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サウナーであれば誰でも知っている『ととのう』という言葉。 2021年の『新語・流行語大賞』にノミネートされたサウナ用語で、サウナブームの火付け役といっても過言ではない言葉です。 昔から言霊といわれていますが、少し意味あいは違うにしても『ととのう』という言葉の威力は絶大でした。
今回は、皆さんにサウナをさらに楽しんでいただくため、基本編から上級編まで主に26個のサウナ用語を紹介していきます。
まずは、サウナの基本形に直結している基本用語を紹介しましょう。 『サウナー・サ活・水風呂・外気浴・ととのう』ですが、サウナにいったことがない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
補足しますと、サウナの基本形とは、サウナ室→水風呂→外気浴という順番で、1セットあたりサウナ室は5~10分、水風呂は1分(水温17°C前後)、外気浴は5~10分行うというものです。 これを3セットぐらいするのが一般的だといわれています。
『サウナー』とは、サウナ愛好家のことです。 日常的にサウナを楽しみ、ライフスタイルの中にサウナを取り込んでいる人たちの総称になります。
『サ活』とは、サウナ活動の略です。 定期的にサウナに通い、サウナの基本形である温冷交代浴をして『ととのう』を体感しつづけることを『サ活』と呼んでいます。
サウナの基本形である『サウナ室・水風呂・外気浴』の一角を占める重要なプロセスです。 温冷交代浴の『冷』の部分で、サウナ室で温めた身体を冷やすために浸かる低水温の浴槽になります。 サウナ室と水風呂の交代浴は、血管を伸縮させて自律神経を強く刺激するため、様々な健康・リフレッシュ効果をもたらすということですよ。
サウナ基本形の最終プロセスが『外気浴』です。 サウナ室で温めた身体を水風呂で冷やしたあと、外気にあたりながら身体を休めることを『外気浴』といいます。
サウナ基本形は3周するのが一般的ですが『ととのう』状態は、3周目の外気浴のときが多いようです。
最も有名なサウナ用語が『ととのう』でしょう。 この言葉によって、サウナブームに火がついたといっても過言ではありません。 サウナ室→水風呂→外気浴のサウナ基本形を3セットほど繰り返すことにより、なんともいえない恍惚状態になることができますが、その状態のことを『ととのう』と表現しています。 サウナーのほとんどは『ととのう』ためにサ活を行っています。
サウナといえば、蒸気をイメージされる人が多いかも知れません。 テレビや雑誌で『熱波師』さんが紹介されることも多いですね。 ここでは、蒸気が充満しているサウナ室にまつわる用語『ウィスキング・アウフグース・熱波・ロウリュウ』を紹介します。
『ウィスキング』とは、フィンランド語で『ヴィヒタ』と呼ばれている白樺の枝葉を束ねたものを使い、サウナ室などで身体を擦ったり、叩いたりすることです。 血行促進やリラックス効果があるとされています。
白樺以外にも、樫・ユーカリ・ジュニパーなどを使うときもあるということです。
『ロウリュウ』もサウナ発祥の国、フィンランドの言葉です。 熱々のサウナストーンに柄杓などで水をかけ、発生した蒸気でサウナ室の湿度が上昇し、体感温度が上がることによって汗が出易くなります。 また『ロウリュウ』には『オートロウリュウ』と『セルフロウリュウ』があります。 『オートロウリュウ』は、一定の時間ごとに機械によってサウナストーンに水が噴射され、『セルフロウリュウ』は利用者が自由に水をかけることができるシステムです。
『アウフグース』は『ロウリュウ』と混同されることが多いのですが、別のものです。 『ロウリュウ』によって発生した蒸気をタオルやうちわなどで扇ぎ、熱風を起こすことを『アウフグース』といいます。
