人気のキーワード
★隙間時間にコラムを読むならアプリがオススメ★
みなさんは、お香を焚いたことがありますか? 「まったく使ったことがない!」という方や「日常的にお香を焚いて、香りを楽しんでいる」という方など、さまざまだと思います。なかには、「お香は体に悪い」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
そこで、今回のコラムでは、お香は体に悪いのか、人体への害はあるのかについてわかりやすく解説していきたいと思います。またあわせて、お香を安全に楽しむための正しい方法や、心身へのメリット、おすすめのお香アイテムなどについてもご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、お香への正しい知識を身につけてくださいね。
それではさっそく、お香の人体への害についてご紹介していきましょう。お香の効果を最大限に得るために、ぜひお香の有害性も知っておきましょう。
お香は可燃物ですので、火をつけると煙が発生します。お香の煙は良い香りがしますが、その煙には有害成分も含まれています。それは、発がん性物質のひとつと考えられている「ベンゼン」という成分。お香には、このベンゼンが多く含まれていると言われています。
また、ベンゼンのほかにも、目、鼻、喉の炎症や呼吸器疾患に関連するホルムアルデヒドが含まれていることもあります。
そのほか、喘息や気管支炎などの呼吸器疾患へのリスクが懸念される粒子状物質が含まれている可能性もあります。
ちなみに、ベンゼンについては、仏壇に供えるお線香や夏場に使う蚊取り線香と比べても、お香に多く含まれていると考えられています。お香を1時間燃焼したあとの部屋のベンゼン濃度は仏壇用のお線香の約2倍という実験結果も出ています。
お香の香りを長く楽しみたいと思って、お部屋のドアや窓を閉めてしまうという方もいるかもしれません。しかし、これは危険です。閉め切った部屋でお香を焚くと、煙が充満してしまいます。煙の濃度が上がれば有害性も高まってしまいますので、気をつけましょう。
ここまでお香が体に与える悪影響やお香の有害性についてご紹介してきました。体に悪い、と聞くと「お香って怖い!」と思ってしまうかもしれませんが、正しい方法を知れば安全にお香を楽しむことができますよ。
まずは、お香の選び方から。「お香」とひとことで言っても実はさまざまな種類があるんですよ。
先ほどご紹介したとおり、お香にはベンゼンやホルムアルデヒドが含まれていることがあります。しかし、すべてのお香にそれらの有害成分が含まれているというわけではありません。
こうした有害成分を含まない、天然の植物由来の成分からつくられているお香を選んでみましょう。そのようなお香は、ナチュラルインセンス、と呼ばれることもあります。お香を選ぶ際に、箱などに書かれている原材料名をチェックするのを習慣にすると良いですね。
ナチュラルインセンスは、害が少ないだけでなく香りも上質だといわれています。普通のお香と比べると少しお値段は高くなってしまいますが、品質がとても良いので、お値段以上の価値があるでしょう。
お香の成分だけでなく、形にも注目してみましょう。
細長いスティック型のお香は、燃焼時間も短いです。また、折って使うこともできるので、自分で燃焼時間を調節できるのも魅力。煙の出が繊細で、激しく燃えないようなお香もありますよ。ただし、スティック型のお香は、特に長い場合は倒れやすいことに気をつけましょう。
小さな三角形のようなコーン型のお香は、ほかのお香と比べて香りが強く、広がりやすいのが特徴。香りがきつくなりすぎてしまうこともあるため、特に換気に気をつけましょう。
蚊取り線香のような渦巻き型のお香は、燃焼時間がほかのお香と比べて長いことが特徴。焚いていることを忘れないようにしましょう。
続いて、安全にお香を焚く方法をご紹介します。
先ほどからご紹介しているとおり、お香の煙のなかには有害成分が含まれていることもあります。そうした煙がお部屋のなかに充満してしまわないよう、窓などを適度に開けて空気のとおりを良くしましょう。
お香の長さや種類によって燃焼時間はさまざまですが、どのようなタイプのお香であっても、長時間使用しすぎないようにしましょう。長い間使っていると、鼻が疲れてしまい、香りがわかりにくくなることがあります。
また、長時間使用することにより、布製の家具やお洋服に香りがうつってしまうことも懸念されます。
紙・布・洋服など、燃えやすいものの近くでお香を焚くことは避けましょう。火事など、思わぬ事故につながりかねません。
また、おうちに小さなお子さんやペットがいる方は、彼らの手が届かないところで焚くようにしましょう。やけどを負ってしまう可能性があるからです。また、人間にとっては良い香りでも、ペットにとってはストレスを感じる香りである場合もあります。
なお、お香の香りがペットにどのような影響を与えるかについて気になる方は、ペットの種類や香りの種類などをぜひかかりつけの獣医さんに確認してくださいね。
