共に空を駆け、プレゼントを届けるというイメージが強いです。
では、なぜトナカイと一緒にプレゼントを配っているのでしょうか。
これはサンタクロースが生まれた「北欧」に由来があります。
実は聖ニコラウスはトナカイではなく、ラクダを利用して移動をしていました。
しかし、サンタクロースが生まれたのは北欧であり、北欧ではトナカイがソリを使って荷物を引く文化があります。
その影響もあってトナカイをラクダにイメージ立てた結果、トナカイがサンタクロースのソリを引くようになったのです。
実際北欧の「サーミ人」という遊牧民も、トナカイを連れて移動します。
また、トナカイは雪の中でも時速約80キロで走ることができるため、早くプレゼントを届けないといけないサンタクロースの相棒にはピッタリなのです。
そりを引いているトナカイ達の名前は?
サンタクロースのソリを引くトナカイは、8頭~9頭となっており、それぞれに以下のような名前が付けられています。
上記の中で、ダンサー・プランサー・ヴィクセンはメスのトナカイとなっています。
ヴィクセンは口うるさく、ダンサーは踊るのが好きといったように、名前に準じて性格がつけられているのが面白い特徴です。
そしてサンタクロースのトナカイには、8頭説と9頭説があります。
8頭説は「ルドルフ」を除いた8頭のトナカイの説で、1823年に米の神学者クレメント・クラーク・ムーアが発表した、クリスマスの詩「サンタクロースがきた」がルーツとされています。
9頭説はルドルフ含めた9頭のトナカイで、1939年発表の「赤い鼻のトナカイ」がルーツです。
ルドルフは赤い鼻のトナカイで、シカゴを拠点としていたデパートチェーン「モンゴメリーワード」が、1939年のクリスマスに無料で配布する小冊子で初めて登場しました。
そのためルドルフは「サンタクロースがきた」の詩を元ネタとして作られたと言われているのです。
ルドルフは日本でも「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~いつもみんなの笑いもの~」という歌が有名ですね。
このようにサンタクロースのソリを引くトナカイはそれぞれに特徴があり、名前がしっかりと決まっているのです。
サンタクロースは実在する人物がモデルだった!
サンタクロースは4世紀頃に実在したとされる「聖ニコラウス」が起源とされています。
貧しい姉妹のために金貨を袋に入れ投げ入れたという逸話や、赤い服を着ていたなど、まさにサンタクロースのモデルにふさわしい人物でした。
次のクリスマスには、ぜひ本記事で読んだ内容を思い出しながら楽しんでみてはいかがでしょうか?