『熱波』とは『アウフグース』で起こした熱い風のことです。 『熱波』を浴びることで、体感温度がさらに上がり、より汗が出るようになります。 この『熱波』を送る職人のことを『熱波師』と呼んでいます。
サウナを楽しむときは、ほぼ裸になるものの『サウナハット』や『サウナマット』といったマイグッズを持ち込んだり『ヴィヒタ』を楽しみにされている人も多いようです。 ここでは、そんなグッツに関するサウナ用語を紹介しましょう。
『サウナハット』は、サウナ室で頭部を保護するために被るサウナ専用の帽子です。 サウナ発祥の国フィンランドでは普通に使用されていて、日本でも使う人が増えてきています。
サウナ室の内部は、上にいけばいくほど高温になるため、身体の中でも頭部は最も高温にさらされています。 高温によるのぼせ防止や、髪の毛を保護するため、帽子を被る人が多いようです。 ウールフェルト・タオル地・麻製のものがあります。
『サウナマット』とは、サウナ室のサウナベンチに敷くマットのことです。 一般的に、サウナベンチは木製の場合が多く、長く座っているとお尻が痛くなってしまいます。 また、ベンチに直接座るのは衛生面でもマナーに反するため、柔らかいマットを敷いて快適さと衛生面を両立させています。
『サウナマット』については、施設側での用意もありますし、持ち込みも可能です。
『ヴィヒタ』は、フィンランド語で白樺の枝葉をブーケ状に束ねたものという意味です。 サウナ室の壁にぶら下げてあり、森林の香りを楽しむと同時に『ヴィヒタ』で身体を擦ったり、叩いたりして、血行を促進し、心身をリラックスさせます。 前述しましたが、これらの行為は『ウィスキング』と呼ばれています。
サウナの楽しみの一つに『ととのった』あとの食事があります。 感覚が研ぎ澄まされるので、何を食べても美味しく感じ、名物グルメの提供に心を砕く施設も多いようです。 ここでは『サ飯・オポロ』を紹介します。
『サ飯』とは、サウナを終えたあとで食べる食事のことです。 サウナ施設内の食事処だけでなく、近隣の飲食店での食事も含まれます。
サウナのあとは、臓器の働きが活発になり、五感の感覚も研ぎ澄まされているため、何を食べても美味しく感じるといわれています。 大量の汗をかいたあとですから、濃い味つけのものや、水分の多いものがおすすめですね。
『オポロ』とは、オロナミンCとポカリスエットを混ぜた飲み物のことです。 1:1で混ぜるのが黄金比とされ、サウナのあとに飲みます。 ビタミンやミネラルを効率的に摂取することができて、サウナドリンクとして大人気です。
サウナの施設に関しても、サウナ用語があります。 『サウナストーブ』や『サウナストーン』はそのままですが『玉座』や『産湯』とは、どんな意味があるのでしょうか?
『サウナストーブ』は、サウナ室を温めるための熱源です。 薪・ガス・電気を使用するものがあります。
薪だと炎が見えるので、視覚的にも楽しめ、癒し効果もありそうです。
『サウナストーン』は、サウナストーブの上に積まれている石のことです。 石が熱を抱えることにより、サウナ室の補助熱源にもなり、ロウリュウを行うときに水をかけるのもサウナストーンになります。 耐熱性の高い花崗岩や、セラミック素材の石が使用されています。
『玉座』については、何となく想像できるかもしれません。 そうです、サウナ室で最も熱さを感じることができる場所のことです。 牢名主みたいな感じもしてしまいますが、一般的にはサウナベンチの最上段になり、背面や左右の壁による輻射熱が集まるところが『玉座』になります。
サウナを利用して、初めて『ととのった』体験をした施設や、サウナーになるきっかけを与えてくれた施設は、サウナーから『産湯』と呼ばれています。 サウナ愛に溢れた素晴らしい表現ですね。
サウナ用語の上級編は『羽衣・あまみ・トントゥ』を紹介します。 『羽衣』と『あまみ』はサウナ効果による特定の状態を指しますが『トントゥ』とは、一体なんのことなのでしょうか?