また、お香を焚くときだけでなく、保管するときにも小さな子どもやペットが届かない場所にしまっておくようにしましょう。
お香には、体と心に対するメリットもありますよ。正しくお香を使って、メリットを最大限に得たいですね
お香の香りには、交感神経のはたらきを抑え、副交感神経のはたらきを優位にするという特徴があります。副交感神経が優位にはたらくことで、スムーズな眠りに入りやすくなるのです。特に、ラベンダーの香りは気分をゆったりさせてくれる効果があるといわれていますよ。
ゆっくりと眠ることができれば、体力も回復して次の日も朝から元気に活動できるはず。
お香を焚く大きなメリットは、ストレス低減につながるということでしょう。特に、天然の植物由来のお香の場合は、心を落ち着けることができ、深い癒しにつながります。
また、上記のとおり副交感神経が優位になることで、体だけでなく心もリラックス状態になるんです。
もちろんご自分の好きな香りを選んでいただくのが一番ですが、ストレス軽減にはラベンダーや、ヒノキ、サンダルウッドなどの香りがおすすめですよ。
最後に、『倭物やカヤ』で取り扱っているおすすめのお香アイテムをご紹介します。気になるものがあれれば、ぜひみなさんの暮らしに取り入れてみてくださいね。
古都、京都に拠点を置くお香メーカー『香彩堂』との共作で生まれたこちらのアイテム。厳選された和の香りでリラックスできます。香りを「聞く」日々を楽しむことができますよ。江戸時代に流行した香道の中で使われた「香の図」と「浮世絵」のデザインもおしゃれで、持っているだけでワクワクするはず。
厳選された天然白檀と原料を調合したお香。品の良い香りが楽しめます。ロングタイプなので、御仏前はもちろん、お部屋に置いても自然となじみやすく素敵です。金木犀・桜・竹・沈香・白檀・木蓮・蓮などの香りがあるので、お好きなものを選んでみてくださいね。
お香には、人体へ悪影響を及ぼす可能性のある成分が含まれていることもあります。しかし、植物由来のお香を選んだり、換気をしっかり行ったりすることで、その危険性を減らすことができます。ご紹介したとおり、お香はデメリットだけでなくメリットもあります。
お香を使ってみたいと思った方は、ぜひ最後にご紹介したアイテムもチェックしてみてくださいね。正しくお香を楽しんで、暮らしに取り入れてみましょう。
みなさんは、お香を焚いたことがありますか?
「まったく使ったことがない!」という方や「日常的にお香を焚いて、香りを楽しんでいる」という方など、さまざまだと思います。なかには、「お香は体に悪い」という話を聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
そこで、今回のコラムでは、お香は体に悪いのか、人体への害はあるのかについてわかりやすく解説していきたいと思います。またあわせて、お香を安全に楽しむための正しい方法や、心身へのメリット、おすすめのお香アイテムなどについてもご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、お香への正しい知識を身につけてくださいね。
目次
お香は体に悪いって本当?人体への害について解説
それではさっそく、お香の人体への害についてご紹介していきましょう。お香の効果を最大限に得るために、ぜひお香の有害性も知っておきましょう。
煙の有害成分について
お香は可燃物ですので、火をつけると煙が発生します。お香の煙は良い香りがしますが、その煙には有害成分も含まれています。それは、発がん性物質のひとつと考えられている「ベンゼン」という成分。お香には、このベンゼンが多く含まれていると言われています。
また、ベンゼンのほかにも、目、鼻、喉の炎症や呼吸器疾患に関連するホルムアルデヒドが含まれていることもあります。
そのほか、喘息や気管支炎などの呼吸器疾患へのリスクが懸念される粒子状物質が含まれている可能性もあります。
ちなみに、ベンゼンについては、仏壇に供えるお線香や夏場に使う蚊取り線香と比べても、お香に多く含まれていると考えられています。お香を1時間燃焼したあとの部屋のベンゼン濃度は仏壇用のお線香の約2倍という実験結果も出ています。
換気の面から
お香の香りを長く楽しみたいと思って、お部屋のドアや窓を閉めてしまうという方もいるかもしれません。しかし、これは危険です。閉め切った部屋でお香を焚くと、煙が充満してしまいます。煙の濃度が上がれば有害性も高まってしまいますので、気をつけましょう。
安全にお香を楽しむ方法
ここまでお香が体に与える悪影響やお香の有害性についてご紹介してきました。体に悪い、と聞くと「お香って怖い!」と思ってしまうかもしれませんが、正しい方法を知れば安全にお香を楽しむことができますよ。
選び方
まずは、お香の選び方から。「お香」とひとことで言っても実はさまざまな種類があるんですよ。
植物由来のお香を選ぶ
先ほどご紹介したとおり、お香にはベンゼンやホルムアルデヒドが含まれていることがあります。しかし、すべてのお香にそれらの有害成分が含まれているというわけではありません。