『羽衣』とは、サウナの基本形を行う中で、水風呂に入っているときに身体の表面にできる温かい膜のことです。 サウナ室で温められた身体の周りだけ水風呂の水が温かくなり、冷たさを感じなくなります。 ただ『羽衣』は非常に薄くて脆いため、水風呂の中で動くと、すぐに剥がれてしまいます。
『あまみ』は、サウナの基本形を行う中で、皮膚の表面にできる紅白のまだら模様のことをいいます。 サウナ室で身体が芯まで温められ、水風呂で血管がひき締められることにより現れるといわれ、サウナーのあいだでは『あまみ』が出たサウナは、高評価されるということです。 語源は、富山県の方言だそうで、富山では皮膚にできた斑点のことを『あまみ』と呼んでいます。 なかなか出ないのですが、キリンのような模様です。
『トントゥ』とは、フィンランドに伝わる妖精のことです。 まさか、妖精が出現するとは!? 不意を突かれた人も多いのではないでしょうか。 『トントゥ』は、幸せを呼ぶとされていて、ときにはサウナ室に住みつき、サウナを楽しむ人々を見守っているといわれています。
上級編のあとは番外編でしょうか。 最後は、ちょっと迷惑な人たちを表現しているサウナ用語『ドラクエ・マフィア・かけず小僧・汗流しカットマン・サウナゾンビ』を紹介します。 聞いただけで、碌でもない人たちという印象を受けますね。
『ドラクエ』といえば、一般的には大ヒットした楽しいゲームです。 しかし、サウナ用語における『ドラクエ』は、大人数でやってきて、ゲームキャラのように、常に連れだってゾロゾロと動く迷惑な人たちのことをいいます。
サウナは、リラックスして、リフレッシュしたい人たちが集うところです。 昔からサウナの基本形をしているときは、単独行動や黙浴が暗黙のルールとされています。 彼らの出現により、最近は集団行動を禁止する施設も増えてきているということです。
『マフィア』とは、サウナ室の温度を勝手に上げたり、ほかの利用者の同意を得ずに『セルフロウリュウ』をしてしまう行為のことをいいます。
『かけず小僧』とは、サウナ室から出たあと、汗を流さないまま水風呂に入ってしまうマナー違反をする人のことです。 『汗流しカットマン』ともいいます。 水風呂に入る前に汗を流しておくことは、水風呂の清潔さを保つために必要な最低限のマナーです。 『かけず小僧』にしても『汗流しカットマン』にしても、周りの人たちが不快な気持ちになってしまい、トラブルの原因にもなりますので、絶対にしないようにしましょう。
『サウナゾンビ』とは、サウナの基本形を無限ループで繰り返している人のことをいいます。 『ととのう』目安は、3周といわれていますが人それぞれです。 とはいえ、常軌を逸した回数は心身に悪影響を及ぼしてしまいます。 『サウナゾンビ』は、ゾンビのように意識朦朧となり、ととのえずに施設をさまよい歩いている人という意味です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 サウナ用語を豆知識として知り、あるいは、再確認していただけましたでしょうか。 フィンランドで発祥したサウナは、2000年以上の歴史があるといわれています。 対して、日本におけるサウナの歴史は浅く、最初のお店がオープンしたのは1957年だということです。 それ以降、サウナの愛好家は徐々に増えてきましたが、日帰り温泉施設が充実するようになり、あの『ととのう』という言葉の登場がサウナブームを一気に加速させ、さらに多くの愛好家を獲得しました。
『ととのう』だけではなく『サ活』や『サ飯・産湯』といった愛情を感じるサウナ用語の数々も大いに貢献していると思います。 こうして考えてみると、言葉というものは、とても大切なものだと実感できますね!
サウナーであれば誰でも知っている『ととのう』という言葉。
2021年の『新語・流行語大賞』にノミネートされたサウナ用語で、サウナブームの火付け役といっても過言ではない言葉です。
昔から言霊といわれていますが、少し意味あいは違うにしても『ととのう』という言葉の威力は絶大でした。
今回は、皆さんにサウナをさらに楽しんでいただくため、基本編から上級編まで主に26個のサウナ用語を紹介していきます。
目次
サウナの基本用語
まずは、サウナの基本形に直結している基本用語を紹介しましょう。
『サウナー・サ活・水風呂・外気浴・ととのう』ですが、サウナにいったことがない人でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
補足しますと、サウナの基本形とは、サウナ室→水風呂→外気浴という順番で、1セットあたりサウナ室は5~10分、水風呂は1分(水温17°C前後)、外気浴は5~10分行うというものです。
これを3セットぐらいするのが一般的だといわれています。
【サウナー】サウナ用語の基本中の基本
『サウナー』とは、サウナ愛好家のことです。
日常的にサウナを楽しみ、ライフスタイルの中にサウナを取り込んでいる人たちの総称になります。
【サ活】極みを連想させるいい得て妙な サウナ用語
『サ活』とは、サウナ活動の略です。
定期的にサウナに通い、サウナの基本形である温冷交代浴をして『ととのう』を体感しつづけることを『サ活』と呼んでいます。
参考にされてみてはいかがでしょうか。
【水風呂】サウナ室の脇役なんかじゃない、サウナ基本形の重要な要素
サウナの基本形である『サウナ室・水風呂・外気浴』の一角を占める重要なプロセスです。
温冷交代浴の『冷』の部分で、サウナ室で温めた身体を冷やすために浸かる低水温の浴槽になります。
サウナ室と水風呂の交代浴は、血管を伸縮させて自律神経を強く刺激するため、様々な健康・リフレッシュ効果をもたらすということですよ。
【外気浴】ととのう のは、3周目の外気浴
サウナ基本形の最終プロセスが『外気浴』です。
サウナ室で温めた身体を水風呂で冷やしたあと、外気にあたりながら身体を休めることを『外気浴』といいます。
サウナ基本形は3周するのが一般的ですが『ととのう』状態は、3周目の外気浴のときが多いようです。
【ととのう】サウナ用語の決定版!
最も有名なサウナ用語が『ととのう』でしょう。
この言葉によって、サウナブームに火がついたといっても過言ではありません。
サウナ室→水風呂→外気浴のサウナ基本形を3セットほど繰り返すことにより、なんともいえない恍惚状態になることができますが、その状態のことを『ととのう』と表現しています。
サウナーのほとんどは『ととのう』ためにサ活を行っています。
エンジョイ用語 サウナをさらに楽しむためのパフォーマンス
サウナといえば、蒸気をイメージされる人が多いかも知れません。
テレビや雑誌で『熱波師』さんが紹介されることも多いですね。
ここでは、蒸気が充満しているサウナ室にまつわる用語『ウィスキング・アウフグース・熱波・ロウリュウ』を紹介します。
【ウィスキング】森と湖の国フィンランド発祥ならではの疑似森林浴
『ウィスキング』とは、フィンランド語で『ヴィヒタ』と呼ばれている白樺の枝葉を束ねたものを使い、サウナ室などで身体を擦ったり、叩いたりすることです。
血行促進やリラックス効果があるとされています。
白樺以外にも、樫・ユーカリ・ジュニパーなどを使うときもあるということです。
【ロウリュウ】サウナ室をさらに熱く!
『ロウリュウ』もサウナ発祥の国、フィンランドの言葉です。
熱々のサウナストーンに柄杓などで水をかけ、発生した蒸気でサウナ室の湿度が上昇し、体感温度が上がることによって汗が出易くなります。
また『ロウリュウ』には『オートロウリュウ』と『セルフロウリュウ』があります。
『オートロウリュウ』は、一定の時間ごとに機械によってサウナストーンに水が噴射され、『セルフロウリュウ』は利用者が自由に水をかけることができるシステムです。
【アウフグース】ドイツ発祥のサウナ室でのパフォーマンス
『アウフグース』は『ロウリュウ』と混同されることが多いのですが、別のものです。
『ロウリュウ』によって発生した蒸気をタオルやうちわなどで扇ぎ、熱風を起こすことを『アウフグース』といいます。
【熱波】熱波師が起こすサウナ室の風
『熱波』とは『アウフグース』で起こした熱い風のことです。
『熱波』を浴びることで、体感温度がさらに上がり、より汗が出るようになります。
この『熱波』を送る職人のことを『熱波師』と呼んでいます。
サウナグッズ用語 サウナをさらに楽しむための基本小道具
サウナを楽しむときは、ほぼ裸になるものの『サウナハット』や『サウナマット』といったマイグッズを持ち込んだり『ヴィヒタ』を楽しみにされている人も多いようです。
ここでは、そんなグッツに関するサウナ用語を紹介しましょう。
【サウナハット】100°Cの高温から頭髪を保護
『サウナハット』は、サウナ室で頭部を保護するために被るサウナ専用の帽子です。
サウナ発祥の国フィンランドでは普通に使用されていて、日本でも使う人が増えてきています。
サウナ室の内部は、上にいけばいくほど高温になるため、身体の中でも頭部は最も高温にさらされています。
高温によるのぼせ防止や、髪の毛を保護するため、帽子を被る人が多いようです。
ウールフェルト・タオル地・麻製のものがあります。
室内には座るため、段々状のサウナベンチが設けられていますが、一番低い段の足元が70°C、最上段に座った頭の位置は100°C近くになっています。
【サウナマット】サウナ室での快適性とマナーのために
『サウナマット』とは、サウナ室のサウナベンチに敷くマットのことです。
一般的に、サウナベンチは木製の場合が多く、長く座っているとお尻が痛くなってしまいます。