こうした有害成分を含まない、天然の植物由来の成分からつくられているお香を選んでみましょう。そのようなお香は、ナチュラルインセンス、と呼ばれることもあります。お香を選ぶ際に、箱などに書かれている原材料名をチェックするのを習慣にすると良いですね。
ナチュラルインセンスは、害が少ないだけでなく香りも上質だといわれています。普通のお香と比べると少しお値段は高くなってしまいますが、品質がとても良いので、お値段以上の価値があるでしょう。
お香の形状をチェックする
お香の成分だけでなく、形にも注目してみましょう。
細長いスティック型のお香は、燃焼時間も短いです。また、折って使うこともできるので、自分で燃焼時間を調節できるのも魅力。煙の出が繊細で、激しく燃えないようなお香もありますよ。ただし、スティック型のお香は、特に長い場合は倒れやすいことに気をつけましょう。
小さな三角形のようなコーン型のお香は、ほかのお香と比べて香りが強く、広がりやすいのが特徴。香りがきつくなりすぎてしまうこともあるため、特に換気に気をつけましょう。
蚊取り線香のような渦巻き型のお香は、燃焼時間がほかのお香と比べて長いことが特徴。焚いていることを忘れないようにしましょう。
焚き方
続いて、安全にお香を焚く方法をご紹介します。
とにかく換気に気をつける
先ほどからご紹介しているとおり、お香の煙のなかには有害成分が含まれていることもあります。そうした煙がお部屋のなかに充満してしまわないよう、窓などを適度に開けて空気のとおりを良くしましょう。
長時間の使用に気をつける
お香の長さや種類によって燃焼時間はさまざまですが、どのようなタイプのお香であっても、長時間使用しすぎないようにしましょう。長い間使っていると、鼻が疲れてしまい、香りがわかりにくくなることがあります。
また、長時間使用することにより、布製の家具やお洋服に香りがうつってしまうことも懸念されます。
焚く場所に気をつける
紙・布・洋服など、燃えやすいものの近くでお香を焚くことは避けましょう。火事など、思わぬ事故につながりかねません。
また、おうちに小さなお子さんやペットがいる方は、彼らの手が届かないところで焚くようにしましょう。やけどを負ってしまう可能性があるからです。また、人間にとっては良い香りでも、ペットにとってはストレスを感じる香りである場合もあります。
なお、お香の香りがペットにどのような影響を与えるかについて気になる方は、ペットの種類や香りの種類などをぜひかかりつけの獣医さんに確認してくださいね。
また、お香を焚くときだけでなく、保管するときにも小さな子どもやペットが届かない場所にしまっておくようにしましょう。
お香には体と心に良い効果もある!
お香には、体と心に対するメリットもありますよ。正しくお香を使って、メリットを最大限に得たいですね
安眠
お香の香りには、交感神経のはたらきを抑え、副交感神経のはたらきを優位にするという特徴があります。副交感神経が優位にはたらくことで、スムーズな眠りに入りやすくなるのです。特に、ラベンダーの香りは気分をゆったりさせてくれる効果があるといわれていますよ。
ゆっくりと眠ることができれば、体力も回復して次の日も朝から元気に活動できるはず。
ストレス低減
お香を焚く大きなメリットは、ストレス低減につながるということでしょう。特に、天然の植物由来のお香の場合は、心を落ち着けることができ、深い癒しにつながります。
また、上記のとおり副交感神経が優位になることで、体だけでなく心もリラックス状態になるんです。
もちろんご自分の好きな香りを選んでいただくのが一番ですが、ストレス軽減にはラベンダーや、ヒノキ、サンダルウッドなどの香りがおすすめですよ。
安全で心安らぐお香
最後に、『倭物やカヤ』で取り扱っているおすすめのお香アイテムをご紹介します。気になるものがあれれば、ぜひみなさんの暮らしに取り入れてみてくださいね。
聞き和香
古都、京都に拠点を置くお香メーカー『香彩堂』との共作で生まれたこちらのアイテム。厳選された和の香りでリラックスできます。香りを「聞く」日々を楽しむことができますよ。江戸時代に流行した香道の中で使われた「香の図」と「浮世絵」のデザインもおしゃれで、持っているだけでワクワクするはず。
百楽香
厳選された天然白檀と原料を調合したお香。品の良い香りが楽しめます。ロングタイプなので、御仏前はもちろん、お部屋に置いても自然となじみやすく素敵です。金木犀・桜・竹・沈香・白檀・木蓮・蓮などの香りがあるので、お好きなものを選んでみてくださいね。
メリット・デメリットを知って、正しくお香を楽しもう
お香には、人体へ悪影響を及ぼす可能性のある成分が含まれていることもあります。しかし、植物由来のお香を選んだり、換気をしっかり行ったりすることで、その危険性を減らすことができます。ご紹介したとおり、お香はデメリットだけでなくメリットもあります。
お香を使ってみたいと思った方は、ぜひ最後にご紹介したアイテムもチェックしてみてくださいね。正しくお香を楽しんで、暮らしに取り入れてみましょう。