また、ベンチに直接座るのは衛生面でもマナーに反するため、柔らかいマットを敷いて快適さと衛生面を両立させています。
『サウナマット』については、施設側での用意もありますし、持ち込みも可能です。
【ヴィヒタ】森と湖の国で発祥ならではの心遣い
『ヴィヒタ』は、フィンランド語で白樺の枝葉をブーケ状に束ねたものという意味です。
サウナ室の壁にぶら下げてあり、森林の香りを楽しむと同時に『ヴィヒタ』で身体を擦ったり、叩いたりして、血行を促進し、心身をリラックスさせます。
前述しましたが、これらの行為は『ウィスキング』と呼ばれています。
美味しい用語 サ活の総仕上げはサウナグルメで
サウナの楽しみの一つに『ととのった』あとの食事があります。
感覚が研ぎ澄まされるので、何を食べても美味しく感じ、名物グルメの提供に心を砕く施設も多いようです。
ここでは『サ飯・オポロ』を紹介します。
【サ飯】サウナの楽しみはこれという人も
『サ飯』とは、サウナを終えたあとで食べる食事のことです。
サウナ施設内の食事処だけでなく、近隣の飲食店での食事も含まれます。
サウナのあとは、臓器の働きが活発になり、五感の感覚も研ぎ澄まされているため、何を食べても美味しく感じるといわれています。
大量の汗をかいたあとですから、濃い味つけのものや、水分の多いものがおすすめですね。
【オロポ】サウナ後の身体に染み渡る!サウナドリンクの基本
『オポロ』とは、オロナミンCとポカリスエットを混ぜた飲み物のことです。
1:1で混ぜるのが黄金比とされ、サウナのあとに飲みます。
ビタミンやミネラルを効率的に摂取することができて、サウナドリンクとして大人気です。
サウナ施設用語 サウナ愛のこもったサウナ用語の数々
サウナの施設に関しても、サウナ用語があります。
『サウナストーブ』や『サウナストーン』はそのままですが『玉座』や『産湯』とは、どんな意味があるのでしょうか?
【サウナストーブ】これがなければサウナが始まらない重要設備
『サウナストーブ』は、サウナ室を温めるための熱源です。
薪・ガス・電気を使用するものがあります。
薪だと炎が見えるので、視覚的にも楽しめ、癒し効果もありそうです。
【サウナストーン】サウナ室での補助熱源・パフォーマンスでも大活躍!
『サウナストーン』は、サウナストーブの上に積まれている石のことです。
石が熱を抱えることにより、サウナ室の補助熱源にもなり、ロウリュウを行うときに水をかけるのもサウナストーンになります。
耐熱性の高い花崗岩や、セラミック素材の石が使用されています。
【玉座】サウナ王たちが鎮座する熱々のスペース
『玉座』については、何となく想像できるかもしれません。
そうです、サウナ室で最も熱さを感じることができる場所のことです。
牢名主みたいな感じもしてしまいますが、一般的にはサウナベンチの最上段になり、背面や左右の壁による輻射熱が集まるところが『玉座』になります。
【産湯】サウナーたちによるサウナ愛を感じるサウナ用語
サウナを利用して、初めて『ととのった』体験をした施設や、サウナーになるきっかけを与えてくれた施設は、サウナーから『産湯』と呼ばれています。
サウナ愛に溢れた素晴らしい表現ですね。
サウナ用語の上級編 サ活で経験したい貴重な体験用語
サウナ用語の上級編は『羽衣・あまみ・トントゥ』を紹介します。
『羽衣』と『あまみ』はサウナ効果による特定の状態を指しますが『トントゥ』とは、一体なんのことなのでしょうか?
【羽衣】サウナ用語における詩的表現の極み、繊細で1分間だけの出会い
『羽衣』とは、サウナの基本形を行う中で、水風呂に入っているときに身体の表面にできる温かい膜のことです。
サウナ室で温められた身体の周りだけ水風呂の水が温かくなり、冷たさを感じなくなります。
ただ『羽衣』は非常に薄くて脆いため、水風呂の中で動くと、すぐに剥がれてしまいます。
【あまみ】何も知らなければ驚愕してしまう貴重なサウナ体験
『あまみ』は、サウナの基本形を行う中で、皮膚の表面にできる紅白のまだら模様のことをいいます。
サウナ室で身体が芯まで温められ、水風呂で血管がひき締められることにより現れるといわれ、サウナーのあいだでは『あまみ』が出たサウナは、高評価されるということです。
語源は、富山県の方言だそうで、富山では皮膚にできた斑点のことを『あまみ』と呼んでいます。
なかなか出ないのですが、キリンのような模様です。
【トントゥ】サウナを愛するサウナーたちの遊び心
『トントゥ』とは、フィンランドに伝わる妖精のことです。
まさか、妖精が出現するとは!?
不意を突かれた人も多いのではないでしょうか。
『トントゥ』は、幸せを呼ぶとされていて、ときにはサウナ室に住みつき、サウナを楽しむ人々を見守っているといわれています。
サウナ用語の番外編 サウナに集まってしまう迷惑な面々たち
上級編のあとは番外編でしょうか。
最後は、ちょっと迷惑な人たちを表現しているサウナ用語『ドラクエ・マフィア・かけず小僧・汗流しカットマン・サウナゾンビ』を紹介します。
聞いただけで、碌でもない人たちという印象を受けますね。
【ドラクエ】水風呂や外気浴スペースを占拠、周りが見えない冒険者たち
『ドラクエ』といえば、一般的には大ヒットした楽しいゲームです。
しかし、サウナ用語における『ドラクエ』は、大人数でやってきて、ゲームキャラのように、常に連れだってゾロゾロと動く迷惑な人たちのことをいいます。
サウナは、リラックスして、リフレッシュしたい人たちが集うところです。
昔からサウナの基本形をしているときは、単独行動や黙浴が暗黙のルールとされています。
彼らの出現により、最近は集団行動を禁止する施設も増えてきているということです。
【マフィア】問答無用の無法者
『マフィア』とは、サウナ室の温度を勝手に上げたり、ほかの利用者の同意を得ずに『セルフロウリュウ』をしてしまう行為のことをいいます。
【かけず小僧】 サウナでの基本マナーが守れない小悪党
『かけず小僧』とは、サウナ室から出たあと、汗を流さないまま水風呂に入ってしまうマナー違反をする人のことです。
『汗流しカットマン』ともいいます。
水風呂に入る前に汗を流しておくことは、水風呂の清潔さを保つために必要な最低限のマナーです。
『かけず小僧』にしても『汗流しカットマン』にしても、周りの人たちが不快な気持ちになってしまい、トラブルの原因にもなりますので、絶対にしないようにしましょう。
【サウナゾンビ】ととのえないときもある、潔さも必要
『サウナゾンビ』とは、サウナの基本形を無限ループで繰り返している人のことをいいます。
『ととのう』目安は、3周といわれていますが人それぞれです。
とはいえ、常軌を逸した回数は心身に悪影響を及ぼしてしまいます。
『サウナゾンビ』は、ゾンビのように意識朦朧となり、ととのえずに施設をさまよい歩いている人という意味です。
まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
サウナ用語を豆知識として知り、あるいは、再確認していただけましたでしょうか。
フィンランドで発祥したサウナは、2000年以上の歴史があるといわれています。
対して、日本におけるサウナの歴史は浅く、最初のお店がオープンしたのは1957年だということです。
それ以降、サウナの愛好家は徐々に増えてきましたが、日帰り温泉施設が充実するようになり、あの『ととのう』という言葉の登場がサウナブームを一気に加速させ、さらに多くの愛好家を獲得しました。
『ととのう』だけではなく『サ活』や『サ飯・産湯』といった愛情を感じるサウナ用語の数々も大いに貢献していると思います。
こうして考えてみると、言葉というものは、とても大切なものだと実感できますね!